平安の天才棋士として生き、未練を残したまま現世に留まり続けた幽霊――藤原佐為。
彼は本来、一度は姿を消す運命にあった。
しかし――この物語では違う。
“神の一手”へと至るその執念は、消えることを拒んだ。
現代に蘇った佐為は、進藤ヒカルと出会い、再び碁を打つ機会を得る。
だが今度の佐為は、ただ導くだけの存在ではない。
ヒカルと共に在りながらも、自らの意思で打ち続けることを選ぶ。
圧倒的な棋力。
千年分の研鑽。
そして、誰よりも純粋に碁を愛する心。
そのすべてを武器に、佐為は現代の囲碁界を席巻していく。
やがて彼の前に立ちはだかるのは、若き天才――塔矢アキラ。
そして、その父にして頂点の存在、塔矢行洋。
だが、無双の裏には代償がある。
ヒカルの人生を借りて打ち続けるという選択。
それは、かつての後悔――“とらじろう”の記憶を再び呼び起こす。
これは、
千年を生きた棋士が“現代最強”へと駆け上がる物語であり
一人の少年の人生と向き合う贖罪の物語でもある
果たして佐為は、“神の一手”に辿り着けるのか。
そしてその時、ヒカルと佐為、二人の関係はどこへ向かうのか――。
無双でありながら、どこか切ない。
転生でありながら、決してやり直しではない。
「打ち続けること」を選んだ佐為が描く、もう一つの“ヒカルの碁”。
| 第一局:VS塔矢アキラ | |
| 第二局:VS塔矢行洋 前半 | |
| 第三局:VS塔矢行洋 後編 | |
| 第四局:VS越智 VS那須 VS和谷 | |
| 第五局:VS塔矢アキラ | |
| 第六局:VS倉田六段 | |
| 第七局:アキラVS門脇 | |
| 第八局:VS加賀 | |
| 第九局:VS越智、VS那須、VS和谷 | |
| 第十局:VS塔矢アキラ |