気づいたら、私は死亡フラグちゃんになっていた。しかも、ただ体が変わったわけではない。一般男性として『全力回避フラグちゃん!』を見ていた記憶と、死神No.269として生きてきた記憶が、どちらも自然に自分の中にある。天界に戻れば説明はできる。けれど、戻ったらまた訓練が始まる。怒られる。たぶん、すごく怒られる。そうして少しだけ状況確認をするつもりで逃げ出した先は、死亡フラグだらけの異宙だった。カレコレ屋に怪しまれ、同僚たちに探され、死亡フラグを見つけるたびに放っておけず、逃亡生活は今日も全力で崩れていく。