ぼっち、ナザリックに飛ばされる   作:NewSankin

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ぼっち、出発2

安全な地点を選び、アウラが《グリーン・シークレット・ハウス》を展開した。

巨大な樹木と一体化した、完璧に偽装されたログハウスのような拠点。俺は外観を見上げて呟いた。

 

「……これ、秘密基地って規模じゃないですよね?」

 

「そうか?」

 

アインズ様が首を傾げる。内部には寝室、倉庫、調理可能な空間、休憩所、防御設備まで完備されている。

 

「俺が小学生の時に作った秘密基地、ブルーシート一枚だったんですが」

 

アインズ様の中の鈴木悟が(あぁ、そういうことね……分かるぞ、八幡)と激しく共感していたが、表向きは威厳を保ったままスルーされた。

 

拠点で最初の作戦会議が開かれる。

現時点で分かっているのは、エルフ王都の大まかな位置と、法国が侵攻していること。ダークエルフが南方のどこかに暮らしていること。しかし、正確な村の位置は不明だ。

 

「闇雲に森を捜索するのは効率が悪いな」

 

アインズ様が問題を整理する。

 

「俺も同意です。村を自力で探すより、村の場所を知ってる奴を探した方が早いですね」

 

俺の言葉に、アインズ様は深く頷き、正式な偵察命令を下した。

 

「八幡。お前はまず、王都方面を偵察せよ」

 

「御意」

 

ただし、アインズ様から求められた調査項目は極めて具体的だった。

 

第一に、法国軍の兵力、配置、補給線、特殊部隊の有無。

第二に、エルフ王都の構造、防衛戦力、市民の状態。

第三に、ダークエルフの村を知る人物(狩人や商人)の特定。

そして第四――『未知の強者』について。

 

「シャルティアの件もある。通常兵より明らかに能力の高い者を発見した場合、絶対に接触するな」

 

アインズ様の強い念押し。漆黒聖典と接触した経験がある俺に、改めて告げるということは。

俺は少し笑って返した。

 

「今回は“喧嘩を売られても買うな”ってことですね」

 

「そうだ」

 

俺が出発しようとすると、またアウラが声をかけてきた。

 

「ちょっと、八幡」

 

「今度はなんだ?」

 

「何か見つけても勝手に突っ込まない」

 

「はいはい」

 

「報告は?」

 

「するよ」

 

「連絡も?」

 

「する」

 

「相談」

 

「必要ならする」

 

「よろしい」

 

「……俺の上司が増えてないか?」

 

マーレが小さく「ご、ご無事で……」と見送ってくれるので、俺はマーレの頭を軽くポンと撫でた。

 

「偵察だけだ。すぐ戻る」

 

アインズはそのやり取りを見て、改めて八幡を連れてきてよかったなと思い、八幡が無事に偵察を終わらせてくれることを確信した。

八幡はため息を吐きながらも仕事モードへ切り替え、エルフの国へ入っていく。

挿絵のリクエストです。

  • おまかせ
  • 八幡+シャルティア
  • 八幡+アルベド
  • 八幡+デミウルゴス
  • 八幡+コキュートス
  • 八幡+アウラ
  • 八幡+マーレ
  • 八幡+アインズ様
  • 八幡+メイド達
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