どうしようもありませんでした、スミマセン
ヒーロー志望の男子生徒が
例年ならこの時期には少しの落ち着きと、同中や個性のシナジーによって人間関係のグループができ始める頃合いのハズだったが、未曾有の事態に生徒から職員に至るまで、なんかダメな感じのオーラが蔓延していたのだ。
毎朝の時点で「あいさつ占い」なる胡乱な文化が爆誕している。
「今日池谷君に挨拶されちゃった〜♡今日1日ラッキーでハッピーな気分!」
そのひと言は女子生徒達を妄想へ駆り立てた!乙女達は
まぁ要するに、主人公君との挨拶でマウントを取った奴がいて、そこからなんやかんやあって「向こうから挨拶された」が大吉、「挨拶を返してくれた」が中吉でー、みたいな占いというのもアレな文化である。
なおその結果主人公の朝の悩みは増加することになる。何故か挨拶だけのために通学路後半ぐらいから人が集まり始め、校門に着く頃にはちょっとした人だかりになって、ついでにどさくさに紛れてあちこち触られるのだ。
なお、主な悩みは〇起バレ->18禁展開を回避する方法についての模様。
授業が始まってからであっても、甚大な影響をもたらしていた。
最も、有害というか授業の妨げになるようなことはなく、むしろ逆だ。
静かすぎたのだ。
中学生気分が抜けていないこの時期特にだが、学生というのは授業中に完全に黙るのは難しい。先生に見えていないと信じている後ろの方の不真面目なのが遊んでいたり、わからないところや聞き逃したところを隣の席と相談したりと何かしらざわざわするものなのだ。
その空気感はヒーロー科がヒーロー基礎学などをやっている時間には少し帰ってくる、詰まるところ「主人公のゲリラ参加」がなさそうなところで帰ってくる。
「「「もしかしたら池谷君が来てくれるかも」」」
というのが学年学科問わず全ての授業で発生し、実際
そもそも、普通科ですら男子生徒はほとんどいない。1クラスに1人いるかいないか、そのうえで基本リモートであるので学校にいるのは兄妹によって女慣れ(意味浅)している剛の者くらい。
その彼からも割と歓迎*1されているので、各クラス誘致に必死なのだ。
その結果、授業態度が向上しているので教員からも概ね歓迎されている。僅かな反対意見も「池谷君に無理をかけないように程々に」というモノだけだった。主にヒーロー科の教員が賛同したが、そもそもヒーロー科は比較的多くオリ主が訪れていたため囲い込みとみなされて黙殺された。
そのヒーロー科の授業の一幕。
「えー、本日の授業はヒーロー基礎学です。今回も引き続き災害救助やサバイバルについて、教えていきますね。」
1-Bで行われていたヒーロー科のみのカリキュラム、ヒーロー基礎学。ゲストに男性を迎えての授業だ。
主人公は基礎学はB,戦闘訓練などの実習はAで受けている。理由はクラスごとに進度に微妙に差が出るから、科目ごとに統一したほうが都合がいいという合理的なものと、A組のイベントに乱入しつつB組とも交流したいとかいう下心が半々だそうだ。
「前回の授業ではヴィランと戦うことだけがヒーローではないこと、災害救助の大切さを伝えました。」
「今回はサバイバルのための「4つの3」についてです。聞いたことある人ー?」
ちらほらと手が上がる中、最後方で目立つゴツゴツとした異性の手。教員は優先的に指名する。生徒へのサービス兼ねての判断だ。
「空気なし3分、熱なし3時間、水なし3日、食料なしで3週間を意味する、生き残れる時間のことです。」
そして当てられるコイツ、かなり
「池谷君、流石です。災害などに対する備蓄や、救助の迅速性・状況に応じた救命の手順や優先順位の参考にーーー
「勉強ができる真面目な人のほうが彼と話が合いそう」とかいうイメージも相まって雄英は空前の真面目キャラブームが巻き起こっていた。なんなら多少勉強が苦手な生徒も、「勉強会の名目で誘えるかも」「最低限恥をかかない程度には授業聞いてないと」と思って頑張っているのだ。
その結果、反動が発生してひどいことになった部分がある。
人間関係である。
食堂、それは唯一彼の出没エリアから外れた場所。初日に1回だけ顔を出した時にかなり騒ぎになり、出入り禁止を言い渡されているのだ。と言っても決してマイナスな出禁ではなく、出前スタイルで別室での昼食となっているだけだ。誰が届けるかを決めるため、食堂開店前に職員が少し修羅場るのは御愛嬌。話がそれた。
抑えられた溢れ出る
「やっぱり〇交プレイでしょ!金・ボーイズ・S〇X先生の新刊みたいに!」
「訓練中の事故に見せかけたセクハラが至高。幸いターゲットは無防備が過ぎるからチャンスはいっぱい。」
「はいはーい!兄妹スタイルがいいと思いまーす!」
「・・・逆転プレイ」
「業の深いの出てきたな。もしかして:ドM」
「ヴィラン役の彼に拷問されながら堕ちたいのは私だけじゃないはず」
「「同士!」」
猥談である。*2
例年なら友人が出来てから段々関係が深まって、その過程で主人公の前世の男子高校生よろしくエ□談義で盛り上がっていくというのがセオリーだった。
情欲を煽る奴の存在や教室さえも癖的な安全圏でなくなった結果、限られた空間・時間の中で性癖の開示が先に来て、そのまま癖つながりで仲良くなるのである。
さながら桃園の誓い(ドージン・エディション)、魂で繋がった
非常口飯田事件はスキップされました。次回USJ襲撃です。