SCP×ブラッドボーン   作:概ね右翼

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南極出身のヤドカリ 様 評価ありがとうございます。
にしかわ 様 感想ありがとうございます。

報告書パートは今回までです。次からは一般的確な小説形態、等身大の人間視点で書いて行こうと思います。


血液感染あるいは幼年期の始まり

SCP-XXYY

 

アイテム番号: SCP-XXYY

 

オブジェクトクラス:Keter Neutralized

 

特別収容プロトコル: SCP-XXYYに関する全ての収容プロトコルは解除されました。関連する全ての記録、被験者のデータ、および収容違反事案は「大規模な地質学的変動および集団的な認識錯誤」として再定義され、第4段階アーカイブへ移行されました。全世界的な記憶処理措置により、SCP-XXYYおよび関連遺構「古都ヤーナム」の存在は抹消されています。

 

説明: SCP-XXYYは、過去に観測された空間異常およびそれに付随する都市遺構の総称です。SCP-XXYYの出現に伴い、地球の衛星軌道上に「SCP-XXYY-A(通称:月)」が出現するという事象が確認されていました。当該天体は出現以降、地球への接近を継続し、予測計算では20██年までに地球との物理的接触が不可避であると算定されていました。

 

しかしながら、2015年3月26日を境に、SCP-XXYYの異常な出現事象は完全に停止しました。これに呼応し、SCP-XXYY-Aの軌道も異常な接近を停止し、現在の地球から約38万4,400kmの距離において、安定した衛星軌道を維持しています。

現在、SCP-XXYY-Aおよび地球上の全人類を対象とした詳細な生物学的・物理学的調査の結果、異常性は一切確認されていません。血液成分を含む人体組織からの異常なミーム特性や生物学的汚染は完全に消失しており、被感染者とされていた個体群は、該当する個人の記録および記憶と共に、消失する結果となりました。

 

現在、SCP-XXYY-Aは地球にとって不可欠な衛星として認識されており、歴史的・天文学的整合性を維持するため、本オブジェクトが「最初から存在していた」とする歴史の補完措置が完了しています。本件に関わる追加調査は不要です。

 

補遺:サイト-██跡地における監視カメラ記録(抜粋) 

本オブジェクトのNeutralized認定後、財団はかつての汚染源であるサイト-██跡地(クレーター中心部)に対する最低限の常時監視を継続していた。監視カメラによる熱源探知および映像解析において、クレーターの中心部に「人間と思しき人影」が一体出現していることが確認された。

対象は古びた狩装束を身に纏い、その手には異常な形状の武器を携行しており、対象が出現した瞬間、半径数メートルにわたって現実性が歪曲している様子が観測された。

現在、当該対象を「SCP-XXYY-B」と仮指定し、緊急の追跡調査チームを編成中である。

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