どうやら俺の出産では九尾の封印が上手く行ったようだ。ただ、俺はあの覚悟を決めた日から数日間は生死の境を彷徨っていたみたいで熱がおさまった時に心配と安堵をされた。そんなこんなでこの数ヶ月間、もう十分だと思うくらいのいっぱいの愛情を注いでもらった。
俺の目標はこの2人を、この人たちとナルトを…俺は必ず守るために、まずはお父さんの書斎に行くことだ。
この家にはお母さんの個人的な部屋は無さそうだし、あるとすればお父さんだろう。お父さんは期待の新人だからか家にいるのは夜に帰ってきて朝早くに出るというその数時間だ。
「カルトー!どこいったんだってばね!」
『あーしゃ。かうと、こお!』
くそぅ、この体じゃまだ喋りにくいな…
お父さんの書斎に興味があるように見せるためとはいえ、そこに行くまでに目を離してるお母さんもお母さんだな…まぁ、料理中だったから行ったんだけどな。
「まーたミナトの部屋に行ってたの?普段ミナトに会わないのに、お母さんよりお父さんの方が好きなんだってばね?羨ましいってば…」
……顔を暗くしたと思ったら、俺のせいでそんなこと考えてたのか
けど、これだけは譲れないんだ。はやくお父さんに修行をつけてもらわないといけないから。
あれから三年が経った。
「ん!基礎体力はついてきたね。まさかカルくんが忍に興味を持つなんて…あはは、初めて知った時はクシナにすっごく怒られたな」
少し汗を滲ませ、頰を掻きながらそう呟くミナト。
その時のことを思い出しているようで、アレは怖かった。二度と見たくない
『おとうさ、つづき…しない?』
「もう少し休憩してから、だよ。カルトに怪我をさせたくないからね」
忙しいはずなのに合間を縫って俺に会いに来てくれる優しいお父さんである。
『
俺がそう言うとミナトの動きが止まる。そして段々と震えて、膝から崩れ落ちた
なんで?
「カルトが、僕のカルくんが……オレって言った、!!可愛い…いや、まだぼくって言っていないとダメだ!」
僕のカルくんがぁ…と嘆いているミナトの後ろから赤い何かがふよふよと浮いている。というか、怒気を纏ったお母さんである。
これはまずい…ミナト、南無さん。
話は変わるが、俺は本当に暗部につけるのかが心配だ
前世では自分から誰かを殺そうなんて思った事もないし、殺したすぐ後の人間も見たことがない。
確かに恨みはあったが実行するほどではなかった…
そのため、俺の精神が耐えられるのかと心配している____