嘗て日本で迫害を受け、家族を守るためにすべてを捨てて海外へ渡った少女――立花響。
 彼女は異国の戦場で生きる術を学び、やがて“黒姫”と恐れられる伝説の傭兵となった。

 原作とは異なる場所で覚醒したガングニール。
 原作とは異なる出会い。
 原作とは異なる立ち位置。

 しかし、歌姫たちの運命そのものが消えた訳ではない。

 雪音クリスは最初から彼女の味方として傍に立ち、キャロルは理解者として支え、セレナは救われた過去から“姉”と慕う存在となる。

一方で――
 小日向未来は、何も告げず去った響を許せず、その想いはやがてすれ違いと衝突を生んでいく。

 これは、原作の「もしも」をなぞる物語ではない。

 原作の展開が大きく変わり、キャラクターの立場と関係性が再構築されていく中で、それでもなお“歌う理由”を失わなかった一人の少女の物語。

――これは、戦えていた立花響が歩んだ、もう一つのシンフォギア。

【今作はあくまで、自分の脳内にあった話を出来るだけ、思い出し、再現した物語。原作(元作)とは展開が少し違います。】
  プロローグ ――黒姫が歌う前日譚――()
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