無双龍ドラグ異世界で冒険者になる   作:アマノジャック

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無双龍&鋼犀 VS 毒蜂たち

『早速だが…メタルゲラスを解放するとしよう。念のため全員俺の後ろに来い…よし。ではザッツよ…【METALGELAS】と書かれたカードを投げろ。』

「いや、その…カードの文字が読めないんだけど?」

「そういえばここでは異世界の文字だということを忘れていたぜ…」

「作戦会議をして良かったわね。」

『…せっかくだ。各カードについて説明しよう…トビーも聞いておいてくれ。』

 

先程の池へと戻ってきたドラグレッダーたち。封印されたメタルゲラスを出そうとするも早速躓いた。ドラグレッダーが仮面ライダーガイと仮面ライダーインペラーの使えるカードについて解説をする。そして…

 

『今度こそメタルゲラスを解放するとしよう。ザッツよ!』

「了解だ!」ポイっ

 

 

【ADVENT】

 

『…』

 

ザッツがカードを投げると先程の映像に移っていたメタルゲラスが姿を現した。そして、無言のままドラグレッダーたちを見つめる。ドラグレッダーは警戒していたものの…浅垣灯悟が前へと出る。

 

「初めましてだなメタルゲラス!俺は浅垣灯悟!キズナレッドに変身するぜ!気軽にレッドって呼んでくれ!」

『レッド…。浅垣…灯悟…なるほど…。アナタ様が天理様の言っていたレッド様ですね。』

「おうよ!で、ここにいるのは全員俺の仲間たちだぜ!」

『…そのようですね。』ちらっ

『?』

 

メタルゲラスはドラグレッダーの方へと視線を向ける。

 

「ドラグがどうかしたのか?」

『天理様には予知能力があることがご存知かと思います。しかし、その中に仲間のミラーモンスターがいることについては語られていなかったので…正直驚いています。』

「そうなのか?でもシルバーの予言が外れるとは思えないんだぜ。」

『何でもいい。メタルゲラス…俺の名はドラグレッダーだ。一方的ではあるが俺はお前のことはある程度は知っている。仮面ライダーガイの…そして、お前自身の力を俺たちに貸して欲しい。』

『えぇ、私は最初そのつもりですよドラグレッダー様。そちらの皆様も名前を聞かせてもらえますか?』

「イドラよ。」

「僕はトビー。」

「ザッツだ。」

 

自己紹介をする3人…今度はザッツの方へと視線を向けた。

 

『そのカードデッキは…ザッツ様。アナタ様が私のパートナーになられるお方ですか?』

「あぁ…そうなっている。」

『つまりザッツ様がザビ様の剣を受け継いだということでしょうか?』

「ザビ?」

『仮面ライダーの名にもあったが…俺がいた世界とはまた別の世界の話になるな。』

「話の流れ的に千年前の勇者の名前だろ…残念だが違う。それはまた別の奴だが…安心しろ。俺が変身するのは今回だけだ。状況が状況だからな。」

『そうでしたか…では現状の説明をお願いします。』

 

ドラグレッダーはバズスティンガーとその対策について話した。

 

『それは許せませんね。では、私の意見を言いますと…ガイに変身したザッツ様と共に弓を使う2体のミラーモンスターを相手したいと思います。ドラグレッダー様はイドラ様と共にいるのが良いかと。』

『まぁ、契約者と共に戦うのが普通ではあるな…』

『そして、レッド様が臨機応変に動いてもらえたらと。』

「了解だぜ!全員、それでいいよな?」

『いいだろう。』

「分かったわ。」

「それでいこう!」

 

灯悟の一声にドラグレッダー、イドラ・アーヴォルン、トビーは同意したがザッツだけはメタルゲラスへと確認をする。

 

「メタルゲラス。お前の実力を疑う訳じゃないが…俺と2人で大丈夫なのか?」

『大丈夫ですよザッツ様…最悪、私1人で相手しますので。』

「…お前の覚悟は伝わったよ。俺も了解だ。」

『では全バズスティンガーの討伐にいきましょうか。』

「あー、水を差して悪いけど…1ついいかメタルゲラス?」

『はいレッド様。どうされました?』

「いや、その…ミラーモンスターって千年も封印されてたからか腹が減って気性が荒くなると思ってたのだけど…」

『…なるほど。他のミラーモンスターはどうか知りませんが、私にとっては10分程前までに美穂様と天理様に会っていた感覚です。故に現在は飢餓状態ではなく、急な食事は求めておりません。』

「そういうことか…了解だぜ!一緒にバズスティンガーを倒すんだぜ!」

『はい。よろしくお願いします。』

 

「魔王族の封印だと荒くなっていたし…封印にも色んな種類があるのかしら?」

 

ぶつぶつと呟くイドラ。しかし、作戦が始まったのでカードデッキを取り出した。トビーとザッツも氷塊の前へと立つ。

 

「「「変身!」」」

 

鏡が割れる音が辺りに響く。そこにいるのは仮面ライダー龍騎、仮面ライダーインペラー(ブランク体)、そして…灰色の重厚な外観の鎧に加え、左肩と一体化したバイザーを持つ『仮面ライダーガイ』の姿がそこにあった。

 

───

 

「見つけたぞバズスティンガー!」

 

『ケケケ…ゴチソウガアッチカラキヤガッタ!』

『ヒトリダケカ…マァ、ナイヨリハマシカ。』

『スグニオワラセル!』

『ダレガシトメルカショウブダ!』

 

灯悟が生身の状態で集まっていた4体のバズスティンガーの前へと現れた。そのまま絆装甲を手に取り、キズナレッドへの変身を試みる。

 

『ナニスルツモリカシランガ…サセネエヨ!』ビュンッ

『ア!オレガネラッテタノニ!ゼッタイオレガサキニアテル!』ビュンッ

 

ビーとブルームが矢を放つ。

 

『ふんっ!』ガキンッ

【GUARD VENT】

 

しかし、それはドラグレッダーによる尻尾の一振と龍騎の盾により防がれる。その間に灯悟の変身が終わる。

 

「燃え盛る…熱き友情の戦士!キズナレッド!」ドゴーン

 

『ソノスガタハサッキノ…!マサカオマエ…!』

『ナメルナヨ!』

 

「いくぞ!メタルゲラス!」

『はい、ザッツ様!』

 

ドドンッ

 

『ゴッ!』

『グエッ!!』

 

ガイとメタルゲラスによるタックルが決まり、ビーとブルームを遠くに飛ばす。

 

「ここまで作戦通り!俺はこっちに行く…だからそっちはドラグたちに任せるぜ!」

 

キズナレッドも加え、3人は後を追った。残ったワスプとフロストがドラグレッダーたちの元へと攻撃してくる。

 

「来たぞイドラ!ドラグレッダー!ここは僕たちで食い止める!」サッ

「えぇ!」サッ

『俺は最初からクライマックスだ!』

 

【STRIKE VENT】

【SPIN VENT】

 

龍騎の腕にはドラグクローが、インペラーの腕には名前もないメリケンサックが装備される。そのまま接近してきたワスプとフロストを迎えうつ。

 

「月夜も鎖す、闇精の外套…オーバー・シェイド!」

「やあっ!」ぶんっ

 

『ッテ、ショウカンシタブキヲツカワナイノカヨ!?』バチンっ

『ダガ、クロイノハタイシタイリョクジャ…「ふんっ!」ゴエッ!?』バキッ

 

龍騎が作り出した闇の結界により2体は弾かれ、フロストにはインペラーの剣による斬撃からのメリケンサックによる正拳突きが決まる。

 

「はっ!!」ボボッ

 

『『ギャー!アツイー!!』』

 

さらにはドラグレッダーによる火の玉が襲う。

 

「ドラグレッダー!」

『あぁ!いくぞ!』

「曇天焦がす、炎精の鉄拳…イフリート・ブロウ!」ブンッ

『はあっ!』ボッ

 

龍騎が杖から炎の手を飛ばすと同時にドラグクローから火炎放射も飛ばす。そこへさらにドラグレッダーの火の玉も加わり、完成した巨大な炎の手がワスプとフロストへと迫る。

 

『オイオイオイ!コレッテ…!』

『マズイマズイマズイ!』

 

『ワスプ、フロスト、セナカヲアワセロ!』

 

『『──ッ!?』』

 

 

ドカーーン!!

 

大爆発が起きる。しかし、龍騎とドラグレッダーとインペラーは勝ちを確信してはない。煙が晴れると…そこには新たな赤いバズスティンガー…『ホーネット』の姿があり、ワスプとフロストらと背中合わせの状態で回り、バリアーを貼っていたのだ。

 

『コレデ3タイ3ダ。』

『デッカイリュー…タオシガイガアル。』

『クエルナラナンデモイイ。』

 

『…ホーネット、やはり出てきたな。』

「レッドたちの所には行ってないのね。」

「ここで倒そう!」

 

───

 

【STRIKE VENT】

「握手カリバー!」シェイクハンドッキング

 

ガイは右腕に殴装甲『メタルホーン』を、キズナレッドは双刃剣を手に取り、ビーとブルームを攻撃する。

 

『グッ!』ガキッ

『ヤガウテナイ…!』ガキンガキンッ

 

『私をお忘れなく。』ドッ

 

『『グワッ!?』』

 

ビーとブルームは弓で接近を試みるもそこにメタルゲラスのタックルが入り、突き飛ばされる。

 

『クソガ…!ヤッカイナナカマヲツレヤガッテ…!』

『トニカクキョリヲトレ!ヤサエアテレバウゴキガニブル!』

 

遠距離1本に絞り、ひたすらに矢を放つビーとブルーム。

 

「縁結ビームガン!」エンダンショット

 

それに対して多弾の銃撃で対抗するキズナレッド。空中でぶつかり合う矢と弾丸は予想外の起動を生じ、ガイとメタルゲラスの動きが鈍る。

 

『…コレクライノイリョクナラアルテイドハガマンデキル。マズハヤヲアテルゾ!』ビュンッ

『オウ!』ビュンッ

 

「どりゃあ!!大丈夫かメタルゲラス!」バキッ

『ありがとうございますザッツ様。しかし…私たちで距離を詰めれない以上はジリ貧ですね。』

「連射してるのに矢の精度が落ちねぇのが厄介だ……なっ!」バキッ

 

自身とメタルゲラスに当たる矢をメタルホーンで殴り守るガイ。

 

「だけど、コイツらはミラーモンスター…こっちの世界にはずっといられないんだぜ!」バンッ

『なるほど…確かに周囲にミラーワールドに繋がりそうな物はありません。であればザッツ様、私たちは距離を詰めて相手の動きを制限しましょう。』

「…了解だ!」ダッ

 

『クルゾ、ブルーム!』ビュンッ

『ヤルコトハカワラネエ!キョリヲトッテウツ!』ビュンッ

 

「チッ…逃げ足の速い奴らだ!」

『追い詰めましょう!』

「…」

「どうしたレッド?」

「何かアイツらの動き…おかしくないか?逃げているようというよりは誘われているような…」

『…やられました!この先にイドラ様たちが…他のバズスティンガーと合流されます!』

 

逃げるビーとブルームより矢の雨が来るも追いかけるキズナレッドたち。しかし、ビーとブルームの目的は離れた仲間と合流すること…それは今、達成されてしまったのだった。

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