テイルズオブヴェスペリアのユーリさんをキヴォトスに生徒としてぶち込んだ話。
 作者がユーリがいるならラピードもセットだろと思ったためラピードもいます。

 なおユーリとラピードの性別は女性ですが特に見た目の変更はございません。
 これは作者がブルーアーカイブの生徒に男はいてはならない(断固たる意志)と思っているための設定ですのであまり深く考えなくて大丈夫です。

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 テイルズオブシリーズのユーリ・ローウェルをアリウスぶち込もうと考えてしまったが運の尽き、妄想が止まらなくなってしまったがために書いたのがこれです。
 文才は無いのでご容赦ください。

 なお、最初のセイアさんは始めて予知が外れたという事実にハイになってしまっているため、キャラ崩壊が凄まじいです。
 嫌になったらブラウザバックを推奨します。


狼の蒼き青春の旅

 

 トリニティにある、少女の寝室にて、夜中だというのに普段より煩い銃声を環境音にして二人の少女が向かい合っていた。

 

「へえ、君が来るのか。それは意外だね。私の見た未来では君ではなく白髪の少女が来るはずだったのだが、最後の最後になって予知が外れたのかな。」

 

 この寝室の住人である長い金髪の少女は堅苦しい口調で、心底意外そうに言った。

 その少女は狐耳を生やしていて、そのうえに天使の輪のようなものが浮いている。

 対してその少女に向かい合っている長い黒髪の少女は特に耳などは生えておらず、見た目の特徴はその黒髪が少し紫がかっている程度であるが、見た目以外であれば、キヴォトスでは各も珍しい刀を片手に持っていることだろう。そんな見た目の黒髪の少女はぶっきらぼうに言葉を返す。

 

「アズサがあんたを手に掛けるなんてことになる前に、俺がやることにしたんだよ。独断専行ってやつだ。アイツは人を殺すなんて汚ねぇ仕事には向いてないんでね。それにしてもあんた、頼みの綱が外れたにしちゃあ、随分と嬉しそうだな。」

 

 黒髪の少女の言う通り、金髪の少女は黒髪の少女を目の前に、というよりは襲撃者を目の前にしているというのに少し口元がにやけていた。

 

「いやはや、実をいうとだね。私は自分の予知が外れる事をこの能力に目覚めてからというもの、ずっと待っていたんだよ。というのもだね。私の予知は今君が現れるまで的中率100%を保っていたのさ。しかしながら私の予知は最悪の未来を映すこともあってだね。今のままではその未来が確実に訪れてしまうことになっていたんだよ。」

 

 金髪の少女はニヤけながら興奮したようにまくし立てる。

 そんな様子を見ていた黒髪の少女は金髪の少女の話を遮るように手に持っている刀を目の前の金髪の少女に向けた。

 

「悪いがこっちには時間が無くってね。あんたのお悩み相談をしている暇はねえんだ。さっさと終わらせさせて貰うぞ。」

 

 その言葉は死刑宣告のようであったがそれを受けた当の本人はニヤけずらを変えることなく、口を再び開いた。

 

「ああ、好きにするといい。」

 

「そんじゃ、遠慮なく行かせて貰うぜッ!」

 

 次の瞬間、黒髪の少女が取り出した爆弾によってその部屋は爆発に飲み込まれた。

 

***

 

 アズサはティーパーティーの一人、セイアを殺す任務に就いていた。

 そして今、その任務の大詰めでセイアの住んでいる寮の廊下を駆けていた。

 外ではアズサの所属している学校、アリウス分校の兵士たちと寮の警備員たちが銃撃戦を繰り広げている。

 

 (大丈夫、任務は順調だ。後はセイアというらしいトリニティの重鎮を殺すだけ。)

 

 アズサは今から人を殺すという事の重さで心臓が煩かった。

 それに、何か嫌な予感がする、なんて思いながら駆けている間に扉の前に立っていた。

 扉に手を掛け、突入するという瞬間に扉の奥から声が聞こえた。

 

 (おかしい。突入は私だけのはずだ。誰だ?警戒しなくては。)

 

 そう思いアズサは注意深く聞き耳をたてる。

 

『……の未来を映すこともあってだね。今のままではその未来が確実に訪れてしまうことになっていたんだよ。』

 

 聞こえた声は恐らくターゲットであるセイアというらしいティーパーティーだろう。

 しかし、その内容は誰かに話しかけているようだ。

 つまり中にはもう一人いる。

 そこまで理解したアズサは聞き耳を継続する。

 

 その瞬間、空気を裂く音がした。

 恐らく刀だ。

 アズサにはよく聞く音であった為にすぐにわかった。

 そして同時に理解した。

 このキヴォトスに刀を使う生徒は一人しかいない。

 

『悪いがこっちには時間が無くってね。あんたのお悩み相談をしている暇はねえんだ。さっさと終わらせさせて貰うぞ。』

 

 

 声を聞いて確信した。

 目の前の扉越しにいるもう一人の人物は………。

 

『ああ、好きにするといい。』

 

『それじゃ、遠慮なく行かせて貰う。』

 

「ッ!」

 

 再び声を聞いてわれに返ったアズサは急いで扉を勢いよく明け放つ。

 それと同時に部屋の中、正確には黒髪の少女から爆発起きる。

 部屋が爆発に飲み込まれ、その少女が見えなくなるまでの一瞬に、アズサは予想していた通りの黒髪の少女、孤狼ユーリを視界に収めた。

 ここにいるはずがないアズサの尊敬する先輩が確かに視界に入った。

 

「ユーリ先ぱッ、ぐォ゙っ!」

 

 しかし、その後の爆発に巻き込まれアズサは吹き飛ばされ廊下の壁に叩きつけられた。

 その衝撃でアズサがぶつかった壁の窓ガラスが砕け散り、吹き飛ばされそうになるが窓の縁に捕まりなんとか食いしばり、爆風をしのいだ。

 

 なんとか建物から落とされずに済んだアズサはホッとするがユーリ先輩が爆発した部屋にいたことを思い出す。

 この異様な威力の爆発の爆心地にいて無事なはずがない。

 急いで部屋に行かなくては、とアズサはボロボロの身体で先程の爆発で壁が崩れて野ざらしとなった爆心地に目を向けれる。

 しかし爆破の煙が晴れた部屋の中には既に黒髪の少女とターゲットの姿は煙と共に消えたように見当たらなかった。

 

***

 

 『それじゃ、遠慮なく行かせて貰う』

 

 その言葉の直後に取り出した爆弾を起爆したユーリはそのまま金髪の少女、セイアを捕まえながら吹き飛ばされ、もといた建物のすぐ側の地面にぶつかりゴロゴロと転がってやっと止まったというところでゆっくり起き上がった。

 

「ったく、死んだかと思ったぜ。こんな無茶は二度とごめんだな。」

 

 ユーリはそう言い、心底疲れたと言わんばかりに息を吐く。

 そして捕まえたまま一緒に吹き飛ばされたセイアの背中をつつきながら声をかける。

 

「おい、生きてっか?百合園さんよ。生きてんなら返事くれ。」

 

 すると、ずっと地面にへばりついていたセイアの狐耳がぴょこぴょこし始めた。

 これは痙攣でもしてんのか?

 とユーリは少し思えば、耳の動きが止まり、ムクリと起き上がってジト目でこちらを見始めた。

 

「一応生きてはいるが、全く無茶なことをしてくれたね。あんな威力の爆弾で吹き飛ばされることになろうとはどういう了見だい?」

 

「悪いな。アズサがもう来てたもんで、雲隠れをするためにあの爆弾と一緒に消えることにしたんだよ。」

 

「ん?雲隠れと言ったかい?何のためだい?君は彼女に人殺しをさせないために私を殺しに来たのだろう?ならば君には彼女から隠れる理由なんてないはずだ。」

 

 セイアはそう疑問を呈した。

 セイアはユーリのことをアズサのかわりにユーリが自分のことを殺しに来たのだと思っていたのだ。

 だから私を殺した後にユーリが自分が先に私を殺しましたと言えば済む話のはずなのだ。

 だというのにあろうことかユーリは雲隠れすると言い出したのだ。

 セイアからすれば意味の分からないことである。

 しかし、そもそも前提が違った。

 もっとも、ユーリの言い方的に仕方のないことではあったが。

 

「いや、別に俺はあんたを殺す気は無ぇよ。」

 

「はぁ?ならなんで…」

 

「っと、悪いがあんたの疑問に答えてる暇は無くなっちまった見てぇだ。質問はあとにしといてくれ。雲隠れするっつったろ。さっさとトンズラこくぞセイア。」

 

 ユーリはセイアが疑問を口にしている時に視界の端に蒼い犬が走り去ったのを見た瞬間に口を挟み、立ち上がった。

 

「わ、私もかい!?」

 

「こっちが勝手に助けたんだ。最低限の責任は持たなくっちゃならねぇだろうさ。それともなんだ、ここに残んのか?自殺志願はお勧めしねぇな。」

 

 そう言って、ユーリは口元に笑みを浮かべてセイアに手を伸ばす。

 

「ここに残って殺されるか俺の手を取って逃げっかどっちかだ。どうする?」

 

 セイアはユーリの2択を受けて呆れたようにため息を吐いた。

 

「……はぁ、実質一択じゃないか。それで選ばせてるつもりかい?」

 

「そりゃあな。もし逃げるって決めたんならきっとその旅はあんたの生きてきた世界よりずっと厳しいからな。」

 

「どうかな。政治の世界もなかなかに厳しいものだよ?」

 

「それから追われるんだからより厳しいってもんだ。」

 

 その言葉を受けてもセイアの呆れたような顔は崩れない。

 始めから口にしていたようにセイアにとってはその2択は実質一択であったのだから。

 

「…仕方がない。逃げてみせようじゃないか。私だって死にたいわけじゃないのだからね。」

 

 そう言ってセイアはユーリの手を取る。

 その瞬間、ユーリは口元の笑みを不敵な笑みに変え満足げに口を開いた。

 

「そうこなくっちゃな。」

 

 そうして彼女ら二人はトリニティの路地へと駆け出した。

 





 セイアさんの口調ムズすぎて真似るの諦めた。
 だから語尾ぐらいしか合ってない。
 もしかすると語尾も合ってない。
 これじゃあ、セイアファンから『こんなのがセイアなわけねぇだろ書き直せ!』っていわれちゃうよ〜。

 それはそれとしてユーリの口調が書いていたらリゼロのスバルくんにしか見えなくなってくるのどうにかならんかね。

 あと続きは無いと思われます。

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