まあ、話の展開は暫くの間ら、少しのんびり進みますけど。読者さんはほのぼのをのんびりと頼んでくだされ。
翌朝、月から意識を返してもらった私は、丁度、いつも起きている早朝の時間帯に起きることが出来た。
丁度いい時間に起きられて、うれしい限りだ。
にしても………
「はぁ…………可愛かったなぁ……依姫ちゃんのあの誠実な感じも…………ジュルリ。」
「誰よその女…………。」
「アハハ……秘密♪」
「……………月女のケチ。モグモグ」
そんなこんなで皆で朝食を食べた後、皆で貴族の家に順番に訪問して挨拶をしていった私達は、残りの家の掃除やお爺さんがいつの間にか業者さんに注文して持ってこさせた家具類などを運び入れる作業をこなしていった。
因みにかぐちゃんが貴族の挨拶にこれた理由は、かぐちゃんが子供のごとく恥も外見もなく駄々をこね始めたので、流石に貴族に会う前に何かあったら面倒だということと、皆かぐちゃんの我儘やお願いには弱いからだ。
そういうわけで、仕方なくかぐちゃんの顔を顔隠しで隠して私の弟子まがいの存在として連れて行くことにした。
何とかなったけど、知り合いの貴族達は皆疑問符を頭の上に浮かべるか、仰天してたよ。『あの月女が!?弟子を!?』ってね。
まあ、独り身の女術師とか絶対に弟子とか取らないと思うよね。私もそう思う。
因みにそこまでしておいてかぐちゃんの貴族訪問の感想は『まあまあ楽しかったわよ。』とのこと。結局私がただ、変な恥をかいたような気分になっただけである。
因みに、お婆さんのご実家の貴族様の家とは良好な関係を築けられたようだ。
まあ、一応孫の世代の人達とだけど、お婆さんは兄弟達に可愛がられていたようでお爺さんも何だかんだ可愛がられていたお陰で恨まれたりはしてなかったそうだ。
寧ろ、お爺さんからの恩返しとして、金塊を一握りぽいっと渡された時は仰天しまくって暫く固まってたなあの一家。
と、まあ。それで和解?というか家同士として相互的な関係を築けたようでなりよりである。
ついでにお爺さんにも貴族の位をやろうか?と実家の貴族さん達から聞かれたお爺さんとお婆さんは『堅苦しいから嫌だ。』と言ってお婆さんの実家からの推測を蹴ったらしい。
穏やかな夫婦なのに、何処か豪胆なところがある一家である。かぐちゃんも含めてだけど。
と、そんなこんなで都に映り込んで沢山コネを得たことである程度竹取の翁一家はここ藤原京に馴染んだ訳であった。
* * *
そして、引っ越してからいつの間にかいろいろあり2年後。
かぐちゃんは14歳となった。
そこまで年を重ねるようになると、かぐちゃんはこの短期間ですくすくと育ってきて、益々綺麗になっていきその美貌は都の庶民や貴族の中で、噂となるようになっていた。
『がぐや様〜〜〜〜!!』
『私めの妻に是非してくだされ〜〜ー!!』
― ワイワイギャイギャイ ―
「はぁ………また……来おったわい…………。」
「またですか……かぐやには出来るだけのんびり過ごさせたいのですが………。」
「ふふっ………大丈夫よ。御爺様、御婆様。逆に言えば毎日が騒がしくて退屈しないんですもの。私はこれはこれで好きよ?」
「……はぁ……朝から仕事が沢山あるね……全然嬉しくないや。」
そう。毎日、ひっきりなしにかぐちゃんへの求婚者が現れるせいで中々面倒くさいのである。
まあね?うちのかぐちゃんの美貌はそりゃあ〜人間の中では、ナンバーワンでしょうけども。
それでも来すぎである。あのさ?これは本当の物語の竹取物語じゃないんだからさ?そこまで頻繁に求婚者に来られると私達は困るんだからね?
最近は特に多くの人が集まってくるもんだから、一般の庶民は許可が出たりかぐちゃんの知り合いでもない限り、基本的に立ち入り禁止にしている。
貴族だけに絞っても、それでも沢山来るもんだから面倒なことこの上ないのに、庶民の求婚者までは裁ききれないからね。
「まあ……もう、毎日の日課になってしまっておるだろうが……月女。仕事じゃ。今日も頼むぞ?内の大黒柱よ?」
「はいはい。お爺さん。サッサと終わらしてくるわ。それに食わせてもらってる分は働かないしね?」
食わせてもらってる分は働かないし?」
「なんだか妙な気分ですね……月女に賃金を出さないでこんなに働かせるなんて……。」
「大丈夫だよ。お婆さん。私は飯を食わせてもらってそれでも住処さえあれば十分だよ……それじゃあ、行ってくるね〜?」
「いってらっしゃい。月女。今日の騒動も、高みの見物しておくから、楽しみにしてるわよ〜?」
「はいはい。かぐちゃん。私がいない間、従者の人達や護衛に無茶させないでよ?」
「しないわわよ。私は気に入った従者にしか無理難題は課せないわ。」
「私は従者じゃないよ。雇われの用心棒だよ。」
「御爺様と御婆様に私の次ぐ育ての女が何か言ってるわ〜?」
「アハハッ……最近は、ますます口も達者になって来ちゃって、恐ろしく育っちゃって。」
そんな軽口を言い合ってる間に軽く化粧や女貴族の服装に着換えた私は最近は人間に化けているせいで西洋帽子を被らなくなった髪の毛の簪を解いて、少し長くなってきた紺色の髪の毛を姫様カットのような髪の毛にする。
そして、貴族姿の私は押し車に乗って最近は随分と身体が出来上がるようになってきた従者に押し車の馬引きになってもらい出発する。
『今日もかぐや姫がおいでになられるぞ〜〜〜!』
『なんと!それは誠か!!』
そして、かぐちゃんの屋敷から表の入り口から押し車が出てくると、今日も騒いでいた役人や貴族達が私が乗っている押し車へと群がってきて、私をかぐちゃんだと勘違いしたまま手紙をよこそうとワラワラと近づいてくる。
「はぁ……今日もいい一日だね。それじゃあ、毎日露払いばっかりさせられてて気だるいと思うけど、従者さん達。今日もよろしくね。」
「「はいっ!分かりやした姉御!!」」
「………元気だね?君たち………。」
因みに、私は囮として影武者をしているのだ。この従者達はかぐちゃんを狙っていないかお爺さんと私が慎重に審査した倍率500倍の中をくぐり抜けた精鋭中の精鋭だ。
まあ……この殆どの男たちが、私が月女という名前の女術師の時に知り合ったり助けたりした時に、私の男前(?)な姿に惚れた街の若いゴロツキたち何だけどね。
…………お爺さんがちゃんと給料は払ってるし、かぐちゃんに何かしないつもりなのは悪意を見分ける術とかで判明してたし、慕ってくれてるんだから、別にいいかな〜?って思って感じで、従者達として採用したという経緯である。まる
見た目は少し厳ついけど根は良い知り合い達なので暇があればよく飲みに言ってたりしてる気の良い人達である。
おっと、話がそれだね。
「そらじゃあ、祭りと思って都を騒がせる日課を始めようか?」
「野郎どもォォ〜!!出発だぁ〜!!!!」
「「オオォォーーー!!」」「ヒヒーン!!」
『あ、お待ちくだされーーー!かぐや姫ーー!!』
『どくのだ!下級貴族の若造め!儂が先にかぐや姫に求婚するのだ!』
『早いもの勝ちだ!こういうのは身分もクソもあるか!!私は先に行く!!!』
『あっ!?待て!!クッ!若造め!体力任せに走りおって!!』
私を乗せたかぐちゃんの押し車が豪快な男達と馬に運ばられていくのを見て、貴族達が一生懸命追ってくる。ふんっ!うちの馬の馬力と男達の馬力を舐めんじゃないよ!
まあ、普通は押し車を引かせるのは牛なんだけどね。うちは馬と従者派である。けど、かぐちゃんが妹紅ちゃんとお忍びで遊ぶ為にはもっと貴族達の引きつけないといけないのでこれはこれで大変なのだ。
「よしっ!少し進行の速度を落として!敢えて目の前に私達の姿をチラつかせて更に貴族達の体力を落とすよ!!」
「「オッス!姉御!!」」
今日も都中を騒がせる朝の大騒動が始まったのだった。
本当に、今日の藤原京も暇がなくて忙しないね。
* * *
「ぷはぁ〜!いやぁ〜今日も一仕事をしたねぇ〜!ねぇ?そう思うよね?マミちゃん?」
「そうじゃな。飛燕。いや……今は月女じゃったかな?……そういえば、また例の小娘の世話か?人間の世話なぞしおって、お前も好き者じゃなぁ〜?」
「好き者でも結構。好きにいいなよ。でさ?あの子は本当に我儘でさ〜?…………でも、それが可愛くってしょうがなくてね〜?あの子を見ていると小さい頃の文のことを思い出すんだよね〜!!……ヒック」
「ちょっと、そこでなんで昔の私のことを出し合いにするのよ!」
「アハハッ!あやぁったら顔赤すぎぃ〜!マジ受けるんですけど〜!!」
「はたて様…貴方もですよ。…ヒック。」
「お主たちは達全員顔が赤いからな?あと、飛燕。あまり尻尾に抱きつくでない。………酔っぱらっておるのか?」
「嫌だよ〜。マミちゃんの尻尾は私の癒しなの〜。ヒック。」
「……はぁ……コイツは何時に増しても出来上がっておるの〜。お主は、普段から酒は強い筈じゃが………まあ此奴のことじゃし今更感じゃな、…………なら良いか?」
スーハー……あ〜いい匂い。マミちゃんの尻尾の匂いは前世のおばあちゃんの畳のあの落ち着く匂いがする。
いやぁ〜マミちゃんとは最低でも月に一度は集まる飲み仲間として友達になってからは、本当に良くしてもらってるんだよね〜。
今だって妖獣の要であるマミちゃんの尻尾をモフモフして匂いを嗅がせてもらっているのは友達だけの特権の証である。グフフ。
「うゔ……なんで、私もここにいるでしょうか?」ちびちび
「まあまあ、優月ちゃん。久しぶりに登場出来たんだからそれを喜ぼう?ほら、楽しく飲もうよ。ね?」トクトク
「あ〜!黒柳様ぁ〜〜!私は下戸なんですから私のお酌に日本酒をそんなに入れないでくださいよ〜!!ヒャッ!もう!イキナリうなじを嗅がないでくだい〜〜!」
「ふふふ……あ〜この初いやつめぇ〜すぅーはぁ〜……はぁ…可愛いなぁ〜。そんなこと言わず、飲んじゃいなよ〜!優月ちゃん。ね?マミちゃんもそう思うよね〜?」
「まあそうじゃな。儂としては此奴のことは気に入らんが、酒の席の上では、好き嫌いはあまりしたくないからのう。今日はたんと飲め優月。…………なんならさっさと酔いつぶれてしまえ………所で油揚げはいるか?」
「………は、はいぃ〜〜!ください!欲しいです!!」
「なぜ、そこでひっかかるのじゃお主は……。」
「ねぇ〜!文〜〜!!構ってよ〜〜〜!!」
「キャッ!急に『飛び』かかって来ないでよ!アホガラス!」
「だってぇ〜!最近の文は構ってくれないんだもん〜!」
「それは私の役目で忙しいの!諜報部隊の仕事量を舐めないで欲しいわね飛燕!……まあ、あんたは時々手伝ってるのは知ってるから何も言わないけど………。」
「文のたわわ……文のたわわ……少しずつ大きくなってぇ……お姉さんは嬉しいぞい…グヘヘヘ。」
「キャッ!もう!何時に増して変態度が増してるわね!何かあったの?」
「何となくだよ。グフフ。」
今日の私は、いつもの仕事を終わらせた後に、お爺さんから用心棒としての休暇を貰うことにして、近くにいる知り合い達と都の片隅にある妖怪達が集う隠れ飲み屋で飲み会をしていた。
なお、今回のメンバーは文を中心としてはたて、椛ちゃん、優月ちゃんの天狗娘達にマミゾウ、私というメンバーだ。因みに、鬼の四天王の皆さんは大江山で毎日のようにいつも通りの宴会をしています。
「でもでも、寂しんだよ〜?忙しいのは分かるけど、最近は飲み会くらいしか会えないんだもん。はぁ…久しぶりの文の匂い。最高。」
「はいはい。自由人め。羨ましいったらありゃしないわ!………まあ?……もう直ぐ休暇を貰えるから、その時は…………えっと……一緒に、ここの都の中で逢引しなさいよ?」
「!?……………やったね!!ふふふ。♪デートプランは任せてね?文?…………スーハー……スゥ〜ハァ〜………文は相変わらずなんていい匂いなんだ………。」
「まあ、楽しみにしてるわよ。それよりも……………なんで今度はいつの間にか私の股の中を嗅いでるのよ!!このエロカラス!」
―ゴン―
「ギャァァァ!?い、いったあ〜!?」
「えぇ〜〜!ひえんー!ずるいじゃん!私も遊びたいのにぃ〜!ヒック。」
「はたて様。今回はお見送りしてください。代わりにその日は私の服を幾つか見繕ってくださると嬉しいのですが…………。」
「ふふふ〜♪良いよ〜?椛の頼みならなんでも聞いちゃう〜!」
「ええ………楽しみにしてますね。はたて様?」
そうして、椛ちゃんは気を利かせてくれたのか、私達にウインクをしてきた。最近の椛ちゃんは大変朗らかになってきた気がする。生娘から大人な娘にジョブチェンジって感じである。そして、はたては優しい性格もあんまり代わってないけど、ここ数年で確実なギャル口調に変わっており、髪の毛を茶髪に染めて化粧もよりオトナっぽくなっていた。
まあ?…………文は黙ってれば凛とした黒髪美人になってたけどね?……………本当に皆、大人になったね〜?お姉さんは嬉しくて賜らないよぉ〜?グスッ
でもでも、はたてと文はまだまだ中学生を抜けて高校1年生くらいの成長具合だから、これからも二人とも、色んな意味(深)で、成長するだろう。…………グフフフ。やっぱり私が天狗三人娘のたわわをちゃんと揉んでるおかげかな?
「いや、違わないけど語弊がありすぎるわよ?飛燕?」
「まあね〜?ひえんはエッチだから沢山悪戯してくるからね〜。ふふふ〜♪実は触り合いが楽しかったり〜。」
そして、はたてちゃん。純粋なのは卒業してしまったのである。(迫真)…………というかはたて?また私の心の中を念力で読んだね?文のマネッ子かな?可愛いなぁ〜?ヒック
「そういえば、思い出したんだけど……はたて?…………あんたも私の飛燕に、最近は近づきすぎじゃないかしら?」ゴゴゴ
「なにさー?あやぁ〜こそ、……最近は飛燕には全然構ってあげてないじゃん?その分、私が飛燕の相手を沢山してあげてるんだよ〜?…………ひえん、よく愚痴ってたんだからね?『最近の文は構ってくれない〜』って?もう、殆ど私が飛燕のパートナーみたいなもんなんですけどぉ〜?……ヒック」ゴゴゴ
「は、はたて様?」
「は、はたて?」
「クッ……言うようになったじゃない。………あったまきたわ!!表に出なさいはたて!!今こそここで雌雄をつけてやる!…ヒック……まあ、酒に酔ったあんたに勝っても嬉しくないけどね〜?あやややぁ〜!!(笑)」
「あ、……文?」
「あ、……文様?」
「ふふふ……あやぁ〜?私は昔からあやぁに引っ張られてきたけど、今は違うんですって所を見せつけてあげる〜!!……ヒック……その喧嘩!乗らせてもらうからね〜〜!!」
その瞬間、二人は同時に飲み屋の戸口を開いて夜街の外まで目にも止まらぬ速さで喧嘩をひ始める。どちらも酔っているようで、完全に悪酔いの喧嘩である。そのくせ最近は天狗としての力をめっきり伸ばしているせいか、滅茶苦茶激しい押し合いをしているので止めようにも二人同時にとめられる人材がいないのだ。
そして、そんな喧騒とカオスに包まれながらもこの飲み会ほ中では、年長で力のある大妖怪のマミゾウに関してはガン無視で、優月ちゃんに酒を飲ませて酔い潰そうと楽しんでいる。それに、このなかで唯一二人の速度についていける私はやる気が出ないので、椛ちゃんに膝枕してもらってゴロンとしているだけである。
いやぁ〜〜楽しいなぁ〜。こうやってワイワイするのが一番楽しいよねぇ〜?……ヒック
「あちゃ〜やっちゃってるね〜。二人共?」
「そうですね。………よしよし〜……飛燕様は相変わらず甘えん坊ですね……うふふ…ヒック。」
「……一応、二人の喧嘩も止めとこうかな?……まあ、都の外れだから術師とか兵士達は来ないから大丈夫だろうけど?」
「いやいや………大丈夫ですよ?…ヒック………ふふふ♪…それよりも、お二人が遊んでいらっしゃる今だけは私が飛燕様のことを独占しちゃいましたね?………ヒック……今は二人を楽しませておいて、私達は私達で楽しんじゃいましょう?」
「……そうだね……マミゾウさんも……二人の喧嘩のことを、無視してるってことは、悪い喧嘩じゃないってことだろうしね?……………にしても、椛ちゃんも中々に悪くなってきたね〜?……ヒック……垢抜けてきて結構いい感じの雰囲気になってきたよ?」
「そうですか?……ヒック…悪い女ですかね?私は?」
「………うん。椛ちゃんは悪い女だよ〜?……クスクス………じゃあ、二人の喧嘩のことは止めないでもいいか?」
「……ふふふ♪……悪い女ですか?まあ、そうですよね〜?………まあ、二人からは本気の匂いはしませんでしたから恐らくは大丈夫でしょう………。」
まあ、文の感情から読め取れるのは普通に悪巫山戯の範疇の感情だったし、戦っているはたてと文の表情は実に楽しそうだから大丈夫かな?
そんなことを椛ちゃんに膝枕されながら私が考えていると、椛ちゃんは尻尾をふりふりさせて、どこか物足りなさそうにしながら私の耳元にコソコソと小さい声で話しかけてきた。
「それよりも飛燕様?……………偶には、私にも構ってくださいませんか?」コソ
「……………どうしたの?椛ちゃん?今日はやけに積極的だね?」コソ
「ええ……クスクス。飛燕様。私は悪い女なので?……実は、大天狗様は忙しくて最近はあまり構ってくださらないのれす……ヒック……鞍馬大天狗様に稽古させて頂いている修行にも最近は頻度も少くなっています。………だから、少しお身体が寂しく感じていまして………。」コソコソ
「…………えと…ふふ?椛ちゃん?私はその〜?」
「我慢しなくてもいいんですよ?飛燕様?匂いでバレバレですよ?………バレませんよ?……だから、こっそりと、お互いに発散しちゃいましょう?」クスクス
「…………う、うん…?…ま、まあいいよ〜?ヒック」
なんだか頭が働かないなぁ〜?……私、椛ちゃんと何の話をしてたんだっけぇ〜?…………まあいいか?
私は回らない頭の中で、椛ちゃんの膝枕から抜け出してふらふらさせながら、椛ちゃんと顔を向き合わせるように椛ちゃんに抱きつく。
すると、椛ちゃんは私が滑り落ちないように私の腰辺りに手を回してくれた。
「ふふ………どうやら…どちらも酔ってるようですね?ハム……ちゅちゅ……。」
「そうだね。椛ちゃ……ン………。」
椛ちゃんの犬歯が私の首元に甘噛みによって、首元を優しく刺激されてしまい、私の身体が少しだけビクリ驚いてしまうが、気持ちが良いのでそのまま椛ちゃんに身体を委ねることにした。…………そして、少しだけ時間が経って、私の身体が出来上がってきた頃に、甘噛みしていた椛ちゃんは、口を私の首筋から離して、耳元でそっと私に語りかけてきた。
「ぷはぁ〜…ふふ………口付けなどはしませんが………多少なら、文様も許してくださりますし………ヒック…お巫山戯程度にはじゃれ合いましょう?」
「そうだね。にしてもワルだね?椛ちゃんも?」
「ふふ………そうかも知れませんね?私は悪い女ですからぁ〜♪…ヒック」
「それじぁお返しだよ椛ちゃん?………ハム」
「ん………ひ、飛燕様……わ、私は耳は特に弱いので……その……や、優しくしてくだしゃい……ン………。」
「そう言う割には良い反応を示すね?椛ちゃん?……ン……はぁはぁ……椛ちゃん?」
「ふふ……今のは仕返しです。ヒャア!?」
「なら、今度は私も仕返しだよ〜?……椛ちゃん?エヘヘェ〜?」
そうして、私は椛ちゃんの耳に舌を優しくジュポシュポと舐めていく一方で、椛ちゃんは私のその耳の攻撃に、仕返しだと言わんばかりに、優しく私の首筋を更にペロペロ舐めたり甘噛みを強めたりしてくる。そうして、私達はその応酬を繰り返しながら時々お酒を嗜んだり、文とはたての長い決闘を眺めながら最近の近況を話すお喋りを交互に繰り返していった。
これくらいなら浮気じゃないからね。じゃれ合いだよね。グフフフ。
……………因みにはたてと文の遊びの決闘の勝敗ははたてが勝ったらしい。
勝敗の要は私と椛ちゃんがイチャイチャしているせいでその感情に気がついた文が集中力を解いてしまったんだとか何とか。
それで、遂には文の集中が切れてしまったようで、その隙を突かれたはたてに抱き突きの押し倒し攻撃でのされてしまったようだ。
そして、そのまま勝敗は、完全に酔ってしまっていたはたてが、私直伝の口付け攻撃を文に食らわせたことで文が昇天して決まったとのこと。
流石はたて。私が色々と教えてあげてよかったよ。なお、どうやって私がはたてに仕込んだのかは想像は皆さんにお任せしよう。
そのことは、私と椛ちゃんはイチャイチャを盛り上がってしまっていてお互いの耳と首筋に夢中で勝敗を見ていなかったけど、優月ちゃんとマミゾウが勝敗が決まった時に気づかせてくれてそこで知った。
教えて貰ったついでに、マミゾウと優月ちゃんの二人からのニヤニヤな目線に気がついて私と椛ちゃんは酒の酔いも丁度良く抜けてしまったこともあって、我に帰って顔を赤面させることになったんだけど。
その時、抱きついたままの私と椛ちゃんの姿をはたてと生き返った文に目撃されて、『何、人が戦ってるのに二人共イチャイチャしてるのよ(さ〜)!!』と詰め寄られたのは言うまでもない話だった。
久しぶりに集まった宴も、なんだかんだ言って結構楽しかった。
(次回に続く。)
読者の皆様にとっての女オリ主のイメージを教えてください!
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可愛い! ここに皆入れてね!
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格好いい! そう?まあそれもありだね?
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美しいね! エヘヘー分かってんじゃん!
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変態! でも変態なお姉さんは好きでしょ?
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人情姉さん! 私についてきな!君達!
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大人なお姉さん! 妥当だよねー!うふふ♪
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乙女だよ! 分かってるねー!
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人妻最高! 良い子の皆は入れないでね?
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未亡人最高! なんか投票欄が怪しくない?
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もっと強くなれよ! あっはい、頑張ります
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ポンコツだね。 ん?これは褒め言葉?