週刊少年ジャンプにて連載していた超人気漫画【鬼滅の刃】の世界に転生した男の物語


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メインで書いている作品の進行が詰まった時にチマチマ進めていたのがある程度溜まったので投稿してみました

鬼滅は一応原作を読んではいましたが細かい設定なんかはフワフワしているので色々とおかしい部分があるかもしれません
なんなら原作読んだのも結構前なのでそれ以外もフワフワかも・・・・・・・
そこら辺は暖かい目で見て貰えると有難いです


よくある話と小話

ひょっとこの面を付けた刀鍛冶から刀を受け取り鞘から抜く

 

「これは・・・・・・・・・・・」

 

「むぅ・・・・・・・・」

 

抜いた瞬間から徐々に変わっていく刀身の色を見て感嘆の声を出す刀鍛冶と苦々しい顔をする師匠(せんせい)

 

「・・・・・・・・・」

 

俺が今手に持っている刀の名前は日輪刀。人食い鬼を殺す為の武器でありその特徴は手に取った人物の肉体や剣術の素養によって刀身の色が変わるという別名【色変わりの刀】

 

そして俺の持っている刀の色は濃い紫色

 

 

どうやら俺はそう遠くない未来で起きる最終決戦で上弦の壱を相手にしないといけないらしい。まぁそれまで生きていられたらの話だが・・・・・・・・・・・・

 

 

 

日本という国の数多くある農村の一つに住んでいる夫婦の下に生まれた、そんなよくある話

 

家は決して裕福とは言えない米農家。だがしかし優しい両親の下ですくすくと育った、どこにでもある話

 

とある晩、と呼ばれる人食いの化け物に襲われるが両親が囮になってくれたお陰で命からがら逃げ延びた。これは表沙汰になってないだけでこの国では割とよくある話らしい

 

その後偶々近くを通りがかった鬼を殺す組織である鬼殺隊の人に保護された後、両親の仇とそれを生み出した鬼舞辻無惨を討つ為に師匠(せんせい)の下で修業を開始した。これも鬼殺隊ではよくある話らしい

 

修行を開始して2年くらい経った頃。打ち合い稽古で師匠(せんせい)の木刀が脳天直撃した衝撃で前世の記憶を思い出し自分が平成・令和の時代を生きた転生者でここが漫画の世界だという事を理解した。これは・・・・・・まぁよくある話だ。二次創作で二万回は見た

 

最終選別という鬼殺隊になる為の試験では知ってる顔は一人もおらず少しがっかりした。そこは、ほら・・・・・・煉獄さんなり錆兎&義勇とか原作では既に故人の胡蝶カナエとかがいるのが定番なんじゃないの?

 

最終選別は複数体の鬼が閉じ込められている山で試験期間中生き延びろという内容。落第=死とかクソブラックで草、試験内容の見直ししたほうが良いよお館様

 

 

話は変わるが鬼殺隊には全集中の呼吸と呼ばれる戦闘用の技術がある。特殊な呼吸法で身体能力を上昇させて人食いの化け物と戦う技術だ

 

そしてこの呼吸法というのはそれぞれ流派によって異なる。人によって得意な呼吸法、不得意な呼吸法があるのだ

 

師匠(せんせい)の流派は水の呼吸と呼ばれる流派で俺もそれを学んだ・・・・・・・・・のだが俺に水の呼吸の適正が無かった

 

正確には完全に無いという訳では無くて使えるには使える程度

 

元より水の呼吸は数ある流派の中でも歴史が古く、技は剣術の基礎に沿りつつも応用力も利くという事で初心者向けで使い手も多い

 

故に俺も適正の無い水の呼吸でも一応使う事ができ、師匠(せんせい)から選別に行く許可を得る程度には腕を上げる事が出来た

 

 

そして最終選別の当日。お館様の子供達から試験内容の説明を受けて山の中に入った

 

ここへ来て原作を知っている転生者がする行動と言えばまず考えられるのが手鬼と呼ばれる存在の討伐だ

 

主人公である竈門炭治郎の師匠への恨みから選別に来た兄姉弟子を狙って殺しに来る手鬼。こいつを倒す事が出来れば錆兎や真菰といった原作では死亡している人気キャラを生かす事が出来るかもしれないと思ったからだ。まぁ時系列的に既に手遅れの可能性もあるのだが・・・・・・・・・・・・

 

 

結果としては手鬼を見つける事には成功し、それと同時にこの時点で主人公はまだ鬼殺隊に入っていないという事が分かった

 

しかしながら俺は手鬼を倒す事は敵わず。返り討ちにあって命からがら逃げる事しか出来なかった・・・・・・・・・・・

 

長年この山で生き残って得た戦闘の経験、名の通り多くの手から繰り出される回避困難な攻撃の数々、そして単純に硬くて切れない首。仮に主人公補正があったとしてもよくもまぁ勝てたよ炭治郎・・・・・・・・・

 

その後は手鬼から受けた傷を癒しつつ偶に襲って来る雑魚鬼を返り討ちにしながら選別が終わるその日まで生き延びた

 

ダサい結果だとは思う、だがこの世は生きたもん勝ちだ。今の時代からしたら未来に生まれる偉い人が言っていたではないか【帰ろう、帰ればまた来られるから】と。

 

(・・・・・・・・・覚えてろよハゲ。強くなったらいの一番に殺しに行ってやるからよ。テメェは主人公に殺される前に俺が殺す)

 

選別合格の際に行われた自分用の刀を作る玉鋼を選んでいる時に俺はそう誓った

 

 

その後ボロボロになりつつも戻って来た俺を師匠(せんせい)は物凄く喜んでくれた

 

沢山褒めて貰い滅多に出ない豪勢な料理を食べさせてもらい、そして師匠(せんせい)秘蔵の酒を勝手に飲んでガチギレされて殴られた

 

選別を合格し鬼殺隊へ正式に入隊したと言っても選んだ玉鋼が刀となって俺の元に来るまでは任務は無い

 

俺はその時が来るまで選別に行く前以上に鍛錬を熟した。全てはあのハゲを、そしてその元凶たる鬼舞辻何とかを殺す為に・・・・・・・・

 

そんな生活を続けて数日後、ひょっとこの面を付けた刀鍛冶の人がやって来た。

 

刀を受け取り鞘から抜いて紫色の変わる刀を眺めて(きた)る未来にちょっと絶望した

 

 

そして話は戻り_________

 

「・・・・・・・・紫、ですか。藤色と言うには些か色が濃過ぎますが鬼を殺すには打って付けの色ですかね?」

 

「私も長年刀鍛冶をしていますがここまで見事な濃い紫色は初めて見ました・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・師匠(せんせい)?どうされましたか?」

 

俺の持つ日輪刀が紫色に染まったのを見て一言唸った師匠(せんせい)は沈黙を貫いていた

 

「もしや私が青色に刀を染める事が出来なかったからですか?ですが「いいや、そうではない」では・・・・・・・・」

 

「お前に私と同じ水の呼吸の適正が無いのは前々から分かっていた事だ。そこに失望何てものは無いしむしろ日輪刀をここまで見事に濃く染め上げた事を喜ばしく思う・・・・・・・・・だが」

 

「だが?」

 

俺が聞き返すと師匠(せんせい)は眉間に皺を寄せて顔を伏せながら口を開いた

 

「・・・・・・まだ私が現役の頃に聞いた話だ。日輪刀を黒と濃い紫に染めた剣士は出世をする事が出来ず、それどころか早死にするらしい」

 

「それは・・・・・・・・・・」

 

師匠(せんせい)の話を聞いて思ったのは「せやろな」だった

 

日輪刀を黒く染めた剣士といえば原作主人公の竈門炭治郎と鬼を生み出す元凶、鬼舞辻のトラウマである継国縁壱だ

 

継国縁壱に殺されかけた恐怖から鬼舞辻は積極的に継国の血縁と黒刀の剣士を殺し回った

 

そして濃い紫色は月の呼吸。継国縁壱の兄にして上弦の壱である黒死牟が作り出した呼吸だ

 

つまりは継国の血縁の可能性がある故に早々に殺された、もしくは黒死牟が同じ呼吸の者として腕試しに襲撃しているか・・・・・・・・・

 

(ハハッ・・・・・・・・人生ハードモード超えてルナティック突入か)

 

どうやら俺は最終決戦どころか序盤のステージでラスボスにエンカウントする可能性があるらしい。しかも青鬼ばりに殺意マシマシで

 

カァーッ!カァーッ!ニンムヤデー!ニンム!ヒガシヘムカエヤ!!

 

未来の暗さに思案していると外からそんな声が聞こえた。どうやら刀を受け取ってすぐさま鬼殺隊の任務に行かないといけないらしい

 

「弓槻・・・・・・・・・・」

 

師匠(せんせい)に呼ばれて外の方に向けていた顔を戻し頭を床に付くまで下げた

 

師匠(せんせい)、今までのご指導ご鞭撻有難う御座いました。貴方のお陰で俺は両親の仇を討つ術を手に入れる事が出来ました」

 

「・・・・・・・ああ」

 

頭を上げて師匠(せんせい)を見る

 

「実力は半人前以下で呼吸も分からない現状、ご安心してくださいとは決して言えません」

 

「・・・・・・・・・」

 

「ですが両親に繋いでもらったこの命、そう簡単に散らすつもりは毛頭ありません・・・・・・・・生きますよ、何が何でも。周りから生き汚いと貶されたとしても・・・・・・・・・」

 

俺は舌を出しながら親指で首を掻っ切る仕草をする

 

「無様に生き抜いた果てに鬼舞辻のハゲの首を斬って奴を嘲笑ってやりますよ」

 

それを見た師匠(せんせい)は軽く口角を上げて笑った

 

「そうか、それならば私はここで楽しみにして待っているとしよう・・・・・・・・・・泥に塗れた我が弟子が鬼の首魁を打ち取るその時をな」

 

「是非ともお楽しみに・・・・・・・それでは行って参ります」

 

「達者でな」

 

 

師匠(せんせい)の家を出て暫く。俺に就いた鎹鴉に着いて行く形で目的地に向かう道すがら、俺は考えていた

 

(月の呼吸、ぶっちゃけ型の名前とか全く覚えてないんだが・・・・・・・・・・・)

 

月の呼吸のイメージは早い、広い、数が多い。そして月のエフェクトがずるい

 

原作だと斬撃に小さい三日月が出ててその一つ一つが切れ味の鋭い回転ノコギリみたいな性能が付いてる感じ。しかも出る三日月はランダム

 

速い、広いは本人の腕前だとして月のエフェクトは呼吸なのか血鬼術なのか。そこら辺は原作でも明かされてなかった気がする

 

月の呼吸に限らず風や岩も終盤に出てきたという事で型の名前は全く知らない・・・・・・というより水と炎以外は殆どうろ覚えだ

 

そんな感じなので前世で漫画を見ていた故に大体のイメージ自体はあるのだが名前含めてそれをやれと言われても難しい訳で・・・・・・・・・

 

「一から作るしかないかぁ・・・・・・・流石難易度ルナティック、俺を殺す気満々だな」

 

「カァー?ドウシタン?」

 

俺の呟きに俺の担当として就けられた鎹鴉が俺を見る

 

「いやなに、生きるって難しいなって話だよ」

 

「ナンヤナンヤ、ショニチカラナヤミゴトカイナ。ソレナラココハジンセイケイケンホウフナイコサンニウチアケテミルノハドウヤ?」

 

そう言いながら鎹鴉の生駒ことイコさんが俺の肩に止まる

 

「人生経験て・・・・・イコさん鴉だから人生とは言わないだろ」

 

「・・・・・・・タシカニ。ジャアカラスセイ?」

 

「知らんがな・・・・・・・まぁいいや。取り敢えずは任務地までの案内を頼むよ。悩み事は任務が終わってからゆっくりじっくり考えるさ」

 

「ソウカ?ソレナラバアンナイリョウカイー!トバスカライコサンヲミウシナウンヤナイデー!」

 

そう言って俺の肩から飛び立つイコさん

 

「イコさん・・・・・・生駒・・・・・・・月の呼吸・・・・・・・・月・・・・・・あっ」

 

続こうと走り出そうとしたのだがふと思いついて立ち止まる

 

「・・・・・・・ははっ、そうだな。出来るかどうかは分からないけど取り敢えずは一つ決まったな。月の呼吸壱の型、名前は________」

 

 

 

旋空弧月だ

 

 

 

 

「・・・・・・・お前が今回の任務に同行するって奴か」

 

「________」

 

「あ?なんだ、俺のこのド派手で美しい姿に言葉も出ないか?そうだよなぁ地味なお前と違って俺様は_______」

 

「_____バツイチの神」

 

「よぉし、表出ろテメェ」

 

「寂しんぼか?一人で行けよ」

 

 

「貴方が邦枝弓槻君?」

 

「・・・・・・・花柱様?」

 

「花柱なんてお堅い呼び方じゃなくてカナエって呼んでくれない?歳も私の方が下でしょうし」

 

「・・・・・・・その花柱様が何の用でしょうか」

 

「んもう!・・・・・まぁいいわ。今日は貴方に一つお願いがあって来たの」

 

「お願い・・・・・・・?」

 

 

「・・・・・・・姉さん本気?」

 

「本気も本気!この人の使う突き技をしのぶが使える様になったら絶対力になると私は思うのよ!」

 

「俺、まだ了承してないんですけど・・・・・・・・?」

 

「駄目かしら?もしこの話を受けてくれるのなら叶えられる範囲で何でもお願いを聞くのだけど・・・・・・・・」

 

「何でも、ねぇ・・・・・・?」

 

「ああ!?コイツ今姉さんをいやらしい目で見たわよ!絶対碌でもない事考えてるに違いないわ!」

 

「お前は少し黙ってろ寸胴チビ」

 

「あ゛?」

 

「何でも叶えてくれる・・・・・・・確かにそう言いましたよね花柱様?」

 

「え、えぇ」

 

「それじゃあ暫く俺と一緒に任務行きましょうよ。お館様には此方から話を通しておくんで」

 

 

「あれー?何で君、女の恰好なんてしてるの?」

 

「・・・・・・・したくてしてると思うか?」

 

「全然。でも似合ってるよ?俺も君を見てすぐに男だと気付かなかったや」

 

「ハッハッハ!・・・・・・・・・くたばれ生物擬き」

 

 

「・・・・・・・貴様か。あの方が仰っていた月の剣士というのは」

 

「_______マジかよ」

 

「その腕前、どれほどのものか見てやろう」

 

「・・・・・・合格だったらどうするってんだ?」

 

「私からあの方に頼んで貴様を鬼にしてやろう。だが月の呼吸を汚す未熟者であるのならば・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・」

 

「惨めに、惨たらしく・・・・・・死ね」

 

「クソがッ!」

 

 

「環境破壊は気持ちいい______ゾイッ!!」

 

「コイツ!周りの木ごと僕の糸を!?」

 

「______っ!?」

 

「あん?お前は・・・・・・・・成程。ってことは・・・・・・へぇ。」

 

「・・・・・・?」

 

「君が例の子か。俺は邦枝、宜しくね?竈門タンジェロ君」

 

「た、炭治郎です・・・・・・・・・・」

 

 

「竈門禰豆子が人を食べた時は鱗滝左近次、冨岡義勇が腹を切ってお詫び致します」

 

「あ、じゃあ俺もそれで」

 

「______ッ!?」

 

「テメェはいきなり来て何言ってんだボケ!!」

 

「居酒屋で酒を注文するノリで言ってんじゃねぇよバカ!!」

 

「師匠?柱の席を私に押し付けた分際で何でここに来て何をほざいてやがるんですか?」




最後らへんは続き物でやるとしたらこんな感じかなぁと軽く考えてたのを殴り書き的な感じで書きました

軽い設定

名前:邦枝 弓槻
年齢:原作開始時点で23くらい
流派:月の呼吸
型:壱、旋空弧月(伸びる斬撃)
  弐、幻踊弧月(伸びる突き。少しだけ曲げたり出来る)
  参、残月(旋空を放つ居合。壱より技の出は早いが後隙が大きい)

名前の由来は国、月が入るがその漢字を使わないそれっぽい名前にしたかったから
一応は継国の家系で時透の遠い親戚
壱、弐の元ネタはワールドトリガー。参は軌跡シリーズ
原作の面子を崩したくない&仕事量がブラックすぎるので柱になる資格は持っているが拒否している、というか原作通りにするために弟子に押し付けた

そんな感じです。また気が向いたらというかメインが詰まったら続きを書くかも

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