コミュニケーション下手くそな金属生命体が個性の少年がヒーローになる話   作:シェリーザ

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此方でもクリスマス編を書こうかと思いまして。七割ネタ回ですね。

それでゾシアの方でのクリスマス回ですが…こちらでは書きません。そこまで話が進んでないのじゃ…


【番外編】雄英のクリスマス

15:このすばでいいですとも!

クリスマスが今年も

 

16:星々巡る不死鳥

やってきましたー!!

 

17:火継ぎの大正剣士

中居さーん!!

 

18:不運過ぎるごとき氏

オーロラカーテンのせいで時間感覚が終わってたが、もうそんな時期か…

 

19:雄英の金属生命体

今日は皆でクリスマスパーティの予定です

 

20:第八世界存在いーすん

>>19

楽しそうですね!

 

21:人修羅モドキのネイティブアース

クリスマスかぁ…コレと言った思い出がないな…

 

22:マガニャン

妖怪ウォッチの世界にもサンタは居ますからね〜、…なんでか毎年手伝いさせられてますけど

 

23:パラロス・アギト

俺の世界ではそんな呑気な事言ってられないのがなぁ…

 

24:一般特色ニキ

>>23

右に同じく

 

25:新世紀鉄血ゲリオン

>>23

俺もMA潰しで忙しいね

 

26:引き換えチケット

>>25

確か鉄血ニキの世界は使徒が全員いなくなってなのかしら?

 

27:新世紀鉄血ゲリオン

>>26

ああ、馬鹿親父殴り飛ばして原作を終えたが…モビルアーマー対処が面倒臭えよぉ!バルバトスやマルコシアスとか色々使ってるけど複数機相手にするのは大変なんだYO!!

 

28:秘封の闘牛ライダー

なんでこの人モビルアーマー複数機をまとめて相手できるの?

 

29:ありふれない星狩り

>>28

初号機とシンクロ率が臨界突破カーニバルしてるから

 

30:星々巡る不死鳥

Let's go!いける、まだまだ、ファイトおー!

Let's dance いくよー、We're gonna.make it!!

 

31:鯖太郎

>>30

違う違う、そうじゃ、そうじゃなーいー

 

32:とあるりんご頭

んまそれは置いといて…クリスマスか、俺も黒子ちゃんに何か用意しないとな

 

33:公安のBLACKSUN

クリスマスは碌なことがないですよ…

 

34:隣人A

>>33

それは貴方のところだけでしょ

 

35:新世紀鉄血ゲリオン

クリスマス…ガンダム…ポケ戦…うっ、バーニィ…!!

 

36:星々巡る不死鳥

もう戦わなくて良いのよー!!

 

37:雄英の金属生命体

ポケ戦の話をクリスマスの時期にしないでください…悲しくなります…

 

38:このすばでいいですとも!

辛くなるよな…

 

39:第八世界存在いーすん

ポケ戦ポケ戦…これですね、ポケットの中の戦争。………話の大筋はわかりましたけど、ノーコメントで

 

40:一般特色ニキ

ポケ戦ってどんなのですか?

 

41:新世紀鉄血ゲリオン

…悪い、この時期にポケ戦の話はちょっと出来ねえや…

 

42:不運過ぎるごとき氏

…ガンダム作品な訳だ、壮大な話なんだろう…

 

43:火継ぎの大正剣士

>>42

当たらずも遠からずなんだよなあ…

 

44:引き換えチケット

…まあ、ポケ戦は…ねぇ…

 

45:幻想の白侍

サンタ部隊としての準備を終えた故に参入したが…タイミングを間違えたな…

 

〜〜〜〜〜

 

「飾り付けはこんな感じかな、切島君!ツリーの飾り終わったよ!」

 

「お、ならライトとかの調整頼むぜ!」

 

「了解!」

 

季節は肌寒い冬、色々あった1、2学期を終え…分裂体を旅に出させ、サグメの告白を承諾し恋人となった刹那は雄英の学生寮にて冬の一大イベントであるクリスマス、そのパーティの為の飾り付けを1-Aの皆と協力して行っていた。

 

「緑谷、パーティの開始時刻はいつだ?」

 

「えっと、17時からこの大広間でやるよ。かっちゃん、ちゃんとプレゼント交換用のプレゼントを用意した?」

 

「んなモンテメェに言われなくてもしっかり用意しとるわ!!」

 

 

 

「お茶子ちゃん、楽しみだね!」

 

「うん、やっぱり皆でこういうのできると楽しいよね!」

 

「ケロッ、それについては賛同するわ」

 

 

 

「…こういう光景をいつまでも見る、ってのも…悪くはないかな」

 

緑谷や爆豪、葉隠や蛙吹達の楽しそうなやりとりや雰囲気を見て、コレも悪くないと思う刹那。リボンズやELSとの戦いを経て、自分がこの世界に居ても良いかと葛藤していた彼だ。そうなるのも幾らかは頷ける。…魔王?そんな奴は居なかった。

 

「…私の告白がなかったら、宇宙に旅に出てたくせに」

 

「うっ…だ、だって僕の力はこの世界には過ぎた力だし…」

 

「…その力を自由に制御して、扱ってるのは誰かしら?」

 

「僕ですね、はい。…サグメさんには敵わないなぁ」

 

そんな彼に言葉の棘で痛いところを突くサグメ、刹那はなんとか言い訳しようとしたが結局駄目だった。とはいえELSの力はどんな世界(ヒロアカ以外の世界)でも強大で規格外なものであるが。それを制御して扱えているだけでも誇って良いんだよ君は。尚そんな微笑ましい2人のやり取りを…

 

「…リア充死すべし!!」

 

「この季節なら同調してくれる奴はいるだろうけどよ峰田…鋼華相手にそれは悪手だろ…」

 

「っていうか、コイツ何回もデスティニーで爆破されてるのに懲りないなマジで」

 

影で見て居た峰田、上鳴、瀬呂。峰田の恨み言に文化祭の時と似たような事を彼に言って嗜め、瀬呂は瀬呂で峰田の精神の強靭さに恐れ入ってる。確かにコイツ、パルマで何回も爆破されてるはずなのに懲りずに刹那に恋愛関係の恨み言垂れ流す辺り普通にヤベー奴である。そんな彼は今回パルマの餌食になるのだろうか。

 

「上鳴ー、ちょっと手伝ってくんない?」

 

「お、分かったぜ耳郎。…悪いなお二人さん、俺は呼ばれたから行ってくるぜ」

 

「「…」」

 

「「アイツに抜け駆けされるのは絶対許せんわ」」

 

この3人の結束は儚いものだった。

 

〜〜〜

 

そうして全員がサクサクとパーティの準備を進めていき…開始時刻の17時となった。会場である寮の大広間には緑谷や刹那を始めとした1-Aの生徒達21人がおり全員がソフトドリンクの入ったグラスを持っている。

 

「音頭は頼むぜ緑谷!」

 

「ぼ、僕がするの!?」

 

「緑谷君が1番頑張ってたんだ、君が音頭を取ったって誰も文句は言わないさ!」

 

「飯田君…わ、わかった、それじゃあ…乾杯!」

 

『乾杯!!』

 

1-Aの代表とも言える緑谷に音頭取りを任せる切島、飯田。緑谷は乗り気ではなかったのだが、2人の後押しと周囲の視線に押された結果音頭取りをしたのだった。

 

「この肉美味え!!誰が作った!?」

 

「あ、僕だよ」

 

「鋼華か、バイトの成果が出てよかったな」

 

「うん、ありがとう尾白君!」

 

 

 

「あ〜お菓子食べたいなぁ〜!」

 

「いや先にデザート食ってどうすんだよ」

 

「だって砂藤君のクッキーもキャンディも美味しいんだもん!」

 

「砂藤さんの言う通りですよ、お二人さん。デザートは後で食べてください」

 

「「はーい…」」

 

 

 

「そういや飯食った後ってどうすんだ?」

 

「皆で行う宴…贈物交換…!」

 

「プレゼント交換って素直に言えば良いものを…」

 

「ま、まあそれが常闇君だから…」

 

と言った感じでまずは食事を楽しむ生徒陣、刹那は日々のバイトの成果を出せたようで尾白に褒められて嬉しそうにしており、デザートを食そうとする女子2人を宥める砂藤と八百万。そしてこの後のイベントについて話している轟、常闇、上鳴、緑谷。まあそんなこんなでゴタゴタは起きず、皆で食事を楽しみ片付けも終えた後…

 

「それじゃあ始めよう、プレゼント交換会☆」

 

「ケロッ、ちゃんと用意してきたわ」

 

「テメェ等覚悟しやがれ!!」

 

「爆豪のプレゼントが怖えなぁ…」

 

今回のクリスマスパーティの目玉イベント、プレゼント交換会。皆それぞれプレゼントを一つ用意し、マークのあるタグをつけた後今度は皆で各々クジを引きクジのマークと同じマークのタグがついてるプレゼントを開けると言うベーシックと言えばベーシックな方法で始まった。

 

全員のプレゼントは形状や大きさは全て異なっており、ワクワクが止まらないだろう。タグつけ係の刹那、クジ制作係の障子は心の内では楽しみにしており待機中の生徒達も皆楽しそうに待っている。そしてクジが完成し、プレゼント交換会の幕が上がった。最初にクジを引くのは…

 

「それじゃあ青山君、レッツゴー!」

 

「皆のプレゼント、楽しみにさせてもらうよ☆」

 

どうやら出席番号順で引くらしく、意気揚々とくじの入った箱の中を漁る青山。彼が少し念入りに漁って取り出したのは、星マークのついたクジ。

 

「あ、星マーク!」

 

「僕にお似合いなのさ☆」

 

「星マーク、星マーク…これだね。どうぞ青山君」

 

「ありがとう☆」

 

自分にお似合いのクジを引けたからか少々喜ばしそうな青山。刹那から渡されたプレゼントはやや大きめのもの。青山がプレゼントの封を丁寧に解くと中からよくデパートなどで見る箱が姿を表し、蓋を開けると…

 

「ゼリーセットだね☆ゼリーと言えば…」

 

「私のだね、青山ちゃん」

 

「無難なものが来たな」「よくある奴だねー!」「でもこう言うのが1番なんだよな」

 

赤や緑、橙や紫色のゼリーが入っている俗に言うゼリーセットであり、青山はゼリーセットをプレゼントに選ぶ人物、蛙吹に視線を向ける。蛙吹も肯定しており、開幕安定なプレゼントという事で皆不安になる事なく始まった。

 

「次は私だねー!」

 

「間違えて酸出してクジを大惨事にしないようにね」

 

「分かってるよ!」

 

クジ引き二番手は芦戸、このイベントを1番楽しみにしている人物と言うこともありそのワクワクから酸でクジを溶かさないように釘を刺す葉隠に笑って返答をする芦戸。彼女は特に漁ることもなく箱に手を突っ込んだ数秒後、すぐにクジを引く。

 

「お、これは鋼華君のユニコーンのマーク!」

 

「ユニコーンユニコーン…これですね」

 

「ありがとー!それで中身は…」

 

彼女が引き当てたユニコーンのペイントマークのタグがついてるプレゼントは少し小さいが縦に長いもので、芦戸も封を丁寧に解き現れた箱の蓋を開けると…

 

「わっ!?すごく高そうな蕎麦つゆだ!?」

 

「あ、俺のだな」

 

「轟君かぁ、確かに轟君なら蕎麦つゆにしてそうだけど…それ、高くない?」

 

「大丈夫だ…親父に無理やり買わせた、老舗店の国内産鰹節のだしを使った無添加つゆだからな」

 

「それは本当に高い商品の説明だよ、轟君!?」

 

箱の中から現れたのは蕎麦つゆの入った質素な見た目の瓶であり、これをプレゼントに選んだのは轟で確定した。刹那は轟なら選ぶかもと、と思いつつも轟が高くないものと豪語する故に念押しで聞いてみれば…ガチでめちゃくちゃ高そうな蕎麦つゆでありそれにツッコミを入れる緑谷。尚轟の説明を聞いた芦戸は青ざめてるものとする。

 

「た、大切に使っていこうっと…」

 

「ケロ、次は私かしらね」

 

「次は梅雨ちゃんだね」

 

芦戸が震える手で蕎麦つゆ瓶を抱えている中での三番手の蛙吹、彼女はあらかじめ手袋をしてから箱の中を漁り…芦戸と同じく長く漁らずすぐに箱から手を出す。

 

「カラスのマークね、誰のかしら」

 

「カラスですね、カラスは…これですね!」

 

「…まあまあ大きい箱ケロね」

 

彼女の当てたカラスのタグがついたプレゼントは2人よりもかなり大きいもので、少しドキドキしながらも封を開け蓋を開ける蛙吹。そのプレゼントの中身といえば…

 

「…リ、リンゴが沢山…」

 

「俺のだな、この為にリンゴを購入し、ダークシャドウに持たせて運んできた」

 

『フザケンナ!!』

 

「りんごの箱詰めかぁ、なんか皆思ったより高そうな買い物してそうだな…」

 

…真っ赤な真っ赤なリンゴであり、箱の側面には『ふじ』と書かれている。冬に美味しいリンゴだね。リンゴの山には蛙吹も圧倒されており、常闇は誇らしそうに、酷使されたダークシャドウはブチギレていた。そんなダークシャドウの苦労は誰にも労われないまま四番手の飯田となる。

 

「委員長、面白いのを当ててくれよ!」

 

「君達、これは面白がるものではないんだぞ!」

 

「真面目だな…」

 

彼も後続の人のことを考えてか長く漁らずサッとクジを引き、マークを確認していく。

 

「これはハロのマークだな、鋼華君!僕のはハロのマークだ!」

 

「ハロですね、えっと…あ、これです!」

 

「ありがとう!では早速…!」

 

刹那からプレゼントを渡され、丁寧に封を開けていく飯田。彼のプレゼントの中身は…

 

「ほうれん草や果物、大豆など…これは一体?」

 

「お、俺のを当てたか委員長!」

 

「これは瀬呂君のものかい?」

 

「おうよ、健康食材セットだ!」

 

『…』

 

「ん?どうした皆?」

 

「いや…」「瀬呂君がそう言うの選ぶなんて…」「意外だなって…」

 

「終いには泣くよ俺?」

 

瀬呂が用意した健康食材セットであり、そう言うのを重視している飯田にとって非常にありがたいものだったろう。…まあ瀬呂がそんなものを用意するなんて、と皆に思われていたようで本人は悲しみに暮れていたようだったが。それはさておき五番手の麗日の番になる。

 

「お茶子、いっきまーす!」

 

「麗日さん!?」

 

彼女の個性は指先で触れたものを無重力にしてしまう個性なのでそこに気を遣いつつ箱の中身を漁っている。…無重力状態は自分で解除はできるが、それでもまとめて解除して疲労を貯めるよりかは断然マシだろう。

 

「私はこれ!」

 

「トランプのダイヤモンドですね、確かこれでしたね」

 

「それじゃあ開けるね!」

 

麗日が引いたのはトランプのダイヤモンドのマークであり、麗日は楽しそうにプレゼントを開けて行くと…中からオールマイトを模したぬいぐるみが現れた。このプレゼントを見た1-Aは誰がこれをプレゼントに選んだかすぐに理解した。

 

「あ、僕のだ」

 

「これデク君の?ありがとうね、大切にする!」

 

「そ、そう?よかった…」

 

オールマイト人形をプレゼントに選んだのはやはり緑谷のようで、麗日は嬉しそうにしており緑谷もはにかみながら安堵する。この様子に爆豪、峰田は除いてほんのりとしていたのだが爆豪がお怒りになりそうだったので麗日の次である尾白が苦笑しながらクジの箱に手を入れる。

 

「えっとだな…よしコレか」

 

「ジオン軍の国旗ですね、はい!」

 

「ありがとうな、鋼華。さて中身は…」

 

尾白が引いたのはジオン軍の軍旗に描かれているあの模様がついてるクジであり、刹那からプレゼントが渡される。そうして尾白は武道者の面もあるだろう、封を丁寧に開けて行くと…

 

「これは…機動武闘伝Gガンダムの漫画…!?まさか鋼華なのか!?」

 

「いえ、僕は違いますよ!?」

 

「じゃあ誰が…」

 

「お、それは俺だな!」

 

中から現れたのはGガン本編が描かれている漫画、全26巻セットとなかなかなレアモノのプレゼントであった。これにはあの尾白も動揺を隠しきれておらず、こういうのをプレゼントに選ぶかもしれない刹那に聞く…が、彼はそれをプレゼントにしていないようで、なんとGガンの漫画をプレゼントにしたのは切島であった。

 

「俺とか緑谷とかに当たってなかったらどうするつもりだったんだ…」

 

「悪ぃ悪ぃ、けどよ…技を真似できなくても話自体や、メカデザインがすごく面白え王道漫画なんだぜ!なら布教するのも良いなって思ってプレゼントにしたんだよ!」

 

「それは良いんだが…ガンダムとかのこういうのってかなりのプレミアが付くだろうし…それに良いのか?多分Gガンの漫画ってこれ一つしかないんじゃ…」

 

「…尾白、お前の部屋に偶に読みにいって良いか?」

 

「やっぱりか…まぁ、別に良いんだが」

 

どうやら彼は今回の為に奮発したらしく、この世界ではかなりのプレミアがついてそうなGガン(本編)漫画全巻セットを尾白君に贈呈した。…とはいえ彼も読み切っているわけではないそうで、後日尾白の部屋に入り浸る切島が目撃される事に。それはさておき此処からは尺などの問題で一部生徒以外はダイジェスト形式でお送りさせてもらう。

 

上鳴…キャラメルセットとドッキリ系番組のCDセット(葉隠)

サグメ…ミュージックプレイヤー(耳郎)

切島…シャインマスカットの山(峰田)

砂藤…握力グリップ(尾白)

障子…やたら眩しいダイナモ充電式の懐中電灯(青山)

耳郎…ロック系統のミュージックCD(上鳴)

瀬呂…たこ焼き器&たこ焼きピック・ハケ(障子)

常闇…守り人シリーズ全巻(八百万)

轟…数多のオクラ(芦戸)「ニチリンヨー!」

葉隠…ビーフシチューのルーと具材(飯田)

爆豪…和食定食屋の割引券の束(麗日)

峰田…デスソース入り50ml瓶×3(爆豪)

八百万…永遠亭特製団子セット(サグメ)

 

…といった感じでプレゼント交換が行われた。峰田の用意したプレゼントが真面目なものだったのに、受け取ったプレゼントが地獄であるというのは黙っておこう…そして障子のプレゼントを使ったタコパが後日行われた。それはさておき省かれた刹那、緑谷だが先に緑谷の時から書いていこう。緑谷の番では…

 

「プレゼントも残り少なくなってきたね…えっとクジは…これ!」

 

「これは連邦軍の軍旗のものだね、はい!」

 

「ありがとう鋼華君、さて中身は…「ハロォォォ!」わっ!?」

 

「ハロハロ!ハロハロ!」

 

緑谷がプレゼントの封を開けると、中から黄緑色の球体が飛び出し、緑谷の前に飛び出す。突然の球体に皆が驚くが、その球体が出す音声に緑谷が正体に気づく。

 

「ハロ!?じゃあコレまさか…!」

 

「あ、ハロだ。それは僕のだね」

 

「コンバンハ出久!コンバンハ出久!」

 

「こ、こんばんはハロ君!」

 

ハロをプレゼントに選んだのは刹那であり、ハロの挨拶に緑谷も少しおどおどしつつも挨拶を返す。ハロは緑谷の腕の中でコロコロ転がっており楽しそうにしている。

 

「…っていうか鋼華君!?ハロをプレゼントにしても良いの!?これ君の分裂体とか…」

 

「大丈夫だよ緑谷君、それは僕が開発したただのハロだから!ダブルオーやSEED、ファーストのハロの機能を全部載せした優れものに仕上げておいたよ!」

 

「それクリスマスプレゼントの領域超えてるよね!?費用とか大丈夫!?」

 

「廃材を再利用したりしたから大丈夫だよ!」

 

『そういう問題じゃない!!?』

 

どうやらこのハロ、刹那の分裂体などではなくただのハロだそうだが、よくよく考えると分裂体から生産するより資材を利用しての製作の方が費用が高いのでは…?と思う1-Aの生徒諸君。これに対して刹那は廃材利用などをして費用を軽くしたようだがそれでもこんな場でPONと渡すような性能に収まってない事に1-Aの爆豪を含む皆は思わず声を上げてしまった。

 

しかしながらこの緑谷のプレゼントを好ましく思っていなかった者がこの場に居た。それが…

 

「………」

 

「…鋼華君、稀神さんが凄く睨んできてるんだけど…」

 

「後で僕が色々やっておくから、緑谷君は気にしなくて良いよ」

 

刹那と付き合ってる事を公言しているサグメ、彼女は緑谷の受け取ったハロに羨望の眼差しを向けておりハロも心なしか震えているように見える。…彼女の恋人である刹那がどうにかする事でその場は何とか鎮められた。

 

そして刹那の番…彼が当てたプレゼントと言うのが。

 

「うーん…これだ!」

 

「あ、ソレスタルビーイングのマーク!それじゃあ、はい!」

 

「ありがとう緑谷君、さてさて中身…あれ?プレゼントが2つ?」

 

何とソレスタルビーイングのマークのあるタグがついてるプレゼントが2つあるようで、1つは非常に大きく、もう1つはかなり小さい。そしてそのプレゼントを見た砂藤が反応する。

 

「あ、それを当てたのは鋼華か!とりあえず小さい方から開けてくれ、大きい方は後のお楽しみだから」

 

「分かったよ、砂藤君。さて中身は…」

 

どうやら大きい方のプレゼントは後の楽しみ、と言う事で一旦放置。先に小さいプレゼントを開ける事に。さてその中身は…

 

「…わぁ!コレ砂藤君1人で作ったの!?」

 

「おうよ!今回初めて挑んだ、誰が当てても良いように作った…ブッシュ・ド・ノエルだ!」

 

「…あ、だから僕に『料理器具に擬態してくれ!』って言ったんだ」

 

丸太のケーキの上に砂糖菓子で作られたサンタ、トナカイが乗っているブッシュ・ド・ノエルと言うケーキであり砂藤曰く初挑戦で作ったんだそう。初挑戦とは思えないクオリティに刹那以外の皆が感嘆の声を上げており、砂藤は誇らしそうにしている。

 

「鋼華のおかげでサンタとトナカイの砂糖菓子が上手く作れてな!感謝してるぜ、鋼華!」

 

どうやら刹那のおかげでケーキの上のサンタ、トナカイを巧く作れたようで刹那もその言葉に前に砂藤が自分の元に尋ねに来た事を思い出す。…といった感じであった。それはさておき…プレゼント交換が終わったのだが、刹那が先程当てた大きなプレゼントが一つ残っていた。

 

「結局コレは何なんだ、砂藤?」

 

「コイツか?コイツはなぁ…」

 

砂藤にコレは何だと尋ねる切島、対する彼はその質問を待ってましたとでも言うように、プレゼントの封を開けていき中身が顕になる。その気になる中身と言うのが…

 

「うおっ!?デケェな!?」

 

「凄っ!?これも砂藤君1人で作ったの!?」

 

「いや、コレは流石にランチラッシュさんに手伝ってもらったぞ」

 

『す、すげえええ!!!』

 

その中身というのが4段重ねのタワーケーキであり、それぞれの段に苺やオレンジなどの果実や1-Aの生徒を模した砂糖菓子が飾られている。砂藤とランチラッシュ協力のクリスマスケーキ、それを理解した1-Aの皆は轟や爆豪などの冷静やらそういうのに興味が薄い者達は除いて歓びの声を上げた。…それと緑谷が受け取ったプレゼントに不満を示してたサグメだが、上から2段目に自身と刹那を模した砂糖菓子が隣り合って飾られている事にご満悦な様子だった。

 

「切り分け係!障子、切り分け係を頼む!お前なら公平に切り分けれるだろ!!」

 

「落ち着け瀬呂、こんな所で贔屓したりはせん」

 

「ケーキ!ケーキ!」

 

「落ち着いてください、そんなに慌てなくてもケーキは逃げませんわ」

 

ケーキの食べたさに涎が垂れている一部の面々を宥める障子と八百万、砂藤はそんな面子を見てやれやれと息を吐きつつも、自分もその場に向かう…

 

『砂藤君、少し話があるんだけど』

 

「俺の脳内に直接…!?…って、鋼華か…そういやお前にはソレ(脳波会話)があったな…久々過ぎて忘れてたぜ」

 

向かう前に脳波経由で刹那から声を掛けられ、驚きのあまりに声を出してしまうが1-Aの皆はケーキに夢中だったので誰も気づかなかった。それはさておき、砂藤が声を出さないようにしつつ、脳波会話に専念する。

 

『…それで、話ってなんだ?』

 

『砂藤君から貰った、ブッシュ・ド・ノエルなんだけど____』

 

〜〜〜〜〜

 

「……」

 

クリスマスパーティ終了後、皆で片付けて後は個々の部屋で集まったり就寝したりと別行動を始める中、何故か無言でエントランスのソファに座っていたサグメ。彼女は今回のクリスマスパーティにて、プレゼント交換会で自分の好きな人である刹那に自分のプレゼントを取ってもらえず、更には刹那のプレゼントも引けないで終わったのである。それ故に彼女は意気消沈としていた。

…引き摺り過ぎるのも考えものだがな!

 

「あ、居た居た…サグメさーん」

 

「…どうしたの、刹那?両手に何かを持って…」

 

そんなサグメの近くに刹那が近寄っていく。彼は両手に何かを持っているようで、サグメがそれに尋ねると…彼はまずは右手のものをサグメが座るソファの近くのテーブルに置く。置かれたものというのが…

 

「…!これって、砂藤君のブッシュ・ド・ノエルじゃ…!」

 

刹那がプレゼント交換会にて受け取ったプレゼント、砂藤お手製のブッシュ・ド・ノエル。サグメはこれに少し驚いていたのだが、ケーキに乗ってるものを見て更に驚く。元々はサンタとトナカイの砂糖菓子が乗ってたのだが…今乗っているのはタワーケーキに乗ってた刹那、サグメを模した砂糖菓子。刹那はサグメの反応を見て少し笑いながら話をする。

 

「はは、実は…」

 

 

 

『砂藤君から貰った、ブッシュ・ド・ノエルなんだけど、サグメさんと一緒に食べて良いですか?』

 

『…なんだ、その事か。そんなの良いに決まってるぜ、そもそもそのケーキはお前がクジ引きで勝ち取ったものなんだ、所有者のお前が余程の食い方をしない限り、どう食べようが文句を言うつもりはねえよ』

 

『…!ありがとう、砂藤君!』

 

『別に良いって事よ、今度からはお前の痴話話に俺を付き合わせるんじゃねえぞ』

 

『はは…』

 

 

「…って感じで、ちゃんと本人から許可も貰ってるよ」

 

「……そう、それじゃあ明日砂藤君に御礼を言いに行きましょう」

 

「うん、そうだね。それと…はい、これ」

 

刹那の回想を聞き刹那と砂藤のお言葉に甘えて自分もケーキをいただく事にしたサグメ。砂藤へのお礼を明日言う事にもして、あとは仲良くケーキを食べる…名前に。刹那が左手に隠していたものをサグメに渡す。

 

「これは…金属造花?」

 

「うん、色々調べて頑張って造ってみたんだけど…どうかな?」

 

彼が渡したのは金属の瓶のようなものに入った、何枚もの花弁を持つ白い花の植物達。サグメはコレを見た後一瞬で刹那の金属造花と見抜き、刹那もそれを肯定する。

 

「…この花は…見覚えはあるのだけど、名前を忘れてしまったわ…」

 

「この花はアザレアと言う花だそうです、それでこの花の花言葉なんですが……『貴方に愛されて幸せ』、だそうですよ」

 

「そうなのね………!?!?」

 

「いつも僕の方がやられてるので、今回は…と思ってね」

 

「……確かにやられたわ…」

 

金属造花に選ばれた花、白のアザレアの花言葉の意味を知り顔を真っ赤にするサグメ。まあ確かに普段は刹那の方がサグメに振り回されてたりはしてるので、偶にはこう言う意趣返しも悪くはないだろう。サグメは少し顔が赤いままだが微笑んで、

 

「…ふふ、大切に飾らせてもらうわね」

 

「うん、サグメさんならきっと上手く飾れるよ」

 

造花を受け取り、それに笑って返す。こうして2人だけのプレゼント交換が終わ…

 

「…そうだわ、刹那…顔を出してくれる?」

 

「?良いですけど…」

 

「…」スッ

 

「………!?そういう不意打ちは卑怯じゃないですか!?」

 

「…ふふっ。油断してる方が悪いの、…メリークリスマス、刹那」

 

「…ま、まあそうなのかな…?…そうですね、メリークリスマス、サグメさん」

 

その後2人がブッシュ・ド・ノエルを仲良く食べさせっこをしている光景に砂糖を吐く事になった轟、爆豪、峰田以外の1-Aの諸君であった。尚轟は普通に見ており、爆豪は部屋で寝ており、峰田は血涙を流しながらデスソーストラップを作るも自分が引っ掛かって地獄を見ていた。




クリスマスに何をしようが…俺達の自由だ!!(死んだ目)

もこたん♂の方も含めて正月エピソードは書けるか分からないです()。

次回作についての候補

  • ゾ・シアの古代スタート東方
  • 転生霖之助in三雲修
  • 仮面ライダーシリーズ(初の試み)
  • 魔法科高校×AC(ナインボール=セラフ)
  • 私にいい案がある!!
  • もこたん♂の番外編を頼む
  • モンハンのクロス
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