静寂の遺志を持つ白兎   作:うま

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初めての探索を終えて

初めてのダンジョン探索から帰還した僕は換金を済ませて本拠(ホーム)へと帰っていく。

 

ちなみに換金額は3100万ヴァリス。

 

最初の探索でこの額を稼げたのはデカい。

 

しかし、このまま平穏に終わるということはなかった。

 

僕はあえて路地裏に入り、誘い込む。

 

すると、光に寄ってくる蛾のように性別問わず馬鹿な冒険者がやって来る。

 

「なんだ、お前ら」

 

その僕の言葉に答えるのは先頭の男。

 

「決まってんだろ、おまえの金よこせ」

 

「なんだ、冒険者ではなく他者の稼ぎに依存する寄生虫か」

 

冷徹な視線とともに言い切ると、全員が武器を抜く。

 

「だったら、殺してからいただくぜ!!」

 

そう言って襲いかかってくる連中を僕は迎撃する、魔法で。

 

「【福音(ゴスペル)】」

 

一言(ワン・ワード)で魔法が襲撃犯を蹂躙する。

 

「カハッ⋯」「いでぇ⋯」「あぁ⋯」

 

全員例を漏れず重症を負い、血を吐き骨が見えているものもいた。

 

僕は一瞥することなく去った。

 

さっきのことをなかったことにして僕もお義母さんや叔父さんみたいにもっと強くなりたいと強く願った。

 

この際、僕も大型モンスター用に叔父さんと同じ大剣とか大斧槍(ハルバード)とか使ってみようかな?

 

大型の得物に関して思考を巡らせながら夕食の買い物をして帰宅していく。

 

 

 

数分後、騒ぎを聞きつけた【ガネーシャ・ファミリア】がやってきて戦慄する。

 

「なんだ、これは⋯!?」

 

【ガネーシャ・ファミリア】団長シャクティ・バルマを筆頭に動揺する。

 

現場は血の海とかしていて、破壊跡をあった。

 

全員を【ディアンケヒト・ファミリア】の治療院に運び出し、治療を終えて意識のはっきりしている冒険者に事情を聞こうとしたが叶わなかった。

 

その顔には恐怖が浮かんでいた、発狂し錯乱状態に陥る。

 

この状態はあの場で倒れていた冒険者全員がそうなっていた。

 

これでは取り調べもクソもない。

 

「くそ、これではどうもしようもないな」

 

「姉者、全員の所属は【ソーマ・ファミリア】だ」

 

「なるほど、大方他派閥の金銭を強盗しようと襲い返り討ちにあったということか。しかし、あれだけの数が相手でも圧倒できるとすればLv.3と4から5以上となるが何者だ?」

 

全員の所属派閥を割り出したことで原因が判明したが、それを行ったものの輪郭までは捉えられなかった。

 

流石のシャクティも予想ができずにいた。

 

 

【ヘスティア・ファミリア】本拠(ホーム)では、初めてのダンジョンについて話していた。

 

「ベル君、初めてのダンジョンはどうだったんだい?」

 

「上層と中層に降りてみましたけど、問題はありませんね。ですが、今後の大型のモンスターを相手取るには装備がロングナイフだけでは心許ないので大剣などの大型武器が欲しいとは思いました」

 

「うん、そうなんだけどボクが聞きたかったのはそういう事じゃなくて外のモンスターと違ったことはあったかい?」

 

「いえ、とくには。一撃で終わりましたので」

 

「そっかぁ・・・・・・」

 

淡泊すぎる返答にヘスティアは反応に困る。

 

そこで会話の中にあった武器のことについて話す。

 

「武器についてならヘファイストスを頼ってみたらどうだい?」

 

「そうですね、武器のことなら鍛冶師の意見を聞いてみて検討することにします。なので、ヘスティア様にヘファイストス様へ事前面会予約(アポイント)をしておいて欲しいですけど」

 

「あれ、明日行くんじゃないのかい?」

 

「いえ、いきなり行っては向こうの予定を狂わせてしまうので大丈夫な日を選ばないと」

 

そうして、この日は終わりを迎えるのだった。

 

 

 

ベルの大型武器について(票数多い二つ)(4日00:00まで)

  • 大剣
  • 大斧槍
  • 長槍
  • 大鉾
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