家庭教師ヒットマンREBORN 破天荒な雷野郎が来る!   作:ダレ狐

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ヴァリアーが来る

「眠〜い……日本のアニメ面白過ぎるだろ……」

 

日本に来て1週間が経った。

リーフはアパートの部屋でソファに寝転がっていた。

近所のビデオレンタルショップで日本の名作アニメ映画を4本見て、そのまま寝てしまったらしい。

のんびりしていると、ノートPCにメールが届いた。

インスタントコーヒーを準備しながらメールを開くと、親方からのメールだった。

 

「親方、急にどうしたんだろう?

この前の書類に不備でもあったか?」

 

リーフは親方から、現在の沢田綱吉の実力、そして守護者候補を資料にまとめる作業も任されていた。

そのおかげで、戦闘データを取るために不用意に獄寺と雲雀を煽ってしまい、尻拭いをツナがする羽目になった。

 

「霧と雷がいないこと以外は、問題ないはずだが……」

 

メールを確認すると、後輩のバジルが日本に来るらしい。

 

「重要任務のブツを運搬、追撃の恐れがあるためフォローを頼む……って、今日かよ!?」

 

今日は土曜日だが、休日登校の日でツナ達は学校に出ている。

 

「時間は……げっ、13時じゃん……くそ! ツナ達探さねぇと!!」

 

リーフは急いで並盛の制服と武器を携帯し、玄関を飛び出した。

 

 

 

場面は変わり、並盛のとあるショッピングモール。

ツナ達は土曜日の授業を終え、

父親が帰ってくることに憂鬱になっているツナを励ますため、獄寺達は気分転換にショッピングモールへ遊びに来ていた。

それだけでもツナは十分楽しかった。

さらに京子も一緒に来てくれたことで、気分はうなぎ登りで上機嫌だった。

 

「良かった〜ツナ君が元気になって」

 

「え? どうしたの京子ちゃん?」

 

「ううん。黒曜に向かって行った時、不安だったの……

ツナ君達が遠い所に行きそうな……そんな気がして」

 

「え? それはどういう事かな?」

 

「私もよく分からないけど……

黒曜に行くって聞いてから、ツナ君は怖い世界に行きそうな感じがしてたの。

でも、いつも通りのツナ君を見てホッとしたんだ」

 

「へぇ……そう思ってたんだ」

(京子ちゃん……俺がマフィアの世界に行くって、直感で感じてたのかな……)

 

ツナも黒曜の件とリーフの来日で、

自分達がどんどん日常からマフィアの世界に深く関わっていることを、不安に感じていた。

だが、こうしていつも通りの日常にいると、

この日常こそが自分の世界だと思えた。

 

 

 

その時――

 

ドォォン!!

 

「ツナ君、あれ!」

 

「えぇー!?」

 

京子がショッピングモールの屋上を指差す。

すると空から少年が落ちてきて、ツナの前に叩きつけられた。

 

「ぐえ!?」

 

「すみません、お主! お怪我はございませんか?」

 

「(お主? この21世紀に“お主”!?)いてて……」

 

「10代目!」

 

「ツナ、大丈夫か?」

 

「ツナさん、大丈夫ですか?」

 

「ツナ君、大丈夫?」

 

騒ぎを聞きつけ、獄寺達も駆けつけてきた。

――というか、この人誰?

 

「ん? 何でお前も日本に?」

 

その時――

 

 

「ヴォォォイ!! 外野がゾロゾロ集まりやがって!!!」

 

屋上に立つ銀髪の長髪の男が、

遠くにいるツナ達にも響くほどの大声で叫んだ。

 

「目障りだ!! 消え失せろ!!!」

 

叫びながら、何かの攻撃を繰り出す。

リボーンは事態を察知し、京子やハル、子供達を避難させる。

その間、落ちてきた少年はツナを引っ張って逃げようとしていた。

 

「え!? 何で俺を?」

 

ツナはそこで気付く。

 

少年の額に――青い死ぬ気の炎。

 

「君の額……死ぬ気の炎?」

 

この少年がマフィア絡みだと、ようやく理解した。

 

「すみません。お主に大事なことを伝えるためにも、ここから避難しないと」

 

 

「ヴォォォイ!! いい加減、鬼ごっこ終わりにしようぜ!!」

 

「うわぁぁぁ!! ヤバい人が来た!!」

 

(奴は沢田殿を知らない? しまった……やり過ごせば良かった……)

 

「何だ? そいつは。

まぁいい。そこのガキ、コイツと何を企んでやがる?

早くゲロらねぇと、切り刻むぞ!!」

 

「ヒィィィィ!」

 

その瞬間――

ダイナマイトが男の頭上に降り注ぐ。

 

「よく分からねぇが、その方に手は出させねぇぞ」

 

「そういうことだ」

 

獄寺と山本が前に出た。

 

「獄寺君! 山本!」

 

「10代目! ここは俺に任せてください!!」

 

「何故かそこに俺のバットが置かれてたんだ〜不思議だよな」

 

「リボーンの仕業だ……」

 

※リボーンが山本のためにボンゴレ技術開発部に発注していた「打の武器」。

普段は野球バット型だが、ヘッドスピードが時速300kmを超えると日本刀に変形する特殊武器。

 

「何だ、ガキがゾロゾロと」

 

「剣なら俺の出番だな」

 

「ダメです! レベルが違い過ぎます!

お主達では歯が立ちませぬ!」

 

しかし山本は突っ込んだ。

 

だが――

 

「ヴォォォイ。何だその動き?てめぇ剣技習得してねぇな」

 

「だったら、なんだ?」

 

「話にならねぇって事だ!!」

 

爆発。

山本は窓を突き破り吹き飛んだ。

 

「山本!!」

 

獄寺も攻撃。

 

しかし――

 

「欠伸が出るほど遅ぇ!!」

 

一瞬で蹴り飛ばされた。

 

「何だこのガキ共。話にならねぇ」

 

「嘘だろ……あの二人が」

 

少年は言う。

 

「お主だけでも逃げてください」

 

ツナは悟った。

 

(この人でも……勝てない)

その時――

手袋が頭に落ちた。

 

「この手袋は!?」

 

「手相を見る時も夏の暑い日も、その手袋は手放すな。

木の妖精より」

 

鉢植えに入った木のコスプレのリボーン。

 

「リボーン!何してたんだよこんな大変な時に!」

 

「俺もやる事が合ったんだ。 京子達を逃がすことと、押し入れにあるこのコスプレを探してたんだ」

 

「こんな時にコスプレの衣装は要らないだろ?」

 

「俺にも色々と事情があるんだよ…所でリーフはいねぇーのか?」

 

「何でここでリーフさんが出るんだよ!?」

 

「そこの死ぬ気の炎出してる奴の知り合いだからな」

 

その時――

 

 

「うわぁぁぁ!」

 

死ぬ気の炎の少年も、銀髪の男に吹き飛ばされ、いよいよツナ1人になってしまった。

 

「ったく、雑魚の癖にしつけぇー野郎だった。 さて、お前から全部話を聞かせて貰おうか?」

 

「いや、俺は…」

 

「話さねぇーと、ミンチみたいにぐちゃぐちゃするぞ!」

 

「限界か…いや…来たな」

 

「ヴォォォイ!!」

 

「チッ、少し遅れたか」

 

「ヴォォォイ! てめぇも日本にいたのかよ?」

 

「リーフさん!?」

 

リーフの登場に安心したツナ、リーフは周囲を確認をしていた。

 

「…!? リーフ殿!」

 

「よぉ、バジル 悪かったなぁ〜遅れて」

 

リーフはバジルと言う少年を起こしてツナの隣に置いた。

 

「随分と暴れたな…スクアーロ」

 

「てめぇーが日本に居る噂は聴いてたがまさか本当とはな…てめぇーら、日本で何コソコソしてるだぁ! 応えろぉーー!!」

 

スクアーロとリーフは同時に動いた。 スクアーロは剣を横薙ぎした同時に刀身から刃を飛ばして爆破させようとしたが、リーフもポケットに忍ばさた鉄球を弾いた。鉄球と刃が同時にぶつかり爆破して相殺した。 リーフは腰にマウントした警棒を取り出した。

スクアーロは剣を色んな角度で高速に振り下ろしたリーフは警棒で弾きながら、スクアーロをツナ達の元から離れるように牽制して戦っていた。

 

ツナは驚く。

 

「死ぬ気の炎も出してないのに互角!?」

 

リボーンは言う。

 

「互角じゃねぇ。あいつらは牽制してるだけだ」

戦闘は激化。

 

「まぁ、今はリーフに感謝しな…出なければ死ぬ気弾であのスクアーロと戦わせようと思ったが」

 

「何恐ろしい事言ってるんだよリボーン!? と言うか死ぬ気弾かよ! この手袋渡したんだったら小言弾の…」

 

「今のお前はあの"ハイパー死ぬ気モード"になれば1週間は筋肉痛で動けねぇんだ。 リーフのお陰で少しはあのモードの戦い方は覚えたが…それでも今のツナにはスクアーロには勝てねぇーよ」

 

「そんなにヤバいのかあの人…」

 

「沢田殿…今のうちにコレを」

 

バジルは懐からボンゴレファミリーのエンブレルが刻まれた箱を取り出して、ツナに渡そうとしていた。

 

「何、この箱?」

 

「とにかく、コレを持ってここから離れてください! 奴にこの箱を取られないように」

 

「ヴオォオオイ! そういう事かてめぇーら! そうはさせるか!!」

 

「あのバカ、こんな所で出すなよ!!」

 

スクアーロはリーフとの攻防を瞬時に辞めて、すぐ様バジル達の元に飛び着いた。リーフすぐに追撃しようと動いたが、スクアーロは爆破する刃をリーフに放つ。 リーフは指輪を外して放電して相殺したが、その動きを止めた瞬間にバジルから箱を奪い取り、近くのビルの屋上に飛び移った。

 

「ヴオォオオイ! 今回は"この箱"に免じててめぇーら殺さずにしてやる」

 

「させるかよ!」

 

リーフはスクアーロに目掛けて警棒を叩きつけたが、剣で防がれた。

ぶつかった音は山本の時より大きく響いていた。

 

「惜しいなぁ、てめぇーも剣技磨けば、もっと楽しめるのに」

 

「何言ってるんだ? 俺達はマフィアだぞ? 剣帝目指すやつの方が少ねぇーだろ?」

 

「言ってくれるなクソガキ…だが、俺もお前達と遊ぶ程暇じゃねぇー!!」

 

スクアーロは剣から爆破の刃を飛ばした。リーフは一旦間合いを離れて、爆撃から避けたが、スクアーロはその瞬間にこの場から離脱した。

 

 

「逃げやがったな……」

 

「そんな…リーフ殿追いかけて下さい…あの箱は親方様が」

 

バジルは立ち上がろうとしたが、ダメージが大きいのかその場で倒れてしまった。

 

「ちょっとキミ!」

ツナはバジルの近づいた。リーフも警棒を収めて下に降りた。

 

「……これで良かったんだよな」

 

そこに現れる男。

 

「あぁ、迫真の演技だったぜ」

 

「ディーノさん!」

 

現れたのは

キャバッローネファミリー10代目ボス――ディーノだった。

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