転生したらベリアル融合獣になれる様になっていた 作:Ks5118
レイト「あぁっ?!」
ベリアル「言える立場だと分かっているのか?」
作者「いや、仕方なくない? 想像力が止まらないんだから」
レイト「止まらないんだから、じゃあねぇよっ!」
ベリアル「こっち側に集中しろって言ってるんだよ。俺たちはっ!」
阿部レイトは今日も異世界での平穏な朝を迎えていた。ベリアルとの融合によって得た力は絶大だが、彼はできるだけ日常を大切にしている。今日は怪獣たちと街の中心で顔を合わせる日だ。
レイト[……よし、今日は軽く挨拶だけにしておくか]
ベリアル[楽しめるか? 奴ら、手加減は知らんぞ]
広場に到着すると、怪獣たちはすでに集まっていた。
ゴモラはぴょんぴょんと跳ねながら手を振る。
レッドキングは腕を組み、じっとレイトを見据えている。
タイラントとエレキングはどこか余裕のある様子で話し込んでいた。
中央には、小さなピグモンがふわふわと歩いている。
ピグモン「レイレイ、おはようございますぅ〜! 今日もいっしょにがんばりましょ〜ねぇ〜っ!」
ゴモラ「レイトちゃーん! おはよーっ! 今日も元気そうじゃん!」
レッドキング「……ふん。顔色は悪くねぇな。鍛錬はサボってねぇみてぇだ」
タイラント「レイト、例の研究……進捗はどうだ? 興味深い結果が出てるなら聞かせてくれ」
エレキング「ふふっ、あんまり詰めるなよ。朝くらいゆっくりさせてやれって」
レイト「みんな元気そうで何よりだ。EX怪獣化に関しては、ペガッサが順調だって言ってたぞ」
タイラント「ほう……それは期待できそうだな」
ベリアル[……ふ、平和だからと油断するなよ。あとでお前の出番は必ず来るぞ]
ピグモンはとことことレイトの隣に来て、小さく手を振る。
ピグモン「レイレイ、なにかあったらピグモンに言ってくださいねぇ〜! みんなで助け合うのがいちばんですからぁ〜っ!」
その言葉に、場の空気がふっと和らぐ。
──その瞬間。
街外れから爆発音が轟いた。
漆黒の闇エネルギーに包まれた異形の怪獣が迫ってくる。
ゴモラ「……っ!? なにあれ!」
レッドキング「チッ……朝っぱらから騒がせやがって」
タイラント「このエネルギー反応……ただの怪獣じゃないな」
ピグモン「み、みなさん……っ!」
レイト[……ベリアル、出るぞ]
ベリアル[ふんっ! どんな奴が居るか。面白くなってきた]
レイトは静かにULTRAMANスーツ タイプベリアルを起動。
レイト『ゴモラ、前衛を頼む!』
ゴモラ「オッケー! 任せて、レイトちゃん!」
レイト『レッドキング、援護を!』
レッドキング「言われなくてもやる。派手にいくぞ!」
レイト『タイラント、側面を支援!』
タイラント「了解。包囲するぞ」
ピグモン「レイレイ! ピグモンは避難誘導いきますねぇ〜っ! みなさん、ケガしないでください〜っ!」
怪獣たちは一斉に動き出す。
ベリアル[さて、どれだけ力を出せるか見せてやるか]
──戦闘。
(ここは元の流れを維持)
シャドウビーストは吹き飛ばされ、やがて退却していった。
──静寂。
ピグモンがぱたぱたと駆け寄る。
ピグモン「レイレイ〜っ! みなさん無事でよかったですぅ〜っ! ピグモン、ちょっとドキドキしちゃいましたぁ〜!」
ゴモラ「レイトちゃん、さっすが! めっちゃかっこよかったじゃん!」
レッドキング「……悪くねぇ動きだった。少しは認めてやる」
タイラント「あの闇エネルギー……解析してみる価値がありそうだな」
エレキング「でもまぁ、まずは一件落着ってことでいいんじゃない?」
ピグモン「レイレイ、ほんとにすごかったですぅ〜っ! これからもピグモン、いっぱい応援しますからねぇ〜っ!」
レイト「みんなのおかげで無事に済んだ。ありがとう」
ゴモラ「えへへっ、チームだもんね!」
レッドキング「フン……当然だ」
タイラント「合理的な連携だった。次も同様にいこう」
ピグモン「はいっ! みんなで力を合わせれば、こわいものなしですぅ〜っ!」
ベリアル[意外と楽しそうじゃねえか……ま、俺が口出しする必要もなさそうだ]
夕日が街を染める。
ピグモンは、いつものように柔らかく微笑みながら──
みんなを優しく見守っていた。
街外れ──戦闘後。
黒い結晶はすべて消え、完全に沈静化していた。
レイト「……これで本当に終わりだな」
ゴモラ「は〜疲れた〜……もう動けない〜……」
レッドキング「……まだ暴れ足りん」
レイト「元気すぎるだろお前」
タイラント「フン……悪くない戦いだった」
ピグモン「みなさん、本当におつかれさまですぅ〜っ!」
その中で、エレキングはしゃがみ込み、地面をじっと見ていた。
レイト「……どうした?」
エレキング「……少し、気になることがあるの」
レイト「まだ何かあるのか?」
エレキング「いえ……敵は完全に消えているわ。ただ──」
(小さな黒い欠片をつまみ上げる)
エレキング「この残滓、少しだけエネルギーが残っているのよね」
レイト「嫌な予感しかしないな」
エレキング「大丈夫よ。危険性は低いわ」
レイト「その“低い”が信用できないんだよ」
エレキングはすっと立ち上がる。
エレキング「……少し試してみてもいいかしら?」
レイト「よくない」
エレキング「大丈夫。ほんの微量よ」
レイト「その台詞さっきも聞いた!」
パチッ。
指先から、極細の電流が流れる。
黒い欠片が一瞬だけ光り──
ボンッ。
小さな爆発。
レイト「やっぱりな!!」
ゴモラ「わっ!? びっくりした〜!」
レッドキング「……今の、もう一回やれ」
レイト「やらせるな!」
エレキングは少しだけ首を傾げる。
エレキング「……おかしいわね。理論上は、安定するはずだったのだけれど」
レイト「“理論上”で爆発させるな」
エレキング「でも、今ので出力の傾向は掴めたわ」
レイト「掴まなくていい!」
そのとき。
ピグモンが小さく手を上げる。
ピグモン「えっとぉ〜……そのかけら、いっぱいありますけどぉ〜……」
レイト「……まさか」
ピグモン「全部調べるんですかぁ〜?」
レイト「やめろ」
エレキング「そうね……サンプル数は多い方が──」
レイト「やめろぉ!!」
だが。
すでにエレキングは数個の欠片を並べていた。
エレキング「順番に出力を変えて──」
レイト「やめろって言ってるだろ!!」
パチッ。
ボンッ。
パチッ。
ボボンッ。
ゴモラ「わ〜花火みたい!」
レッドキング「いいなこれ」
タイラント「フン……派手で悪くない」
レイト「良くない!!」
エレキング「……ふむ」
レイト「“ふむ”じゃない!」
エレキング「出力を抑えれば、安定して発光するみたいね」
レイト「最初からそうしろ!」
エレキング「……つまり、応用すれば」
レイト「やめろよ?」
エレキング「夜間照明として使えるわ」
レイト「発想が物騒なんだよ!」
その瞬間。
最後の欠片がひときわ強く光る。
エレキング「……あら?」
レイト「その“あら”やめろ!」
──ドンッ!!!
ちょっと大きめの爆発。
全員「────!!?」
煙が晴れる。
レイトは煤だらけ。
レイト「……」
ゴモラ「レイトちゃん、真っ黒〜……」
レッドキング「ハハハ、似合ってるぞ」
タイラント「見事な結果だな」
ピグモン「だ、大丈夫ですかぁ〜!?」
エレキングは静かに一歩近づく。
エレキング「……レイト」
レイト「なんだ」
エレキング「今のは、少しだけ予想外だったわ」
レイト「全部予想外だよ!!」
少しの沈黙。
そして──
エレキング「……次は、もう少し慎重にやるわね」
レイト「“次”がある前提やめろ!!」
遠くで。
まだ小さく“ボンッ”という音がした。
レイト「……まだやってるのか?」
エレキング「ええ。継続して観測中よ」
レイト「止めろぉぉぉ!!」
ピグモン「でもぉ〜……なんだか、にぎやかで楽しいですねぇ〜っ!」
レイト「方向性が間違ってる!!」
ベリアル[……ククッ、退屈はしねぇな]
レイト[俺はしてぇよ……]
翌日──広場。
穏やかな風が吹き、昨日の騒ぎが嘘のように静かだった。
レイト「……今日は何も起きなさそうだな」
ベリアル[それはそれで退屈だがな]
レイト[頼むから静かにしてくれ]
ゴモラは地面に寝転がって空を見ている。
ゴモラ「ねぇレイトちゃ〜ん……平和すぎて眠くなる〜……」
レイト「いいことだろ、それで」
レッドキングは木陰で腕を組んでいる。
レッドキング「……体がなまる」
レイト「昨日あれだけ暴れただろ」
レッドキング「足りん」
レイト「どんだけだよ」
ピグモンが小さなカゴを持ってやってくる。
ピグモン「みなさ〜ん、おやつの時間ですよぉ〜っ!」
ゴモラ「やったーっ!!」
レッドキング「……食う」
レイト「お、今日は安全そうだな」
その横で、エレキングは静かに座って本を読んでいた。
レイト「……珍しく普通だな」
エレキング「……何がかしら?」
レイト「いや、爆発させてない」
エレキング「失礼ね。常に爆発させているわけではないわ」
レイト「“常にじゃない”って言ったな今」
ピグモンがクッキーを配る。
ピグモン「はい、どうぞですぅ〜!」
ゴモラ「ありがとーっ!」
(ぱくっ)
ゴモラ「おいしい〜!」
レッドキング「……悪くない」
レイト「今回は普通に安心できるな」
エレキングも一枚手に取る。
エレキング「……見た目は問題ないわね」
レイト「分析するな普通に食え」
(ぱくっ)
エレキング「……」
レイト「どうだ?」
エレキング「……甘さが少し強いわね。もう少し抑えた方が、全体のバランスが──」
ピグモン「す、すみませんですぅ〜っ!」
レイト「評論家やめろ!」
エレキング「でも、美味しいわ」
ピグモン「ほんとですかぁ〜っ!?」
そのとき。
ゴモラが何かに気づく。
ゴモラ「あれ? これなに?」
地面に小さな機械のようなものが置いてある。
レイト「……なんだこれ」
レッドキング「知らん。壊すか?」
レイト「待て」
ゆっくり振り返る。
レイト「……エレキング?」
エレキング「ええ。私のよ」
レイト「だよな」
エレキングは静かに立ち上がる。
エレキング「簡易的な環境測定装置よ。電場、温度、湿度、あと──」
レイト「嫌な予感」
エレキング「周囲のストレス値も測れるわ」
レイト「なんでそんなもん測るんだよ」
エレキング「面白そうだから」
レイト「理由が軽い!」
ゴモラ「ストレス? わたしあるのかな〜?」
エレキング「測ってみる?」
レイト「やめろ」
ゴモラ「やるー!」
レイト「やるな!」
ピッ。
機械が光る。
エレキング「……測定完了」
ゴモラ「どうどう!?」
エレキング「……ほぼゼロね」
ゴモラ「やったーっ!」
レイト「だろうな」
レッドキング「俺は?」
エレキング「……やってみる?」
レイト「やめろ」
レッドキング「やれ」
レイト「聞けよ!」
ピッ。
エレキング「……高いわね」
レッドキング「なに?」
エレキング「発散不足」
レッドキング「……なるほど」
レイト「納得するな」
レッドキングは立ち上がる。
レッドキング「よし。何か壊す」
レイト「やめろ!!」
ゴモラ「じゃあ木でも倒す?」
レイト「やめろって!!」
エレキング「……では、安全な対象を用意しましょうか」
レイト「余計なことするな」
エレキング「このあたりなら、被害は最小限で──」
レイト「計画するな!!」
ピグモン「みなさんケンカはだめですよぉ〜っ!」
レッドキング「ケンカじゃない。鍛錬だ」
レイト「違うわ!」
その時。
ゴモラがぽつり。
ゴモラ「ねぇレイトちゃん」
レイト「なんだ」
ゴモラ「結局さ、平和でも騒がしくなるよね」
レイト「……否定できない」
エレキング「……それも、悪くはないと思うわ」
レイト「お前が言うと説得力ないな」
エレキング「そうかしら?」
ピグモン「ピグモンは、こういうの好きですよぉ〜っ!」
ゴモラ「わたしもー!」
レッドキング「……まぁ、退屈よりはいい」
タイラント「フン……くだらんが、嫌いではない」
レイトはため息をつきながら、少しだけ笑う。
レイト「……まあいいか」
ベリアル[ようやく慣れてきたか? ]
レイト[慣れたくなかったけどな……]
その後──
結局レッドキングは“安全な岩”を全力で砕き、
ゴモラはそれを見てはしゃぎ、
エレキングはデータを取り、
ピグモンは拍手していた。
そしてレイトは──
レイト「だから平和ってなんだよ……」
誰よりも疲れていた。
今回のカプセル怪獣、紹介コーナーッ!
今回、紹介する怪獣カプセルはコイツだっ!
EX怪獣 EXゼットン
身長 66メートル
体重 3万3千トン
PS2のゲーム作品『ウルトラマン Fighting Evolution REBIRTH』の改造怪獣が元になっていたそれまでのEX怪獣と違い、このEXゼットンは『大怪獣バトル』シリーズの完全オリジナルなEX怪獣である。甲虫のような外見はさらに虫のような部分が強調されるように変化し、頑丈な甲殻と鋭利なクロー、発光体の変化など全身のスタイルが変わっている。能力も格段にパワーアップしており、一兆度の火球は連射可能となったうえ、それすら上回る火球「トリリオンメテオ」及び「100トリリオンメテオ(100兆度の火球)」(アーケードでの威力数値はなんと最強クラスの「4900」ダメージ)までも発射可能となった。発射する際は顔面からではなく、体の周囲に複数の火球が出現し、それを連続で撃ち出している。レイブラッド星人と融合して放つバージョンは「アルティメットメテオ」と呼ばれ、通常よりも巨大なトリリオンメテオを生成して敵にぶつける技となっている。更に通常のゼットンにはなかった飛行能力が備わっており、背中からのジェット噴射で猛スピードで飛びまわることもできる。そのジェット噴射で飛んだ際に体当たりしながら放たれた炎で敵を焼き尽くす「ゼットンバックファイア」という技も持つ。『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』では手に炎を纏って相手を攻撃する技を披露した。
レイトの彼女にするなら誰にしますか?
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アギラ
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ゴモラ
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エレキング
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レッドキング
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キングジョー
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ゼットン