シャーレの先生は明日の涙を知らない 作:ムッコロチェイス
原作:ブルーアーカイブ
タグ:ガールズラブ オリ主 クロスオーバー AI本文利用 ジョジョの奇妙な冒険 女主人公 オリジナルスタンド AI使用 独自設定 にわか 小説初心者
―――これは、奇跡と軌跡の物語。
―――これは、過去を背負い現在を生きる物語。
―――これは、零れ落ちた涙を辿る物語。
*
〈注意〉
・ジョジョの要素はセリフやスタンドくらいしか出ません。
・時々、他の作品に出ている名言をお借りしています。
・にわか&初心者のでダブルコンボで描写がおかしいと思うところもあるかもしれません。
・勢いで書き始めたので伏線もへったくれもありません。
上記のことが受け入れられない方はブラウザバックを推奨します。
「先生?」
…誰だろう?
「先生…先生!」
もう終点なのかな?
「起きてください!……ラクリマ先生!」
「―――んぅ?」
あの時の私が見た光景を一言で表すとしたら、
”まぶたを開けると、天使がいた。”
―――ってところかな。
「―――ここは?」
「起きましたか、先生。」
私は電車で寝落ちしていたはずなんだけど…
このお嬢さんのスタンドかな?
……いや、その可能性は低いか。
隙が多すぎるし、鋭い目つきだけど裏社会特有の血生臭さのしない善良な目をしてる。
もし仮にこのお嬢さんがスタンド使いだったとしても、推測できる能力からしてスタンドの基礎能力は低いほうだろうね。
……だからと言って油断はしないけど。
それにしても、本当に何なんだろう?
明晰夢って言うにはリアル過ぎるし。
まっ、取り敢えずこのお嬢さんから情報を聞き出そうかな。
「うん、おはよう。
君のおかげでばっちり起きれたよ。ありがとね。」
「そうですか。随分とよく寝ていたので起こすのも忍びなかったのですが、今はそんな状況ではありません。」
……呑気に昼寝をする時間もないとはね。
お嬢さんの顔と言動から察するにかなりの緊急事態ってところかな。
「……ふ~ん?何で私がここに居るのかは知らないけど、緊急事態ってところかな?」
「えぇ、事態は緊急を要します。詳しい説明はまた後ほどにして、今は移動を。」
「詳しい説明は後でいいけど、移動中に軽い説明は済ましてもらうよ?
私も事情をよく理解できていない。」
「了解しました。」
…取り敢えず、お嬢さんの後ろをついていくとしようかな。
そう決断した私は丁度いいタイミングで来たエレベーターに乗る。
「ふむ…」
……分かっていたことだが、このエレベーターから見える景色や嬢ちゃんの頭に浮かんでいる「
もしかして、これが異世界転移ってヤツなのかな?
―――それに……先生、か。
教えるのはそこそこ得意だけど、本職にできるほどじゃないしなぁ……
どうしようか?
「…さて、現状の場所の説明でしたね?」
「あぁ、うん。ここが何処で、何が起きているのかを教えてほしい。」
「では簡潔に。私は
「そしてあなたはおそらく、私達が
「……ですが?」
「あぁ、推測形でお話したのは、私も先生がここに来られるまでの経緯が概要しか分かっていないのです。」
「…あれ?」
このキヴォトス…って言ったっけ?
その学園都市に連れてきてるのに経緯が分からない?
どういうこと?
「混乱されてますよね?分かります。
こんな状況になってしまったことを遺憾に思います。」
「取り敢えず、ここが何処なのかは一応分かったよ。一応ね。
次はそのキヴォトスにで何が起こっていて、私が何をすればいいのかを聞きたい。」
「―――学園都市の命運をかけた重要なこと……ということにしておきましょう。」
「命運、ねぇ……見ず知らずの大人にそんなこと頼むべきじゃないと私は思うけど―――
乗りかかった船だし、子供から助けを求められてるわけだからね。
私にできる範囲になるけど、協力するよ。」
「感謝します。改めて―――
キヴォトスへようこそ、先生。」
「キヴォトスをより詳細に話しますと、数千の学園が集まってできている巨大な学園都市です。
そして、これから先生が働く場所……職場でもあります。」
……なるほど、ね。
拒否権はなさそうだ。
「きっと先生がいらっしゃった場所とは様々な事が違っていて、最初は慣れるのに苦労するかもしれませんが……
でも先生ならば、それほど心配しなくてもいいでしょう。」
―――寂しさを感じるような、少し前を振り返るような複雑な表情で遠くを見る。
「だって先生は、あの連邦生徒会長がお選びになった方ですからね。
……ですがその話はまた後ほど。」
―――エレベーターの音が鳴る。
随分と人が多いな……
緊急事態だからか?
「ちょっと待って、代行!見つけたわよ!」
背後から声をかけられたリンが振り向き、俺もそれに釣られて振り向く。
「……?隣の大人の方は?」
やっぱり
スタンドみたいに形も違うみたいだし、特殊能力もあったりするのかな?
「主席行政官。お待ちしておりました。」
私並みに大きいなぁ……
―――というか私のスタンドみたいな翼が生えてるんだけど?
キヴォトス人ってどういう生態してるのかな?
「連邦生徒会長に会いに来ました。
風紀委員長が、今の状況について納得のいく回答を要求されています。」
この娘は何となくだけど、生真面目そうな感じがする。
持ってるのは「モーゼルM712」かな?
随分と渋いの使ってるなぁ……
―――というか今更だけど、何で全員が銃火器を持ってるの?
もしかしてだけど、ここって治安悪い?
あと、エルフみたいな耳してる。
リンが面倒そうに特大の溜息を吐く。
「あぁ……面倒な人たちに捕まってしまいましたね。」
―――思ったんけど、聞いた感じリンって結構なお偉いさんだよね?
そんなこと言っていいの?
後で炎上したり、学校間の衝突になったりしない?
「こんにちは、各学園からわざわざ訪問してくださった生徒会、風紀委員会、その他時間を持て余した皆さん。」
「こんな暇……」
「ストップ、すとぉ~っぷ!」
「「「…ッ!?」」」
リンと三人が突然のツッコみに驚いてこちらを振り返る。
……スゥ~ッ
―――このままだと問題発言しそうで止めたけど、どうしよう……
「取り敢えず、リンは落ち着こう。
今までの言動や会話からしてお偉いさんなんでしょ?」
「え、えぇ……」
困惑しながらも肯定する。
「なら、発言には気をつけないとダメ。
代行とか主席行政官って言葉を聞いた感じだと、さっきリンが発言しかけた言葉が連邦生徒会の総意と受け取られても不思議じゃない。そうでしょ?」
「”大いなる力には、大いなる責任が伴う”ってヤツだよ。
上に立つ者の責務として、細やかな気遣いは必須、覚えておくこと。」
「……すいません、先生。」
「気にしない、気にしない!
失敗を糧にして成長するのが
これからは気をつけるように。」
「……はい」
リンがしょんぼりと反省する。
そしてこの時、三人はほぼ同時に同じことを思った。
(((これが大人の余裕―――ッ!)))
「で、では改めまして……」
リンが咳払いをして空気を切り替える。
「あなた方がここを訪ねてきた理由は今、学園都市に起きている混乱の責任を問うために……でしょう?」
「そ、そこまで分かっているならば何とかしなさいよ!
数千もの学園自治区が混乱に陥ってるのよ!
この前なんか、うちの学校の風力発電所が
「連邦矯正局で停学中の生徒について、一部の生徒たちが脱走したという情報もありました。」
「スケバンのような不良たちが、登校中のうちの生徒たちを襲う頻度も急激に増え、治安の維持が難しくなってきています。」
「戦車やヘリコプターなど、出所の分からない武器の不法流通も2000%以上も増加。
これでは正常な学園生活に支障が生じてしまいます。」
―――正常な学園生活、ねぇ…世紀末か何かの間違いじゃない?
「………。」
追い打ちをかけるようにツインテールのお嬢さんが発言する。
「こんな状況で連邦生徒会長は何をしているの?
どして何週間も姿を見せないの?
今すぐ会わせて!」
「……ふぅ、連邦生徒会長は今、席におりません。
正直に言いますと、行方不明になりました。」
「え……えッ!?」
「……!!」
「やはりあの噂は……。」
全員が三者三様に驚く。
……少なくとも、私が
それで、その連邦生徒会長が行方不明。
うんうん……私ってキヴォトスで先生する以外の選択なくない?
―――ラクリマ・プログレスス、真実に到達する!
「結論から言うと”サンクトゥムタワー”の最終管理者が居ないため、今の連邦生徒会は行政制御権を失った状態です。」
「認証を迂回できる方法を探していましたが、
「……あぁ~。」
なるほどね。
キヴォトスの命運をかけたことって何だろうって考えてたけど、確かにこれは命運だ。
―――随分と荷が重い初仕事だなぁ……。
「その話し方からすると、今は方法があるということですか、主席行政官?」
「はい。この先生こそが、フィクサーになってくれるはずです。」
「…!?」
「…!」
「この方が?」
ここでユウカが気になったようでリンに質問する。
「ちょ、ちょっと待って。
そういえばこの先生は一体どなた?
どうしてここに居るの?」
「キヴォトスではない場所から来たことは分かっていましたが……先生だったのですね。」
「はい。
こちらのラクリマ・プログレスス先生はこれからキヴォトスの先生として働く方であり、連邦生徒会長が特別に指名した人物です。」
「行方不明に連邦生徒会長が指名……?
ますますこんがらがってきたじゃないの……。」
「何故こんなことになってるか知りたいかい?」
「え、えぇ勿論。」
「……私も知りたい。」
3人が綺麗にズッコケる。
結構ノリ良いね。
「ま、冗談はここまでにして……
程よく肩の力も抜けたと思うから自己紹介といこうか。」
「私はラクリマ・プログレスス。
特技は裁縫とカウンセリングで、趣味は天体観測。
何か悩み事があった時に相談されるように行動で信頼を勝ち取ってくつもりだよ。
親しい人からは名前と苗字の頭文字をとってラプちゃんって呼ばれてる。
先生でも、ラクリマ先生でも、ラプ先生でも…ま、好きによんでおくれ。」
「こ、こんにちは、先生。
私はミレニアムサイエンススクールの……
い、いや、挨拶なんて今はどうでもよくて……!」
「その騒がしい方は続きをお望みなようなので続けますと……」
「だれが騒がしいって!?
わ、私は早瀬ユウカ!覚えておいてください、先生!」
「えぇ、よろしくね、ユウカ。」
そう言いながら右手を差し出し、握手する。
「……先生は元々、連邦生徒会長が立ち上げた、ある部活の担当顧問としてこちらに来ることになりました。」
私、何にも知らされた覚えないんだけど……
もしかして、誘拐するつもりだったり?
流石にそんなことないかぁ。
―――ないよね?流石に。
言ってて不安になってきたんだけど……
「”連邦捜査部S.C.H.A.L.E”」
「単なる部活ではなく、一種の超法規的機関。
連邦組織のため、キヴォトスに存在するすべての学園の生徒たちを、制限なく加入させることすらも可能で、各学園の自治区で何の制約もなしに戦闘活動を行うことも可能です。」
「てんこ盛りどころの話じゃなくない?
……そのシャーレって機関は。」
「私もなぜこれだけの権限を持つ機関を、連邦生徒会長が作ったのかは分かりません……。」
リンが話を切り替える。
「シャーレの部室はここから約30㎞離れた外郭地区にあります。
今は殆ど何もない殺風景な建物ですが、連邦生徒会長の命令でそこの地下に
「先生を、そこにお連れしなければなりません。
モモカ?シャーレの部室に直行できるヘリを用意してほしいんだけど……。」
「シャーレの部室?
………あぁ、外郭地区の?
そこは今大騒ぎだけど?」
「大騒ぎ……?」
モモカの言葉に対してリンがオウム返しをする。
「矯正局を脱出した生徒たちが騒ぎを起こしたの。
そこは今、戦場になってるよ?」
「………うん?」
「連邦生徒会に恨みを抱いて、地域の不良たちを先頭に回りを焼け野原にしてるみたいなの。
巡航戦車まで何処からか手に入れてきたみたいだよ?」
「それで、どうやら連邦生徒会所有のシャーレの建物を占拠しようとしているらしいの。
まるでそこに何か大事なものでもあるみたいな動きだけど?」
「………。」
「まあでも、もうとっくに滅茶苦茶な場所なんだから別に大したこと……
あっ、先輩、お昼ご飯のデリバリーが来たからまた連絡するね。」
モモカとの通信が切れる。
「………ッ!」
リンが般若の如き顔になりかけている……ッ!?
「深呼吸だよ、リン。
笑顔、笑顔!」
指で笑顔を作ってリンを落ち着かせる。
「……だ、大丈夫です。
少々問題が発生しましたが、大した問題ではありません。」
リンがユウカ達4人をじっと見める。
……アッ。
ご愁傷様、三人とも。
「……?」
「な、何?
どうして私達を見つめているの?」
「リン、みなまで言わないの。
要は私を職場に送ってもらうわけだからね。
私が頼まなきゃ始まらないからさ。」
「しかし……。」
「リン、大丈夫。先生だからね。」
少し格好つけてリンの頭を撫でる。
「……子供扱いしないでください。」
リンが顔を赤くして腕を振り払う。
「ごめんね。
でも、無理してる顔だったからさ。」
「さて、まずは自己紹介の続きといこうかな。
お嬢さんたちの名前を教えてくれないかい?」
「私はゲヘナ学園の風紀委員会に所属している
よろしくお願いします。」
「うん、よろしく。チナツ。」
「トリニティ総合学園の正義実現委員会で副委員長を務めている羽川ハスミです。」
「”正義実現委員会”……なんかかっこいい名前だね。
推測になるけど、治安維持活動を担っている組織であってるかな?」
「ありがとうございます。
そうですね、その認識で合っているかと。」
「同じくトリニティ総合学園に在学している守月スズミです。
正義実現委員会とは違って非公式ですがトリニティ自警団に所属しています。」
「自警団、か……かっこいいね!
非公式でも人々の治安を守るために活動するのは凄いと思う。」
「あ、ありがとうございます……」
スズミが少し気恥ずかしそうにそっぽを向く。
「さて、自己紹介も終わったことだし、本題といこうか。」
先ほどの柔らかい顔から一転して凛とした顔に一転したことで四人の背が伸びる。
「まず結論から言うと、シャーレまで送ってもらう必要はないよ。
私は少々特殊な力を持っていてね。
銃弾程度なら簡単に弾けるし、リンを守りながらでも問題ない。」
そう言いながら、私のスタンド―――
『
「「「「……ッ!?」」」」
スタンドが出たその瞬間、四人が臨戦態勢になる。
「……あれ?
みんな、
「……えぇ、それは?」
ハスミが警戒しながら私に質問する。
「そっか、見えるなら説明しないとね。」
少し口元が緩んでいることを自覚しながら、スタンドについて解説し始める*1。
「私の”
ちなみに、この私のスタンドは『
スタンドには”基本的な”定義は大きく分けて3つ、そしてスタンドの能力を大まかに評価するパラメータがある。
先ずは定義を説明する前にパラメータを解説すると、パラメータの評価は六つの分野を基本的にE~Aの五段階で評価するんだ。
1つ目の分野は『破壊力』で、これはスタンドの
私のスタンドみたいな人型の
最高のA評価にもなると、鋼鉄や人体に一撃で風穴を開けるくらいのパワーがあるし、C評価でも人間並みの力があって、全力で殴れば結構な威力になるよ。
逆にこの要素が最低のE評価になると、紙一枚すらも持ち上げられなくなるくらいに非力かな。
2つ目の分野が『スピード』で、こっちはスタンドの
3つ目の分野は『射程距離』で、スタンドの
この射程次第でスタンドを用いた戦闘スタイルが変わってくるかなり重要な要素だよ。
評価の基準としては、E:2m以下 D:5m以内 C:10m前後 B:50m前後 A:100m以上 ……っていった感じかな。
この要素は1つ目の要素である『破壊力』とは両立できない場合が多くて、数kmの射程を持つスタンドもあるけどかなり非力になるね。
4つ目の分野が『持続力』で、スタンドの持つ特殊能力がどれだけ持続するか、及びどれだけの頻度で発動できるのかを表す要素だね。
能力の発動条件が厳しい代わりに持久戦が得意だったり、一度嵌ったら脱出が困難なタイプの能力は評価を高くつけることが多いかな。
一方で、直接的かつ強力な能力は持続時間も僅か数秒程度に限られる傾向が多くて、これは本体が心のどこかで強すぎる能力にブレーキをかけているからで、それがなかったり、できて当然と思い込むことで限界は伸びるよ。
5つ目の分野が『精密動作性』で、スタンドの
基本的に、この要素の評価が高いほど緻密で繊細な動きが可能で、逆に低いと大雑把なことしかできないんだけど、精密動作性が低い場合は無差別的な広範囲攻撃が可能な危険な能力も多いね。
けどこれは絶対じゃなくて、修行したり、戦い慣れしたりすれば評価も上がるよ。
特に
6つ目の分野が『成長性』で、パラメータと特殊能力の伸び代を表す要素だね。
スタンドとは本体の精神性が具現化したモノで、本体の精神力がスタンドの強さに直結するから、本体の精神が未熟だったり好奇心やハングリー精神が旺盛だったり本体そのものの精神の伸び代や能力への興味の強さでこの分野を評価してるんだ。
くだらない能力に見えてもこの要素の判定が高いときっかけ次第で一気に化ける可能性があって、成長次第では全く違う能力を複数発現させたりするケースもあるよ。
老年のスタンド使いの操るスタンドは精神的に成熟している一方で、成長の余地自体は少ないから、成長性も低く評価してるよ。」
「なるほど……」
「そんな力がキヴォトスの外にはあるんですね。」
「科学的にありえないけど、実物が目の前にあるし……あぁ~!
一体どういうこと!?」
スズミが先ほどの話を聞いて思った疑問を口にする。
「ちなみに、先生のスタンドのパラメータはどのような評価なんですか?」
「私のスタンドは、『破壊力』『スピード』『持続力』『精密動作性』は最高のA評価で、『射程距離』『成長性』は最低のE評価ってところかな。
かなりふり幅の激しい近距離パワー型のスタンドだね。」
「さて、話を戻して次はスタンドの定義について解説するよ。
1つ目の定義は、スタンドの姿はスタンドを持つ者である『スタンド使い』にしか見ることができず、スタンドに干渉できるのはスタンドだけ。
ただし、これには例外があって物体と融合している”物質同化型”に分類されるスタンドは誰でも目視できるし、干渉できる。
ちなみに、私のスタンドは”近距離パワー型”に分類されていて、これは『射程距離』の評価が低い代わりに『破壊力』の評価が高いタイプのスタンドを指すよ。
他にも『射程距離』の評価が高くて『破壊力』の評価が低い、『近距離パワー型』のスタンドの対極に位置するタイプは”遠隔操作型”と呼ばれるね。
なんで”近距離パワー型”に分類される『
2つ目の定義は、スタンドには持ち主となる本体がいること。
殆どは人間だけど、人間以外の動物、さらには植物や無機物が本体となる場合もあるよ。
3つ目の定義は、スタンドは1人につき1体、1種類であるということ。
見上複数体存在する場合があってこれは”群体型”に分類されていて、逆に複数人で1つのスタンドを使用する事例も存在するね。
4つ目の定義は、スタンドと本体のダメージは連動する。物質同化型や自動操縦型とかの場合はこの限りではないけど、スタンドへの攻撃によって本体が負傷・絶命させられる場合も多いね。
5つ目の定義は、本体が死ぬ・気絶するなどで無力化されればスタンドも消滅する事がほとんどってこと。
6つ目の定義は、スタンドは1体につき1つ特殊能力を持つこと。
ただし、能力は本体の精神的才能に基づくため、精神が成長すればスタンドも成長・変化する場合があって、本体の意思で操らずに特定の条件に沿って動く”自動操縦型”を除いて、スタンドのパワーと射程距離は基本的に反比例するんだ。
……と、ここまで解説したけど、これは原則で例外も沢山あるから絶対ではないことを留意してほしい。」
「ここまで長くなっちゃったけど、以上がスタンドの定義について。
定義について解説する前に教えた『
話を聞いたリンが真剣な表情で質問をする。
「先生、一つだけ聞かせてください。
先生はなぜ、手の内を明かし、生徒たちに選ばせる真似をしたのですか?
何も言わずに生徒たちに送ってもらうこともできた筈です。」
質問の内容はユウカ達も気になっていたことのようで、頷きながら耳を傾けている。
「なぁに、私の先生としてのスタンスの話さ。
君たちは子供だが、何時までも子供なわけじゃあない。
いずれは自立し、一人の大人として生きてくはずだ。
そして”先”を”生”きる者と書いて先生と書いて先生と読むように、私は
だから、
もちろん、放任するわけではないよ?
間違ったら叱るし、失敗したら慰めて激励を送るし、誰かに迷惑をかけたら一緒に頭も下げる。
……それが
リンは少しだけ目を伏せて、静かに告げる。
「……先生は、どこまでも先生ですね。」
「そうかな?
……そうかもしれないね。」
どこか困ったように、どこか嬉しそうに複雑な表情で笑みを浮かべる。
―――知らない世界だとしても、
―――知らない
それでも、彼女は歩き出す。
それでも、手を差し伸べる。
今日を必死に生きるために。
誰かの道標になるために。
――これは、奇跡と軌跡の物語。
取り敢えず、勢いで書いてみました。
人気がでたら、続きを書こうか検討してみます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。