2022年、日本。

政府が人間と怪人の「共存共栄」を掲げてから半世紀。

戦後に突如現れた怪人は、今なお差別と暴力の中で生き続けていた。

その裏では、国家にも知られぬ秘密組織〈DA〉が、少女達――リコリスを使い、日本の平和を影から守っていた。

ある日、人間でありながら怪人差別の撤廃を訴える少女・和泉葵は、一人の男と出会う。

孤独に生きる男、その名は南光太郎。

怪人を生み出す存在〈創世王〉を殺すことだけを目的に生きる、次期創世王――〈BLACK SUN〉と呼ばれる存在だった。

一方、DAでは任務中の独断行動を理由に、一人の少女が左遷される。

感情を閉ざし、人とも怪人とも距離を置いて生きる怪人のリコリス、
井ノ上たきな。

彼女は新たな配属先で、自由奔放な最強のリコリス・錦木千束と出会う。

そして長き幽閉から解き放たれた、もう一人の創世王候補――〈SHADOW MOON〉秋月信彦。

止まっていた二人の時間が再び動き出した時

戦後から続く怪人達の歴史、十年前の「電波塔事件」

そして日本そのものを揺るがす真実が、少女達を大きな運命の渦へと巻き込んでいく。
  闇路/Night of the eclipse──2002
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