HACHIMAN物に挑戦いたしました。『死亡遊戯で飯を食う』、というかデスゲーム系物語全ての、誰でも思いつく事が出来るが実行しない、メアリー・スーキャラ以外実行できない解決方法です。
でも、「HACHIMANはこうじゃない」と思われるでしょうね。どうしても、そういう『誰からも尊敬される。チヤホヤされる。』改変キャラは作れません。苦手なんですね。

ちなみに、Pixiv百科事典でHACHIMANおよびメアリー・スーを知りましたが、メアリー・スーというキャラを作って、ファン等を罵倒した作者さんの思想は、個人的に気に入らないです。
みんな、万能とか全知全能を求めているから、そういうキャラが出る二次創作が、チートキャラの物語が沢山作られるんですよ。あと、チヤホヤもされたい。何が悪いのでしょう?
現実世界にメアリー・スーがいないから、現実はクソゲーで。
現実世界の政治経済等の中枢の人間は全員メアリー・スーでなければならないのに、そうじゃないから現実はクソゲーで。

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やはり死亡遊戯で飯を食うのはまちがっている。

『死亡遊戯で飯を食う』というアニメを見て、最初に思ったのは、『何でこういうデスゲーム見て面白がれる観客がいるのか?』って事。

『死亡遊戯で飯を食う』の参加者は、全員美女美少女だ。男として、美少女が理不尽な目に遭って恐怖している姿を見る事に、まぁちょっとドキドキする感覚は分からなくは無い。

『ジャンケットバンク』。逆に参加者イケメンだ。女性の立場で見てみる。まぁ分からなくは無い。

『カイジ』。参加者ブ男だらけ。・・・何が楽しいんだろうか。

とりあえず、超富裕層達がニヤニヤと美少女の殺し合いを眺めて、美少女はそれを知っているのに殺し合っている世界は、不愉快極まりない。

そして、2026年2月22日現在、『死亡遊戯で飯を食う』のデスゲームを完全に滅ぼした二次創作は無い。これ書いている人が検索した限りでは。何故だか知らないが。

ついでに比企谷八幡、というか『俺ガイル』と『死亡遊戯で飯を食う』のコラボ二次創作は作られていない。まぁこれはどうでもいいが。

でも、それでデスゲーム世界を放置する事は出来ないよね。永遠に殺し合いが続く世界は終わらせないといけない。

 

さて、では『死亡遊戯で飯を食う』の世界に行きますか。区切りをつける為に。

これ書いている人が検索して分かったけど、『どうすれば誰も死なずにゲームクリアできるか』という事を、真剣に考えている人達がいるようだし。

・・・無理だよ?作者は殺す為に知恵を振り絞って、ゲーム作っているんだから。その熱意に敵う筈が無い。

だから裏口使うんだよ。

よく言うじゃん。『バレなければイカサマじゃない』って。

まぁ俺が行うデスゲーム攻略法は、バレまくるし、イカサマ以下なんだが。

 

 

という事で、幕張メッセを全て借り、どデカいスクリーンを会場のあちこちにつけて、『『死亡遊戯で飯を食う』の参加者全員およびエージェント・・・グラサンかけたお姉さん達で、大抵元プレイヤーだ、を、五体満足健康異常無し状態で蘇生および招集した』。1万人以上もいるからね。いやはや大変だ。ちなみにこのデスゲームは江戸時代から続いているようだが、当然全員生き返らせるのは不可能だ。物語に出ている人に限定する。残念だが。

なお、五体満足健康異常無し状態にしなかった人もいる。後に出てくる人。

ちなみに何故幕張メッセか?俺の地元だよ?チャリで行ける。

今、メッセの中は癒し系音楽を大音量で流し、リラックス効果があるアロマ系の香りを思いっきり流しまくっている。ほとんどの人が、恐怖しながら死んじゃった直後の状態からの復活だからね。落ち着いて貰う為に。

・・・まだガヤガヤしているな。まぁいいや。

「えー。すみません。あなた達を集めたり、生き返らせたりした奴です。『八幡』って呼んでくれれば良いです。俺もあなた達の本名は『知っているが、どうでも良いし』。

俺から言う事、その1。・・・デスゲームぶっ潰しました。」

・・・更にざわざわしだした。カイジかよ。

「では、証拠を見せます。」

全てのモニターに映した。・・・俺の殺戮映像を。

 

まずトップから殺す。九龍という企画者。江戸時代から存在しているらしい。もちろん代替わり。こういう存在は『私が死んでも代わりはいるもの』だから、全ての代替になりそうな存在を殺さないといけない。まず1人再起不能にして、記憶等を読む。・・・やっぱり複数いた。まず目の前のこいつを殺す。そして九龍の代替になり『デスゲームをやりそうな』ほとんどの存在皆殺し。

義体職人・・・デスゲームで四肢欠損したりしたプレイヤーの義肢等を作る人。そんな事、人間じゃ出来ないから、この世界から去って別のファンタジー等の世界に行ってくれるか、or死ぬか、選んで貰った。彼は死を選んだ。殺した。正直、彼に罪はあまり無い。でも、こういう仕事しているんだから無関係でも無い。よって殺した。

観客・・・俺がぶっ殺すと最初から決めていた奴ら。日本だけじゃなくて、世界中の超富裕層だったね。良かった良かった。

・・・こいつらから慰謝料を徴求するつもりだったから。

全員一同に集めて、無茶苦茶残酷な方法で惨殺。・・・流石の参加者の女の子達も悲鳴をあげまくっていた。嘔吐する人もいた。当然だ。そうなる様に殺しているんだから。

二度とこんな闇世界に足を踏み入れない様に、心の奥底に刻み込む。

全員惨殺完了。これでモニター映像は終わり。俺は再び話し始めた。

「という事で、デスゲーム終わらせました。

デスゲームとか、下らないゲームを終わらせる最良の方法は何か?

『胴元を皆殺しにする事』です。

皆さんもご存じでしょうが、ギャンブルや宝くじは必ず胴元が一番得をする様に出来ています。まぁ、普通のゲームならそれでいいんですけど、命かかっているんなら別です。

超下らねぇ。マジ下らねぇ。

という個人的価値観で終わらせました。

で。ここからが重要なんですが、皆さん何でこのデスゲームに参加されたんですか?

大抵の理由は聞いています。『儲かるアルバイトあるよ?』とか言われて勧誘されたそうですね。

で、俺から言う事、その2。皆さんの口座調べて、そこにさっき殺した観客の資産ぶんどって、マネロン的に誤魔化して、一人あたり10億円振り込みました。口座持ってない方、自宅の玄関に置いてありますよ。

それで、納得して下さい。」

この場にいる人間が大体1万人弱として、殺した観客全員から合わせて10兆円余りをぶんどった。

・・・ちなみに観客はクローン作って成りすましさせている。大体が政治経済の中心にいる奴らだからね。死ねば政治経済等が大混乱だ。よって身代わり作った。善良な身代わりを。そして、世界中の超富裕層だから、1人1人の総資産から大体の資産かき集めて10兆円という金額は、クローンになった観客達に大きな影響は無い。奴らの総合計資産は、こんなもんじゃないからね。

 

デスゲーム終わらせるのは、どんなデスゲームでもこれが一番簡単なやり方で。

被害者と言える彼女達は、まぁ大体の人が納得していただいた。そう大体は。

ここからが苦労するんだよ。

金の為じゃなくて、デスゲームに命やら全てを賭けている人を説得する事がさ。

 

 

大抵の参加者は納得して辞めた。あるいは半端な覚悟だった場合は、俺の殺戮映像で怯えて辞めた。

でもね?楽に儲かる仕事等の勧誘でまんまと引っかかった人達だよ?散財するに決まっている。あるいは、別の詐欺手口に引っかかるに決まっている。

だから『洗脳した』。きちんと働く様に。詐欺等に引っかからない様に。

まぁ、10億円あれば、しばらく働かなくても良いので、資格が取りたいとか学校行きたい留学したい願望が少しある等の人達は、そうさせた。

要は、きちんとした人生を送れる様に。

そして、こういうデスゲームに本気で挑んでいる心の底から危ない人達への対応。洗脳もあまり通じないだろう。そして同じ事を繰り返す。だから、そういう人達を説得する場を、改めてセッティングした。

 

 

その1.鈴々

全盲でデスゲームに参加し続けた、という『元』プレイヤーだ。

そう『元』。今は参加していない。

でも、その後も簡易型デスゲームを企画し参戦した事がある。そして、未だにデスゲームをやりたがっている。と、いう事で、個人的に会った。

ある喫茶店にて。鈴々という人は健常者の様に普通に歩いて、俺の席の対面に座った。

「まぁ、よくも楽しい場をぶち壊したわね。

偽善よね?あなたは本心ではどうでも良いと思っている。私達、デスゲームに真剣に取り組んでいる人間の心理なんか理解できない。違うかしら?」

いきなり、そんな事を言われた。

「そうですよ。その通りです。・・・でもね?あなた、そういう殺し合い望んでない人を何人殺したんですか?双方納得なら良いんですよ。でも、一方的な殺人はとてもじゃないけど容認できない。」

「この世界の人間じゃない癖に。」

「あなた達の世界は、俺の世界じゃライトノベルで、アニメで見れるんですよ。そうすると、そういう話が嫌でも耳に入るんですね。あぁ胸糞悪い、という個人的感情です。

・・・で、あなた、主催者と関わりありますよね?じゃなきゃ簡易的でもデスゲームなんて開催できない。許されない。」

「そうよ。私は九龍の候補。九龍の関係調べたなら知っている筈。

だから、デスゲームは続けるわ。それしか生きる目的が無い人間が結構沢山居るのよ。」

「生きる目的の為に死ぬんですか?じゃあそういう人だけ厳選してやって下さいよ。」

「出来ない。獲物は多い方がいいから。」

「殺人鬼の理屈です。」

「そうよ。」

話は平行線だった。

「じゃあ簡単なゲームしませんか?それに俺が負けたら、全て元に戻します。」

「無駄。チート能力だか何だか使えるあなたに勝てる訳無いもの。」

「チート一切使いません。そのゲームの間は。」

「・・・そのゲームって何。」

「オートマチック拳銃組み立てゲーム。目隠しして、バラバラのオートマ拳銃を組み立てて相手を確実に殺せる瞬間になった方の勝ち。」

「・・・いいわ。やるわよ。」

「では、その場所へ移動。」

俺達はワープした。喫茶店の飲み物代金は置いておいたよ。

 

よくある取調室みたいな一室。

テーブルが1つ。椅子は無い。テーブルの上に、四角いトレーが2つ。バラバラになったオートマ拳銃部品がそれぞれ入っている。

鈴々は自分と俺の部品を、ちゃんと揃っているか、インチキしてないか、手探りで確認した。

「大丈夫。条件は同じね。」

そして鈴々と俺は目隠しをした。俺のは、見える用の目立たない穴が空いている。チートは使わないがイカサマはするよ。まぁチートって『ズル』って意味でイカサマと同じなんだがご愛敬。

・・・鈴々は目隠ししている音を出して・・・、『目隠ししたフリ』だった。この女・・・。まぁ目が見えないから良いけど。・・・いや、もしかして見えているのかも?まぁ『このゲームの結果には関係無い』。

「合図は?」

「あなたがスタートとい」

「スタート。」

この女・・・。

 

鈴々は物凄い速さで拳銃を組み立てている。とてもじゃないが敵わない。

でも、悪いけど、拳銃組み立てで勝負する気は最初っから無いんだよね。だから俺は拳銃組み立てない。

俺は、ポケットに入っているスマホからある音声を出す準備をした。

そして、鈴々が拳銃組み立て終えて、銃をこちらに向けようとする瞬間に音声を出す。

「鈴々。」

(幽鬼・・・?)

鈴々は1秒近くフリーズした。その間に、俺はもう1つのポケットから拳銃取り出して銃口を向けた。

「はい。俺の勝ち。」

「・・・ズルじゃない。」

「デスゲームでズル指摘って負け犬の遠吠えですよ?そして勝利条件は『相手を確実に殺せる瞬間になった方の勝ち』。殺すまでとは言ってない。

で、あなたは先ほど1秒にも満たないけど、フリーズした。それほど、あなたにとって幽鬼は大事な弟子の様な存在。死なせたくない。

そういう存在が出来た時点で、あなたはデスゲームもう出来ないんですよ。」

「・・・そうね。それはもう気が付いていた。だから私は引退した。でも幽鬼は、あの子は才能がある。そして、デスゲーム以外に生きる目的を見いだせない。」

「それはどうですかね?・・・それと。」

俺は鈴々の目を見えるようにした。聞こえないという片耳も。

「俺は、あなたの方が『手遅れ』だと思っていますよ。だから最初にあなたに接触した。

殺しがしたいなら、傭兵でも殺し屋でも何でもして下さい。世の中には正直『死刑にした方がいい。死んだ方がいい。』奴らが大勢います。法が間違っているんですよ。

そいつら殺してくれませんかね?

狩りみたいな、遙か格下を殺したりしないで。

その目と耳は、『何も悪さをしていない人を殺そうとした時点で元に戻ります』。あなたはどちらかと言えば、五体満足の方が都合が良い。沢山殺せるから。違いますかね?」

最初に五体満足にしなかったのは、彼女だけだ。五体満足だと、この条件を突きつけられない。

鈴々はため息をついた。

「分かったわ・・・。デスゲームはもう開催しない。これからは、世の為人の為『のフリをして』殺しをする。」

「分かって頂いて何よりです。」

全然解決になってないようだが、仕方が無いんだ。

この人の最も危険な所は、『デスゲームを企画・開催できる能力を持っている』事。それは、金を持っているだけじゃ出来ない。殺人衝動を持っているだけじゃ出来ない。

『金、権力、頭脳、殺人衝動、常識から簡単に逸脱できる狂気、それらを全て普通の人間とは計り知れないレベルで持っている人のみが実行できる』。

『死亡遊戯で飯を食う』で、その条件に全て該当する唯一の人が、この人だった。

だから、この人には『デスゲーム開催を諦めて貰った』。それで良しとするしかない。

 

 

その2.御城

お金持ちのお嬢様なのに、デスゲームに参加した人間だ。

彼女の行動要因は『人の上に立ちたい』。大きな子供だね。

とりあえず、彼女の屋敷を訪問した。

紅茶を出された。毒入りだった。気にしないで飲んだ。

ケーキを出された。これも毒入り。全然効かないので食べた。

「本当にあんた最悪ね、化物。何であんたみたいなのが現れたのよ・・・。腹が立つ。」

「俺がいなかったら、あなた今もあの世ですよ?」

「あの世なんて無い。私は幽鬼に殺されて・・・、気が付いたら生き返らされていた。」

「まぁ、それはどうでも良いんですけどね。

・・・ところで、そんな化物に勝ちたいと思いませんか?ゲームしませんか?」

「無理。あんた神様みたいな存在でしょ?勝てる訳が無い。・・・イライラする。」

「チェッカーというゲームを知っていますか?」

「知らない。」

「チェスボードの茶色のマスのみを使用し、12個ずつの駒を斜めに動かして相手の駒を飛び越えて取り合うボードゲーム。相手の駒をすべて取るか、動かせなくすると勝ち。

これで1回でも俺に勝てたら、デスゲーム再開しますよ。あなたの負け、あるいは引き分けでも、俺の勝ち。ただし、再戦は何回でもOK。やりませんか?

ちなみに、俺はこのゲームやっている間、チート能力とかイカサマは一切使いません。本当に。神に誓って。」

「・・・良いわよ、やるわよ。」

御城は、この条件でチェッカーの対戦を了承した。この時点で負け確定なのに。

 

・・・まさか500回近くもチェッカーをやらされるとは思わなかった。恐ろしい執念だ。

そして全て俺の勝ちか、引き分け・・・要するに俺の勝ちで終わった。

そう、このチェッカーというゲームで『引き分けでも俺の勝ち』を了承した時点で、御城は絶対に勝てない。

チェッカーは、自分と相手が最善手を尽くした場合『必ず引き分けになるゲーム』。

そして、俺は『ゲーム中では』チート能力使ってないが、事前に『どんな展開でも最善手になる指し方』を頭に入れている。俺に勝つ方法は無い。

要は、この御城は誰よりも勝ちたいと思っていながら、知っている知識が広くないのだ。

そして、ようやく御城は根負けした。もうやらない、と言った。

ここで種明かし。御城は癇癪を起こして自分の部屋の物を、俺やあらゆる所にぶつけた。

でも、俺は痛くも痒くも無い。

そして、癇癪も収まったらしい。

「落ち着きましたかねー?」

「殺してやりたいわ。」

「正直ね。なんであなたが、ここまでデスゲームで強プレイヤーになったのか、それが一番の疑問だったんですよ。あなたはデスゲームの中では典型的な負けキャラ。ヤムチャ。でも、そんなあなたが上り詰めたのは、あなたが誰よりも努力家だから。努力。それは誰にでも出来る事じゃない。

苦しさを感じなかったら努力じゃない。あなたは我慢強く無い様で・・・、実は誰よりも我慢強い。

で、その努力し尽くした結果、幽鬼に殺されて『あぁ、これで苦しい思いをしなくて良いんだ・・・。楽になれるんだ・・・。』と思った。」

「・・・。そうよ。私はこれ以上苦しい思いをしたくなかった。本当に、何で生きる事ってこんなに苦しいのよ・・・。そして、私は勝ちたい思いを捨てられない・・・。

本当に苦しくて苦しくて仕方が無い・・・。なんで生き返らせたの・・・。」

御城は泣き始めた。

「じゃあ。別の道を探したり、別のやり方を試す事ですね。

その1。ズル。あなたはずるい方法をあまり使わない。髪による目つぶし?そんなの殺し合いだと当たり前の技ですよ?もっと狡猾に生きてください。

その2。これが一番大事ですが、『この家から出て行く事』。あなたの家庭は、あなたの才能を最も喰い潰す鎖。家の金を持ち逃げして出ていった方がいいですよ。どうせ、あなたをこんな風にしか育てられなかった親なんですから。

その3。知識を増やす。だからあなたは、さっきゲームで負けた。あらゆる知識を吸収して下さい。そうすれば、誰よりも努力家なあなたは、誰にも負けなくなりますから。

後、カルシウムとかGABAとか飲んで下さいね。ストレス抑制の成分を。キレやすい。これ脳の構造なんですよね。どうしようもない。栄養で誤魔化すしかない。

あなたは死後の世界が無いと言った。要するに魂なんて無い・・・かどうかは分かりませんが、魂が脳に勝てないのは事実。だったら脳を誤魔化すしかないですね。勝ち続ける為に。」

俺が言いたい事は終わった。泣き続けている御城を置いて、俺は去った。

でも、彼女が気になったので、俺は自分の分身を彼女の守護霊の様にして、彼女を見守った。

 

その後、御城は家を出て行った。家の金は持っていかなかった。俺がぶんどった10億円だけで出ていった。ただ、行く当てが分からない様なので少し『洗脳した』。彼女の執念を少し減らして、その分を様々な分野への好奇心に回した。

執念、良く言えば集中力。それを人一倍強く持っている人間が、社会で成功する可能性が高い。でも、それが過ぎると毒になる。満たされなくなる。

御城は色々な事に興味を持つ様になった。楽しそうになった。

1つの事でトップになれなければ、別の事をすればいい。その為に様々な分野があるのに社会に既にいる人間は『敗者を拒絶する』。『初心者を拒絶する』。

御城は、人生に多くある分岐点のどれを選んでも、ほとんどの道で成功するだろう。誰よりも努力が出来るから。強いから。だが、多くの人はそうじゃない。

求人募集でよくある初心者歓迎は大抵大きな嘘で、企業は、社会は、即戦力しか求めていない。即戦力ってぶっちゃけて言えばチート能力だよ。生まれつき、その才能があるんだから。

だから、社会は、世界は、クソゲーなんだよ。

 

 

その3.尸狼

・・・正直、彼女は『殺すという事』に対して、深い執着を抱いていない様だったから、端的に会った経緯だけを記す。

彼女はナルシストで・・・女かすら怪しい。男の娘かもしれない。そして重要なのはゲーム主催者の末裔だ。これは確定事項。

原作知識がある人は、こう思うだろう。『尸狼は滅茶苦茶暗躍しているよ?危険じゃないの?』と。そう、彼女は暗躍している。派閥を作り、主人公、幽鬼を引き入れて・・・。

『死亡遊戯で飯を食う』という物語で、ラスボスの最大有力候補は尸狼だ。

でも、彼女の未来は不明だ。不確定事項が多い。全知全能HACHIMANでも、先の読めないものは読めないよ。

でも俺の物語完結予測では、こういう展開だ。

『幽鬼は念願の99回クリアを果たし、デスゲーム運営側となる。そして、尸狼と共にデスゲームのデスの部分を無くす。もちろん四肢欠損等はある。だが義体職人という存在がいる限り、死亡者リスクは激減できる。

そうして、デスを除いた危険なゲームを、痛いけど刺激のある、こういう世界でしか生きる希望を見いだせない人達の拠り所にする。』という結末。

でも、尸狼はデスを除かない可能性もある。

だから、俺は彼女に会い、速攻で呪いをかけた。

「これから、人を殺さないで下さい。もし殺そうとすれば、地獄の様に苦しんで死ぬ呪いを、あなたにかけました。・・・まぁデスでないゲームをするなら好きにして下さい。要望があれば、義体職人生き返らせますから。」

「うん、いいよ。」

「後、こういう危険なゲームでしか生きられない人の受け皿になるつもりなら、男を入れて下さい。もう観客はいませんよ。見世物にする必要は無い。

あなたの実力なら設備資金、報酬等の資金調達も容易の筈だ。俺が気に入らないのは『観客』と『死ぬ』という点なので。」

「しょうがないなぁ。了承するよ。」

これだけのやりとりで、彼女とは別れた。

鈴々とは違う展開だ。何故なら鈴々は『殺し』を望んでいるから。

デスでなければ、八幡さんは、どんなゲームでも好きにやってくれれば良いと思っている。

そして次に、最も『殺し』を望んでいる人物と会う。

この人どうしようかなぁ?

 

 

その4.伽羅

仮面ライダー龍騎で、浅倉威という凶悪犯のライダーがいる。

その女バージョンが、伽羅だ。

『相手の服が気に入った。それが手に入らない。』

それが殺人理由として成立する存在だ。

前述の鈴々も同じ存在だ。紫苑というプレイヤーも。だが、彼女らは理性で殺人衝動を『かろうじて』押さえられる。

伽羅は、それが不可能だ。だから物語において彼女は『理解不能なモンスター』として幽鬼に殺害された。

 

でもね?俺は、伽羅を救いたかったんだ。

何故なら、彼女が一番殺したい相手は、自分自身だから。

 

理由として、彼女は自己肯定感が低すぎる。

だから、本人も言っているが、相手の目線が蔑みの目の様に感じる。

全ての人間が自分より上に思えて、相手のふとした態度から見下されている様に感じて、殺したくなる。

そんな自分を気に入っている人間なんて、存在する訳が無い。

同じ殺人鬼でも、『ジョジョ』の吉良吉影や『推しの子』のカミキヒカルとは真逆だ。あいつらは自己肯定感が高すぎて、他人がモノにしか見えず、好きな相手を自分のものにしたいから殺す。

 

伽羅に話を戻すと、自分が嫌い。それってさ。『俺ガイル』の比企谷八幡と同じなんだよね。

 

俺は、他人が嫌い。そして自分も嫌い。

でも、何故かヒーロー役を押しつけられて、まぁ能力があるから何とかして、結局雪ノ下達は救われたかもしれないが、俺は自分が嫌いという部分を根底に持ったままで、物語は完結したんだよ。最初から捻くれてSOSを出していたのにさ。

だから、伽羅を救いたい気分になった。人として、俺より下回る殺人鬼であるとしても。

伽羅は、デスゲームの外の世界でも、殺しまくっているだろう。

だから、俺は彼女の人生をやり直した。俺が一緒にいる人生を。超ハイリスク・リアル人生ゲームの始まりだ。

 

物心のついたばかりの伽羅。その幼なじみとして比企谷八幡がいる。俺は無理して仲良くなろうと接する。伽羅は、自分を求めてくれる人が欲しいから、俺と友人になる。そのうち恋人に。

だが伽羅は、少しでも気に入らなければ、殺す。その対象を俺だけに向けさせた。

そして俺が殺されれば『記憶を引き継いで』物心のついたばかりの頃に戻る。

俺は側にいる事を止めない。伽羅の標的を自分だけにする為に。

伽羅は、ようやく八幡は自分を裏切らない、愛してくれると認識してくれたようだ。そうなるまでに何百回殺されたんだか。

自分を好きになる為の第1条件。『絶対に自分を支えてくれ、愛してくれる存在がいる事』。伽羅のそれに、俺はなった。

だが、そうすると依存になる。よって第2条件。『第1条件の人間以外の他人を好きになる。その数を増やす』。

小学生の頃は不可能だ。大体のその年代の人間は自分の事を第一にしか考えない。

中学生。伽羅に友人を作る様にさせた。

中々上手くいかない。すぐ殺してしまう。物心つく頃にやり直し。

伽羅は「何で私はすぐ殺してしまうんだろう。どうしたら止められるんだろう。」って思う様になったよ。俺に対しても迷惑をかけていて申し訳無いと言っている。そうでないと困る。

俺は「相手の良い所だけ見て。悪い所は忘れて。」と言い続けた。

伽羅は友人が出来る様になった。同性でも異性でも。

俺は、高校、大学、就職企業まで、伽羅と同じ所にした。そこまで付きっきりにならないと、こいつは殺すから。というか、何度も殺しているんだが。

そして俺と伽羅は結婚した。子供が出来た。子供も伽羅はすぐに殺した。

何度も何度も繰り返す。ようやく伽羅に母性の様なものが芽生え始めた。

ここで自分を好きになる為の第3条件を。『自分より大切な存在が出来る』。多くの場合は子供だ。伴侶でも良いのだが、大抵の人間が一番それに当てはまるのは自分の子だ。

だが、自分の子供を大事にして、他の子や、その子の親を殺すんだ。この伽羅は。

いい加減そろそろ、自分を好きになる為の第4条件を身につけて欲しい。それは『広い心を持つ事。心の許容量を広げる事』。

第4条件が一番大事なんじゃないかと思うだろうが、これがかなり難しい。俺が伽羅に求めているのは、SNSで誰もブロックしないのは当たり前、リアルでも誰の悪口も言わない思わない、聖人レベルの心の広さだ。そうでなければ、伽羅の殺人衝動は抑えられない。

第4条件が伽羅に身につき始めて、ようやく俺が病気か寿命で死ぬ時が来た。人間は、大体男の方が早死にする。伽羅は俺の死を看取り泣き崩れた。

・・・そして物心つく頃にやり直し。これは伽羅の更生でもあり、罰でもある。

物心つく頃から俺が死ぬまで、伽羅が10連続で殺さないのを確認する。必ず俺が先に死ぬ様にする。

そして、伽羅には、あらかじめ言っておいたが、次のループ以降、俺は恋人・夫にならない。伽羅もそれを受け入れた。

誰か他の人を愛するんだ。・・・でも、殺してしまう。やり直し。俺は友人の様な存在になって見守る。その距離を段々離れさせて。

本当に途方もない回数を繰り返して、伽羅は、誰も殺さないどころか正反対の誰の長所も見定めて愛する人間になった。そして、俺は伽羅のループしている記憶を消した。でも、2~3回はループさせた。誰も殺さない事を確認する為に。殺さなかった。

これでようやく、俺は伽羅から完全に離れた。

こうして『死亡遊戯で飯を食う』の物語に、伽羅は一切登場しない。デスゲームに関わる筈が無い。

でも、伽羅の中に殺人衝動は存在する。そう、殺人衝動の消し方どころか減らす方法すら古今東西の精神・心理の専門家は、未だに誰も模範解答を思いつけない。凄まじいカルマだ。

だから、全ての物語の殺人鬼は殺すしかないんだよ。救えない。誰もこんな途方もない時間をかけて、殺人衝動を抑えられる心を持たせるなんて、超ハイリスク超ローリターンな事をしない。俺だって、浅倉威や吉良吉影やカミキヒカルに殺人衝動を抑えられる心を持たせるまで付き合う事なんてしたくないよ?同姓って事もあるけどさ。

でも、伽羅にはシンパシーを感じたんだ。これは俺の気まぐれ。

 

・・・そして。おそらく数百万年は一緒に過ごしたであろう伽羅に対して、もちろん俺も様々な愛情を抱いたが、それでも俺自身は変わらなかったんだ。

やはり俺は他人が嫌いで、自分が嫌いで。

伽羅は人間になったが、俺は多分人間として不完全なままで。

俺がこの世界で数百万年生きていても、この世界は俺の住む世界じゃないんだよ。俺はやはり『俺ガイル』の世界にしか馴染めない。

その『俺ガイル』の世界で、俺と恋人になった雪ノ下雪乃。彼女は、そんなどうしようもない俺の、自分を好きになる第1条件になってくれるのだろうか?

 

 

その5.幽鬼

最後は主人公だ。幽鬼という女性の特徴は、生きる意欲が欠落している。

幽鬼の生きる意欲の欠落。それは彼女の特徴『ゴミを捨てるのを忘れる。出せない。』に現れている。

彼女は、ゴミを出す気力すら無いのだ。『SSSS.GRIDMAN』の邪神とも言える存在、新条アカネ。彼女もゴミを溜めている。同じく生きる意欲が無いから。

よくゴミを溜める人や、ゴミ屋敷の住民を非難する人がいるが、その住人を救う人はほぼ現れない。それはSOSのサインなのに。だから現実はクソゲーで・・・止めよう。愚痴っても仕方が無い。

だが、彼女はデスゲームでは非常に活動的だ。それは、彼女が生きる気力を取り戻してきた『訳では無い』。アドレナリンが高揚しているだけ。酒飲んで騒ぐのと同じ状態。

『カイジ』の伊藤開司も同じ。彼はギャンブルの時だけ、社交的になる。それ以外は全く社会に適応できない。

幽鬼、新条アカネ、伊藤開司。この3名は、素人目判断だが、発達障害だ。注意欠陥の様子は無いので、自閉スペクトラム症(ASD)だ。

興味がある事だけ、ずば抜けて出来て、興味の無い事は生きる根本である食事や睡眠すら疎かになる。コミュニケーションも苦手。

そして、ASDに対する治療薬は現在存在しない。それどころか、もう1つの発達障害である注意欠如・多動症(ADHD)の治療薬すら、日本では投与したくない医者が多い。コンサータ。シン・エヴァンゲリオンで、大人になって医者みたいな事している鈴原トウジの台詞であったでしょ?あれ、ADHDの治療薬なんだけど、麻薬なんだよ。患者に出していると医師会から非難されるから、出さない医者が多くて、だから日本はクソ・・・止めよう。

とにかく幽鬼に生きる意欲を与えないと。

どーすればいいかなぁ?

 

「と、言う事で、どうすれば良いでしょうか?白津川真実さん。」

「余所様の世界のゲームを破壊して、その関係者の1人に相談って、いい性格しているね、あんた。」

俺は、幽鬼の師匠的存在である、白士こと本名・白津川真実さんに相談した。

「いや、本当に幽鬼さんの危機なんですよ。このままだと、彼女、自分の部屋で、ゴミに埋もれた死体で発見されます。」

「あんたのせいよ。あんたが面倒見なさい。」

「俺も、殺人鬼の女性と数百万年過ごしてきたばっかですが、その殺人鬼の更生より、幽鬼さんは厄介なんです。」

「まー、そうかもねぇ。」

「・・・白士さん。体調はどうですか?」

「健康。全身元の身体に戻ったからかな?」

「ちなみに、あなたを死亡寸前に追い込んで引退させたのが、俺が更生した殺人鬼なんですよ?記憶が変わっているでしょうが。」

「・・・なんか脅迫してない?」

「しています。あなたと『幽鬼さんが殺した元弟子』玉藻さん、そして幽鬼さん。3人で暮らしてくれませんか?

その上で、幽鬼さんに日常生活を教える。玉藻さんも怪しい所あるから教える。

その適任は、最も人間らしい白士さん、あなたです。

あなたの身体を元に戻した交換条件として。彼女達が人並みの生活を送れるまで。」

「そうね。玉藻って名前しか知らないけど、まぁ多分ダメダメなんでしょうね。それと。」

俺は白士さんに思いっきり頬を引っ叩かれた。

「人間らしいとか、厄介とか、私達見下してんじゃねぇよ、お前が。

お前と話して僅かだけど、お前が一番人間らしくねぇよ。能力はもちろん、性根がさ。」

・・・俺は捻くれで対抗した。

「俺だって人間になりたいですよ。堂々と生きていたいですよ。

どこの世界もそうですが、男って甘えられないんですよ。弱さを見せられないんですよ。

弱さを見せたら『自分で治せ。』って言われるんですよ。心の欠点なんて治る訳が無いのに。

『現実を見ろ。』男はよく言われます。見て、現実に対抗できないから、縮こまっていたら、『強く生きろ。』とかよく言われるんですよ。強く生きてみる。でも負けない奴なんていない。失敗しない奴なんていない。間違えない奴なんていない。必ず負ける。失敗する。間違える。そして社会の隅に追いやられる。そうしたら?『現実を見ろ。』はい。ループの完成です。

メアリー・スーって知っています?ある物語シリーズの二次創作で出た、誰からもチヤホヤされる全知全能キャラです。それ出した奴の言いたい事は『二次創作にはもちろん、一次創作にもこんなキャラがいるが、こんなキャラは現実にいない。いらない。』『現実を見ろ。』。そう言うクソ野郎ほど現実から逃げている癖にね。自己防衛手段に長けている癖にね。上から目線で偉そうに。

そうですよ。俺もそのクソ野郎と同じになっているんですよ。

・・・俺は、どう生きれば良いんですか?教えて下さいよ。助けて下さいよ・・・。」

白士さんは少し黙っていた。そして。

「私にあんたは救えないよ。でもさ。数ヶ月後位に幽鬼に会いなよ。

なんかヒント位は、あんたに与えられるだろうからさ。

何故なら、あいつは、今は現実では底辺で。それが数ヶ月で少しは成長する筈だから。」

 

 

数ヶ月後、ある公園のベンチで幽鬼さんに会った。

初めて見る、コスプレでも着古したジャージでもない普通の女性らしい格好をした幽鬼さん。

とても綺麗だったよ。

でも俺にだって、俺の世界で超美人の恋人が出来たんだ。負けるかよ。俺は目線を合わせた。

 

これは、目線をそらした方が負け、なゲーム。

ずっと俺達は、何も言わず見つめ合い・・・。

 

俺の方が目線をそらした。

「はい。私の勝ち。」

「・・・負けましたよ。俺は所詮この程度なんですよ。」

「そう捻くれるのは良くないねぇ。あなたは、1万人以上の女性をデスゲームから救ったヒーローなんだよ?それは事実。自信持ちなよ。」

「その生き甲斐だったデスゲーム出来なくさせて悔しくないですか?憎くないですか?」

幽鬼さんは手帳を見ながら言った。カンペだ。

「最初はムカついた。でも、あなたのおかげで、白士さんと生活してね。

朝起きたら、すぐ少し身体を動かす。そうしたらゴミ出しが出来る。

朝食はきちんと食べる。前に作り置きしても、卵かけご飯だけでも良いから。

掃除は出来る範囲で。それを日に日に広げていく様に。

洗濯はあらかじめ染みはゴシゴシ手で洗って。座りながらがキツかったら、寝っ転がっても良いから。

トイレ掃除も腰が痛くなるから、部分的に分けて。そう分担が大事。いっぺんにやるから面倒くさくなる。

風呂掃除はスポンジ不要の洗剤を買う。省ける労力は省く。

料理の作り方は白士さんに教えて貰った。・・・私が作ると、まだあまり美味しくないけど。

年末大掃除?馬鹿らしいから四季に分けて行う。

と、いった様に改善していった。

トチノキ荘って狭いアパートに住んでいたから引っ越ししたよ。3人が住める様なマンション。

そして、一番感謝したいのはね?玉藻を生き返らせてくれた事だよ。

本当にあれはキツかった。

ちなみに、白士さんは出ていった。『もう私必要ないでしょ?』って言って。

多分、玉藻ももうすぐ出ていく。そうしたら広すぎるから、また引っ越し。

前置きが長くなったけど、私が人並みに日常を送れているのは、あなたのおかげ。

そして。自分が得意な事は、検討中。死ぬまで見つからないかもしれないけど。

99回クリアはやりたかったけど、その頃には私は人間じゃ無かったと思う。

人間らしく生きるか。デスゲームの頂点かつ支配者になるか。悩むけど、私は最終的には人間を選ぶと思う。尸狼とは違う。

それを早い段階から気が付かせてくれたから、私は『一応』あなたに感謝するよ。」

「一応、ですか。」

「そうだよ?まだ釈然としていないから。あなただって感謝なんか求めて無いでしょ?

・・・人間嫌いなんだから。現実で生きるのが苦しいままなんだから。」

「俺は、それをどうにかして欲しい答えを求めていたんですがね。」

「無いよ。現実はクソゲー。これ常識。

『現実が楽しくて仕方が無い』と言っている奴は、レベル100の癖にレベル10程度の世界に居続けているクソゲーマー。そんな事SNSに書き込んでマウント取っていないで、レベル200や300の世界に行けって話で。

今の現実を生きている人間が、人間嫌いが多くなって当たり前なんだよ。昔より広い世界で生きているんだから。

・・・でもさ。もし、人間が100人いて99人嫌いでも、1人が好きで心から話せる人がいたら幸せ。私は今の所、白士さん。あなたは?」

「いますよ。彼女が。」

「じゃあ幸せじゃん。」

「でも、俺の全て曝け出していないですけどね。」

「それで別れる様なら、それまでだなぁ。その可能性高いの?」

「・・・低い。」

「じゃあ曝け出せよ。人間でしょ?

男でしょ?なんて言わないよ。女だって頑張っているんだよ。あなたの話を白士さんから聞いて、あなたに感謝できないのはそういう所。」

「そうですね。女性蔑視発言でした。すみません。」

「そういう所も腹立つ。・・・でもね?恐らくあなたの捻くれた性格、一生治らないよ。

それがあなたの業。カルマ。

それでも、あなたの捻くれた所を受け止めてくれる彼女がいる。あなたは幸運だよ。」

「幸運ね・・・。で?俺はどう生きたら?」

「現状維持。様々な世界救いなよ。そんな力持っているんだから。それで、感謝されても、チヤホヤされても、あなたは嬉しくない。その分、彼女に報告して慰めてもらいなよ。

そのルーティーンを繰り返せば良い。以上。私が言えるのはそれ位しかない。」

そうして、幽鬼さんは、立ち上がって去ろうとして、止まった。

「また会おうね。捻くれたメアリー・スーさん。」

「知っているんですか。」

「ネットで調べた。便利な世界になったね。・・・そしてメアリー・スーなんて知りたくもないキャラを知った。

便利であり、ムカつく世界だ、現代は。本当に現実はクソゲーだよね。」

そう言って幽鬼さんは去って行った。

俺もこの世界から立ち去った。

 

 

・・・こんな八幡見たくなかったよね?『死亡遊戯で飯を食う』の主要キャラに、チヤホヤされ尊敬され、ヒロイン達とハーレムる八幡さんを見たかったよね?

申し訳無いけど、それが見たかったら自分で書いて。

でも、この八幡さんが、この『死亡遊戯で飯を食う』のハッピーエンドでの終わらせ方の一つを見せたのは事実で。二次創作だから、気に入らなければ忘れてくれ。

でも、捻くれた俺の心が、少しは癒やされたのも事実で。喜んだのも事実で。

そう、メアリー・スーの物語で、周りは過剰に彼女を讃えていたけど、メアリー・スーは、それを少しも喜んでいないんだ。

メアリー・スーを作ったクソ作者は、知らないんだ。どんなに周りに崇拝されようと、ノーベルなんたら賞みたいなの授与されようと、本人が嬉しくなければ空しいだけなんだよ。

俺は超強引なやり方で『死亡遊戯で飯を食う』のデスゲームを出来なくさせて。

それで『少しは』嬉しいんだ。

よって、メアリー・スーを作ったクソ作者にこう宣言する。『ざまぁ。砕け散れ。』と。


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