エレジアという音楽の国に立ち寄った時に、ろくでもないものが封印されていることがゴーストスイーパーとして感じ取れた俺は、封印されていた楽譜を実際に確認し、これは消し去っておいた方が良さそうだと思ったので、封印されているトットムジカの楽譜を完全に消滅させておくことに決める。
単純に焼いたり、2個で2文字の文珠で「消」「滅」を発動させて消滅させたとしても復活してきそうな感じがするトットムジカという歌の楽譜を完全に消滅させる為に、用意したのは8個の文珠。
込める文字は8文字で「楽」「譜」「永」「遠」「完」「全」「消」「滅」というものにして、永遠に完全消滅させたトットムジカの楽譜。
これで歌の魔王トットムジカが復活することは永遠にないだろう。
エレジアから文珠でエルバフに移動すると国王であるハロルドに、ドリーとブロギーの様子を見てくるついでに酒も渡しておいてほしいと頼まれた俺は、今度はリトルガーデンに文珠で移動し、ドリーとブロギーにエルバフの酒を渡したが、その礼として恐竜の肉を幾つか貰えることになった。
恐竜の肉を貰う際に【黄金生成】で生成した金貨を1枚ドリーとブロギーに渡して、購入したという形にしたことで、スキル【商品購入】で恐竜の肉を何回でも購入できるようになったが、金貨1枚だけで大量の恐竜の肉が購入できるのは中々悪くない。
それからウォーターセブンという造船が盛んな島で、水水肉という柔らかい肉を購入したり、アクアラグナの塩という美味な塩を購入したことで、水水肉とアクアラグナの塩が【商品購入】で購入できるようになる。
アラバスタという砂漠が多い国で、黄金をベリーに換金して様々な香辛料を購入し、アラバスタの川沿いを歩いているとクンフージュゴンという武術家のようなジュゴンが挑んできたので倒しておくと、弟子入りを志願してきたクンフージュゴン。
とりあえず覚えられるかは分からなかったが南斗聖拳を試しに教えてみると、南斗聖拳の基本を習得したクンフージュゴンは学習能力が高い。
ちょっと面白くなってきたので、俺が知っている幾つかの南斗聖拳に属する拳法を教えてみると、南斗紅鶴拳の奥義である伝衝裂波をクンフージュゴンは使えるようになっていたな。
しばらくアラバスタに滞在してクンフージュゴンを鍛える日々を過ごしていたが、素直な弟子であるクンフージュゴンを育てるのは楽しかった。
南斗聖凰拳や覇気までクンフージュゴンには教えておき、後は実戦でそれを磨くようにと伝えておくと、俺に着いていきたいと考えているようだったクンフージュゴン。
弟子のクンフージュゴンにはゴンという名前を与えておき、俺の世界を巡る旅に同行させておくと、荒くれ者な海賊相手に勝利していったゴンが強くなっていたのは間違いない。
武術と覇気を組み合わせて戦うゴンは、並みの海賊では相手にならない程に強くなっていく。
ゴンの武者修行の旅も終わり、故郷であるアラバスタにゴンを帰した俺は、再びおでんの屋台を引きながら世界を巡っていった。
定期的に立ち寄るエルバフで、ハロルドの妻であるイーダが体調を崩しているようだったんで、治療を施して完治させておいたが、イーダが毒を盛られていたのは確かであり、毒を盛った下手人を探し出すことになる。
俺も手伝って見つけ出した下手人に文珠で自白させると、イーダをハロルドの正妻にさせない為に毒を盛ったと自白した下手人の巨人。
それを聞いて激怒したハロルドとロキによって、惨殺されることになった下手人の巨人は五体を微塵に砕かれたようだ。
「おれの母親はイーダだ!」と言い切ったロキは血の繋がった実の母よりも、自分を息子として扱ってくれたイーダのことを本当の母親のように思っていたのだろう。
ハロルドとロキから頼まれて、エルバフでイーダに悪意を抱いていて、イーダのことを害そうと考えている存在を炙り出すことになり、そいつらを秘密裏に処理することになったが、文珠を用いて自然死に見えるように処理しておくことが決定した数人の巨人。
その数人には、ロキの実母であるエストリッダの一族が全員含まれていて、財産と地位を目当てにイーダを殺害しようと考えていたエストリッダの一族は、計画を実行する前に全員あの世に送って処理しておいたんで、これでイーダが命を狙われることはない。
その後、再び世界を巡っておでんの屋台を引いていた俺のおでんを食べて、弟子入りを志願してきた岩蔵という少年が居たんで、おでんの作り方を丁寧に教えていく毎日を過ごす。
そんな日々の最中、岩蔵の友達であるウーナンという少年が「一緒に海賊になろうぜ岩蔵」と毎日岩蔵を勧誘していたが「オレは世界一のおでん屋になるんだ。海賊にはならない」と毎回断っていた岩蔵。
ある日ウーナンと岩蔵が大喧嘩することになり、互いにボロボロになるまで殴り合ったみたいだが、とりあえず2人共治療しておいた俺は、殴り合ってスッキリした顔をしていた2人におでんを提供しておくことにした。
どうやらウーナンの父親もおでんの店をやっているようで、そんな父親に反発して海賊を目指すウーナンにとっては、おでんで世界一を目指す岩蔵のことも敵みたいに思えてしまって、喧嘩することになってしまったらしい。
それでも互いに思っていたことを喧嘩で全て吐き出せた気がした2人は、無事に仲直りすることができたようだ。
「親父のおでんよりも、ントムのじいちゃんが作ったおでんの方が美味いな。岩蔵が弟子入りを志願する訳だ」
俺のおでんを食べてそんなことを言ったウーナンは岩蔵に「オレは海賊になるけど、おでんで世界一を目指すなら、ントムのじいちゃんよりも美味いおでんを作れるようになれよ岩蔵」と言うと「頑張れよ、岩蔵。夢に命を懸けられる奴は本物だってントムのじいちゃんが言ってたぜ」とだけ言って立ち去っていく。
離れていくウーナンの背に「おれのおでんを、いずれ食いに来いよウーナン!」と言う岩蔵に、振り向いて「ああ!」と嬉しそうに笑ったウーナン。
翌日海賊になる為に船出をしたウーナンを見送った岩蔵に、おでんについて教えていった俺は、弟子である岩蔵に教えられることを全て教えていった。
幾つかの月日が経過し、岩蔵が美味いおでんを作れるようになると、宝樹とも言われるアダムをウォーターセブンの船大工に提供して岩蔵用のおでんの屋台船を作ってもらい、ついに独り立ちすることになる岩蔵には屋台船をプレゼントしておいたが、立派な屋台船に岩蔵は喜んでいたな。
師匠としては、これ位のプレゼントはしておいてもいいだろう。
主人公の弟子となったクンフージュゴンのゴンにより、アラバスタのクンフージュゴンが超強化されていたのは間違いありません
ちなみに岩蔵は、ONE PIECEの初代劇場版に登場したおでんの屋台船の店主ですが、この世界ではウーナンの父親ではなく主人公のントムに弟子入りしました