オリベイラとルクスの戦いはまるで立場が逆転しているかの如き戦いだった。
「骸よ、群れをなせ!骸よ、一つに纏まれ!」
ルクスの魔法により無数の生物の骨が動き、時には異なる生物の骨がまるで一つの生物であるかのように集まって動きオリベイラへと襲いかかるがオリベイラは魔法で吹き飛ばす。
「朽ち果てろ!」
ルクスから魔法が放たれてオリベイラは躱したがその魔法が当たった場所は植物は枯れていき生物はいきなり苦しんで倒れやがて骨だけになった。
「これはなんとも恐ろしい魔法ですね。」
「そうでしょう。いずれ扱う事を禁じられる法律が作られる程の魔法となり得るものですから生半可な魔法ではありませんよ。」
「その口ぶりではまるで貴女が魔法の最先端を歩んでいるかのように言ってますね。」
「事実だが?論理はドブに捨てたが。」
そう言ってルクスはオリベイラの近くに何かを転移させる。
それは腸・胃・心臓・膀胱・子宮といった生物の内臓だった。
内臓はオリベイラの近くで破裂して爪や歯や髪の毛を撒き散らした。
爪と歯はまるで生きているのようにオリベイラや近くの生物へと飛んでいき、髪の毛は絡みついて締め付けてくる。
オリベイラは自身の力を持ってそれらを振り払ったが自身に謎の苦痛が出て来た。
「流石に丈夫だな。大抵はこれ1発で死ぬか苦しんで戦えなくなるのに。」
「そんなものを何発も私に炸裂させるとは過激ですしこんなのを作るとは完全に非人道ですね。」
「これは私に敵対した者からしか使ってないから安心しろ。」
「これじゃどちらが魔人かはわからないですよ。」
その後もルクスは死や呪いを撒き散らしオリベイラは火や氷や風や土を撒き散らす。
他の者たちは介入できないほどその戦いは危険に満ちていた。(主にルクスの魔法で)
そんな戦いはオリベイラが呪いに体を蝕まれて動きが鈍りルクスの魔法を防ぎづらくなった時点で終わりを迎えた。
「流石にこれ以上は私が危ないですね。今は退却する事にします。」
「逃す訳にはいきません。」
オリベイラは退却しようとしルクスはオリベイラを逃さないように骨を放つがそれはオリベイラによって目眩しに利用されてしまい逃げられてしまう。
オリベイラが退却した事でルクスの領土を攻めていた魔人も退却していったが何人かはルクスやルクスの配下によって倒された。
戦いが終わった後ルクスは倒した魔人や魔物を集めていき先程の戦いで消耗した道具を補充する為だったり研究の為に魔人や魔物を解体していった。
内臓呪爆弾
生物の内臓を入れ物として爪と歯と髪の毛を込めて最後に呪いを込める事で作る爆弾。
ルクスは採れたて新鮮は使わず一度乾燥させてから扱う。