まあ、天井ではあるよ
乙骨と棘のペアでの任務
その任務で何者かが補助監督の帷の上から別の帷を下ろしていた事が判明、五条と龍甚はその人物に当たりを付けていた。
「おそらく今回の帷は夏油だ」
「え?あの!?」
『信じられんかもしれんが、夏油で間違い無いだろう』
「で、ですが…目的は…」
「『乙骨』でしょ」
五条と龍甚の予想は的中する事になる
肌寒くなり、木々の葉が枯れ落ちた季節になり、外を歩く一年生四人の元に大きな呪力を感じとる
「ガッデム!噂をすればだ!!校内の準一級以上の術師を集めろ!」
『来たか…』
「…」
「呪術師だけの世界を作るんだ」
「僕の生徒にいかれた思想を吹き込まないでもらおうか」
「…………悟〜。久しいね。龍甚先輩も」
「まずその子達から離れろ」
夏油の到来
高専勢力に緊張が走る。生徒達は夏油の近くで人質状態。碌に動かずに居ると真希に対する夏油の発言でより龍甚の殺意が高まる
肩に腕を回されていた乙骨が夏油の手を振り払い、夏油の誘いを拒絶する
「すまない。君を不快にするつもりはなかったんだ」
「なら。どう言うつもりで来た」
「…宣戦布告さ。お集まりの皆皆様、耳の穴かっぽじってよーく聞いていただこう。来る12月24日、日没と同時に我々は百鬼夜行を行う」
『百鬼夜行ね…』
「場所は呪いの渦。東京新宿。呪術の聖地京都。各地に千の呪いを放つ。下す命令は勿論…鏖殺だ。地獄絵図を描きたくなければ主力を尽くし止めに来い!思う存分呪い会おうじゃ無いか…」
『……やはり今ここで!』
龍甚が一歩踏み出そうとしたタイミングで
「あああぁぁぁぁぁ!!!!夏油様!お店閉まっちゃう!!」
「もうそんな時間か…」
「すまないね悟。彼女達が竹下通りのクレープを食べたいと聞かなくてね。お暇させてもらうよ」
「させるとでも」
「辞めとけよ。可愛い生徒が私の間合いだよ」
生徒達を人質に取られ、夏油が飛び去る様を見送る事に
生徒を救出後直ぐに夏油の対策会議が開かれた。
術師を全て召集。OB、アイヌの術師も呼ぶ
夏油の予告通り数二千と言うのはあながちハッタリでは無いと言う話も出る
「夏油と言う呪いを今度こそ祓う!!」
正道の宣言に各々が行動を起こそうと立ち上がったその瞬間夏油よりも巨大な呪力がこちらに向かって来てるのを察知する
龍甚がその呪力に一番早く反応した
『!この呪力は!!まさか!』
建物を出て、呪力を感じた方を見る。高速でこちらへ飛行する存在
『!アルバトリオン!!』
《ふふ!あら、私が怖くて出て来ないと思ってた》
「龍甚!そいつは?」
他の術師も出て来て、アルバトリオンについて龍甚へ聞く
五条だけはその正体について気付いていた。過去の苦い記憶を思い起こさせる相手
「そいつが龍甚を負かした相手か…」
『ああ、俺はこいつに一度負けた』
《ふふふ!あははは!自分の負けをあっさり認めるのね!私はてっきり誰にも言わずに黙ってるものかと》
『俺と五条が居るここへ来るとはわざわざ祓われに来たか?』
《まさか…夏油ちゃんから聞いたでしょ。百鬼夜行の話》
アルバトリオンの口からまさかな問いかけ
こいつが夏油と繋がってる可能性が出て来た
『何が目的だ?』
《私もね。夏油ちゃんの目的遂行の為の手助けをしてあげたくて》
『なに?』
《私もここで宣戦布告をするわ。呪術師じゃ無くて、貴方…龍甚、貴方に向けて》
『「「!!」」』
《同時刻。北海道の択捉島。そこで私を迎え撃ちなさい。来なかったら、北海道を火の海に沈めるから》
『…ちっ!』
言うだけで言って飛び去って行くアルバトリオンの姿を見ながら舌打ちをする。正道がやって来て、アルバトリオンについて聞く
「おい。龍甚、俺がお前の言っていた呪霊か?」
『ええ、そうです』
「本当にお前一人で行くのか?」
『じゃなきゃだめでしょ。五条は夏油の百鬼夜行で外せないし、他の術師じゃハッキリ言って足手纏いだ。俺一人であの時のリベンジを果たす』
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12月24日
新宿、京都に術師が配備され、迎え討つ準備が整っていた
「建物やインフラはなるべく壊すな!おい!聞いているのか!悟!」
「……なにか…」
五条一人だけは違和感を覚えていた
1224日の前日
夏油は家族達との作戦について話していた
「お互い本気でやり合ったらこっちの勝率は五条と龍甚が居るから一割も無いくらいだ。だが、その確率今回が三割程になってる。我々の軍勢を一人で潰せる龍甚が緊急の任務で不在なんだ。そしてそこから勝率を九割以上に引き上げる方法を一つだけあるんだ。ふふ!」
北海道の択捉島
龍甚は目的の場所に到着するとあらかじめ補助監督によって一般人の避難を終わらせていた。迎え討つのは奴の言った通り龍甚一人。龍甚の体は地面の雪以上に太陽の光を反射させる銀色の鎧に身を包んでいた
そして地面には金色の大剣や禍々しい鎌を思わせる太刀、龍甚が愛用していた龍属性の片手剣、真っ赤に光る粘菌を纏った双剣、戦国時代の大盾と先端が捻れた槍のランス、刻まれた紋様が青々と発光する大型の斧、両極端が真っ赤に力強く光る操虫棍の計7つの武器が刺さっている
『…来たか』
《準備万端みたいね。せっかく私達の戦いを見てくれる人達全員逃がしちゃって…》
『人なんて要らないだろ。まともにやってここが残るとは考え辛い』
《そうね…苛烈になるわね…》
二人を照らす太陽が雲に隠れる。
二人に影が差し、見つめ合う二人の眼は真っ赤で目の前の敵を屠る事だけを考えた眼をしていた
太陽を隠していた雲が移動し、再び二人を照らしたその瞬間に互いに走り出した
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京都
溢れる呪霊を相手に術師も手を焼いていた。
《グオロロロロロ!》
「がっ!」
術師が呪霊に殺されてしまうその時、横から火炎が放たれた。
異様に体が丸まった白い衣服を身に纏った人物が火炎放射器を持っていた。
「こちらは対処しました。はい……了解。お前達はさっさと医療班の元へ行け、ここに居ても邪魔になるだけだ」
「…あ、ありがとう…ございます。あ、貴方は…"祈手(アンブラハンズ)の方ですよね」
「…………さっさと行け」
「は、はいぃぃ!」
京都の各地は凡打秦の信頼する部隊、祈手によって各所制圧されていた。肝心の凡打秦も一級や特級の呪霊を次々と祓っていく。
また、別の場所では京都校の生徒達が連携して呪霊と戦っていた
「シン・陰流 簡易領域 抜刀!!」
《ガァァァ!!》
「しまっ!」
水色の長髪の術師が呪霊を祓う。その背後から別の呪霊が彼女を狙うが熱線が呪霊を焼き払った。機械仕掛けの人形
[三輪、油断スルナ]
「貴方もよメカ丸」
《がガァァァ!!》
メカ丸も言ったそばから背後を取られていたがまた別の術師の狙撃によって守られる。
そしてその狙撃手、禪院真衣に呪霊が寄ってくると
ブーン…パリン!
「真衣ちゃんに手を出したら。俺が許さんで」
「な…直哉…」
「何や?真衣ちゃん、もうお兄さんと呼んでくれへんのか?」
「一度も呼んだことないだろ!」
「禪院特別一級術師!こちらに呪霊が来たので、迎撃を!」
「わかった。今から行ったる」
真衣、真希の従兄弟、禪院直哉が颯爽と助け、軽口を挟みながら次の場所へと駆け出していった
京都は比較的順調に事を進めていた。
そして凡打秦は戦いながら意識を繋いでいる祈手へ次々と連絡を取る
「グェイラそちらはどのような様子ですか?」
「ああ…旦那。こっちは家入さんが頑張ってるし、龍甚の兄貴が用意してくれた回復薬グレートも存分に効果を発揮してます」
「そうですか…わかりました………こちらは何とかなりそうですね。あとは夏油本人と龍甚が一対一で戦う事になった相手にだけですね」
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東京新宿へ戻る
パンダと棘を高専へ送った五条がミゲルと言うアフリカの術師と対峙していた。
「オ前!コノ縄ヲ一本作ルノニ俺ノ村ノ人間ガ何年掛カケルト思ッテル!」
「知るか!僕の1秒の方が勝ってるって話だろ!」
五条は龍甚との組み手を通じて、ミゲルの持つ黒縄に適した対処を見せた。
だが、相手がタフでもう何分も持ち堪えられている。
「ちっ!邪魔…だ!」
五条の本気の拳がミゲルに向かって振り下ろされる
「ウワァオォ!………今ノハ危ナカッタ(ココニ龍甚マデイタラ本当二勝テナカッタナ。アト5分死ヌ気デ稼グ!)」
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東京校
この百鬼夜行を起こした夏油本人は乙骨の殺害から里香の主導権を奪おうとしていた。
そして、交戦になった真希、パンダ、棘を戦闘不能にし、目的の乙骨と対峙していた
「ますます欲しいね」
「お前は!……ぐちゃっぐちゃっにしてやる!!」
乙骨は里香と刀を夏油は生身で游雲を使って迎え撃つ。
乙骨は里香が自分の動きに合わせてくれる事を信じて真正面から力押しで戦う。
「ぐ!お前なんか!!」
「動きが単調だよ。…乙骨」
《ユウタ!ユウタ!》
「大丈夫だよ里香ちゃん」
「よそ見してる暇は無いよ!」
体術を高いレベルで納めている夏油を前に乙骨は塀まで殴り飛ばされ、心配して駆け寄った里香諸共、游雲で叩き塀を破壊する一撃をお見舞いする。
巻き上がった土煙から乙骨が飛び出して夏油と再び打ち合う
「おいおい。愛しの彼女を心配して上げなくて良いのかい?」
「お前をぐちゃぐちゃにするのが先だ!」
「ふふ、そうかい」
戦いの中でちょくちょく呪霊を挟んできて一撃を入れる事さえ難しい。数の差を埋めようと乙骨はある術式をコピーしようとする
「名前は確か…リオ【ダメだ】っ!」
「動きを止めてどうした?」
「ぐっ!」
だが、出来なかった。隙を晒した乙骨へ夏油の攻撃がヒットし乙骨の右腕に大きな傷を付ける。
「今のは…」
【龍甚の術式は我を核とした物。我が一個体しか居ないのであれば術式を持つ者も同じ時代に一人だけだ】
「あ、貴方は?」
【我は黒龍ミラボレアス。龍甚の中に居る龍よ。そして今術式をコピーしようとしたお主に忠告する為に意識だけを飛ばしておる。核となる我なしで術式を発動させようとすれば、百竜がお主の体を裂き、飛び出してしまうぞ】
今回出て来た武器たちはすみません。現実の私が使える物しか抜擢してません。なにぶん使用してない武器は扱いがわからない物で、それを書くと言うのも難しかったので断念しました
それと遠距離武器は龍甚とアルバの高速の戦闘に取り入れ辛いのでこちらも断念しました
なんかね、禪院家要素薄く感じるからタイトル変えた方が良いと思う?
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変える
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変えなくていい
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どちらでも構わない