うつけ姫の弟   作:ホークス馬鹿

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不穏です。


不穏

氏真の将軍宣下を終えた信奈達。

 

信奈「皆!長きに渡る遠征、ご苦労だったわね!本拠岐阜に帰るわよ!」

 

「「「ははっ!!」」」

 

信奈「一応、生き残った三好三人衆が攻めてくる可能性があるわ。その事で、信忠から意見があるそうよ。信忠!」

 

信忠「はっ。四国の阿波にて、三好長逸と岩成友通が不穏な動きがあるとの情報が入った。」

 

信忠「この京を攻め、将軍様となった氏真を襲い、亡き者にしようと企んでいる可能性がある。もしそれを許せば、乱世は治らず、我らの目指す新しき日の本を築く理想が露と消える。」

 

信忠は、残った三好三人衆、三好長逸と岩成友通が怪しい動きをしていて、恐らく京に攻めてくるだろうと読んでいた。

もし彼等を許せば、泰平の世は築けないと加えた。

 

信忠「よって、もし攻めてきた時はこの本圀寺に将軍様を移していただき、防衛する。」

 

信忠「その防衛の大将は・・・十兵衛、お主に任せる!」

 

その為、本圀寺を防衛拠点として氏真を守り、その責任者に光秀を任命した。

 

光秀「え!?わ、私がですか?」

 

光秀は、まさか自分が任命されるとは思わず、驚いていた。

 

信忠「無論だ。これはお主にしか出来ぬ事。もし賊が攻めてきた時、我等が駆け付けるまで必ずや氏真を御守りせよ!!」

 

信忠「お主なら、必ず成し遂げる・・・頼むぞ!」

 

信忠は、光秀なら出来ると言い励ますと

 

光秀「分かりましたです!!必ずや、将軍氏真をお守り致しますです!!」

 

光秀は、気合の入った表情を浮かべて頭を下げた。

 

信忠「しかし、お主に全ての負担をかけるのは心苦しい。よって・・・三左!」

 

可成「はっ。」

 

信忠「お主に十兵衛の補佐を任せる。よく支え、全ての賊を討ち取れ!」

 

信忠は、可成に光秀の補佐を任せ

 

可成「お任せ下さい。必ずやご期待に応えましょう。」

 

可成は頭を下げた。

 

信忠「頼むぞ。」

 

可成「ははっ!」

 

信忠「姉上。俺が殆ど決めましたが、宜しいでしょか?」

 

信忠は、京の防衛に関しての事を殆ど決めていたので、改めて信奈に確認した。

 

信奈「構わないわ。全て任せてるから。では皆!準備しなさい!」

 

「「「ははっ!!」」」

 

そして、皆は帰国の準備を始めたのだった。

信忠は、帰る準備の合間、氏真に挨拶に向かった。

 

信忠「国元に戻る事となった。もしもの時は、本圀寺に移るように。」

 

信忠「そこはひと月程持ち堪えれるように防衛機能を加えておいた。十兵衛と三左、そして幾ばくかの手勢を残す。確とお主を守ってくれる。」

 

すると

 

氏真「信忠さんも残って下さい!!妾は、信忠さんがいれば心強いですわ!!お願いです!!」

 

氏真は、目を潤ませながら残ってくれるよう懇願した。

 

信忠「・・・気持ちは嬉しいが、俺は国元をこのまま空けるわけにはいかぬのだ。これ以上空けて、武田らが攻め寄せたら一大事なんだ。それは美濃も然り。」

 

信忠「賊がお主に襲い掛かったら、必ず俺も駆け付ける。約束する。」

 

しかし信忠は、情に流されずに冷静に答えると、必ず京に来ると約束した。

 

氏真「・・・分かりましたわ。必ず来て下さいまし。妾は、待っておりますわ。」

 

氏真は、凛とした雰囲気と目になって信忠を真っ直ぐ見た。

 

信忠「分かった・・・」

 

氏真は、優しい笑みを浮かべて答えたのだった。

そして、氏真の元を後にすると

 

信忠「関白様。我らは一度、国元に帰ろうかと思います。」

 

次は前久の元に向かい、挨拶をした。

 

前久「そうか・・・」

 

信忠「何かあれば、すぐ駆け付けて来ます故。加えて、もし賊が押し寄せ攻めて来たら、本圀寺に移るよう将軍様にはお伝えしております。」

 

前久「うむ・・・もし賊が攻めて来たら、麿も刀槍を持って戦うでおじゃるぞ!」

 

前久は、気合の入った表情で答えた。

 

信忠「えっと・・・ご無理はなさらずに。此方も十兵衛と三左を残しますので。」

 

前久「うむ!」

 

そして、信奈らは本拠に帰還した。

その知らせを聞き

 

「信長らは美濃に帰ったようじゃな・・・」

 

「うむ。将軍今川氏真を守る兵は僅かという噂だ。今攻めれば、氏真を亡き者にし、京は再び我らの物・・・」

 

「そうなれば、再び我らの天下・・・!」

 

とある一部の者たちが、立ち上がったのであった。




投稿出来ました。

お久しぶりです!!色々纏まらず、ここまで遅くなりました!!

本当に申し訳ございませんでした!!

次回もいつ投稿出来るか分かりませんが、気長にお待ち下さい。

それでは、また!
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