――夢なんて、笑われるだけだと思っていた。

『あはは、なにそれ!オモロー!』

放課後の教室。
何気なくこぼした“なりたい自分”は、たった一言で砕け散った。

胸の奥にあった小さな光は、
ひび割れて、痛みに変わって、
私は自分の名前すら嫌いになった。

夢なんて、持つだけ無駄だと思っていた。

けれど。

強制的に連れてこられた謎の組織。
よく分からない"先生"。
よく分からない未来。

そこで初めて、誰にも笑われずに、
ただ"聞いてもらえた"。

胸の奥で、ずっと息を潜めていた言葉が震える。

――正義の、味方に。

幼稚で、子供っぽくて、笑われた夢。
それでも、ここなら。

もう一度だけ、追いかけてもいいのかもしれない。