かつて、地中海を自らの内海として支配した超大国があった。
その傲慢なる大国の討伐に王手をかけた一人の天才戦術家は、有史において最初の「包囲殲滅戦」という戦争芸術を世に提示した。カルゴタの将軍ハンバニル・バルカがカンエナの平原で成し遂げた完璧なる両翼包囲は、その後二千年にわたり、数多の軍人たちの魂を縛り付けてきた。
あらゆる将は、その戦術の美しさ、完全なる勝利のロマンに魅入られ、それを自らの手で再現しようと狂奔し、そしてその多くが歴史に名を残すことなく血の泥の中に散っていった。
包囲殲滅戦とは、極めて繊細で困難な離れ業である。
敵を包囲するためには、まず自軍を二つ以上に分割し、敵の側背へと回り込むだけの「敵を上回る機動力」を持たねばならない。だが、分断されて機動する部隊は各個撃破の危険に晒され、敵の背後に回り込もうと長く伸びたその薄い側面は、常に敵の増援による逆包囲の恐怖に怯えることとなる。
さらに、運良く包囲の輪を完成させたとしても、それを維持し、内側から死に物狂いで突破を図る敵を抑え込むためには、全軍を統制する緻密な通信網と完璧な兵站、そして何より分厚い兵力が必要となるのだ。僅かでも輪にほころびが生じれば、包囲された野獣はそこから逃げ出し、全ての作戦は水泡に帰す。
ましてや、戦争というものは時代が進むにつれて肥大化し、醜悪に変貌していくものである。
近代の産業革命が生み出した機関銃、鉄条網、そして長距離砲の存在は、歩兵による華麗な機動や包囲戦術を無慈悲に否定した。戦場からはかつての美しさやロマンといった魔力はとうの昔に失われ、残されたのはただ泥と鉄と血の匂いが充満する、果てしない消耗戦の地獄だけであった。もはや、完璧な包囲殲滅戦などというものは士官学校の黒板の上にしか存在しない神話となっていた。
しかし、現代。
帝国参謀本部は、内燃機関の咆哮と、電波による通信網、そして魔導という新たな力を完全に統合することで、かつての天才ですら想像し得なかった神話を、現実のものにしようとしていた。
有史以来、いかなる組織も成し遂げることの出来なかった、そしてこれから先の未来においても二度と再現されることはないだろう『神話的規模の戦争芸術』を、彼らは今まさに地上へ現出させようとしていたのである。
《統一暦1926年6月中旬 東部戦線》
帝国軍による大反攻作戦バルバロッサの第一段階は、北のティゲンホーフと南のフラフクという、ヴァルシャワを挟み込む両翼から放たれた二本の巨大な鋼鉄の槍によって開始された。
その槍の正体は、帝国がこの日のために心血を注いで練り上げた、それぞれが完全に独立した指揮系統を持つ装甲軍であった。
一つの装甲軍は、完全機械化された四個の機甲師団と、それに追随して制圧と維持を担う六個の装甲擲弾兵師団によって構成されている。歩兵の行軍速度に縛られることなく、車両と履帯のみで構成されたこの軍団は、当時の世界においていかなる国家も持ち得なかった、絶対的な火力と圧倒的な機動力を併せ持つ電撃戦の権化であった。
北のティゲンホーフから南東へ向けて。南のフラフクから北東へ向けて。
二つの巨大な装甲軍は、大地を削り、泥を跳ね上げながら、すさまじい速度で連邦の広大な平原を駆け抜けていった。
彼らの目的は、連邦軍の後方深くに位置する交通の要衝ブラスト*1での合流である。
対するルーシー連邦軍は、数百万という膨大な兵力をヴァルシャワ方面へと突出させていたが、彼らにはこの帝国の機動にまともな抵抗を示す能力が完全に欠如していた。
なぜなら、彼らの「頭脳」と「目」は、帝国軍の攻勢直前に第二〇三航空魔導大隊によって跡形もなく消し飛ばされていたからである。
サロニムの前線司令部を失い、上位司令部との通信線も断たれた前線の各部隊は、自分の周囲数キロの状況しか把握できない完全な「盲目」の状態に陥っていた。
左翼と右翼から、帝国軍の巨大な装甲戦力が自らの背後へ回り込んでいるという致命的な事実に、前線の将官たちは誰一人として気づくことができなかったのだ。
無線の通じない連邦軍の各部隊は、場当たり的な命令で右往左往し、連携もなく各個に撃破されていった。
帝国の装甲軍は、抵抗の薄い隙間を的確に縫うように進撃し、あるいは立ち塞がる敵を強大な火力で粉砕しながら、予定通りに距離を縮めていく。
そして、攻勢開始から数日後。
北と南から発進した二つの鋼鉄の槍の穂先が、ついにブラストの地で固く結びついた。
歴史上、類を見ない超巨大な包囲網(ケッセル)の完成であった。
ヴァルシャワからブラストに至る広大な空間の中に、極東の精鋭八〇万を含む数百万の連邦軍将兵が、完全に閉じ込められたのである。
◇
だが、帝国の将官たちは理解していた。
包囲を完成させることと、それを殲滅することは全く別の次元の作業であることを。
袋の中に閉じ込められた野獣は、死を前にして最も狂暴になる。帝国軍は、この途方もなく巨大なケッセルを外側から徐々に締め上げ、内側に囚われた赤軍を完全なる虚無へと還すための、凄惨極まりない殲滅戦へと移行した。
帝国軍は、この数百万の野獣をすり潰すために、持ち得るあらゆる火力を惜しみなく投じた。
まず、包囲網の外縁を取り囲むように、見渡す限りの砲兵陣地が構築された。数千門の榴弾砲が、砲身が赤熱するまで昼夜を問わず砲弾の雨を降らせ、包囲の輪を外側から削り取っていく。
さらに赤軍兵士たちを恐怖の底に叩き落としたのは、多連装ロケット砲――ネーベルヴェルファーであった。特有の鼓膜を劈くような絶叫を上げながら飛来するロケット弾の雨は、着弾と同時に広範囲の空気を急激に燃焼させ、塹壕の奥深くに潜む赤軍兵士たちを酸素欠乏と超高温で内臓から焼き尽くした。
そして、この地獄の坩堝に止めを刺すべく、鉄道網を利用して後方から規格外の怪物が持ち込まれた。
第一次ヴァルシャワの戦いで猛威を振るった、口径八〇センチ、砲弾一発の重量が七トンに達する超弩級列車砲群である。本来は堅牢なコンクリート要塞を粉砕するためのこの戦略兵器が、密集して逃げ場のない人間の群れに向けて無慈悲に放たれたのだ。
家屋ほどの大きさがある超重砲弾が着弾するたびに、大地が激しく隆起して巨大なクレーターが穿たれ、周囲数百メートルにいた赤軍兵士たちは肉片すら残さず、ただの赤い血の霧となって空中に蒸発した。
地上戦においては、最新鋭にして最強の陸戦兵器――五六トンの巨体に、八・八センチのアハトアハト高射砲を主砲として搭載した重戦車ティーゲルであった。
分厚い垂直装甲と、敵の戦車をはるか遠方からアウトレンジで撃ち抜く圧倒的な破壊力。
赤軍が誇るT-34中戦車やKV-1重戦車でさえ、ティーゲルの主砲の前にはブリキの玩具のように次々とスクラップに変えられていった。
戦車を失った赤軍の歩兵たちは、生き残るために狂気の肉薄攻撃に出た。
彼らは泥濘の塹壕に潜み、あるいは木の上から、ガソリンと引火剤を詰めたガラス瓶――モトロフカクテルを握りしめて、帝国の重戦車へと文字通り命投げ打って突撃を繰り返した。
だが、帝国の戦車兵たちは冷徹であった。
ティーゲルの砲塔にモトロフカクテルが投げ込まれ、装甲の表面が炎に包まれても、分厚い装甲と密閉された車内に致命傷を与えるには至らない。ティーゲルの車長は冷静に操縦手へ指示を出し、火だるまになって突っ込んでくる敵兵を、その巨大な幅広の履帯で泥の中へと無慈悲に踏み潰して進んだ。
キャタピラの隙間から、人間の骨が砕ける不気味な音が泥濘に吸い込まれていく。包囲網の縮小は、物理的なミンチ製造機と化していた。
そして日が落ち、夜の帳が下りれば、空からの殺戮が始まった。
暗闇に包まれた赤軍の野営地や集結地の上空に、低反射塗料で真っ黒に塗られた四発の巨大な機影ペガサス・ガンシップ改が飛来した。
上空三〇〇〇メートルで旋回を続けるガンシップの左舷から、二〇ミリ多銃身機関砲、三.七センチ連装機関砲、そして七.五センチ対地榴弾砲が、途切れることのない火の雨となって降り注ぐ。
赤軍にはまともな対空兵器も、それを指揮するレーダー網も残されていなかった。ガンシップは、サーチライトに照らされることもなく、一方的な絶対的優位から、地上の敵兵を完全に射すくめ、弾薬が尽きるまでひたすらに耕し続けた。
だが、どれほどの爆弾と砲火を浴びせようとも、最終的に敵の息の根を止め、泥だらけの陣地を占領するのは、泥にまみれ、血の通った帝国歩兵の役目であった。
帝国軍の装甲擲弾兵や一般歩兵たちは、火炎放射器と短機関銃を手に、死体の山を踏み越えて赤軍の塹壕へと突入していった。
そこはもはや戦場ではなく、屠殺場であった。降伏を拒み、折れたスコップや歯を剥き出して飛びかかってくる赤軍兵士たちを、帝国兵は無表情に撃ち殺し、炎で焼き払った。塹壕の中は千切れた手足と泥、そして糞尿の臭いが混ざり合い、生き地獄の様相を呈していた。
帝国兵たちの軍服も顔も、敵の返り血でどす黒く染まり、彼らの精神もまた、この終わりの見えない殺戮作業の中で確実に摩耗し、狂気へと足を踏み入れていた。
陸と空からの、純粋な火力と鋼鉄による無差別な粉砕。
しかし、これほどの絶対的な暴力を前にしても、殲滅には二週間以上という膨大な時間が必要であった。
なぜなら、ルーシーの兵士たちは、帝国兵が本能的な恐怖を覚えるほどの、常軌を逸した「粘り」を見せたからである。
彼らは、補給が完全に絶たれたケッセルの中で、泥水を啜り、軍馬の死肉を食らい、時には倒れた戦友の肉すらも口にして命を繋いだ。
弾薬が尽きれば、彼らは降伏するのではなく、塹壕用のスコップを研ぎ澄まし、銃剣を握り、あるいは素手で、夜陰に乗じて帝国軍の陣地へと音もなく忍び寄り、殺し合いを挑んだ。彼らは包囲下にあるあらゆる物資――放棄された車両の装甲板、破壊された大砲の砲身、不発弾の炸薬――を即席の武器やトラップに改造し、帝国軍に出血を強要し続けたのだ。
前線の帝国兵士たちは、終わりの見えない殺戮と、死してもなお向かってくるような赤軍兵の執念に、精神を限界まで削り取られていった。
だが、どれほどの粘りを見せようとも、物理的な限界を覆すことはできない。
外側からの圧倒的な火力と、内側からの飢餓と渇き。袋は徐々に、しかし確実に縮小していった。
包囲が完成してから16日目。
ついに、最後に残された赤軍の抵抗拠点が沈黙した。
弾薬の最後の一発まで撃ち尽くし、手榴弾もなく、ただ極限の飢えと渇きによって立ち上がる気力すら失った最後の部隊が、泥の中に白旗を掲げて帝国軍に降伏したのである。
かくして、数百万の命を呑み込んだ、人類史上最大にして最悪の戦争芸術『ヴァルシャワ大包囲戦』は、帝国軍の完全なる勝利をもってここに終結した。
◇
《数日後 ルーシー連邦 モスコー クレムリン宮殿 スタフカ》
重苦しい空気という言葉すら生ぬるい、完全な『死』の空気が支配するスタフカの会議室。
かつて、この長大なテーブルの周囲には、連邦の誇る将官たちがひしめき合い、ウォッカを呷って勝利を豪語していた。
だが今、テーブルを囲む将官の数は明らかに半減していた。前線の包囲網の中で消え去った者、責任を問われてNKVDによって地下室で処刑された者。残っている面々も、大幅に入れ替わっており、その誰もが死刑判決を待つ囚人のように顔面を蒼白に引き攣らせ、下を向いて震えていた。
テーブルの最奥。
同志書記長ヨシフ・ジュガシヴィリは、表情を一切崩すことなく、手元のパイプを白い布で静かに、ひたすらに磨き続けていた。
その沈黙の部屋に、内務人民委員部長官ロリヤの、極めて事務的で、だからこそ恐ろしい報告の声が響き渡る。
「……以上が、先日の我が軍による破砕攻撃から、帝国による大包囲殲滅戦の終結までに発生した、敵味方双方の累計損害の報告となります」
ロリヤは分厚いファイルを開き、一切の感情を交えずに数字を読み上げ始めた。
「まず、我が連邦が帝国軍に与えた損害です。
戦死および行方不明、およそ四万人。
戦傷者、三万人。
戦車喪失、三百両。
航空機喪失、二百七十機。
野砲喪失、百門以下。
……その他は、帝国領土の国境周辺を一時的に荒らしまわった程度に留まります」
その報告を聞き、将官たちの喉がゴクリと鳴った。
数百万の軍勢を投入して、与えた損害がたったそれだけなのか。
ロリヤは、手元の書類のページを一枚めくった。
「続いて。帝国が我が連邦軍に与えた損害です。
人員……三百二十八万人の喪失。
戦車……二千三百十一両の喪失。
火砲……一万三百六十七門の喪失。
航空機……四千六百七十八機の喪失」
ロリヤの読み上げる数字が、冷たい刃となって会議室の空気を切り裂く。
だが、報告はそれで終わりではなかった。
「これに、帝国との開戦時からの累計損害を合わせますと、我が軍の被害は以下のようになります。
人員の喪失は、優に五百万人を超過。
戦車の喪失は、一万五千両以上。
火砲は三万門がスクラップと化し……
航空機は、二万機の機体とともに、貴重なパイロットたちが空から墜ちました」
ロリヤはファイルをバタンと閉じ、氷のような目で会議室の面々を見回した。
「結論として申し上げます。……我が連邦軍は、『壊滅』いたしました」
その瞬間、テーブルの中央に座っていたジェーコブ元帥は、口元を両手で激しく覆った。
百戦錬磨の彼でさえ、あまりの損害の巨大さに猛烈な眩暈に襲われ、胃の腑から込み上げてくる強烈な吐き気を抑えきれなかったのだ。五百万人。一つの国家の人口に匹敵する若者たちが、たった数ヶ月で泥と消えた。
ジェーコブだけでなく、その場にいたすべての将官が顔を真っ青にし、ロリヤでさえも、読み上げた数字の現実に自らの顔色を悪くしていた。
キュッ、キュッ、と。
ジュガシヴィリがパイプを磨く音だけが、不気味に響き続けている。
やがて、ジュガシヴィリは磨き終えたパイプをテーブルに置き、静かに口を開いた。
「ジェーコブ元帥。……赤軍は、どれほどすれば再建できますか?」
吐き気を必死に飲み込みながら、ジェーコブは震える声で答えた。
「ど、どれほど急いでも、最低『一年』は必要です……。人員自体は、後方の農村から根こそぎ徴兵すれば、数か月もしない内に数は回復するでしょう。ですが……装備が、小銃以外全く足りていません。戦車も、大砲も、それを扱う熟練兵も、すべて先日の包囲網で失われました……」
ジュガシヴィリは、非難するでもなく、ただ静かに頷いた。
そして、隣に座る外務人民委員、同志モトロフへと視線を向けた。
「同志モトロフ。……帝国との講和は、可能ですか?」
モトロフは、血の気の引いた顔で即座に首を横に振った。
「不可能です。……帝国は、我が軍の攻撃によって国土を荒らされたことに、現在激しく怒り狂っております。彼らに講和の意思など微塵もありません」
それに続くように、ロリヤが暗い声で付け加えた。
「それに加え、帝国の占領地域において、かつての革命で国を追われた『旧白軍』勢力の大規模な集結が確認されました。帝国は彼らを支援し、武装させています。彼らは、我が連邦の体制を完全に転覆させ、我々の全てを終わらせる気です」
ジュガシヴィリは、再び静かに頷いた。
彼にとって、敗北は単なる降伏を意味しない。共産党体制の崩壊であり、自分自身の首が物理的に絞首台に吊るされることを意味しているのだ。
ジュガシヴィリは、沈痛な面持ちで俯くジェーコブへと、最後にして最大の問いを投げかけた。
「ジェーコブ元帥。……帝国軍が、このままモスコーへ向けて大攻勢を行ってきた場合、ここは守り切れますか?」
ジェーコブは、もはや顔を土色に変え、死刑宣告を受けた罪人のような声で答えた。
「……現在、我々は帝国軍の機甲部隊に抵抗可能な戦力を有していません。戦車も砲もない我々は、これから雑多な小銃と火炎瓶だけを持たせた『民兵に毛が生えただけのような赤軍兵士』の肉の壁で、時間を稼ぐしかありません。帝国軍は、その肉の壁をやすやすと蹴散らしながら、ルーシーの地を蹂躙することになります」
ジェーコブは、言葉を区切り、絶望の事実を口にした。
「……モスコーを守れる程の戦力の錬成が完了するまで、時間を稼げるか。……正直のところ、極めて怪しいと言わざるを得ません」
首都陥落の可能性。
通常であれば、敗北主義として即座に処刑されてもおかしくない発言であった。
しかし、ジュガシヴィリは一切怒りを見せず、ただ静かに目を伏せ、ゆっくりと頷いた。
「わかりました。……では、東方のカイベジェフ*2へ、遷都の準備をしましょう」
その言葉に、会議室の空気が完全に絶望の色に染まった。
首都モスコーを放棄し、奥地へ逃げ込む。それは、大国ルーシー連邦が国家としての存亡の危機に立たされていることを、最高指導者自らが認めたことに他ならなかった。
ジュガシヴィリはゆっくりと立ち上がり、青ざめた将官たちを見下ろした。
「もはや、この戦争は単なる領土の奪い合いではありません。……『絶滅戦争』に移行しました。帝国という反動主義の嵐と、我々共産主義者との、どちらかが完全に死に絶えるまで終わらない絶滅戦争です」
ジュガシヴィリの黒曜石のような瞳が、狂気と冷酷な決意に燃え上がった。
「我々は、国土の泥と雪と、人民の血を捧げてでも、必ず生き残らねばなりません。皆さんの、祖国への無私の献身に期待しています」
それは、命令という名の絶対的な死の強要であった。
帝国の巨大な顎に噛み砕かれた連邦は、国家の生存を賭けた絶望的な泥沼の撤退戦と、血みどろの焦土作戦へと、その重い足を引きずり始めたのである。
連邦:ここから入れる保険があるんですか!?
某超大国:ほら、そこに500隻のリバティシップがあるじゃろ。それでこいつ(大量の航空機、戦車、日用品、食料、工業製品、アルミ、その他諸々)を運ぶんじゃよ。