オルドリン「大丈夫...ゼロは絶対に立ち上がってくれる」
アジトに戻り廊下を歩きながらゼロが立ち上がってくれる事を信じるオルドリン。
オルドリン「...?カレンさん?」
オルドリンはゼロの部屋に入るカレンを見かける。
オルドリン「カレンさん?何しているですか?」
カレン「!?」
気になって部屋に入るとゼロの仮面を手にしていた。
オルドリン「もしかしてカレンさんがその仮面を着けるですか?ルルーシュさんの代わりに?」
カレン「...!?どうしてその事を?」
カレンはオルドリンがゼロの正体を知っている事に驚く。
オルドリン「すみません...,.さっきカレンさんとゼロが話しているのを見てしまったんです」
カレン「!」
カレンは然程のゼロとの会話を聞かれたとしり動揺する。
オルドリン「勿論、ゼロの正体は誰にも言いません。ゼロの正体がブリタニア人で関係ありません。私は『ゼロ』と言う人を信じて黒の騎士団に入ったんですから」
カレン「そう。ありがとう」
オルドリンの真剣な眼差しを見たカレンはその事はに嘘はないと信じる。
C.C.「重いぞ。その仮面は日本人だけではない。世界を背負う覚悟がなければ」
部屋に入ってきたC.C.はカレンの手にする仮面を着ける重さについて語る。C.C.の言うとおりゼロには世界中の人達が希望としている。その期待を全て背負う覚悟ない者が着けていい物ではない。
カレン「でも、誰かが......」
スザク『こちらはブリタニア軍である。貴船の所属、航路は申告と違っている停船せよ』
スザクの声が響き渡る。
スザク「これより強行臨検を行う」
ダミーの船の進路にブリタニア軍の艦隊が迫る。
カレンや藤堂達が操縦室に集まる。
カレン「見つかったんですか」
藤堂「おそらくな」
スザク「10分待つ。それまでに全乗組員は、武装を解除して、甲板上に並べて」
スザクは黒の騎士団に降伏するように呼びかける。
ーーーーー
ーーーー
ーー
10分経過。
船員「時間です」
スザク「攻撃開始」
パシューン、パシューン
ダミー船に向かって魚雷が発射される。
藤堂「来たぞ、タンカー爆破!敵ソナーを無効にする。ダウントリム30度、急速潜航。ゼロから連絡は?」
サヴィトリ「依然、途絶えたままで」
藤堂は指示を出しながらゼロからの連絡を尋ねるがサヴィトリが途絶えたままだと答える。
トガーン
ダミーのタンカーが爆発と同時に黒の騎士団の潜水艇は海中に潜る。
スザク「また海中に逃げようとするはずだ。ボートマンⅡを出せ」
黒の騎士団が海中に逃げたことを読んで水中型ナイトを出撃命令を出す。
パシャーン
サヴィトリ「パッシブにて確認。動力音から、水中型かと」
藤堂「深度を下げろ。見つかったら終わりだぞ」
スザク「ASROC発射」
ドシャドシャドシャ
ボカーン、ボカーン、ボカーン
艦隊より潜水艇がいると思われる場所に大量のミサイルが撃ち込まれる。
ドシャーン
団員達「うっ......!」
直撃はないが爆発の衝撃で船が大きく振動する。
藤堂「うろたえるな。当てずっぽうだ」
ピシューン
団員1「うわっ!」
団員2「なにっ!?」
千葉「艦内各部に浸水!」
直撃のダメージはないがそれでも衝撃のダメージは大きく艦内の至る所で浸水が起きる。
カレン「藤堂さん!」
藤堂「動けば相手に捕捉される。耐えるんだ」
カレン「でも......うっ!」
玉城「もう駄目だー!」
ベニオ「玉城、うるさい!」
オルドリン『大丈夫......絶対にゼロが来てくれる!』
食堂では衝撃に怯える玉城にベニオが怒鳴り、オルドリンはゼロが来てくれると信じている。
ゼロ「Q1。聞こえるか?Q1」
扇「この声......」
カレン「ゼロ!」
オルドリン『ゼロの声だ!』
艦内全体ゼロの声が流れる。
ルルーシュ「ダウントリム50度。ポイントL14に向けて、急速潜航しろ」
ルルーシュは何処かの崖の上から地図を見ながら指示を出す。
扇「間に合った」
ベニオ「ゼロが来てくれた!
玉城「ったく!遅ぇよ!」
神楽耶「ふふっ...」
オルドリン『ゼロ。やっぱり貴方は立ち上がってくれた!』
皆がゼロの声が聞けた事に安心する。
ルルーシュ「正面向けて、魚雷全弾発射。時限信管にて40秒だ」
玉城「正面って......
扇「敵なんていないぞ」
神楽耶「撃ってみましょう」
扇達「えっ......!?」
神楽耶「信じるよりほかに、手がありますか?」
オルドリン「そうですよ。ゼロを信じましょう」
ゼロの指示に疑問に思う扇達に神楽耶とオルドリンは信じるべきだと言う。
藤堂「信管設定後、全弾発射」
ドシャン、ドシャン
魚雷が発射され正面にあるタンクのような物の近く魚雷が突き刺さる。
ルルーシュ「アンカー固定後、各員衝撃に備えろ」
ルルーシュの指示に従い全員テーブルや柱にしがみつく。
ドカーン、ドカーン、ドカーン
グロロロロ
オルドリン達「......っ!!」
爆発の衝撃で船が大きく揺れる。爆破された地中から大量の空気が溢れ出す。
ベニオ「あれは...空気?」
オルドリン「そうか、メタンハイドレート!」
オルドリンは窓の外から見える空気を見てそれがメタンハイドレートだと気づく。ゼロは魚雷とタンクの爆発で海底の眠るメタンハイドレートを放出させたのだ。
ポートマンのパイロット1「な、何た?浮力が!」
ポートマンのパイロット2「枢木卿、泡が!うわあっ!」
スザク「泡?」
ボカーン
ボカーン
ポートマンが次々にメタンハイドレートの泡に包まれ爆発したく。
メタンハイドレートは『燃える氷』共に呼ばれ環境の変化に弱く崩壊するとメタンガスを放出する。ポートマン達は大量のメタンの泡に巻き込まれた事でガスに引火して爆発したのだ。過去にメタンハイドレートが原因で何隻もの船舶が消息を絶ったとされる記録がある。
艦長「か、舵を......!」
通信兵「駄目です!転覆します!」
メタンの泡に押し上げられブリタニアの艦隊が全てひっくり返る。
スザク「そんな。海底から、巨大な泡......」
ランスロットから見下ろすスザクは現象に驚く
ジノ「なんだなんだ?スザク。援軍以前の問題だろう、これは。生き残った部隊を集めろ。黒の騎士団を......」
通信兵「ゼロです!」
ジノ「なっ!?」
通信兵「ゼロがこちらに向かって来ます」
ジノが指示を出す中ゼロがヴィンセントの手に乗って姿を現す。
神楽耶「ゼロ様!」
ゼロの姿に神楽耶達は喜ぶ。
スザク「これが、お前の答えなのか!」
スザクはゼロに向かって銃口を向ける。
スザク「撃つな!撃てば君命に逆らうこたになるぞ」
ゼロ「なにっ?」
ゼロは自分を撃つ事が君命に背くと告げる。
ゼロ「私は、ナナリー総督の申し出を受けよう。そう特区日本だよ」
スザク「......っ!」
スザクはゼロの言葉に戸惑う。
ゼロ「ゼロが命じる。黒の騎士団は全員、特区日本に参加せよ!」
カレン「そんな......」
扇「降伏するってことか?
藤堂「馬鹿な......」
ゼロの命令はカレン達に取って受け入れ難い物であった。
スザク「本気か?行政特区日本に参加する?だからといってお前の罪は消えない!」
ジノ「スザク」
スザク「分かっている。ここは退こう......」
スザク達ナイトオブラウンズは撤退していく。
黒の騎士団の特区日本の参加。果たしてゼロの真意は一体。