悪魔の名を持つMSがダンジョンにいるのは間違っているだろうか 作:余楽
えーと、皆様お久しぶりです
投稿クッッッッッッッソ遅くなってすいません
リアルで趣味やってたり仕事が始まったりで忙しくしてたら遅れました
投稿頻度は遅くなるとは思いますが楽しんでもらえたなら嬉しいです
そういえば最近ソードオラトリオ全巻購入しました
内容を確認しながら書いていこうと思います
神々の宴から翌日、オラリオはいつになく慌ただしく人通りの往来が激しくなっていく冒険者や市民、商人など人を問わず大勢の人が行き交っていた。
それをホームで眺めていたザガンは何故ここまで人の往来が激しいのか、今日は何かあるのだろうか?こう言った雰囲気は祭りごとでもあるかもしれない。
そんな中で自身が表通りを歩いたらどうなるかきっと想像通りになってしまうだろう、取り敢えずホームからは出ない方がいいかも知れないと自身の部屋へ戻ろうとしたがティオナの声が廊下に響き渡った
振り返るとティオナとティオネが立っていた
「あっ!ザガン!一緒に
『貴方方は本当に唐突ですね………その私はその怪物祭とやらが分からないのですがそれは一体?名前や外の人の往来から察するに祭りなのは分かるのですが一体何の主旨の祭りなのですか?』
「簡単に言うならダンジョンから捕獲したモンスターを連れ出してテイムする様子を見せたりするイベントよ」
大体理解は出来たが、安全性とかを加味しても中々リスキーなことをするものだ。もしモンスターがなんらかのイレギュラーで逃亡なんてしてみろ街は大混雑だそ
その上、この人通りを見たら分かるが明らかに武装をした冒険者よりも一般人の行き交いが激しい、一体どんな物を食えばこんな馬鹿らしいイベントを思いつくのか、このイベントを考えた奴の顔を見てみたいものだ
『別に良いですよ……と言いたい所ですが、このなりでは貴方たちについていってもらって確実に騒ぎになるでしょうから今回はお断りさせてもらいます。
ただでさえ迷惑を掛けているのにこれ以上迷惑を掛ける訳には行きませんから』
「ほら私の言った通り断られたじゃない。」
「だってもっとザガンのこと知りたいし仲良くなりたかったの!」
なるほど。だから此方に声を掛けてくれたのか…個人的に嬉しくはあるがそれはそうと何故アイズなどに声を掛けず私に声を掛けたのだろうか?
『それはそうと何故私なのですか?私でなくともアイズさんに声を掛ければいいのでは?』
「本当はアイズも誘いたかったけど今回は先にロキに先越されちゃって誘えなかったんだよ〜!」
「ロキにしては珍しいわよね。いつもは楽しいことは楽しめってスタンスなのにアイズを無理矢理護衛につかせるなんて何かあったのかしら?」
そう言われてティオナも少し考えるロキとの関わりが長いティオナにとっても今回のロキの行動は確かにおかしい、いつもなら楽しんでと送り出すだけなのにどうして今回だけはアイズに護衛を頼んだのだろうか?
一瞬は考えたティオナだが深く考えたって分からないことを考えるのはめどくさいことこの上ない
「難しいことを考えるのはやめよ!ねぇーティオネ、今からレフィーヤ誘いに行こ!ザガンごめんね時間取らせちゃって」
「本当、アンタは自由よね…ザガン時間とって悪かったわね」
「今度一緒に出掛けようねー!」
『えぇ、また今度』
今度一緒出掛ける約束を交わしザガンはこの場去っていくティオナとティオネを見届けると再び外へと目線を向け直し思案する
話しを聞く限りロキがこう言った催しごとには基本は参加はするもしないも自由なのは分かった。なら何故、アイズを強制的に護衛に付けたのか、予測の範疇でしかないがある程度想像は出来る。1つ目は『単純にアイズと怪物祭を周りたかった』これついては日々の周りへのセクハラ紛いの接し方を見るにロキならば無さそうだが今回ばかしは違うだろう
2つ目は『誰にも相談出来ないことを相談する為』側から見ても見なくてもロキには悩みなど無さそうに見えるがそうでもないかも知れないこれに関してはあくまでも予測域は出ない
3つ目『関わりのある誰かに呼び出された』これは可能性が高いだろう
と言っても前者2つの可能性より高いだけに過ぎないが流石そんな訳はないだろう
全く私の主神は分からないことが多いな
そんなことを考えながらザガンは窓に背を向け、リヴァリアから渡されたダンジョンに関する本を読むために自身の部屋へと戻って行った
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遡ること数時間前、昨夜レフィーヤを連れダンジョンに潜った事がリヴェリアとロキにバレ罰ということで主神命令で今日護衛に着くように言い渡された
食堂で朝食を摂っている時、ティオナに一緒に怪物祭を回らないかと誘われたが昨日のあったことを伝えると残念そうにしていた。レフィーヤといいティオナといい誘ってくれたのに一緒にいけないのは申し訳ない
そんなことを考えつつ外出用の服へ着替える
この服は前にティオナたちと買い物に行った際に買ってもらった物だ。青いミニスカートに肩や背中が空いたかなり露出の激しい服装だが運動性に関しては申し分ない。
それにレフィーヤたちが選んで渡してくれたプレゼントなのだ此処で着なければ意味がない
着替えを終えたアイズは自室を出ると一直線にホームの出入り口に向かった
「おはようー、アイズ。ごめんなー遅くなってもうて」
「大丈夫です」
時間通りにロキは現れたが何処か気怠そうに見える
きっと昨日の神々の宴でお酒をたらふく飲んで来たと予想は出来る、だからいつもより気分が良さそうなのはきっとこれ原因だろう
気怠そうにするロキだったが、アイズの服装を見た瞬間目が輝きアイズを褒め始めたがロキのことだきっと下心があるに違いない
「ん?おぉ?その服……めっっっちゃ!?めっちゃ可愛い!まさにアイズたんのこんな格好を拝めるとは思わなかったわ!」
「……ありがとう、ございます」
「まさかうちのためにオメカシしてくれたん!?うっひょー、萌え萌えやー!似合ってるでー!ハグしたる!抱き着きー!」
やっぱり、こうなることは何となく分かってた
アイズは反射的にロキをの抱き着きを回避しカウンターとして張り手を放ったがこれは握手だった。地上では普通人間レベルでしかないロキをLv5のアイズが本気では無いにしろ張り手なんてしたらどうなるかなど簡単に分かる
張り手を受けたロキは更に勢いがつき思い切り外壁に叩きつけられめり込んだ
そして、ゆっくりと地面へ倒れるとその痛みに悶絶し両手で顔面を抑えながら地面をのたうち回っていたが痛みが引いてきたのかやがて動きは止まりゆっくりと立ち上がった
「うん、アイズたんのスカートの中身確認できたし、よしとしよう」
「……見たんですか?」
「えっ、あ、見てへん見てへん。転がったついでに確認したなんて言えへん」
「…………」
アイズとて年頃の乙女だ
どれほど感情が表情に出にくくとも羞恥心がない訳がない、普通の人と比べたら多少羞恥心は感じなくとも流石にスカートの中を見られるのは別である
ロキのバレバレの嘘を聞いたアイズは平手を上げ
スパァン
鋭いビンタをロキにお見舞いした
一悶着はあったが取り敢えずは片付いた。アイズはボロボロのロキに連れられ怪物祭へ向かった
「アイズ、すまん。ちょっと行くところあるんやけど、寄ってもええ?」
「はい…朝ごはん、ですか?」
「ん~、それもあるんやけどな」
歩くこと十数分後、北のメインストリートを南下しバベルが建つ中央広場に出た後、東のメインストリートへ訪れた
周りを見渡せば多種多様な人々が今日の為に出店された露店にごった返しになっていた
ヒューマン、エルフ、ドワーフ、獣人、小人族、アマゾネス。老若男女関係なく他種族の人間が入り交じる光景は圧巻であると同時に壮観でもある
浮き足立っている群衆は大通りを埋めつくし、この怪物祭と呼ばれる由来となった演目を行っている円形闘技場にまでその列を伸ばしていた
そんな中、ロキとアイズは人の群れを縫うよ進んでいると喫茶店が見えてきた
その店は大通り沿いにあるというのにも関わらず一目見れば分かるほど静かだった
「ここや、ここ」
ドア開けると来店を知らせる鈴がなると店員は此方に気付き向かってくる、ロキが多少の一言二言店員と言葉を交わすと店員は二階へ行くように促した
二階へ上がりバルコニーへの扉を開けるとそこにはバルコニーから外眺めている紺色のローブを纏った一人の人物、いや 神物が居た。
普通ならローブを纏っているだけで少し怪しいが彼女が纏う雰囲気はロキや他の神々と同じ雰囲気を纏っていた
「よぉー待たせたか?」
「いえ、少し前に来たばかり」
迷うことなく彼女の座る席にロキは向かい気さくに話し掛けるとローブを被った彼女は微笑を浮かべた
どうやら2人は割と仲がいいらしい
「なぁ、うちまだ朝飯食ってないんや。ここで頼んでもええ?」
「お好きなように」
彼女とロキの会話を聞いていて分かるがロキにしてはかなり気さくでどうやらロキは彼女とはかなり長い付き合いのようだ
アイズはそんな2人の邪魔にならないようにロキの4歩後ろで控えていたが不意にフードがズレたことで彼女の顔が見えた
それと同時にかの神物が何者なのかを察した。彼女はオラリオ最強派閥である【ロキファミリア】と並ぶ【フレイヤファミリア】の主神、女神フレイヤだった
表情にこそ出てはないが内心で驚いているアイズの視線に気付いたフレイヤはロキに話し掛けた
「ところで、いつになったらその子を紹介してくれるのかしら?」
「なんや、紹介がいるんか」
「一応、彼女と私は初対面よ」
それもそうだ。自身も含めお互い有名だからこそ名前は知っているが知っているだけ、大した交流はしたことは無かった
なんなら神 フレイヤの言う通りアイズも初対面だ
「んじゃ、うちのアイズや。これで十分やろ?アイズ、こんなやつでも神やから、挨拶だけはしときぃ」
「……初めまして」
あまりこういった挨拶は慣れていないのが原因でいつもみたいな無愛想な挨拶になってしまった。
だが、無愛想な挨拶にも関わらずフレイヤは不機嫌になるどころか優しい笑みを浮かべた
「可愛いわね。それに……ええ、ロキがこの子に惚れ込む理由、よくわかった」
不意にフレイヤとアイズの視線が合う
アイズの金の瞳とフレイヤの銀の瞳が合った瞬間、久しぶりに感じた畏怖を胸に抱きながら、アイズは乏しい表情のまま頭を下げた
「どうしてここに【剣姫】を連れてきたのか聞いても?」
「ぬふふっ……!そらお前、せっかくのフィリア祭や!この後しっかりきっちりアイズたんとラブラブデートを堪能するんじゃあ!」
………そんなことだろうと分かってたけど本当にそれが目的だったんだ
もし断れたのならレフィーヤやフィオナたちと一緒に怪物祭を周りたかった
相変わらずいつも調子のロキにアイズは多少呆れていた
「……ま、それに、『遠征』も終わってやっと帰ってきたと思って放っておくと、まーたすぐダンジョンにもぐろうとするからなぁ、このお姫様は……最近入った新人に触発されたのか余計にダンジョンに潜ろうとするし」
「……………//」
「誰かが気を抜いてやらんと一生休みもせえへん」
嫌な所を突かれた、本当に何も言い返せない
自分を気遣って告げられた言葉に気恥ずかしさと多少の申し訳なさで俯くとロキは優しく頭を撫で始めた
それをフレイヤは何も言わずただ微笑んで此方を眺めていた
それから間もなく、女神たちはここに集まった本題とばかりに雰囲気が物々しいものへの豹変させた、唯一の救いは周りに人が居ないことだ
最強派閥の主神たちがこんな雰囲気になれば嫌でも騒がれてしまう
そして、本題であるこの場に自分を呼び出した理由をフレイヤが尋ねると、ロキは単刀直入に用件を切り出した
「時間がもったいないからな単刀直入に聞くで、最近自分妙に動き回っとるようやけど…」
いつもの糸目を開き鋭い眼光でフレイヤを見ながらロキは口を開いた
「男か」
フレイヤは表情を変えず微笑んだままだが唯一フレイヤとの交流がないアイズはただ1人置いてけぼりを喰らってしまう
分からないからこそ会話の内容で情報をまとめようとするアイズ
一方で付き合いがあるからこそ分かっていたロキは話さないフレイヤを見て察したらしく「はぁ………アホくさ」と露骨に呆れた表情でぼやいた
「はぁ……つまりどこぞの【ファミリア】の子供を気に入ったちゅう、そういうわけか」
呆れてはいたが気にならないかと言われたら気になるに決まっている
それが娯楽に飢えた神というものた。ニヒルな笑みを浮かべたロキは問いただす
「で?どんな奴や今度自分の目に留まった子供ってのは?
ほら吐けや
ロキの言う通りオラリオ屈指の最大派閥同士でいざこざなど起きれば大混乱は免れないだろう。ロキはそれを知った上で逆手に取りフレイヤに情報を吐くように求めることにしたのだ
「強くはないわ。貴方や私の【ファミリア】の子と比べても、今はまだとても頼りない。少しのことで傷付いてしまい、簡単に泣いてしまう…そんな子」
「でも、綺麗だった。透き通っていた。あの子は私が今まで見たことのない色をしていたわ」
その光景を思い出しフレイヤは恍惚で見惚れたかのような表情で語る
あの美の女神フレイヤをここまで夢中させる人物とは何者なのだろうか
考えているアイズたちを置き去りにフレイヤは語り続ける
「だから目を奪われたの。見惚れてしまった」
「見つけたのは本当に偶然。たまたま視界に入っただけ……あの時もこんな風に……」
あの時の光景を思い返す様に人通りへフレイヤは目を向けると偶然には赤い眼に白髪の少年が目に入った
フレイヤは居ても立っても居られず早々に話を切り上げ椅子から立ち上がった
「ごめんなさい急用が出来たわ。
また会いましょう」
「はぁ!?ちょ、ま、待てやフレイヤ!」
ロキの静止を無視しフレイヤは慌ただしく店を出て行こうとしたがフレイヤは立ち止まりロキたちへ振り向いた
「最後に最近、貴方たちの【ファミリア】に入った新人について……あの子は今は味方かも知れないでもいつまで味方かは分からないわ
出来れば手を切っておく事も考えておくといいわ」
忠告を告げるとフレイヤはそそくさと店を出て行ってしまった
「……何やアイツ急に」
ロキはフレイヤの突拍子のない行動に加え忠告を受けて多少混乱していたがアイズは先程の忠告について考えていた
脳裏に過ぎるのはあの白兎の様な少年を追いかけた日、プルーマと呼ばれる未知の
人命よりもモンスターを殺すことに固執している様に見えた
敵にはならないと信じたいがあそこまで人格が変わるとなると不安になってしまう
考えることに夢中になってしまいロキの声掛けに気付かなかったが数回に渡り呼びかけられて現実に思考を戻した
「アイズまでどうしたん?」
「……いえ、何でもないです」
オラリオ屈指の最大派閥同士の密会は大きな問題も起きることなく終わりアイズはロキに連れられ怪物祭へと繰り出した
余談だが、ロキはアイズの食べているジャガ丸くんを一口貰うことが出来たが怪物祭後、ザガンとリヴェリアにバレ数時間に渡り執務室で説教を受けたそうだ
最後までご閲覧ありがとうございます
投稿は遅いですが楽しんでもらえたなら嬉しいです
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