刃尾少女に装い有らず~億年の素振りに我流で張り合ってみた~ 作:阿久間嬉嬉(新)
また、全部つめ込むと長くなりそうだったので一部で切って次回に回してます。ご留意をば。
不意にムウ達へ悪罵を投げた、えんじ色の髪の少年。
白と黒を基調とし、剣刃の紋様が刻まれたワッペンが飾られている、かの『五学院』がひとつ・千刃学院の制服に身を包んだ生徒。
明らかに人狼四者誰ぞの知人ではなく、友好的という風でもない雰囲気を醸し出している男。
名をレイズ=ヴォルガンと言う彼は、“ある意味”有名な剣士でもある。
―――そんな彼が千刃からも人狼からも大なり小なり距離のある駅前をブラついていたのは……一重にある件での八つ当たりと憂さ晴らしをしたいがためであった。
まず、えんじ髪の彼・レイズは
……無論、それだけならば人狼学院だって変わらない。それどころか千刃学院と比べるまでもなく日夜バカ騒ぎし合っていると表現しても、決して過言ではない。
つまるところここにもう一つ、前述したとある剣術大会の存在が関わってくる。
その大会の名は、『大五聖祭』。見えて来るだろう、挑んだ相手の実態。
即ち……ムウと知らぬところで縁が出来ている、強さは本物ながらどうにもダメな眼で見られがちな、奇術剣を振るうのに凡そパッとしない少年『アレン=ロードル』。彼へ参加そのものへの反感か【アレン】による反則負けへの苛立ちか、レイズは喧嘩を売ったのだ。
……と、言いたいところではあるのだが、しかし。
【アレン】の蛮行、大五聖祭の結果、「我流が選ばれた事」で刺激されたプライド。実際に行動へ移した理由の主軸は、驚くことにそれらネガティブなれどまだ健全なものでは無かった。
では何か?
(はっ、全く覇気のねえ野郎だ。こりゃだっせぇ負けっぷりだったのも仕方ねぇよなぁ?)
なんとまあ呆れた事ながらレイズはそのまだマシな理由以上に。
「前半は超情けないボロ雑巾、中半から今更ようやくちょびっとやる気を出し、後半は霊核に呑まれてだっさいだっさい反則負けをした」
という言い分で、その時は魂装発現の授業中だったアレン……正確には彼とリアを始めとしたクラスメイト達へいきなり突っかかったのである。
更に上の言い分も「アレン達の戦いを見ていなかったのか!?」というA組の皆の問いに対して返した上で「で? だから?」と鼻で笑って〆たもの。
敢えてそんな言葉を選んだというより、弱みを見つけて我先にと喰いついた形だ。
アレンという我流が選ばれた事に最初から納得いかなかったのは、事実そうなのだろう。
千刃学院は入学時の成績でA組とB組を分ける形態で、レイズらは後続側のB組、即ちある種の劣等感の発露でもあろう。
それらより土がつく瞬間を待ってましたとばかりに見下し馬鹿にしかかり、敗北を重ねさせ辱めて留飲を下げることを重視して赴いた、というだけの話で。
(化けの皮剥がす前に剥がれてるたぁお里が知れる雑魚だぜ!)
……ただそうなるとレイズはお世辞にも剣士として『優れている』とは言えない。
現に観客として見ていた一般人のクノンですら、魂装の存在さえなければ逆転勝ちできるかもしれない、とある種の確信を得ていた。
それはムウも同じであり、元より言うほどボロ雑巾だった訳でもなく、霊核である【アレン】の悍ましさに鑑みれば呑まれることがダサいとはとても言い難かろう。
寧ろそんな言い方では連鎖的にシドーもダサい、ともすれば弱いと言っている事になってしまう。少しの侮辱でナイフを投げつける狂犬、その鎖を揺らす事を想定しないとはとんだ命知らずと言う他あるまいて。
――加え、レイズの蛮行これで終わらず……なんと
されど精神的にズレがあるだけで実力充分なのがアレンだ、そんな少年の過去など良い意味で何のキズも…………実はある。
(そもそも五学院入り自体が無理な奴なの分かってんのかねぇ? こいつらは)
というのも以前のアレンだが。
寧ろ天才の真逆であり、つまり千刃学院前に所属していた《グラン剣術学院》ではぶっちぎりの“
……以前、ムウは大五聖祭でアレンが〈
『非効率かつ勘違いだらけだが結果的に正解へは辿り着いている』
と称していたが、なるほど、そもそも才が無いためにそうなっていたのだろう。
永久にも思えよう孤独の中ですら自己鍛錬可能なメンタルは凄まじく、お陰で他流派の一部やら〈数えの太刀〉ありきであるとは言え奥義すら体得してはいるものの、それは
まさに“落第剣士”の名が相応しい――
――のだがご存知の通りそんなもの既に周回遅れな過去の話。
どんな修業をしたのか、その一点こそ不明なれど。
大五聖祭に選ばれた時点でアレンの腕前は一定以上保証されているも同義なのだから、今更そこを突っついたところで野暮でしかなく……レイズの吐き出した言い分は難癖と空回り以上の何にもならない。
重箱の隅を楊枝でほじるとすら言えない嘲笑前提の発言に対し、当たり前と言えば当たり前だが、アレンのクラスメイト達がて憤らぬはずもなかった。
義憤からかまず「アレンが出るまでも無い」とテッサ=バーモンドと言う斬鉄流の剣士が代わりに勝負を受け、素振り等を初めとした基礎トレーニングの徹底、その有無に寄る地力の差が出たか “
(やっぱり持ってねぇんだな? 能無し共がよぉ!!)
されどこの世界の剣士の実力は、剣術だけでは決まらぬもの。
突っ込んで来たテッサへ待ってましたとばかりにレイズが〈魂装〉を、剣士の評価で最も比重を置かれる力を具現したことで形勢は逆転。
K.O間違いなしだった刃をあっさりと受け止めてあっと言う間にテッサを気絶へ追い込んでしまったのである。
これで勢い付いたレイズらは「能無しを担ぎ上げる奴らだから弱くて当然」「うすら寒い友情ごっこで地味な筋トレばかりしてたから当然の末路」「元より落第剣士や
が、この何度目かも分からぬ一線越えか、A組にまで矛先を向けたのが不味かったか、とうとうアレンの堪忍袋の緒を切れさせる。
(漸くかよ、一丁前に重役出勤気取りやがって。さぁて大恥かかせてやるぜぇ?)
そんな思惑とは裏腹に……起きた一幕は予想を全く外さぬアレンによる瞬殺劇。
しかも魂装持ち5人でかかったにもかかわらず、レイズは至近への踏み込みと同時に魂装を砕かれての三連閃に沈み。
残る4人も〈八の太刀・
「魂装に甘え、地味な筋トレや更なる魂装の出力上昇鍛錬が不足していたのが敗因でしょう」とまで言い放たれた。
そもそも劣化版魂装のような技は大五聖祭でも披露しているゆえ普通にやっても勝てないのは自明の理、なのにレイズ達は考慮せず挑んで順当にあっさりと敗北。
アレンの敗北をあげつらおうとした結果、半ば自ら望んで陥った視野狭窄と言う呆れた結末。
こうしてレイズ達はアレンを敗北や過去をダシにA組もろとも貶める筈が、魂装も無い彼一人相手に返り討ちに合ってしまったのだった……。
―――さて。皆様にはもうお分かり且つお察しだろう。
(クソが、クソが、クソが……! あり得ねぇんだよ!!)
プチ遠征までしてムウ達へ喧嘩を売りにかかった辺りレイズ一派は全く認めても懲りてもいないという事に。
過去を浚いだすほどに見下すこと前提だった
……などなど要因は様々あろうとも、敗北と自身の未熟さを認めているならば千刃学院の近場を超えた校区にまで足を延ばし、あろう事かのっけから挑発しにかかるはずが無い。
(ドドリエルとか言う奴を卑怯な手段で破ったってのは事実だなこりゃ! あんな奴を代表にしやがって……ふざけてんのか千刃はよぉ!?)
現実逃避の為に他校の生徒へと因縁付けるこの所業、一重に情けないという他あるまい。
とは言え、因縁付けのみで言うなら人狼学院とてやっていること。
人狼学院の方が努めてやりまくっているので本来そこに文句をつけてもどの口案件を超えないのである。
元より焦点が当たるのは強豪校であると同時に
ギリギリ相手を選んだとも思え、それ自体は決して良いとは言えないが……当然ながら相手を選ばなければ上等なわけもない。喧嘩なんぞ売ること自体問題だ、という話にしかならない。
どうあってもムウ個人に限ればほぼほとばっちりなのを除くと因果応報と言う他あるまい。
無論、それはレイズ一派も同様。
人狼学院の生徒は問題を起こしがちなれど、じゃあ彼ら彼女ら相手に問題を起こしても無罪放免になるか? と言えば当然そんな訳もなし。
何よりここまで語ってはないかったのだが、レイズ一派――と言うよりレイズ=ヴォルガンはそもそも千刃学院中等部時代から幾人病院送りにしたか分からない、という人狼学院さながらな負の逸話を持つ『不良』として名が知られていたりする。
先に言った通り“ある意味”有名な剣士である理由はずばりこれ。
要するにもはや問題児寄りどころではない……まごう事なき問題児、それがレイズ。
千刃生であることも手伝い、《曲剣使い》というただの分類が
ゆえ、相手が何だろうが言い訳無用となるのが見え見えである。
その上で負ければそれこそ因果応報、同情してもらえようも無い。
(イライラが治まらねぇ。どっかに俺らの丁度良いカカシ役は……おっ?)
個人的な悪意での憂さ晴らし。
見下す事が癖になった、優等生の中で悪童を気取る半端な乱暴者。及び取り巻き。
そんな彼らの身勝手な刃が……偶に通りがかった人狼へ今まさに向けられんとしていた―――。
「おやおやぁ? 人狼のクソバカ連中がこんなとこに居んのかよ?」
・・・・・・・・・・・
―――とまあ因縁様々あれど。
ことこの場に限るなら、と言うか少なくともムウにとっては何もかも含めた色んな意味で
『知ったこっちゃねえ』
でしかなく……。
(戦意……と、一種の、悪意……感知……ただし戦闘行為の、開始、には、まだ少し遠く……)
これこのように、いつものように【眼】を用い、内心淡々と現状把握に努めるばかり。
そんな彼女とはほぼ反対を行き、そしてそこに続くクソバカ連中呼ばわり、それをメンツも含めて到底看過できないのがガロウとカイデルだ。
「誰がクソバカだって? アァ? つうかテメェ《曲剣使い》のレイズかよ」
「五学院の落後者がよお抜かせたな。B組んなった半端
「てめっ……舐めてんなよゴラァ!!」
真っ先に反応したのは……意外にも大柄な取り巻きの一人で、レイズは青筋を浮かべつつもある程度冷静に話を進めようとしていた。
「ワルを気取ってるちんけな奴らだぞ? そう目くじら立てるなよ」
「余裕ぶってんじゃねえぞ、テメェも札付きだろうが?」
「お? 弱小校に喧嘩を売るしか能の無い、煽てられた調子乗りのお山の大将がお好みか?」
「オマエ……ああそうッスか、言ってくれるもんッスねほんと」
これには剣士としてのプライドが刺激されたか、巻き込まれたくないという態度を取っていたシャイネすら露骨にイラっとした顔をする。
体勢も心なしか前のめりになっている様子だ。
そしてレイズ一派も一派で段々調子が戻って来たのか煽りに参加し始める。
「興隆したと侮られた千刃の入れ替わり候補にも挙がらない時点で五学院以下よねぇ?」
「そも厳しい立場にあって尚あくまで候補止まりが現状、それに鑑みれば余計お里が知れる」
「ほう? そんでなんじゃ、そんな奴らに喧嘩売るお前らは上等か?」
「てかぁ、予防線ありきでイイコイイコされなきゃ剣も振れねーんスか? ダッサ」
「ッ……ハァ!? そっちこそ調子乗んないでくれる?」
不良校の頭目共 VS 五学院の不良達。
その不毛な言い合いはどんどんヒートアップしていき、周囲の人間たちも巻き込まれてはたまらない、ふいに矛先が向いてはおっかない、と徐々に距離を取り始めた。
駅員は、居るには居るようだが何分ここの利用者がが少ない所為か、生憎と交代なしで休憩中のご様子。
……そう見せかけて、実は息をひそめていた。一応聖騎士を呼ぼうとしてはいるのだろうが、実のとこ駅から駐在所が遠く、連絡がついてもすぐにはこられないというイヤな現実がある。
「つうかよく見たらケガあんな、ボコられた後じゃねぇかよ? なんだ憂さ晴らしかぁ?」
「……ほうほう、常日頃から学院ぐるみで憂さ晴らしやらかしてる奴らに言われるとはなぁ?」
そうこうしている間にも状況は進む。
レイズも次第に余裕がなくなってきており、ボルテージは上昇しっぱなし。
「指摘すればそっちが上等になると思ってるとかさ、そん――」
「うーわ、何がダセーのか理由滑らせてまで格を保とうとすんの? バカヤベ~んスけど」
「大方A組にボロ負けたか。なら俺らんとこは鍛錬が先だ……っと、他意はねぇぜ?」
「どの口が……! 白々しいとはこのことだ……」
取り巻き達も当然、冷静に対応できている訳も無し。
「掃きだめの輩が調子扱いてんじゃねぇ!」
「ふん、前時代の栄光にへばりついちょる引っ付き虫が言いおるわ」
「……このっ……威嚇してなきゃたてもしねえかっこつけしい共がっ……!」
「名門でワル気取るオマエらにそのまま返してやんよ!」
もうすぐにでも剣を抜きそうなレベルで火花を散らす、一触即発な競り合いの渦中。……されどそんな舌戦知らずとばかりに、一人ただ黙り込み続けるのはムウ。
(彼我の差、算出するに……脅威度、は、実質無……予測戦闘継続時間、最短でコンマ―――)
地味に一番レイズらの癇を刺激するだろう事を考えていたのは一周回ってご愛敬かもしれない。
と……背が低かった所為もあるのか、それとも“透明な戦意”も手伝って存在感があまりないのか、ここでやっとこさレイズ達が沈黙し続けるムウに気付いた。
同時に、浮いていた怒りの色を一時的に嘲笑が塗りつぶす。
「おやぁ……おいおい! 人狼は幼児も受け入れるぐらいあっぷあっぷなのかぁ?」
「自分達が落ちぶれた事が分からないよう虚勢でも張っていたか」
「それとも今更のイメージアップ戦略? あらら、なんかいっそ可愛く思えて来たわねぇ」
「ハハハ! 五学院候補どころか強豪の座すら危うかったってオチかよぉ!」
「意気揚々と嘲っててコノザマとか! なに、ギャグやってたのー?」
盛り返し、先の勢いを取り戻そうとするが如く、レイズらはムウを指さしつつ反撃へ転じた。
対するガロウ達の反応は果たして。
「……言われりゃそういう風にしか見えねぇな? すっかり忘れてたぜ」
「ヤ~、
「すっかり違和感なぞ
「ん」
寧ろ納得していた。なんならムウも自覚はあるのか、解析を終えて普通に頷いていた。
そんな予想と180°異なろう暖簾に腕押しな態度に、ガロウ達は数瞬ばかり拍子抜けしたがよろしく呆然としてしまうものの、すぐさま立て直そうとする。
「一丁前に効かねえふりして強がってんじゃ――」
「先から、疑問」
しかしてそれは、ここに来てようやく口を挟んできたムウに止められ。
「あん? おっとなんでちゅかおチビちゃん? おにぃさん達は大事な話を……」
「《曲剣使い》、その悪名それだけで、言い訳作り、は無意味だ」
飛び出して来た意外な言葉でレイズは黙らざるを得なくなり。
「意地でも、こちらへ手を出させ、て、被害者側になろうと、するの、分からない」
「…………は?」
「憂さ晴らし、理由、それだけ。ただし、こちらも斬り返すうえで、自他の印象、変わらない」
「って……いや、何が……」
思った以上に喋る彼女に呆気に取られているうちに。
「君は、悪くありません、良い子です……虚しいはなまる、そんなに欲しい?」
あまりにバッサリとした、ガロウ達も思わずブハッと吹き出すぐらい、とんでもない事を突き付けられた。
ガロウは天を仰ぎ、カイデルは膝を叩き、シャイネはお腹を抱え、爆笑を止められないでいる。
もちろん疑問が10割では無かろう。向こうの悪意や舌戦を踏まえ、それでも、僅かでも、されども確実に生じた可能性について少し聞きたくなっただけなのだろう。
何より、これを聞こうが聞くまいが刃を交える流れに変わりはない。戦闘に繋がる負の感情を【眼】で粗方察知できるムウにとって、この質問は興味以外に大した意味を持ちはしないのだ。
勘違いならそれで良し。答えを聞けずとも変わりなし。本当に、ただふと気になったから口に出してみただけの話。
元より人狼は悪童の巣窟。戦いたいなら剣でも抜けばそれで済む、なのに何をしてるんだと。
舌戦に加わる気が無かったのに……否、渦中にいても加わる気が無かったからこそ、流れ自体は解したうえでそんな言葉が飛び出したのみ、なのだろう。
半分はわざとで、半分は純粋に、表情は変えずただただ口から疑問をこぼした。
意図せず人狼仕草が板について来てしまっているムウのそんな挑発? に対し、レイズ一派が取った行動は―――。
「クソガキぃ……!」
抜刀、予想通りの一手であった。
「ダゼぇからガキには手が出せねぇとでも思ってたのか? 甘ぇよ……それに年上の義務として、礼儀を知らねぇガキンチョにはきっちり叩き込まねぇとなぁ!」
「…………」
「いまさらビビっても遅ぇんだよ! まっ、数的有利も分からねえガキには特に、念入りに教えてやるぜぇ?」
「……ほんとに、はなまる欲しいの?」
「ざけてんじゃねぇぞコラァ!!!」
片や暴風。片や凪。
まだまだ言い足りないレイズに対して、ムウは「マジじゃないよね?」とばかりな泰然自若。
スタンスと温度差の違いはあれど、恐らく人狼に染まったがゆえ自然と煽りの色が出ているのだと伺えた。
まあムウにしてみればレイズの言い分なぞ先の通り知ったこっちゃなく、『剣士として』想いへ向かい合い汲み取るに足りる場面でもない訳で、日頃の決闘三昧もありそりゃ早よしろとなっても仕方ない……のかもしれない。
(ただ、戦うのみに、あらず。集団、ならば、それゆえに……傾けて……)
とは言え、当たり前だがレイズ達の方もそんなムウのあれやこれやなど知ったことではなく。
激怒しざまに曲剣を抜いて突き付けたレイズに続き、腹に据えかねていた取り巻き達も次から次へと抜刀、もしくは虚空へと手を伸ばす。
ガロウ達の方もそれに対応する形で何も無い
そして……。
「
「
「
「
「
「
「
「
ほぼ同時に、ほぼ全員が、魂装を展開し……。
「…………」
当然のごとく
「ぶっは!! ここに来てとうとう化けの皮――が?」
……刹那に、消えて。
「〈
爆風の大槌が叩き下ろされた。
Q14.「最短でコンマ」……って言ってますがこれどういう意味です? そのまんま?
A.「何も考えず叩き潰す事だけに注力したら」コンマ云々って意味です。
実際戦う時はさすがに数秒は掛かります、ムウの方にもこだわりがありますからね。
描写した通りレイズ達はそもそもムウにとって何の脅威でもないので、
ただ単に退けるだけなら本当にすぐ終わります。
が、今回は知ったこっちゃない方の理由は別としても、他の部分で色々絡んでるため違うわけです。