メゾン・ド・チャンイチ、改めヒルズ聖域   作:久保サカナ

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マニ護は基本的にお師匠が1番ですが、家族もめちゃくちゃ大事です。

ゲタ帽子には「神様ァ!この際タナトスでも良いからコイツに特大の罰落としてくれよ!!」と思っています。

原作がチョコラテならばカフェモカくらいにはビターです(どっちにしろ甘い)




ちょっとヨン様!?馬っっっっっ鹿じゃねーの!!?

 

 

 

「やれやれ、いくら重霊地だからって俺様を重役出勤させるなよってな」

 

『仕方あるまい、これも修行だと思うのだ』

 

「ハイお師匠!!俺頑張ります!!!」

 

『うわ…チョッロ…』

 

『それだけセージ様を慕っているのだろう、良い事だ!』

 

『アルデバランは本当に良い奴だなぁ…』

 

 

肉体を積尸気のちょっとした応用で脱ぎ捨てた俺はゲタ帽子特製のステルスコート(ヨン様一味が親父を嵌めた時に着てた奴)を纏い、空座町の上空に佇んでいた。

 

眼下の町を霊視で見渡すと、おーおー居るわ居るわ、重霊地に集まって来た霊たち…この世界では整(プラス)と呼ばれる存在がひいふうみい…数え切れない程見えた。

 

そして、それらを追いかけ回す低級虚もだ………さてとさっさと片付けるかね!

 

 

「積尸気冥界波」

 

 

俺が指を掲げると整も虚も蒼い灯火と化していく………そう、積尸気冥界波はこの世界だと魂葬のMAP兵器版になるのだ、蟹座の能力がここまでこの世界と相性が良いとはね。

 

更に低級虚くらいならば整と一緒にあるべき場所に送り出せる、10年に及び研鑽の結果、町どころか日本全土くらいは射程圏内だ。

 

ただ、星矢作品には「地球全てをクリスタル・ウォール、或いはローリングディフェンスで守れる黄金聖闘士」が登場するのだ、インフレし過ぎだとは思うが俺もインフレの激しいジャンプ漫画世界ではアレくらい出来ないとな…

 

 

閑話休題(エピソードGのインフレはジャンプ漫画を超える)

 

 

そして、サクッと門限までに家に戻り、何食わぬ顔で夕食を囲む………お袋がこの世界では健在なのだ、なんか知らんがとにかく良し!!(思考放棄)

 

(原作でも聖別で死ぬ対象はフワッフワだったからなぁ………バッハに聞けば分かるか?)

 

しかし、食ってる最中に霊圧探知に引っかかる者がいた、親父もお袋も気づいた様で妹達にバレぬようにアイコンタクトを交わす。

 

 

(こりゃ間違いなくルッキャさんだなぁ、とりあえず挨拶しとくか)

 

 

とりあえず、これから長い付き合いになる筈だしもてなそうと茶と茶菓子を持って自室に戻ると案の定居たのはルッキャさん………朽木ルキアであった。

 

 

「よう!アンタがこの町担当の死神か?」

 

「貴様…私の事が見えるのか!?」

 

「俺さぁ、俗に言う霊視が出来るんだわ」

 

 

そうして、急須の茶を湯呑みに注ぎ茶菓子と一緒に差し出す、すると一瞬戸惑ったようだが「かたじけない」と受け取ってくれた。

 

とりあえず、死神の仕事とは〜みたいな説明をされたので、下手くそというかファンシーな絵を眺めながら神妙に頷いておく。

 

しかし、確かルッキャさんは死神代行編は黒崎家で押し入れ暮らしになっていた筈だ………もっと現世派遣組に優しくなれよ!と思いつつルッキャさんに「住む場所のアテはあるのか?」と尋ねると首を横に振ったので、とりあえずリビングの親父とお袋のところまで手を引いて連れて行って黒崎家での滞在許可を取ったのだった。

 

(暖かく迎えられて職場でも実家でも針のむしろだったルッキャさんは泣きそうな顔で「済まぬ…」と呟いていた)

 

なお、原作で出た虚は俺という足手纏いのいないルッキャさんが瞬殺してくれた。

 

・

・

・

 

そして、これで安心だいざ寝よう…とした瞬間、「ソレ」は現れた

 

 

「自分はここにいる」とアピールする圧倒的な霊圧………原作だったら一般隊士は何も出来ずにバタバタ倒れるレベル、この頃のルッキャさんは自己評価が地を這っていて内心は卑屈気味…だが、ソレでも義兄済まぬさんに出世キャンセルを喰らうくらいには、つまり席官レベルの実力はある。

 

しかし、なまじ実力がある分、現れた存在のヤバさを感じてしまったのか義骸こそ脱げたものの震えて動けなくなっている。

 

駆けつけた親父とお袋にルッキャさんと妹達を任せ、俺は肉体を脱ぎ捨て霊圧の発生源に向かった………そこに居たのは!

 

 

「お前が黒崎一護か?」

 

「人に名前を尋ねる時は自分から名乗るモンだぜ、真っ白な色男さん?」

 

「それは失礼した、俺の名前はウルキオラだ」

 

 

ウルキオラと名乗ったのは、なんか心が無さそうで人気投票で10位圏内に入り、気に入った相手にはお揃いの穴を開けてそうなイケメン破面。

 

 

ちょっとヨン様?馬っっっっっ鹿じゃねーの!!?

 

こんな序盤どころか第一話にこんなヲサレターンバトル強者を出してくんじゃねぇ!!!

 

まだ、チャドも織姫も覚醒してねぇし!石田とは面識すらねぇんだぞ!?

 

 

「あいにく、黒崎医院は今は診療時間外でね。もっと大きい病院を紹介するぜ?」

 

「その必要はない」

 

 

そこでウルキオラはノータイムで虚閃をぶっ放して来たため、俺も虚閃で相殺、そのまま互いに響転で高速移動しながら遠距離攻撃を撃ち合うマクロスもビックリの空中戦になった………原作チャンイチならまずやらねぇだろう戦い方だ。

 

(というか、星矢LOSの戦い方に近い)

 

精神世界でホワイトが「俺を出せ!」というのをバッハが「藍染に監視されてる以上、手札を晒すのは得策ではない」と止めるのを聞きつつ、俺はじわじわと押され始める………こっちは被害を出さねぇ様に戦うしか無いが向こうは撃ちたい放題だからな!

 

そうしていると、突如として天を衝く氷柱が出現、ウルキオラを飲み込んだ………始解したルッキャさんの援護だろう、しかし!

 

 

「温いぞ、女」

 

「!?」

 

 

足止めにすらならねぇ、だがウルキオラは何故かそこで攻撃の手を止める。

 

 

「何の真似だ?」

 

「俺はある命令を受けてここにやって来た、おい死神の女」

 

「私か…?」

 

 

動けるようになったルッキャさんが俺の隣までやって来る、ウルキオラの要求は「今直ぐに死神の力を黒崎一護に譲渡しろ、言葉は「はい」だ、それ以外を喋れば殺す」と言うのであった、続く言葉は「お前をじゃない、この町の人間をだ」であった。

 

 

「何も問うな、何も語るな、あらゆる権利はお前に無い。お前がその手に握っているのはこの町の人間の首を据えられたギロチンの紐、それだけだ」

 

 

なんつーヲサレな言い回しだ…流石はヲサレターンバトル強者なだけはある、俺はこの後に続く言葉が何となく予想がついた。

 

 

『言ってる場合か!ヨン様とやらは無理矢理にでも自分の思う通りに進める気だぞ!?』

 

『というか、ここまで強引にやっても全ては私の掌の上だった、って言い張るのか…』

 

『忌々しいカイロスの方がまだ策士だったぞ!』

 

『もはや、軌道修正が力技過ぎてな…』

 

『なんか格が既に落ちてるよね!』

 

 

「理解しろ女、これは交渉じゃない。命令だ」

 

 

そこでルッキャさん…ルキアはこちらをどこか縋るように見たが、俺は「問題ねぇ、やってくれよ」と答えた。

 

というか、俺も内心では「アレ?原作始まらなくね?」と悩んでいたところなのでヨン様の強引な軌道修正は渡りに船だ………今は掌の上で踊ってやろうじゃねぇか、まぁ俺の前に現れたら直ぐにタナトスみたいにブン殴るが。

 

 

(マニ護は力をためている!)

 

 

そして、ルキアの斬魄刀が俺の胸を貫き、死神の力が譲渡される………なんか感覚で言うとホワイトとバッハと俺とお師匠とハクレイのジジイと黄金聖闘士達で鉄砲水を抑え込んでたダムが更に増水させられた感じ………今、やらなくてはいけないのは!

 

(とりあえず死神っぽい姿にならねぇと!!えーと、まず死覇装!!!)

 

(あと、斬魄刀をでっち上げねぇと!!)

 

(出刃包丁スタイルでもう良いか…)

 

 

そして、自称・死神代行チャンイチは誕生したのである、なお中の人は教皇、祭壇座、黄金聖闘士沢山、虚、滅却師の王である………死神要素どこ…?

 

(ウルキオラはこの結果を見てすぐに撤退して行った、俺が本気を全く出していない事に気がついていたのだろう)

 

 

 





作者はフィーリングでこの話を書いてるので「原作とは違うぞ!!」を連発します、ご了承の程をよろしくお願いします。

ちなみに防戦一方だったマニ護ですが黄泉比良坂に引き摺りこんで原作みたいにホワイト出して殴れば余裕で勝てました。

一心は家族と町をを守るために待機していました。


ヨン様サイド

「なんか送り込んだ虚が普通に死神に倒されましたで」
「何、全ては私の掌の上さ。行ってくれるね?ウルキオラ」
「おかのした」
「普通に善戦してますやん」
「いや、想定内だから………ほら、死神化もしたし本当に想定内だから」
「(ほんとぉ?、という目)」


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