転生者は麻雀が詰まらない   作:夕立時雨

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主人公の事で質問がありました。
今の所は原作兼志谷シタラちゃんそのままのお姿です。
しかし、この世界は咲-saki-世界。主要キャラの豊乳化が顕著な世界なので、主要キャラと会っている皇賭ちゃんは原作の咲-saki-の後ろの方辺りの和ちゃんのような超おっぱい魔人になるかも知れない。
素質はあると思います。
その場合身長も高くなるやも?
乳だけデカくなるのは…とは思いますが合法ロリ巨乳ならぬ合法ロリ爆乳、アリだと思います。但し限度があるとは思いますが。その姿はご想像にお任せします。
FAにて共有してもらえると途轍もなく喜びます。
(公開しても良い場合は◯なり公開(ハーメルン限定)可等ハーメルンメールにて書いて頂けると判断がしやすいです)


和の咲への再戦後編

「麻雀は勝利を目指すものよ!勝つための麻雀を打ってみなさい!」

 

竹井は腕を前で組み、興奮気味に宮永に言う。

 

「わ、わかりました」

「んなっ!?わかりましたって…」

「うちらに確実に勝てるっちゅうんか!?」

その一言に雀卓の席に座っていた原村、染谷、片岡と竹井の後ろで聞いていた須賀は驚きを隠せないでいた。

 

「勝つってトップになるって事ですよね?でも……±0じゃトップになれないですよ?

(±0を辞めれば良い、と言う話し何だけどなぁ…。長年やってきたせいで癖になってるんだろなぁ)

 

天之帝以外はさらなる一言で一昔前のコントの様な反応をする人が居たり『えぇ…』と言う様な顔になった。

これを素で言っているのだから恐ろしい。

反応の内訳

コント反応 原村、片岡、染谷

ドン引き  須賀、竹井

 

「じゃあ、宮永さんは1000点で他の人たちは33000点持っている…。そう考えながらやってみたら?」

 

と、竹井はよく分からない事を言う宮永に提案した。

 

「はぁ。それを±0にする様に打てば『勝てる』んですね。大変そうだ……」

 

宮永の目にやる気が宿る。

 

2回戦 東一局 親 片岡優希

 

今回の席順

東 片岡優希

南 宮永咲

西 原村和

北 染谷まこ

 

(宮永さんはここまで4連続±0…)

(点数調整と勝つ技術は別物じゃ)

(確実に勝つなんてあり得ないじぇ)

 

宮永以外の3名にもやる気が宿る。

が、咲の1打目から動く…!

 

トン…クルッ「リーチ」

「ダブリー!?」

「はぃ?」

北を出したかと思えばいきなりリーチをかけた!

あまりの早さに他3人は驚いている。染谷に至ってはダブリーと無意識に声が大きくなっていた。

その一巡後

 

「ダブリー一発ツモ。2000・3900」

 

パーピンを引き、手配イーワン1、リャンワン3、サンワン1、ウーピン1、ローピン1、チーピン2、キューピン1、チーソウ3でこれにパーピン1を加えて和了り。

あまりの早さに度肝を抜かれ、片岡はお株を取られ、染谷は積み込みか疑うが、須賀が直ぐ様児童卓だと回答する。竹井は全局から豪運が続くなぁと思考する。

宮永は少し嬉しそうな顔をする

 

東二局 親 宮永咲

 

(そのようなものは一時の運……!謂わば単なる偶然……!私には偶然はいらない)

「ロン。7700(チッチー)です」

 

東三局 親 原村和

 

(この親で勝つ…!)

「ツモ。オール4000です」

原村の手配六萬(ローワン)1、七萬(チーワン)1、八萬(パーワン)1、二筒(リャンピン)1、三筒(サンピン)2、四筒(スーピン)2、四索(スーソウ)1、赤の五索(ウーソウ)1、六索(ローソウ)1、七索(チーソウ)2。そこに五筒(ウーピン)をツモり、裏ドラで二筒がドラとなり和了り。リーチ平和ツモ・ドラ2で4000オールとなった。

 

東三局一本場 親 原村和

 

「通らばリーチ!」

「…通しません、ロン。11600の一本場は11900」

「ひぃっ!?」

 

片岡がリーチを通そうとしたがそこを原村がロン。

二萬(リャンワン)、三萬、四萬が1、七萬が2、二筒、三筒、四筒、五筒、六筒が1、二索、三索、四索が1の手配に片岡の四筒をロンして和了り。七萬がドラだったので役は、平和断么九ドラ2の満貫、11600点の1本場が+300点で11900点が片岡に直撃する!

片岡の目から涙が(こぼ)れるほどに原村に恐怖を覚えた。

染谷は原村が追い詰めているので任せる事にした。

原村と宮永の点数差33400点。かなり突き放したが、

次の2本場にて片岡が原村から7000点を和了ることに成功した。

 

東四局 親 染谷まこ

 

(このまま宮永さんは負けたまま……?)

(宮永さんの跳満直撃でも私のトップは揺るぎません…!)

(ゼロ子の引きもここまでかの…。満貫和了りって+8000点でも−1じゃ。誰かがリーチをかけん限り…)

「リーチ!!」

 

染谷は『お前何やってんだ』と言わんが表情を出す。

 

(意識的に±0にできるなら意識的に勝つこともできるはず…。もし、もし勝つ事のプレッシャーを知らないのであれば……!!)

 

四萬を引き、次の巡目で西を引き…!

 

「今日はこれで上がって良いんですよね?」

そう言って西をカンする。

その西カンに周りは驚愕する。2試合共にの西カンであったからだ。そしてカンをしたからには引かねばならない。そして

 

「ツモ。四暗刻」

 

和了った。手配は西カンに四萬・二索3、八索・八筒2カンによる引きで八索をツモり、四暗刻(スーアンコー)にて勝利を飾る。役満を和了った快感で身を震わせ顔の表情をぽへっとしてなおも体を震わせながら言う。

 

「私、役満和了ったの初めて…。いつもはできても崩してたよ…。」

 

その一言に天之帝以外の周りの人は驚愕する染谷は驚き過ぎていたのか無意識に自身の手配を乱雑に伏せる。

 

「でも勝つって難しいですね。また±0になっちゃった…。」

「はぃ…?何言ってますか咲ちゃんは…」

「だって今回も原村さんの一人勝ちじゃないですか!」

「!?」

「えっ……?」

「!」

「咲ちゃんや〜。さっき竹井先輩が言ったこと忘れたの〜?」

「いえ、忘れてませんよ?私は1000点スタートなので2位ですよ?」

 

咲の認識の今回の得点と順位

 

1位 原村和  47600 +38

2位 宮永咲  30200 ±0

3位 片岡優希 11200 −19

4位 染谷まこ 11000 −19

 

「咲ちゃ〜ん。竹井先輩が言ったのは『そういう認識でしなさい』、と言う意味であって実際にそれでやって無いんだよ?さっきとおんなじルールの上で咲ちゃんの認識を変えただけだから」

 

実際の今回の得点と順位

 

1位 宮永咲  54200 +44

2位 原村和  39600 +10

3位 片岡優希 3200  −27

4位 染谷まこ 3000  −27

 

「じゃあ…」

「君の勝ちだよ、咲ちゃん」

「咲にも取り柄があったんだな」

「しかもまたゼロにしょぉったなんて…」

「凄いよ咲ちゃん!」

「そうよくやったぞ」

「初勝利おめでとう!勝利の味は美味かろう?」

 「……?勝った?(……勝った!!)」

皆から賞賛を浴びようやく自身が勝ったことに理解が追いついた事で心臓の鼓動が速くなり頬を赤らめ目に涙を浮かべる程に歓喜した。

しかし、対照的に原村は悔しそうだった。

 

「………」ギュッ

「のどちゃん?」

プルプル「………」ダッ

「またですか!?」

 

またもや原村は部室外に走り出した。

 

「泣いてた?」

「まさか」

 

片岡は原村が泣いてたのかなと口にするも染谷が否定する。

 

「そうそう。約束してた本はここ、『待機者用の読書本棚』。ここにあるから麻雀部に入れば読み放題!」

「………」

「和が気になる?」

「いってらっしゃい。本は泣いて逃げたりしないから」

 

そうして宮永は原村の後を追う。

 

「青春ですな〜」

「アンタも同年でしょうが!…て言うか居たの?」

「居たよ!失礼だなぁ!竹井先輩!!麻雀で泣かしますよ!主に天和連打で」

「…それは辞めて頂戴」

 

外のベンチにて

 

「原村さん!」

 

宮永は外のベンチに座る原村を見つけ声を掛け隣に腰掛ける。

 

「私にとって麻雀はお年玉を巻き上げられる嫌な儀式に過ぎませんでした。でも、今日は原村と打てて嬉しかった」

「……なんだって勝てれば嬉しいものですよ」

「違うよ。相手が原村さんだったから!家族とは違う感じで難しかったし…楽しかった!」

「………」

「…私は、私は…悔しいです」

「……?」

「私は麻雀が好きです。だからこそあなたに負けたのが悔しいです。麻雀が好きでも無いあなたに…。それに手強い相手は沢山いますよ…全国に

 

そう原村言われ突き放される宮永

 

自宅で久しぶりに自動卓の電源を入れる。

原村に言われた『麻雀が好きでも無いあなたに…』が未だに突き刺さる。

考えに耽っていると父親が帰宅する。

 

「珍しいじゃねぇか卓なんか出して」

「お父さん…おかえり」

 

帰って来るなり煙草を吸い始める。

 

「売っちまうか?それ。もう家族で打つことももう無いだろ」

「いや取っておこうよ、ねっ?お母さん達戻って来る事もきっとあるよ」

「どうだか」フン

そう言ってお父さんは煙草を吸いながらその場を後にする。

麻雀の事になると雰囲気が悪くなる。

お父さんがこの部屋を去る直前に1冊の雑誌が自動卓の上に投げられ、とあるページを指摘する。そこには咲本人の姉、宮永照の特集ページであった。

 

「お姉ちゃん…」グッ

 

雑誌を持つ手に力が入る。

 

翌日の放課後

 

「失礼します」

宮永さん!

「私を麻雀部(ここ)に入れてもらえませんか!」

「おお!」

「何か気持ちの変化があったのかな〜?」

片岡と染谷は少しむずかしい嬉しそうな表情をし、竹井はとても良い、本当にと言わんばかりに表情を明るくし、原村は何かを察したような雰囲気出す。

 

「私…原村さんともっと沢山、麻雀打ちたいんです」

(ようやく咲-saki-の本編スタートか)

 

 




解説
ダブリー…最初の捨て牌でリーチをする事を指す。
普通のリーチより1飜高い2飜役となる。
ただし、ダブリーはそう簡単には出ないと思います。

積み込み…手動で山を作る時にするイカサマ。
最近では自動卓がある為、このイカサマはなかなかお目にかかれないイカサマかも
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