本好きの念能力者 @ 魔法科高校   作:avagnale

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魔法科高校の劣等生終了

次は『魔法先生ネギま!』投稿するよ



後日談

 二学期、九高に何故か土曜日午後司波深雪がルシル君を訪ねてきたと生徒会長から連絡があった。私達は土曜日必ず休むからね。放置しておいてと告げて終了。

 

 で、火曜日午後登校したところ……

 

 うげっ、凍る笑顔の司波深雪……、目が合っちゃったよ……認識阻害使って回避しても後々煩いことになりそうだ……

 

 

 

 スルーしようとしたところ、日傘をした司波深雪がこちらに向かってきた。

 

「天海君、こんにちは。わたしは土曜日訪問したんですが?」

 

「週休二日制。休日登校しないだろ」

 

「ーーーッでは火曜日何故午後登校なんですか?」

 

「週明けはダルいよね」

 

 月曜など入学初日しか登校したことない。

 

「ーーーッそれでは週休三日制ではありませんか。もうお昼は終わりですが?」

 

「あか牛丼食べてきた。九州グルメ多いよ。司波さんもどうぞ」

 

 あっちに美味しいお店あるからと教えて離れようとしたところ、コートを掴まれた。

 

「ーーーッ天海君にお話しがあります」

 

 関わりたくない。

 

「私はない」

 

「ーーーッ少しだけお時間をいただけませんか?」

 

「まあいいけど。その冷気を抑えろ。傍迷惑だ」

 

 司波深雪の額を小突いてエイドスを正常化した。本人は驚愕しているが、高みに上がったお花に謝れ。

 

 九高から支給された個室に入った。

 

「天海君、ここは……?」

 

「九高から支給してもらった私の個室」

 

「…………よくこんな豪華な部屋を支給されましたね……」

 

 司波深雪にお茶を出してなんの用か尋ねた。

 

「…………お兄様のことです」

 

「逮捕された?」

 

「はい……、警察省に問い合わせても面会も叶わないんです……」

 

 だろうね

 

「何故私を訪ねてくる?」

 

「会長達がお兄様のことを話していました。処々で天海君の名前が出てきました」

 

 内心舌打ちした。迂闊な会話をするなと。

 

「お兄様がどうなったのか天海君はご存知なのではありませんか?」

 

「普通に考えればわかるだろう?」

 

「…………どういうことですか?」

 

「無自覚テロ行為は非常に性質が悪い。しかも世界規模の、だ。テロ等準備罪はテロ計画を未然に防止するための法律だが、奴は無自覚にやらかすから、ね?」

 

「…………釈放は叶わない、ということですか……」

 

「お前達は法律を甘く見過ぎだ。世の中舐めてるだろ」

 

 絶対零度のキラッキラ笑顔で警告したところ、司波深雪はビクッとした。

 

「『俺を本当の意味で傷付けられるものなど存在しない』だったか?」

 

「!? その台詞は……、何故それを天海君が……」

 

「傲慢極まりないな? 何様のつもりだ? だから不良品扱いされる」

 

 母親の深夜から不良品扱いされていただろう?

 

「ーーーッ天海君はわたし達のことをご存知なんですね……」

 

「正体を隠すつもりがあるのか? 目立ち過ぎだ。兄妹揃って迂闊過ぎる。四葉深雪」

 

「……………………そこまでご存知なんですね…………お兄様はどうなったんですか?」

 

「死刑」

 

 まだ執行されていないが。

 

「そんな……、お兄様を傷付けることなんて、」

 

「だから世の中舐めてるだろと言った。不死や再成への対処、末路など古から決まっている。やりようはいくらでもあるんだよ。事実大炎上して奴の居場所はなくなっただろうが」

 

 試しに太陽に転送してやろうか? 一瞬で蒸発するよ。念能力者の存在も知らない矮小な輩如きが。私の【円】の範囲はバグっているからね。

 

「…………」

 

「ポッと出の現代魔法師が、身の程を弁えろ。お前も例外ではない」

 

 再度司波深雪はビクッとした。

 

「さあ、話は終わりだ。知りたいことは知っただろう。帰れ」

 

 個室のドアに視線を向けて帰るよう促した。

 

「…………天海君はなんでもありな規格外の魔法を使えると叔母様から聞いています」

 

「ああ、真夜さんから聞いたのか」

 

「はい……、わたしからお兄様の記憶を消すことは可能でしょうか?」

 

「可能だが、……兄の呪縛から解放されたいのか?」

 

「はい……、このままだと辛くて前に進めないんです……」

 

 そういうことなら仕方がないなと兄妹の繋がりを断ち、司波深雪からキチガイ・サイコパスの記憶を忘却呪文オブリビエイトで消した。

 

「君の兄の記憶を消した。記憶に不整合が出ることもあるだろうが、それは君の意思により消した記憶だから深く考えないようにしなさい」

 

「はい……、ありがとうございます……」

 

 ん? 何故に近付いてくる? …………何故にキスされる? フレンチに沈めたけど。

 

「……………………どういうこと?」

 

「…………叔母様から言われていたんです……天海君に、ルシル様に愛された方が幸せだと……」

 

 なるほど? それで制服ではなく、私服でお洒落してきたのか。

 

 午後は深雪と愛し合った。大丈夫、ここ浴場もあるから。寝台もあるから。プレイには困らない。

 

 浴場でちゃぷちゃぷと深雪とフレンチなキスをしていたところ、全裸のリーナとミアが入ってきた。

 

「ルシル(様)?」

 

「!? …………、」

 

「リーナ、ミア、授業お疲れ様」

 

「ルシル、その女は?」

 

「抱いてほしいって懇願された。深雪、私の最愛を傷付けたら死ぬことを懇願するレベルにしてやる」

 

「ふぁ、ふぁい……」

 

 アリサとアンナ、リーナ、ミアを傷付けたら絶対に許さない。

 

 ということで徹底的に調教してやった。リーナとミアはこの程度もできないのかと、その愛は所詮偽りだと煽っていった(笑)

 

 

 

 

 

光井ほのかとの面会

 

 北山親子は鑑別所に光井ほのかとの面会に訪れた。面会の場に現れたほのかの顔は先ほどまで泣いていたことがわかるくらいに憔悴している。

 

「ほのか大丈夫?」

 

「雫、小父様小母様……」

 

「ほのかちゃん、大変なことになったね」

 

「はい……、まさかわたしが無自覚テロリストなんて……」

 

「弁護士はこちらで手配したから、反省して二度とあのような真似はしないと誓いなさい」

 

「はい……、あの、達也さんは、」

 

「ほのか、もうあの人のことは忘れて」

 

「だって、」

 

「ほのかちゃん、エレメンツの依存癖を利用されたのよ? そんな碌でもない男のことは忘れなさい」

 

「…………達也さんはどうなりますか?」

 

 北山親子は溜息を溢した。

 

「これで二回目の無自覚テロ行為だから、これ以上やらかさないように、確実に死刑だよ」

 

「そんな……」

 

「無自覚というところが一番性質が悪いわね。更生の余地もない感情の欠落したある種の精神病らしいわ」

 

 精神病を理由に死刑は回避させない。

 

「ほのかちゃん、あのテロ行為が原因で交通事故が起きて、妊婦が流産してまだ生まれてない赤子が亡くなったことについて考えてみなさい」

 

「はい……」

 

 北山家がその増額した慰謝料を支払うことになった。

 

「赤子を失った妊婦と夫、そのご家族のご心痛は計り知れない」

 

「はい……、すみませんでした……」

 

 精神的苦痛が大きいなど慰謝料が増額される。弁護士に相談した結果、後腐れなく億単位で支払い示談した。

 

「ほのか、これも指摘されたことだけど、依存は病気だって」

 

「そんな……、だってわたしはエレメンツだから……」

 

「仕方がないことだっていうのはわかる。でも時計塔で治療できるみたい」

 

「それって、まさかDr. クレープ・シュゼット……?」

 

「うん、天海ルシルさんが時計塔CEOだから、コネで融通してくれるって」

 

「そんな凄い人だったんだ……」

 

「ほのかちゃん、もう司波達也君のことは忘れなさい。能動空中機雷のインデックス登録で開発者の名前を雫にするなど、卑劣極まりない。あの魔法が戦場で使われたら雫はもちろんのこと、北山のイメージが汚れるどころか非難殺到するところだ」

 

「それは最早致命傷ね」

 

「はい……」

 

「それにインデックスは国立魔法大学の物だ。偽り申請することは公文書偽造罪にあたると指摘された」

 

「それは……、」

 

「雫が偽造した訳ではない。彼は無自覚に他人を犯罪行為に巻き込む疫病神、厄災そのものだと指摘された」

 

「納得」

 

「しかしスピードシューティングでの行いは銃刀法や鳥獣保護管理法の罠猟などに違反しているため反省しなさい」

 

「はい……」

 

「ほのかちゃん、釈放されたとして、魔法科高校に通う勇気はあるのかしら?」

 

「え……?」

 

「妊婦を流産させてしまったのよ? 人の口に戸は立てられないから、一高で人殺し、赤ちゃん殺しって囁かれないかしら? 誹謗中傷には当たらない事実だから相当辛い目に遭うと思うわ」

 

「あ……」

 

 ほのかは青褪めた。

 

「ほのかちゃんのお父さんとお母さんからも退学して他の高校に通わせたいってお願いされているのよ」

 

 ほのかは号泣してしまった。

 

 暫し号泣した後で、ほのかは一高退学を決断した。

 

 これはルシル君が北山家とお話した結果だ。無自覚にテロ行為をして流産させるようなイカれた奴と同じ空気を吸いたくないから。

 

 …………え? ルシル君は九高だから関係ないだろう? 顔を見るのも嫌だからね。九校戦や論文コンペで出会いたくない。

 

 ほのかはエレメンツの依存因子を利用されたことを鑑みて執行猶予が付いて釈放された。ほのかは魔法科高校がない旧岐阜に引越して普通科高校に転校した。魔法科高校ドロップアウトなど珍しくもないため、ほのかは普通に受け入れられた。

 

 何故旧岐阜か? 疫病神、厄災を輩出した四葉に監視させるためだ。またテロ行為をされては堪らない。

 

 

 

 司波達也は死刑判決を受けた。

 そして司波達也は時計塔研究所のとある実験棟に送られ、ありとあらゆる薬や毒、魔法、地球外惑星突入などなどの実験体モルモット、サイオン生産機になった。

 

 国際法では禁止されている兵器だが、モルモットにダムダム弾を撃ち込んだところ、再成するには撃ち込まれたダムダム弾を精霊の眼で確認して分解する必要があるのだが、眼の使用許可は言霊で禁じてあるため、モルモットは分解できなかった。

 

 ダムダム弾を脳や心臓に撃ち込めばそれで瞬殺できるな。ダムダム弾は貫通せずに体内で運動エネルギーを全て放出し、大きな組織損傷や骨折を引き起こすから。分解して再成するしかない。

 

 ダムダム弾を撃ち込んだ足を切り落としてから再成を許可した。

 

 なんて理想的なモルモット。キチガイ・サイコパスに相応しい末路だ。

 

 食事は汚物を再構築したカレーや出汁なし薄い塩味スープでいつ身体や精神に変化が現れるかという実験も兼ねている。ゴキブリやカメムシの佃煮、蛾とハエ、ダンゴムシ、フンコロガシのコロッケ、どぶネズミやカラスのからあげ、サル料理、百味ビーンズの外れ、汚物産調味料などなどバリエーション豊富だから食事を楽しめ。

 

 烈爺や響子、光宣達はこの食事メニューを見たところ食べたくもないと悍ましそうにしていた。

 




ネギまお楽しみに
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