衝動的に書きなぐった作品。

FGO世界を経由してブルアカ世界に来た主人公がマシュ(♂︎)になってキヴォトスで戦う話し。

たぶん続かない。

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エデン条約あたりの構想を描きなった。

主人公はFGO世界の2部まで経由してブルアカ世界に来ている。見た目こそマシュにそっくりだが一応男。ヘイローもある、模様はカルデアのやつ。
マシュの力が使えたのでマシュに恥じない生き方をしようとしてる。


ブルアカ マシュ

 

「……どうしてそこまでして立ち上がる」

「どうしてですか……」

 

 既に1度ミサイルの攻撃を宝具で受け止めさらに追撃として来た二撃目、三撃目から皆さんを守り通す事は出来ました。しかし、それでも削られた魔力では四撃目を防ぐ事は叶わず微かに威力を減衰させる程度で私自身も削られ3度にわたる攻撃を防いだ事で危険因子として集中的に狙われました。

 今の私は傷が無いところを探す方が難しいほど傷だらけです。

 

 正直今すぐこの盾を手放して倒れ込みたいです。

 

 

 

 

 ──それでも

 

 

 

「……クラスシールダー」

 

 例え中身が違ったとしても、今の私は「円卓の盾」を持つものとして。

 

「パラディーン……」

 

 ドクターがマシュに送ったその名に恥じないような私でいたい。

 

「マシュ・キリエライトだから!」

 

 そして何より、マシュの力を使っているのなら。負けられない。負けたくない。マシュのその背中を見て来た1人のマスターとして彼女の姿で守りきれなかったなんて言いたくない!!

 

 そんなんじゃ、マシュに、大切な後輩に恥ずかしくて顔向けができない!!

 

「……なんだ、それは」

 

 私の言葉に銃口を向けたままのサオリさんは困惑したようにありえないものをみたように唖然とする。

 ええ、そうでしょう。私という人間を知らないサオリさんがそういう反応なのは仕方の無い事です。それに知ってもらう必要もありません。

 何故ならこれは私が決めた私だけの誓いなのですから。

 

「Vanitas vanitatum et omnia vanitas……この世は虚しいんだ」

「……確かに今のあなたにとって世界は虚しいものなのでしょう。ですがそれはきっとまだまだ知らない事があるからです」

 

 苦しいこと辛いこと嫌なこと、世界には理不尽が多いです。いえ、理不尽な事ばかりなのかもしれません。

 

 それでも……。

 

「私は、読書が好きです」

「……何を言っている」

「特に英雄譚が好きです」

「何を……」

「そこには多くの人生があります。辛い事や苦しい事目を背けたくなるような残酷な事……」

「なら!!」

「でも!!」

「っ!?」

「それと同じくらい……いいえ。それよりも鮮烈で輝く愛と希望の物語がそこにはあるのです!」

 

 そう、人生なんて1つで語れるほど単純では無いのです。たった20歳にもみたない年齢ならこれからももっとたくさんの事を知れるはずです。

 何より私はこの目で見て感じました。人理という人類の航海図を共に守った英霊たちのその生き様を。

 デザイナーベビーとして生まれて長くは生きられないとしても精一杯に生きようとした少女を知っている。

 彼女のマスターとしてそれは否定させない。

 

「世界は虚しい……虚しいんだ……でなければ…………わ、私たち、の……今までは……なんだったんだ……!」

 

 サオリさんは今にも泣きそうで全身が震えて銃口もブレブレです。その姿はこの場所を襲撃してきた悪人とはとても思えなくて。

 まるで迷子の子供のようで、

 

「大丈夫ですよ」

「っ!?」

 

 つい抱きしめてしまいました。

 いえ、実際迷子の子供なんでしょう。しっかりと導いてくれる大人はおらず彼女たちの世界は理不尽で出来ていて。今を生きるのでさえ精一杯で、だからきっとこんな事になってしまった。

 

「過去は無くなりません。辛かった事も苦しかった事も確かに事実です。でも、未来はまだ白紙なんです。だから、あなただけの素晴らしい色彩を見つけてください」

 

 遅いなんて事は無いんですから。

 

「まだ子供なんですからいくらでもやり直せます。もしよろしければ私に頼ってください。後悔はさせません」

「わ、私は……」

 

 サオリさんが何かを言いかけた瞬間私の側頭部に対物ライフルの弾丸が命中しました。ヒヨリさんの攻撃でしょう。

 普段ならダメージにもならないそれは消耗しきった私には手痛い一撃でした。

 

「あうっ!?」

 

 その一撃ではっとしたサオリさんは再び私に銃口を向け撃ちました。アサルトライフルの弾丸が私の体の上を火花で彩り衝撃が私を後退させる。

 

 そして私とサオリさんの距離が開くとミサキさんがロケットランチャーをこちらに向けて放ちました。

 それが着弾するよりも早くなんとか盾を滑り込ませて直撃は防ぎましたがさらに吹き飛ばさて地面を転がってしまった。

 

「大丈夫?リーダー」

「……ああ、大丈夫だ」

 

 まったく何をしているんでしょう。戦場であんな行動をとるなんて。

 英霊のみなさんに知られてしまえばお叱りを受けてしまうような失態です。守るべき先生がもういないからでしょうか……。

 いえ、それ以上にあの子たちに幸せになって欲しかったんでしょう。ここにいるのはかつて見ていた頼もしい英霊たちや仲間では無く守るべき子供たちですから。

 最初から敵だなんて思っていなかったんです。

 

 最初から私が守りたいと思っていたなんでもない日常を生きている幼い子供たちなんですから。

 

「……これ以上は時間の無駄だ。撤退するぞ」

「そいつはどうするの」

「時間の無駄、と言った」

「了解……」

 

 ええ、十分にこの場で私は時間を稼ぎました。先生は凶弾に倒れる事は無く、既に避難も終わっているでしょう。

 もう双方ともにこれ以上の戦闘は無駄でしかない。

 

「……マダム?はい……は、い。わかりました」

「マダムはなんて?」

「ユスティナとバルバラでマシュ・キリエライトのヘイローを破壊しろと」

「……そう」

 

 なるほど、彼女たちの裏にいるベアトリーチェにとっては私は障害になると思われたようです。

 

 虚空からまるで初めからそこにいたかのように滲み出てくるのは少女の姿をした亡霊。かつてトリニティに存在していたユスティナ聖徒会の複製(ミメシス)。その姿は亡霊らしく青白く生気を感じさせない不気味なもので全てがガスマスクをかぶりシスターの姿をしている。

 

 その中でも一際目を引く個体がいる。

 本来なら個人で使うなら両手で使うはずの重火器であるガトリングを両手に持ちそれを軽々と扱う他とは違う圧を感じさせるそれこそはバルバラ。ユスティナ聖徒会において最も偉大と謳われた聖女を模した上位個体。

 

 バルバラとユスティナ信徒たちはそれぞれが私に向けて武器を向けました。確実にここで殺すというここにいないはずのベアトリーチェの殺意が見えるようです。

 

 ですがここで負けるわけにはいきません。

 サオリさんにあそこまで言っておいて情けない姿なんて見せられません。1度した約束を破ることなんてしたくないです。

 

 だから、私に、()に力を貸して、マシュ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──頑張ってください、先輩!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今、私にできる最善を。

 

逆説構造体(アンチブラックバレル)、形成」

 

 もう1つの宝具を起動する。

 盾を掲げれば光り輝きながらそれは姿を変え盾から馬上槍のような砲身が形成される。

 

 バルバラたちからの銃撃が殺到する。体に重い衝撃が響いて全身の傷がさらに増えていきます。

 でも倒れない。倒れる訳にはいかない。

 

刻寿測定針(アコンプリッシュメジャー)、セット。生命距離弾(レコードカウンター)、逆説から真説へ」

 

 残り少ない魔力をかき集め宝具に注ぎ込む。

 

「レイヤー、セーフロック」

 

 狙いの中心はバルバラ。確実にここで彼女を眠らせる。

 

「撃ち抜く!!」

 

 そして引鉄を引く。

 

 

 

希望証す人理の剣(レイプルーフ・キリエライト)!!

 

 

 

 

 弾丸がバルバラ目掛け光を零しながら突き進む。

 

 その一撃はバルバラの心臓を貫いて周りにいたユスティナ信徒ごと、消し飛ばしました。

 

「……何が起こった」

 

 サオリさんの困惑の声が静かになった空気に溶ける。

 本来ならこの後バルバラたちは何も無かったかのように再び現れるのでしょう。ですがそれは起きない。

 

 この宝具は確かに物理的な攻撃力もあります。ですがその本質は単純な砲撃とは趣を異にする時空修正効果。ブラックバレルの『物質の限界を測る力』と、パラディーンクラスの『空間を塞ぐ力』の融合により実現した間違った歴史/誤った未来を正しい姿に修復する。

 

 故に本来ここに複製とはいえここにいるはずのない「誤った」存在である彼女たちは少なくとも今この時は再び顕現することも無理でしょう。この宝具だからできた裏技ですね。

 ですがミメシスを成立させている大元のエデン条約締結の書類がある限り本当の意味では消滅していないでしょう。

 

 私はもう倒れそうな体を無理矢理動かして砲口をサオリさんに向けます。

 もう撃つことも撃つつもりもありませんが威嚇にはなります。

 私はあなた達を傷付けたくないだから、ここで撤退してください。そう心で思いながら睨みつける。

 

「……撤退するぞ」

「マダムからの命令は良いの?」

「バルバラが倒され何故か再び顕現しない以上不可能だ」

「了解、リーダー」

 

 私の願いが通じたのかサオリさんたちは撤退を始めました。

 良かった、これ以上戦わなくてすんだ。

 

 そうしてサオリさんたちがいなくなってどれだけたったかもう私にはわかりません。でも、今まで響いていた銃声が聞こえなくなってそこで私の意識は途切れました。




続かないと思う。人気なら考えるかも。



一応ネタバレ的な設定として今のキヴォトスはいわゆる廃棄場で、俺たち古い霊長から新たな霊長に完全にバトンが渡された世界でありそれに伴い新たな霊長に必要なくなった古い霊長に必要だったモノたちが集められたのがキヴォトスであり「地球」でもある。
廃棄品と言っても仮にも1つの世界を気付いていた霊長のそれであるため学園都市キヴォトスという形に再編されてしまった。
オリジナル章としてかつて旅立った新たなる霊長が古い霊長を汚点として廃棄場の全てを消し炭にしようと現れそれを防ぐ戦いが展開される。

この世界で無名の司祭たちはいわゆる古い霊長の立場を取り戻そうとするかつてのアラヤ(人類の無意識の総意)の意識に反する奴らになった。なんでこいつらアラヤに滅ぼされなかったんやろなって。

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