来週の定期テストの前に1度行ってこのクラスの学力を確認するとのことである
蒼崎先生の朝礼での抜き打ちテストの知らせを聞いて私は一気に引き締めた
絶対にクラスでトップの点数を獲得したいと考えたいからだ
できればこの学年で1位になりたいが、そこまですると目立ってしまうかもしれない
あまり注目されるのも私は好まないでこのクラスで10位以内の枠に収まりたい
「カオリ、緊張しているの?」
隣の席のルミナさんが私の表情がこわばっているかのように見えたらしい
私は大丈夫ですよ回答した
少しは緊張しているが、めちゃくちゃ緊張しているわけではない
ただ、どれくらい難しい問題なのかが楽しみで仕方がないのだ
抜き打ちテストの問題と答案用紙が配られてきたので早速テスト問題の解答を始めた
幸いなことに問題は私にしてみればそれほど難しいものではないため、簡単に感じることができた
サクサクと問題を解いていくと私は誰よりも早く回答を終えて、
手を挙げて問題用紙と答案用紙の回収を先生にお願いした。
両方とも回収するのはカンニングなどの不正行為を防ぐための措置である
回収を求める者はその次にルミナさんが手を挙げて回答用紙の回収を求めた。
そこからは次々と手を挙げていく人が増えていき全員の回収を終えると、
先生は次の授業時間は自習としますと伝えてきた。
その自習の時間の間に職員室でテストの答案採点をしてくるようだ
「カオリ、どうだった?」
「ルミナさん。私は比較的簡単でしたよ」
私の言葉にルミナさんはそんなことを言えるなんて羨ましいわと教えてくれた
「私なんて一部分からないところがあったけど何とか空白を出さないようにして回答したけど」
正解率はそれほど高くないかもしれないけどと漏らしていた
「でもルミナさんは自信はあるんですよね?」
「それはまぁね。カオリは抜き打ちテストは初めてだからわからないと思うけど本当に難しいのよ」
蒼崎先生の抜き打ちテストはとルミナさんは力説してくれた
確かに私も問題を見たときにこれは難易度がそれなりに高い問題であることは間違いないということは理解できた
1番最初に答案用紙の回収を求めたことで逆に注目を集める結果になってしまったようだ
それは本当に私としては行うべき行動を間違えてしまったということである
「良い問題だと私は思いますよ」
「そう思うのはカオリぐらいよ。私だってできれば蒼崎先生の抜き打ちテストは頭痛の種よ」
「ルミナさんもクラスで上位10位以内に入る自信はあるのでは?」
「それはもちろん。勉強は頑張っているからね」
ルミナさんは勉強にはかなり自信があることは間違いないようだ
それは私も同じである。第二東京市にいたことから勉強は熱心にしていた
知識はいつか大きな決断の時に役に立つと信じているからである