「大好き、―」
「っ」
その門の片隅で、犯人はこれが落ち着いたら、自分は屋上から飛び降りようと決意していた。
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とある都会の町のはずれ、大きな家の物置部屋にエラは住んでいた。
パーティーのある日、昼過ぎから姉たちはドタバタし始めた。姉たちはエラに、写真しか見せていない髪型や遠くの部屋にあるアクセサリーを要求した。準備が終わった二人の様子を見たエラは
「うっわ、あれだけ時間かけてダサいの?あれで最上級のつもりなのか…かわいそ」
と思った。エラは母が残してくれた余所行きのワンピースや髪飾りを身に着け、軽くメイクをして三人の目を盗んで車のトランクに入った。が、継母に見つかり、髪や服をぐちゃぐちゃにされてしまった。
A「じゃあねぇ、おやすみぃw」
「そんなぁ……ハァ最悪」
魔「おおう、酷い有様だね、レパロ」
「えっ、魔法使い⁉」
魔「うん、えっと…パーティーに行きたいけど意地悪な継母とその娘たちに髪も服もダメにされたんだよね?」
「あ、はい。どうにかなりませんか?」
魔「おけ、任せて‼ビビデバビデブー‼」
(ピアノ:ビビデバビデブー・できれば照明落とす5~10秒)
「わあ、凄い‼」
執「エラさん、お乗りください。私エラさんに懐いていた野良犬のダンです。運転手は隣の乗馬クラブでエラさんが世話をしていたライです」
運「よろしくお願いします」
「あの、ダンとライなの‼」
魔「パーティーは二時まであるけどその魔法は日付が変わったら解けてしまうから十分前には会場を出ることを勧めるよ。それと……招待状も直しといたから、はい。行ってらっしゃい‼」
「ありがとうございました」
(ピアノ:夢はひそかに)
園「すごいでしょ‼パパの友達の息子のためのパーティーよ‼」
蘭「わあ、本当ね」
小「綺麗な女性が沢山いるな」
蘭「もう、お父さんは静かにしてて……あら?遅れてきたあの子可愛いわね」
園「あら、ほんとね」
コ「あそこのけばけばしいお姉さんたちを警戒してるみたいだよ」
蘭「本当ね…どうしたのかしら?」
御「ねえ、この後のダンスタイムのペアにならない?」
「え、?なんであなたと踊らなきゃいけないの」
御「お願い、一曲でいいから」
「まあ、そんなに言うなら、いいわよ」
それまで賑やかだったパーティーの会場は事件現場へ変わり、サイレンの音が響いていた。
小「刺されたのはー・—さんですね?では事情聴取を行います。そこの二人、姉妹ですかね?悲鳴が上がった時姿が見えませんでしたがどちらに?」
その言葉を皮切りに事情徴収が始まった。この屋敷にある防犯カメラの映像も見たが、既に加工されているのか、それとも直接手を下していないのか、犯人らしき人物は見当たらなかった。容疑者は三人に絞られた。ツンデレラの継母(名前)と、ホワイトハッカーの男、それから御曹司だった。そして、普段の様子を聞いた毛利小五郎は犯人を名指した。
小「ー・—さんを刺したのは継母さん、あなたです!あなたの普段の接し方からして相当嫌っていたのでしょう。証拠として、今日来た時に彼女はあなた方を警戒していました。そして、多くの人が集まるこのパーティーで殺そうとしt」「おおっ!眠りの小五郎だ!」
小(コ)「と、言いたいところではありますが違います。継母さんは
小(コ)「いや、証拠ならあります。
遺体の周り、足跡が残っていたのを覚えていますか。誰の靴とも一致しなかった謎の足跡。外部からの侵入がない限り、靴を履き替えたとしか思えません。」
御「でも!僕の靴は変わっていないんじゃないか?これはオーダーメイドの特注品だ。全く同じものを用意する事は不可能だろう?」
小(コ)「確かにそうです。しかし、おかしい点が一つあります。パーティーの時うちのボウズがつまずいてジュースをこぼしてしまいましたよね。その際、あなたはその近くにいたためこぼれたジュースを踏んでしまったのを覚えていますか。その時のシミ、見せてもらえますか。」
御「ああ………そうです。殺せば、誰の者にもならないでしょう?でも、後から気づくもんなんですね。好きな人には生きていてほしいって……お願いします。最後に、屋上に行かせてください」
警「まあ……」
「え、なに?勝手に殺さないでくれる?生きてるわよ‼気になるんなら服めくって調べてみなさい!」
御「え……エラ?」
「そうよ。あなたが私の事が好きすぎるから来てやったわ」(この前に後ろで魔法使いがもう一度現れ、ヴァルネラ サネントゥールを唱える)