黄金世代の白雪姫   作:サリエリキキ

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楽しくなくなり本作を書けなくなりました。
ここで終わります。


もう無理です。

明けた2013年。馬主さんに吉報が届いた。

美しい栗毛の1歳馬を社大から返還されたのだ。それも戦後の混乱で失われていたと思われていた御料牧場の血を引いた馬を。

断絶したと思われていた御料牧場の血を大切に繋ぎ、気性良好な産駒が生まれると大切に育てあるべき所に返還する。

名実ともに社大こそが日本一の牧場である。

殺意以外の感情を無くした宮内庁からの視線など、馬主さんに手を握られて感謝していただき、感涙する吉沢氏には何ほどでもなかっただろう。

 

そして、この年、アリスワンダーは中央を主に走ることとなった。

「JRA理事長、お前も、か」と宮内庁に官僚仲間の裏切りを見せつけられた顔をさせたJRA理事長による年始の挨拶(※直訴とは公式文書に書いちゃ駄目なのである)により、中央を走ることにしたのである。

その為に、G2アメリカジョッキークラブカップから川崎記念(※交流重賞)へとカッポカッポし始めた。

フェブラリーSと交流重賞合せて4戦しながらカッポカッポ

アルクオーツスプリント走ってから、中二週で中山グランドジャンプ走り、中一週で春天走って、さらに中一週で福山の瀬戸内賞走って、中一週で浦和のさきたま杯走って、中一週で旭川の旭川杯走って、中一週で帝王賞へと向かったのである。

伝統ある交流重賞及び中央レースだけを走る珍しい姿にファンは歓声を上げて応援し、「勝ってみせる!春天なら勝てる!」と、ローテーションのおかしさを既に気にしなくなった血走った目をした日本競馬界は迎え撃った。

 

『おお?どうした?なんかみんなおかしいぞ?とんでもないスロータイムだ』

【おかしいですね。アマちゃんの美貌にみんなやられたのかな?】

 

リハビリがてら解説席に座る柴野騎手ですら、疑問一杯な声を春天で上げることになった。

騎手に逆らい脚を速めないオルフェーヴルやゴールドシップなどの牡馬たちの姿に。

 

『直線、アリスワンダーが加速し始めた。オルフェーヴルは?ゴールドシップは?どうした?三冠馬と二冠馬どうしたぁ!?他もぉ!?走れよぉ!?後ろから女ガン見してんじゃねぇ!!!』

【なんつぅレースだ。牡馬は調教再審査だなコレは。アマちゃん以外は調教再審査だ】

 

最後の直線、思わず実況が絶叫し、解説の柴野の騎手が呆れた声を出す。

 

『悠々とアリスワンダー。一人旅。3200をカッポカッポしました!鞍上は初天皇賞制覇!ガッツポーズしております!』

 

かくてスプリンターアリスワンダーは春天を制した。

若旦那さんから馬主さんに天皇杯を渡される光景に、観客は拍手し、牡馬はみんな調教再審査となった。

 

 

その後も勝ち続け、5歳春戦線を終え78戦77勝。G1・19勝。J・G1・4(日本障害G1)勝。jpn1・4勝。

まさに神話だった。

 

 

 

去勢しろ牡馬ども!!!

そんな咆哮と

アマちゃん頑張れー

が混じりあってたな競馬場。

 

ウマ娘ではアマちゃんが美貌で狂わせたことにしたがな。アニメでもアプリでも。

 

『騙されるな! ソイツは、「こんな長い距離走ったこと無いのですが、みんなに良いところ見せたいので最後の直線まで一緒にゆっくり走っていただけませんか。少しだけでも」と自分の美貌を武器にした挙げ句。

「かかりましたね」と直線で俺たちを差しきって春天手にした悪女だ! 

 騙されても後悔しないスケベな身体と美貌に騙されるな! 騙されても許しちまうどころか嬉しくなる綺麗な身体と顔に騙されるんじゃない! 

 つーか! お前! 俺より歳上じゃねーか! なのに、ガキの体して恥ずかしいと思わないのかよ! 若作りすんな! ババ──』

うん、アレおったててたからねゴルシ。いや、牡馬みんな。

マジでアニメの通りコレかも。

 

世紀の珍レースだからなあ。

 

熊さんや馬主さんや臼井最強が喜んでたから良いかなって。

 

オラァ、ウマ娘のオルフェーヴルがアリスワンダーに対してはめっちゃキョドるの好き。

 

童帝オルフェ良いよね。

 

「その」

「はい」ニコニコ

「いや、良い天気だな、と」

「……オルフェーヴルさん」仕方ないなあの笑顔

「はいっ」

「良ければ買い物をご一緒にしていただいても」

アリスワンダーに徹底フォローしてもらう童帝オルフェ。

 

二頭から産まれた産駒が激強だからホイホイ絡ませるサイケ。

 

まあ、オルフェはBCクラシック制したあとに雄魅せるから

 

地方と障害に金と客を呼び込んだアリスワンダーが中央走るのに色々言われてたけど、結局は地方カッポカッポしたな。

 

だって、馬主さんの馬だもの

 

 

 

夏は今年は海外に行かず、地方巡りに地方重賞を19戦19勝しながらカッポカッポしたアリスワンダー。

この年のスプリンターズステークスに向かい、遂にロードカナロアと激突する。

 

ロードカナロア。昨年の香港スプリントや今年度のアメリカはアーリントンスプリントを制した馬である。

海外含めてG1·5勝。

昨年のスプリンターズステークスから不敗の短距離王者。

同年代のアリスワンダーとは巡り合わせの妙により激突しなかった王者が遂に激突する。

改修した中山競馬場に押し寄せた20万人の競馬ファンはそのレースを心待ちにしていた。

 

『アリスワンダー! アリスワンダー! ロードカナロア! やはりこの二頭だ! 

 溜色に紫の勝負服! 日本でただひとつだけの勝負服! アリスワンダーがロードカナロアと競り合う! 

 他は来ない! 7馬身以上! スプリント戦とは思えないほど離した! 

 二頭だ! 遂に戦うことになった二頭の争いだ! 

 最強スプリンターを決めるべく! 

 世界を制した二頭が満を持して戦う! 

 中山の直線はどちらに微笑むか!』

 

そのレースは壮絶なものになった。

直線手前でロードカナロアに並びかけたアリスワンダーに対して、一歩も引かないパドックで馬立ちしたロードカナロア。

直線ずっと彼らは競り合った。

 

『競り合う!競り合う!鞍上は鬼の形相で鞭を飛ばす!

ずっと並んでいる!並んだままーーゴールイン!

どっちだ!どっちが勝ったぁ!』

 

結果はロードカナロアの鼻差勝利。僅か2cmだがロードカナロアが勝利したのだ。

最強スプリンターの称号はロードカナロアのものに…………とはならなかった。

このレース直後、アリスワンダー陣営というか、馬主席から身を乗り出すように応援していた馬主さんは香港スプリントに登録したからである。

次戦は秋天、そして香港スプリント、そして有馬記念。

しばらく休ませながら調教つもう。

初めて、アリスワンダーは馬らしいローテーションを組んだのである。

 

 

 

 

 

 

 

記念すべき100戦目にして遂にスプリンターの頂点にたったのである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よくやったな」「ありがとう」「オペラオーをよく」「オペラオーも本当に」

引退式でもずっと泣き続けて号泣しか出来ねえリュージをテイエムオペラオー陣営が囲んでいる姿は何時見ても感動的だ

一緒に合同引退式をしたドットさんが「おまえが!?オペラオー!?」という目で見ているのも含めて

 

リュージってみんな口にしなかったからなwww

 

リュージの肩に手を当てながら厩務員さんが「オペラオーと、本当に」と号泣し続けたらねえ

 

そして、みんなテイエムオペラオーに対しては「オペ、ありがとう」「オペよくやったな」「オペ、嫁さん沢山来させるからな」とオペとしか呼ばねえのだ。

 

感極まってあんなことになったらしいなあw

 

それを見て聞いていたドットさんがリュージをオペラオー扱いするのは仕方ねえwww

 

俺らからしても馬はオペで乗っている人間がオペラオーにしか聞こえねえwww

 

あの合同引退式以降ドットさんはリュージを敵扱いするようになったからなあ

 

オペラオーは賞金額30億越えだからなあ。今の価値に充ててもアルブラクに次ぐ2位

 

 

 

 

 

 

 

アリスワンダーとロワイヤルプリンスとホワイトステイシス姉弟の猛追

 

それさえも――ただ一人の少年と勝利の約束をしたオルフェーヴルには届かなかった

 

『オルフェーヴル!オルフェーヴルだぁ!目に焼き付けよう!これこそがオルフェーヴルだああああ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絡みつく 藤の蔦をば 踏みならし 自由へ連れし 天止雨(ヒーロー列伝より/詠み人今上帝)

 

極めて簡易な和歌を詠われた

 

 

 

 

 

 

「え?陛下は国家鎮護とか豊作祈願とかの儀式止めようとしているの?」と疑問を抱くだろう。

(当時は貴族層)が疑問を抱くように仕向ける。

日本史上最強の宮廷政治家藤原道長の真骨頂があっ

 

 

「何で勝てたんでしょうね。え、何で勝てたんだろ? アマちゃんの美貌に雄がやられたのかな

 

 

アリスワンダーは東北の神社で神になっとるからなあ。

 

生きてる時からな

 

馬主さんの馬を預かるから特例で定年延長された臼井調教師と違って

 

神宮は陛下と縁深いからな

 

 

笠松の引退式で一周予定を無視して二周したアンカツがその背に乗った

 

 

それはそうと、唯一海外から賞賛された大里騎手が口下手で非競馬界出身者な為、相変わらず日陰に居たりしたのも日本らしい。

今では当たり前に行われている、管理馬の耳に小型発信装置を付けた田柳調教師も「海外ですら始めたばかりだろ」と、先進的過ぎたため警告処分されたのも日本らしい。

何よりも、賞金の5%を厩務員の手当に貰える暗黙のルールがあるために、厩務員が強い馬を奪い合い厩舎の空気を悪くさせるだけでなく、担当以外の強い馬を攻撃して怪我させてしまう事が良くあるなどの致命的な内実もこの時は手付かずだった。

 

そういう競馬村とさえ言われる競馬界の空気は、この世界線のように、オグリキャップ・ホワイトグリントという稀代のアイドルホースが風穴を開げて、呼び込んだ新しい馬主たちにより競馬町になるか。

他の世界線のように、売上と客数減少で、村を移転縮小して心機一転で新しい村を作らざるを得なくならなければ変わらなかった。

 

 

226とか515の青年将校もこんな分かりやすい君側の奸なら良かったのにな。

 

青年将校に期待するな。

「何故彼ら青年将校がこういう思考をしたかというと、そう教わっていたからである。植民地半歩手前の幕藩体制から(武力によって)君側の奸(幕府)を除いて明治天皇の元で挙国一致し、日清日露を経て列強の末席を占めるに至った成功体験を様々な形で教わっていたからだ。

そんな彼らは、元勲亡き後バラバラになっていた日本も『君側の奸』を排除すれば昭和天皇の元で挙国一致体制を築けると確信していた。

当時の挙国一致最大の障害が、予算を通すために何度も政権を潰し、遂にはテロや武装蜂起を行い政府首脳を殺害した対抗不可能な国内二大武装組織、陸海軍。即ち、自分たちそのものが『君側の奸』だとは、理解しないまま彼らは撃った。

ほんのすこしでも政治や経済を理解していれば、自分の意見と違えば殺しに来る対話不可能な武装組織が国軍。それが健全で安定した政府に絶対に繋がらず自分達の首を締める事になると理解出来た。

教務を始める。我々は悪しき例から学ぼう。納税者に給料泥棒と言って貰い続けるために。」

自衛隊でこんな前置きの教育受けたほど、想像力とか視野の広さに一切無縁な存在が青年将校だ。いや、当時の軍部や政府も、青年将校が撃ち殺した老練な政治家たち以外そうなのだが(震え声)

 

陛下が激怒されて賊軍にした連中と自衛官が同じなら怖えよ。

 

安心してくれ。皆ドン引きした。自分達と意見が異なるというだけで、齢80を超えた老人を、自国の大臣を、その家を完全武装した軍隊で包囲して、支給された武器で、国税による武器で殺害する。ただ上官に従っているだけで何をするのか一切説明していない部下を巻き込んで。

下衆であり卑劣であり理解不能な存在。端的に言ってテロリスト。それが一般的な自衛官による戦前のアレな青年将校の評価だ。

 

そりゃあ良かった。しかし、何でそんな事に。

 

自分たちが頭と成るためにそうなるようにした元老が現役に居なくなったんだもの(震え声)

 

責任者不在になった組織がマトモに動くはずないんだよなあ。明治憲法に明記されている通り陛下は何処までも権威だし(震え声

 

チートが自分がやり易いようにシステム作り上げて居なくなったらどうなるかを、戦前日本は教えてくれる。

 

 

 

 

 

ただただ疲れました。

最後に。

https://www.jra.go.jp/company/about/outline/growth/pdf/g_22_01.pdf

もしくは、「競馬売上推移」でググる。

頼むから自分でJRAの公式発表見て調べるくらいしてくれ。

そうしたら、サンデー旋風が吹き荒れると同時に日本競馬が崩壊していったの分かるだろ。

ディープインパクトも同じだよ。現役の頃見ろ客も売上も取り戻せなかったじゃないか。

ディープインパクトもサンデー旋風の一角なんだよ。

スマホでネットで馬券買えるようになるまで売上は回復してないよ。客はずっと戻ってないよ。

あと、ウマ娘効果は凄いけどまだブームってほどじゃないよオグリキャップの時ほど客も売上も跳ね上がってないだろ。公式発表自分で調べてよ。馬券買う大人でしょ。

そんなに自分が好きな馬を活躍させたいなら自分で書いてくれ。そして読ませてくれ。

あんたらが「何も言わないようにするから分かりやすく絵にして見れるようにしてくれ」ってセリフ信じてai絵作ってpixivに投稿して長年使ったアカウント削除されたよ。確認しなかった俺が甘かったけど、よくぞ嵌めてくれたな。もうこの話書かねぇよ

以上です

 

 

 

アリスワンダーは7歳まで走り、グランドナショナルも勝利。

ブラックキャビア、ロードカナロア、ジャスタウェイ、オルフェーヴル、ロワイヤルプリンス、トウケイサンセイ、ホワイトステイシス以外には敗れず。

153戦144勝 G1·33勝

現代競馬におけるバグとして神話になりました

 

 

6歳で、東日本大震災の日に生まれで3歳秋にして岩手で敵無しになっていたトウケイサンセイとマイルチャンピオンシップ南部杯でぶつかり敗北。

敗北必至と思っていたトウケイサンセイの強さに脳焼けして確信したトウケイサンセイ陣営が、岩手の外へ、中央へ海外へ向かう流れとなる予定でした。

ドバイのアルブラクと、トウケイサンセイへのリベンジを志したアリスワンダーと、ホワイトステイシスと、ラストグリント以外には中央でも海外でも負けず、アリスワンダーが盛り上げた地方競馬の光となるのがトウケイサンセイでした。

7歳にして遂にグランドナショナル走れる年になったアリスワンダーはグランドナショナルを勝利したあとは、弟のホワイトステイシスと戦いながら勝ち負けし、末弟ラストグリントとキタサンブラックという新世代と激突。

中山大障害を勝利して競馬場を去りました。

 

みなさん読んで頂きありがとうございました。

こんな形になり申し訳ありませんが、書くのが苦痛になりましたのでここで終わりです。

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