それはそうと、なんか前回のアンケートが滅茶苦茶拮抗してて今回どれ書くかめっちゃ困った件。当分白亜視点が諸事情で書けないんですよね。フォンテーヌの時の短編みたいな感じなら書けるのだけど、アンケート取ることにしました。というわけでいったん胡桃視点。短いですが楽しんでいただけたら幸いです。
「今日は迎仙儀式かあ。こんな日に変な事やらかす人もいないだろうし、往生堂としては暇ですなあ……」
璃月港、往生堂。受付の机にぐでーと突っ伏しているのは、往生堂の77代目当主であり白亜と鍾離の雇い主でもある少女、
「行秋は飛雲商会の次男坊として迎仙儀式を体験するとか言ってたし、重雲はその護衛、香菱は迎仙儀式目当ての外からのお客さんの対処で卯師匠を手伝ってるし……あれ?堂主なのに暇人なの私だけか?」
幼馴染全員仕事があることに変なショックを受ける胡桃。一応唯一定職についてはいるはずなのだが。国のイベント当日で何も仕事がないのはさすがに焦るしかなかった。
「従業員も迎仙儀式で出払ってるし、鍾離さんも今日帰ってるはずの白亜姉も来ないし……あー、もう!いい売り文句、なんか思いつかないかなあ……」
そうぼやきながら外に出ると同時に、轟音。なんだなんだと見上げれば、長大な影が海まで吹き飛んでいく光景が見えて。さらにそれを追って純白の人影が宙を駆け抜けていくのを、目撃する。
「この上は迎仙儀式がやってるはずの玉京台のはずだけど……いったい何事だあ?」
本来平和に終わるはずの日に決してあり得ない異常事態に、往生堂のすぐそばの橋まで駆け寄り、見上げる胡桃。龍と麒麟が混ざった姿のかの岩王帝君が降り注がせた岩の槍が、純白の人影により破壊されていく。
「……岩王帝君と、塩華女帝……?なんで、戦ってるの……?」
すぐにその正体に行きつくも、困惑するしかなかった。すると、胡桃の持つ霊感がゾワゾワ!と一気に気配を感じ取り、振り返る。そこには、固唾をのんで見守るたくさんの霊魂がいた。
『ああ、ヘウリア様……』
『ついにモラクス様にまで……』
『あの方はどうして自分が苦しむ道を走るのか……』
『あの時、私が躊躇することなくしっかりと殺しておけば……』
服装は古めかしいものの、侍女の様な格好や兵士、農民、そして王を思わせる格好をしている霊魂たち。胡桃は知る由もないが、テイワットの地脈にて主君がいないことに気づいて探し続けた結果、ようやく見つけたと思ったら師と殺し合っているところを見てしまったヘウリアのかつての民たちであった。特に、部下に任せることなく自分の手で終わらせることを選んだ王は霊魂なのにもかかわらず手にした剣で腹を刺すぐらいには落ち込んでいる様だ。
「……なんか、人気者だなあ。こんなに霊魂が出てくるなんて早々ないんじゃ……そういえば、塩華女帝の土地には霊的な力があるってお爺様が言ってたっけかなあ?」
ぼやきながら、見上げる。神話が如き戦いは、モラクスが固められて海に落とされたことで終幕を迎えた。
『ああ、モラクス様が……』
『あんなに生き生きとしたヘウリア様を我々は見たことがない……』
『しかしあれではご乱心だ!』
『ああ、魔神戦争があの人を壊してしまったのだ……』
「……いやあ、どちらかというと楽し気に見えるけどねえ。鍾離さんと話してる時の白亜姉みたいな?あの二人、夫婦みたいで妬けちゃうんだよねえ」
『うんうん、わかる!お似合いだよね、あの二人!でも璃月のみんなを困らせるのはどうかなと思うな!』
「どちらさま?」
なんか新しく現れた儚げな少女の霊魂に首を傾げる胡桃。その数刻後、白亜を匿っている容疑で千岩軍に乱入されて「白亜姉~!?」といつもの如く怒鳴ることになるのだが、それはあとの話である。
白亜の塩は霊魂を集める性質もある模様。ヘウリアの民たちはタイミング悪く直前で来たせいでヘウリアとモラクスの企みは知りません。
その霊魂と話せる胡桃って結構便利なキャラなんだなと今更気づきました。ちょっと思い付いて試したいことがあるのでそれが実現できたらいいなあ。
以下定型文になりますが、割と真面目に感想に飢えているのでどしどしいただけると本当に嬉しいです。
次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
今回は胡桃視点を書いたけど前回のアンケートの内容は……
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全部書いてほしい
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胡桃含めて上位三つだけ書いてほしい
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どんどん進んでどうぞ