3時創作 
昔読んだ かぐや様は告らせたい の二次創作小説
「黒い太陽」へリスペクトを込めて

いっけなーい☆ 遅刻遅刻ー!!
あたし黒川あかねッ!笑顔の魔法を届けるために役者街道邁進中!!
でもこのままじゃ事務所の会議に遅刻しちゃうよーっ!
最近の社長はマネージャーさんに当たり散らしてばっかだからわたしのミスはまたマネージャーに矛先が向いちゃう!

そしてたどり着いた会議室でわたしが見たのは.....!?

天井から縄で吊り下げられてる社長と社長の席に座る子ども

「よお、はじめまして、葛籠練(つむら れん)だ、これから社長が行方不明になるから株式の100%保持者の俺が代理ってことで、よろしくな」


これからわたし、どうなっちゃうのー!?

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やばくなったら消します


黒い太陽

輪廻転生

 

星は巡り

 

星の子は新生する

 

しかし、宇宙が巡るのであれば

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこに太陽が巡るのも必然だった

 

 

_____________________________________

 

 

「えっ知らないのお兄ちゃん!?」

 

星野アクアにとって苺プロに新たに所属することになったタレントの名前は初めて聞くものであったし、逆に信じられないものを見る目をしてきた妹に訝しげに訪ねる。

 

「数々の実写映画を世界観を壊さず成功に導いてきたと噂の天才少年じゃん!!」

 

「へぇー」

「興味ない!?」

 

アクアはスマホで少年の経歴を調べていた、ルビーの言う通り、とある劇団に所属後、事務所を転々としながら、数々の名作に出演、成功させてきた栄光と、不正が明らかになり、炎上して無くなった彼の元プロダクションのニュースが目に入った。

 

(気になるのはなぜそのプロダクションが何故、最新作の映画を公開する前の今になって不正を暴かれたのか.......映画の共演者である所属タレント、カミキヒカルがシベリアで逮捕....か、おそらくこれが引き金になったに違いない。)

 

驚いたのはそのニュースに映っていた顔が、鏡でよく見る顔に似ていたことだ。

(命は取り留めたものの、10年近く意識の戻っていないアイが刺される原因となった黒幕.....そいつはおそらく俺たちの父親、こいつがまさかな……いや、あり得ないだろう。)

現在のカミキ容疑者の年齢を考えるとアイが自分たちを身籠った時には中学生くらいなのだ、流石にそれはおかしいのではないかとアクアは感じたかった。

 

そこで事務所の扉を叩くノックの音で深く考え込んでいたアクアの集中が解かれる。

 

「こんにちは〜、お邪魔します。」

礼儀正しく入室したのは黒川あかね、恋愛リアリティショーで共演し、現在ビジネスとして交際を続けている少女だった。

「あ!こんにちはー!どうしたのお義姉ちゃん?うちの兄に用事?」

ルビーが嬉しそうに応対している中、アクアはあかねの背後に一人、ルビーよりも年下に見える少年がつまらなさそうに立っていることに気づいた。

 

「ううん、今回は練先輩を紹介するためにきたの、あれ?かな先輩は?」

 

「有馬ならB小町の収録の準備だ、必要なら呼ぶか?」

(劇団ララライ関係者か、アイが所属していたこともあるし、探っておくか。)

 

アクアはスマホを取り出しながら密かにカメラを起動し、少年に向けた。

AIで顔の類似性を測定するアプリを起動、自分の顔と比較することで、父親か自分たちの異母同父の同類を探す行為を行う。

これは芸能人に会うときに癖になっていた自然な動作で気づかれずに少年を撮影、AIに読み取らせる。

「?.........!?」

 

突如、画面が暗転し反応を示さなくなったスマホに驚愕するアクア。

ふと視線を感じると、件の少年がこちらをじぃっと見ていた。

(まさか......!?)

エスパーなのか、いや生まれ変わりがあるのだからエスパーくらいはいるのか!?とアクアは混乱した。

 

そんなわけがないのである。

パパラッチやゴシップを書き立てられる側に立っている少年は物凄く写真に映ることを嫌うため、専用のAIをスマホに入れており、遠隔で彼を写真に写そうとするデバイスを掌握して機能不全に陥らせることができるのである。

 

「ほら、練先輩、ご挨拶して下さい。」

 

「.....あー。葛籠練だ、よろしく」

 

「せ ん ぱ い ?」

 

「今日からお世話になります!葛籠練です!........ほら、これでいいだろう?」

 

突如少年の待とう雰囲気がスポーツに青春を捧げる熱血男子のようなものに変化し、そして即座に気だるげな状態に戻った。

 

「すっご、見た!?お兄ちゃん今の!」

「ああ.....」

 

ルビーが興奮するのもわかる、少年は演技によって、

彼は役者ではなくスポーツ選手であると、見る者に誤認させることを可能にしていた。

 

「星野アクアだ、よろしく。ッ!」

一歩踏み出し、握手を求める。

すると強く手を握りながら顔を近づけてくる少年、いや、葛籠。

 

「あんまりオイタはしないほうがいいぞ?」

耳元でボソッと呟かれた声に戦慄する。

こいつ......

 

邪悪な悪魔のような笑みを浮かべる葛籠に医者として多くの人間に関わってきた前世の自分が警鐘を鳴らしていた。自分の中の星野アクアも全力で首を横に振っている、満場一致で危険人物に認定された瞬間である。

 

「.......カミキヒカルとは仲が良かったのか?」

せめてもの抵抗として顔を引き攣らせながら葛籠が動揺することを期待して聞いてみる。

すると彼はキョトンとした顔をし、

「....?..........誰?」

........!同じプロダクションに所属し、共演までした男のことを認識していないことをアクアは理解した。

 

ふと、袖を引かれる感覚を覚え、振り向くと、ルビーが頬を膨らませていた。

 

「ねえ、次あたしの番なんだけど。」

「あ、ああ......」

 

ルビーがあの邪悪な笑みを見ていなかったと理解すると共に、葛籠が見せないようにしていた事を知った。

 

一方葛籠練も黒川あかねに引きずられてアクアから引き離されていた。

「ちょっと先輩?私の彼氏に何圧かけてるんですか。」

「彼氏?ッハ、ビジネスライクを装っておいて実は隠してゾッコンってわけか。女優の名が泣いてるな。」

 

「ッ!____もーツムラくん?♪そんなこと言っちゃダメだぞ⭐︎?」

 

「あたしも一回話して見たかったのに」

「お前は妙にミーハーなとこあるよな.......「ッ!」」

 

((アイ!!??))

いや、そこに居るのはアイの模倣を行う黒川あかねであり、今も尚病院で意識不明の引退したアイドル、アイではないのだから。

 

「マ、ママ......!!」

「__待てルビー、あれはあかねだ、アイじゃない!」

ふらふらと光に惹きつけられる蝶のようにあかねに近づこうとしたルビーをアクアは鋼の意志で引き留めた。

このままアイモードのあかねに接触すると、ルビーはおそらく幼児退行して戻れなくなると前世の吾郎が全力でドラを警鐘代わりに鳴らしていた。自分の中のアクアもマラカスのようにハンドベルを掻き鳴らしていた、うるせぇなこいつら(自分)。

 

それほどまでに完成度の高いモノマネはアイに飢えていたアクアとルビーに刺さっていた、アクアは一度受けて免疫がついていたが、初めて受けたルビーにはクリティカルヒットだった。

 

一方、誰もが目を奪われる最強で無敵のアイドルのジェネリック版を至近距離で喰らったはずの練は妙な事に顔を歪めていた。

 

「「え?、は?(全ギレ)」」

最近妙に磨きがかかり、”ほぼアイ“レベルまで模倣を昇華させたあかねの技術を至近距離で受けておいて、苦虫を噛み潰したような顔をするとは何事だ、アイへの侮辱としか受け取れなかった2人であった。

 

「......やめろお前、俺がキャピキャピ女アレルギーと騒音アレルギーなの知ってるだろ!」

「....むぅ、センパイが悪いんですよーだ☆」

「___5冊目」

 

そっぽを向きつつ攻撃を継続しようとしたあかねに“アイの模倣のために新しく5冊目のメモ帳を購入した”という秘密を匂わせる葛籠。

 

「な、なんで知ってるんですか!!」

「マジすぎるだろ、どう考えても異常な熱量だ、そんなに彼氏(笑)の元カノの真似が好きか。」

 

 

「も、元カノじゃねえし....」

「そうだよ!お兄ちゃんは今までマザコンでシスコンだったんだから初彼女なんだからねっ!」「____おい妹黙れ」

 

そうしたゴタゴタによって、アクアの復讐劇は進捗なしで1日を終えたのであった。

 

 

__________________________________________________________________________

生まれ変わりがこの世界に存在するなんてことは科学技術を信頼していた少年にとっては認められない現実だった。

しかし、その現実は彼を嘲笑うかのように確かに存在した。

そう、葛籠練、”推しの子“に存在しないはずの彼は転生者である。

 

その少年は、家庭の事情を言う名の命令の元、自らの資金集めのために、芸能界に足を踏み入れた。

 

そして頭角を表す中

1年前のこと

ある狂人(カミキ)が狂人自身の存在価値を認識するという狂った思想の元、少年のことを殺害するために強襲した。

 

『お可愛いこと.....』

耳に当てた電話口から耳障りな声が聞こえて思わず顔を顰める。

両手でいきなり襲いかかってきた成人男性を押さえこんでいるため、携帯を粉砕して通話を切ることができない

 

 

元々の体はベンチプレス100 kgを持ち上げることができ、大男でも制圧可能な肉体だったが、それを失い子どもになった状態でも、少年の技術を持ってすれば、狂人の制圧など容易かった。

 

「うるさいな、黙ってろよ」

 

電話越しの声でさえ虫唾が走る、こんなのが身元引受人なのだから全てが悪いのだ。やはり地球温暖化の原因に違いない。

 

『おや?それが姉に対するものの言い方ですか?レンさん?』

 

発言内容を脳が認識した瞬間血液が沸騰するかのような怒りがレンと呼ばれた少年の全身を包んだ。

手元にあった、肉塊の指と肩の関節全てを外すことで一時的に過剰なストレスを発散した少年は努めて冷静に返答することにした。

 

「ああすまんな、僕にとっての姉はお前みたい新型コロナウイルスみたいな面をした女じゃなくて、もっと可憐な女性なんだ。」

 

今も家で自分の帰りを待っているであろう、天使のような可憐な女性のことを想い、こんな権力だけしか脳のない女を姉とは決して認めないと決意する。

 

『ああ、彼女のことなら心配なく、貴方を消した後で十分幸せに致しますので。』

 

「圭姉さんはお前みたいな月人コンゴウ型には渡さん。

寝言は寝て言え、それで、早く迎えをよこせって。」

 

狂人を回収し、外国へ輸送し、何らかの罪で投獄されるであろうことを要求する。

 

『あら?1人では帰れませんか?』

「_ざけんな、俺が電車やタクシーに乗れないこと知ってるだろうに。」

 

潔癖症である少年はバスやタクシー、電車に乗ることは出来ない。

権力を後ろ盾にして外国で違法に取得したバイクの免許を使用してバイクで帰ることを想定していたが、狂人によって破壊されていた。

「共演者を谷底に突き落とそうとするとか....笑

お前と同じ穴のムジナなんじゃないのか?四宮」

 

仕返しにと、更に数年は再起不能になる傷を負わせたので、狂人に対する彼の興味は星の彼方へ消え去り、如何にこの悪鬼羅刹、邪智暴虐の冷血女を誹謗中傷するかに全てのリソースが使われていた。

 

『今の四宮は私の手中にあります。あなたごときを消すことも容易いこと』

「残念、白銀と圭姉さんに俺が消えたことが知れれば株が下がるのはお前の方だ。」

『遠い遠い旅に出たと伝えておきましょう、ああそうすればよかったのね。月にでも行ったと伝えておきますのでご安心を』

「月に消えるのはテメーの役割だろかぐや姫、今にでもお前を生贄に捧げて金髪ギャルいかぐや姫を召喚できないか探しに行きたい気分だわ」

『あらあら威勢のいいことで、少年探偵のようなその体躯ではまともにそんな山奥からは帰れないでしょうに』

 

「だから早く行き遅れメイドを此処に寄越せ人間失格一号、あの二号が風邪引いた時に酒乱で暴れた件忘れたわけじゃないだろうな」

 

『.........30分後、向かわせるので痕跡を消しておくことね。』

「ハッ、雑魚が」

『次回の夕食会には藤原さんも呼びましょう」

「___ごめんなさい」

 

星野アクアの復讐 完




推しの子に登場しないキャラクターとオリ主の罵倒合戦で締めるってどうなんだ....?

つづく....?

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