「樺太侵攻軍は壊滅したらしいけど、私は出撃しなくて良かったのですか?」
「キル君、貴方は侵攻軍の様な使い捨てられる立場の人物じゃないでしょ」
「でも俺、皆みたいな能力があったりするわけでも無いし……」
「はぁ……なんででしょうね。貴方の強さは?」
キルの強さがわかってくると、キルを種牡馬みたいに活用するべきという意見がでたが、彼は無精子病という繁殖能力が皆無であると判明してしまった。
とんでもない強さなだけにヒーロー協会側はがっかりしたが、いまだに燻っている悪の組織の残党を倒すために活用され続けている。
「樺太共和国……それを支配しているブラックカンパニー……いつか倒すべき敵にならねぇかな〜」
キルとKが交わる事は無かった。
しかし、キルは成長を続け、後に怪人マッチの会場に乗り込んで怪人マッチの参加者を大虐殺する事件を起こしたりし、世界中の悪の組織を震え上がらせるのだった。
「こんなハズでは……」
日本で一時代を築いていたラブプラネットは会社が倒産していた。
内戦による影響もあるが、武装警察によってマークされ、徹底的な摘発の結果、ハニートラップを仕掛けていたことが露呈し、まず表の芸能事務所が倒産、闇市場に逃げ込んだ裏部分も、今まで引き抜き等で痛めつけられていたカラーコミュニティの残党と戦うことになり、一応勝つことは出来たが、主要なメンバーが戦死してしまい、見るも無残な結果となっていた。
その姿は一歩間違えたブラックカンパニーかもしれなかった。
こんなハズでは……と呟いていた社長らしき人物は失意のうちに自殺し、ラブプラネットは消失することになるのだった。
日本政府との紛争が起こって7年後、人口が100万人を突破したブラックカンパニーはついにホワイトが言っていた極東共和国を作るための軍事行動を開始。
ロシアの領土を切り取るが、勿論ロシア軍やロシアに根を張った悪の組織と戦闘状態となり、ブラックカンパニーも10万人近くの死傷者を出しながらも戦闘に勝利。
その時にKの姉のミキの居るミルクカンパニーを吸収することとなり、Kとミキは再会することとなる。
「海斗(Kの前の名前)! ちゃんと生きていたなら連絡しろ!」
「うっせぇ! こっちだって色々あったんだわ!」
Kと姉が激突した凄まじい姉弟喧嘩は各地に巨大なクレーターを作った。最終的にKが勝利したものの、姉のいる組織は吸収された先のブラックカンパニーでも優遇されるようになるのだった。