「もうじき最後の階層ね。第7階層、128人のマスター達の中で最強の2人だけが辿り着ける場所。当然そこのフロアマスターは文字通り聖杯戦争の歴史の中で最強のマスターと言えるわね。」
私とセイバーは凛から最後のフロアマスターについて説明されていた。
「スペックも戦闘経験も文句なしの上。誰もがあいつとは戦う前に負けていた。レオナルド・ウィスタリオ・ハーウェイ。私の標的であり千年前何故か岸波白野に勝利を譲った地上の救世主になるはずだった少年よ。」
その時私は過去の記録を見た。
岸波白野とレオと戦う時の記録とトワイスに負ける時の記録が。
どうやって勝ったのかはわからなかった、けど私は見たくもなかった。
レオが生きていたとしてフロアマスターになっていたらかつての敗北原因は既に対策されているに違いないから。
そして私は第七階層へと辿り着いた。
第七階層は山の中で道中には沢山の花が咲いていた。
「随分と腕のいい庭師が居るみたいですね。」
セイバーは手入れがされていると評価していた。
道を歩いていると道中に手入れをしていると思う人物がいた。
「おや?閉じた筈の扉が開くとは。しかも今日という日に。ようこそ最初にして最後の挑戦者、あなた方の到来を歓迎しましょう。」
そう言ってその人物がこちらを見てきてセイバーを見て驚愕の表情を見せた。
「王!?」
「申し訳ありませんが。私は貴方の知っている王ではありません。」
その人物はこの世界での騎士王の関係者みたいで並行世界の騎士王であるセイバーを見て驚きセイバーは別人だと訂正した。
騎士王を知っている事は彼が恐らくは第七階層のマスターのサーヴァントでしょう。
「なるほど別人ですか?だが何故こんなにも我が王に似ていて?」
「正確には私は並行世界の騎士王でしてね。貴方の知っている騎士王とは違う人生を歩んでいるのですよ。」
そう考えていたらセイバーとサーヴァントの会話が進み、そのサーヴァントはマントを少しずらした、そして鎧には大きな傷がついていた。
「なるほどそうでしたか。でもご覧の通り私は単身では戦えぬ体、そのように警戒する必要はありません。」
今の状態では戦えないみたいでそのサーヴァントは第七階層の一角にて歓迎をしてくれるみたいだった。
「私はセイバーのサーヴァント、真名をガウェインと申します。剣を振る気概も理由もいまは失ってひさしい。」
サーヴァントは自身の真名を告げて来た。
真名を知られるのは勝敗に大いに関わるというのに告げるとはそれほどの自信があるという事なのでしょうか?
「千年もここに居て辛くありませんでしたか?」
セイバーはそんな事を聞いて来た。
「剣に疲れはありませんよ。王よ、ただ少しづつ錆びるのみです。」
そんな事をガウェインが告げて来た。