あー、暇だぁ......
昨日の一件は、賊は華歳ではなかった。
華歳であれば殺していたのだが............
「はぁぁ....」
なかなか尻尾を出さないからな。
仕方がないと言えば仕方がない。
ちなみに今俺は春の里の敷地に近いところにいる。
なぜかと言うと梅雨の権能使用時にどうしても出来てしまう眷属を秋雨の権能によって別の生物に生命退化の力によってした眷属を春の里の護衛に回している。
ちなみに大体の眷属は魚なのだが、生命退化と言う名の遺伝子操作の力で蜂とタランチュラと一応できたスライム*1を配置してある。
いやぁ、まさか完全にファンタジーな生物を現実で見れるとはね、思わなかったんよ。
寝不足の時になんとなくやってみたらできちゃったんよ。
その後ちっさい犬から小さいフェンリルも造ったけど。
春は華歳に狙われる、俺はそう感じている。
というか、実際に何人か華歳の賊が春の里内に入り込んだことがある。
すべて、俺の眷属が片付けてるが.........
ちなみにスライムが死体をすべて食らってくれてるから証拠隠滅にもなる。
ん?.........あそこにいるのは、花葉雛菊と姫鷹さくら.........
何をするつもりだ......?
.........どこかに行くつもりか?
「......はぁ、仕方がない、遠くに行くのなら手伝ってやるかぁ............」
結局俺はお面をかぶる。
顔を見られるわけにはいかない。
俺は、復讐を終えたら死ぬつもりだから......
そして俺は二人の前に出る。
「何者だ!」
姫鷹さくらが俺に対してそう言う。
さて、なんて言おうか。
名前は伝えれないしなぁ.........
まあ、所属だけ伝えてみるか、わからないだろうけど。
「俺か、俺は治安維持組織『式神』のトップでございます、春の代行者、花葉雛菊様、その護衛官姫鷹さくら様」
「!『式神』!?」
ん?なんか反応がおかしいぞ?
「里長が言っていた、あの!?」
「.........まじか」
おいおいおい、ばれてるじゃぁないか。
まあ、確か春の里長って長年春の里を守ってきてたらしいし......知ってるのも納得がいくな。
「まあ、あってますよ」
「!やはり」
「んで、どこに行くんですか?」
強引に話を戻す。
「えっと.........誰にも言いませんか?」
さくらがそう言ってくる。
ちなみに花葉雛菊様にはフェンリルと遊んでもらっている。
当たり前だと答えると、さくらは少しだけ考えたのちに口を開いた。
「竜宮に......」
.........こりゃぁ、春の顕現のためか......