俺様な、実は物書きじゃなくて絵描きが本業だから更新前みたいにばかすか出来ないぞ
作業めちゃ進んだらまたばかすか更新するぞ
まあでも正直終わり方も決まってるし、本当はこんなに長引かないと思ってたレベルの内容だから、よほどの事が無ければ終わりまで書けると思う
多分、な……ククク……怖いか? エタるのが……
その場に居たセル以外の全ての心境を一言で表すなら……遂に恐れていた事が起きてしまった。
出来うる事なら一番避けたかった最悪の事態、それが今、目の前で起こってしまった。
「18号ッ!!逃げろ!!逃げるんだーッ!!」
「ん? なんだ、貴様も来ていたのか」
もはや、人造人間だの何だの言っている場合ではない。
17号を吸収した
もし、奴の言う完全体というものになったとしたら……?
「まあ、いい……」
声でピッコロや天津飯の存在に気付いたセルだったが、ほんの一瞬意識を向けただけで、すぐに興味を失って18号へと向き直る。
「っ!!」
17号を吸収されてしまった事、そのものに強い怒りはある。今でも、奴を殺して、17号の仇を討てと心が叫ぶ。だが、セルと目が合った瞬間。
「奴に吸収されたら全てが終わる」と本能が警鐘を鳴らし、他の全ての思考をかき消した。
18号は16号をぎゅっと強く抱きしめて、反射的に地面を強く蹴った。
脱兎のごとくこの場から逃げ去る選択をした。
自分のプライドや怒りを呑み込んでなお余りある恐怖が彼女を生存優先への道へと駆り立てたのだ。
しかし。
「おっと、そんなに急いで何処へ行くのかな?」
「……!?」
突然、目の前に現れた……そうとしか形容出来ないほどの超スピード。
ただ回り込んだだけ、たったそれだけの行動で、絶望的な程に浮き彫りになる格の違い。
セルは易々と18号の目の前に立ちはだかった。
「く……来るな!! 来るんじゃないよ!!」
「む?」
戦っても勝てない、逃げる事も許されない、そんな中18号が取った選択は……。
「そこから一歩でも私に近づいてみな……! その瞬間、死んでやる!!」
「……下らん事を」
両手で抱えていた16号を片手で抱き寄せ、もう片方の手を自身の胸に添えた。
「アンタ、私を吸収したいんだろう? 私の身体がどうしても欲しいんだろう? だったら……私に死なれたら困るよなあ?」
「……」
セルはここに来て初めて薄ら笑いを消して、忌々し気に18号を見やった。口では下らないと一蹴したものの、そこから一歩も動けなかった。18号の言っている事が図星だったからだ。
完全体になる……今のセルはただそれだけに執着していた。
片方の17号を吸収しただけで、この圧倒的なパワー!
果たして18号をも吸収し完全体となれば……一体どれだけ絶大な力が手に入るのだろう。
知りたい、見たい、手に入れたい!!
ただそれだけが今のセルの行動原理、生きる理由であり、18号に執着する理由だ。
もし18号に自決でもされようものなら、開かれたと思っていた完全体への道はまた閉ざされてしまう。
「ほう……では、どうするつもりだ? まさか、その足手まといを抱えながら、ずっと逃げ隠れしながら生きるつもりか?」
そんな様子を見た18号は、自身の考えが合っていた事への確信を得た。しかし、肝心のその先……ここからどうするべきかというプランは何も思いついていなかった。
セルが指摘した通り……今の現状は問題の先送りでしかない。
ここで無事に逃げ延びたとして、その後は?
抱えた16号を見やる。目を覚ます様子は無い。
18号に現状を打開する策は何も無かった。
――新気功砲ッ!!!
突然、目の前を大きな光の柱が埋め尽くした。
凄まじい衝撃と共にそれはセルを呑み込み、真四角の大穴を地面に開けた。
「……なっ!?」
「おのれ、無意味な事を……!!」
大穴の中に叩きこまれたセルだったが……この程度の攻撃では毛ほどのダメージも与えることはできない。驚異的なスピードでその中から這い上がり、飛翔して地上へと舞い戻ろうとする、が……。
――ハァッ!!
ザンッ!! 舞い戻ろうとするセルをもう一度同じ技が地の底へと叩き落とす。
「な、なんで……」
「早く行けッ!!」
「っ!!」
どうして自分を救うのか……18号は訳も分からないまま、その場を全速力で飛び去った。
飛び去った18号を横目に、再び凄まじいスピードで地上へと飛翔するセルを視認すると、もう一度同じ技を放ち……それを、何度も、何度も……それこそ、気が枯渇して死に絶えてしまう、その寸前まででも天津飯は技を放ち続けた。
少しでも遠くへ、18号を逃がす……ただそれだけの事を考えていた。
何がそこまで彼を突き動かしたのか……それはやはり、人造人間16号という少女の存在が大きかったと言えるだろう。
天津飯は、共に駆け付けたピッコロと共に彼女の闘いを見ていた。
闘いと呼ぶにはあまりにも一方的だったし、戦い方も見るに堪えない……終ぞ甚振られていただけ、最後の決死の反撃も、結果だけ見ればセルを殺しきるに至らなかった、それでも!
彼女は勇気を見せてくれた。
それでも、と立ち上がったのだ。
人造人間? 造られた存在? 悟空を殺す為に生まれた? そんな事は関係無い。
仲間を……家族を守る為、必死になって立ち上がる者をどうして見捨てられよう。
セルではなく、ピッコロと二人で18号を狙っていれば……あるいは、セルを完全体にしてしまうという最悪の可能性を、この場で絶やす事が出来たかもしれない……だが、それは果たして武闘家天津飯として行うべき事なのだろうか?
否! 断じて否!
そんな事をして、どうやってこの先、お天道様の下で生きて行けようか。
そうでなくとも罪深き我が身、これ以上恥を上塗りするつもりか?
出来るはずが無い!!
あの小さな勇気ある者に最大限の敬意を表すには、これしかないと天津飯は思った。
だが現実は残酷だった。
セルという怪物の足を止める、たったそれだけの事を、ほんの少しの間だけでも可能にしているだけ、彼は凄まじい力量と技量の持ち主である事には変わらない。
しかし結局どこまで良いように表現したとて、セルを倒せない事実は変わらない。
気を使い果たし、もはや舞空術を維持する力すら無くなった天津飯は、意識が朦朧とする中で地面に自由落下し、地面に叩きつけられた。
もはや弱り切った身体はそれでも怒りと悔しさに震えていた。
情けない、情けない!!
今ここで目の前の怪物を足止めしか出来ない自身が情けなくて仕方ない!!
既に、命を燃やしてでもやれることはやり切った天津飯は、拳を残った力の全てで握りしめ、立ち上がろうとして……。
「余計な事をしてくれたな、天津飯……どうした、もうあの技は使えないのか?」
そんな彼の前に、隠しきれない怒りを見せながら立ちふさがるセル。
それを見て天津飯はニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
「……なんだ、その顔は? 最初に死ねるのがそんなに嬉しいか?」
「……愚か、者め……セル……貴様、強くなった割に……まだ周囲が見えていない、らしいな……くっ、くくく……」
「何……?」
天津飯はある決定的な一言でセルに放つ。
「ピッコロは、何処へ行ったと思う?」
「……はっ!?」
セルは驚愕と共に周囲を見渡す。
……居ない! ピッコロが! 気も感じられない!!
「……ま、まさか……!!」
「……すまな、い……餃子……」
「き、貴様ァーーーッ!!」
フッ、と嘲笑気味に笑う天津飯を、セルは激昂しながら蹴り飛ばした。
天津飯は何度もコンクリートの壁を貫通し、最後にはアスファルトの上を転がった。
首は折れ、両腕は不自然な方向へと曲がり……激痛の中、意識を手放したのだった。
「お、おのれ……おのれえーーーッ!!!」
ピッコロがこの場に居ない理由……それは恐らく、18号を先んじて始末してしまおうと考えているのだろう。そうしてしまえば、セルが完全体になるのを防ぐことが出来る。
わざわざ逃がしたのは、セル自身が18号の破壊を妨害する事を恐れた為……!
だが、16号を抱えた状態では、そう遠くまでは逃げられまい……戦闘となれば、必ず場所が割れる筈だ。そう考えたセルは全速力でその場から飛び去った。
「出てこいッ!!! 18号ーーーッ!!!!」
セルの怒りと焦燥から発せられた超大音量の叫び声は、大気を震わせ、なんと遠く離れたカメハウスやカリン塔……あらゆる者達の元に届くのだった。
「……へっ、馬鹿デカい声で喚きやがって……だが、お陰で居場所を探る手間が省けたぜ」
念の為に言っておくと、ここ勘違い要素です。
16号「( ˘ω˘ )」
18号「なんで助けてくれたんやろ……まあでも完全体怖いのはあいつらも一緒か?」
天津飯「人造人間まじ尊い、出来れば逃げてほしい、それはそれとして無力すぎてつらたん……おっwwなんかこっちに関心向いてるやんけwwラッキーwwまぁピッコロなら18号殺すやろ……」
セル「は?足止めして18号殺す気なん?マジ許せんぶちころ」
ピッコロ「(次回あたり)」
謎のM字ハゲ「うおー!」どひゅーん!