【怪物祭】のモンスター脱走事件から少し経ちアーディが昼食にジャガ丸くんを食べているとフェルズが現れとある依頼をされた。
内容はダンジョン24階層に向かいとある宝玉を回収してきて欲しいと言うものだった。
良く分からない依頼を取り敢えず熟し指定された通り18階層で合言葉を言った相手にその宝玉を渡した。
役目を終え帰ろうとした時だった。
「おいお前、面白い事をしていたな」
「ん?」
そこに居たのは全身外套のみを纏った怪しい女、ダンジョンのそれも中層に武器一つ鎧の1つもない女が現れたと言うのに周りで見ていた男共はヒューヒューと女に外套も脱ぐ様に煽っている。
「ここは男共が多すぎる、二人きりで話をしないか?」
「……………………良いよ」
2人きりになる為宿を取り部屋に入るとわざと女に背を向ける。
「それで、何の話をっ!?」
振り返るといきなり女はアーディの首に手を当て万力の如き力で首を絞める。
「がッ…アッ…」
首を絞められ気道を塞がれたアーディは抵抗を試みるが次第に意識が薄れ腕に力が入らなくなり意識が真っ暗になった。
女はアーディから手を離すとドサリとアーディの身体が横たわりアーディの雑嚢の中を漁り始める。
しかし目的の物が無かったのか雑嚢を放り捨てると鬱憤を晴らすようにアーディの死体を蹴り続けグチャグチャになった頃満足したのか部屋を出ていった。
それから数分後、アーディの死体を見た店主は慌てふためき【ロキ・ファミリア】も事態に介入しアーディは【ロキ・ファミリア】の面々の前で蘇った。
「それで、君を殺した人物について教えてくれるかい?」
「見たこともない女の人でした、裸の」
「裸?」
「まぁ外套は纏ってましたけど、後は…………」
『君を軽々と殺した』
「ああそうだね、私を簡単に殺しました、多分Lv4……ならもう少し抵抗出来ただろうから5かそれ以上の可能性も」
「成る程、そして君の雑嚢を漁り目的の物が無く君の死体を滅茶苦茶にして逃走した」
「はい、そのお陰で蘇るのがさっきになりましたけど」
「ボールス、街を封鎖して今街に居る全員を集めてくれ、雑嚢を漁り目的の物が無かったとなればまだ探して徘徊しているはずだ、もしかしたら彼女の目的の物も」
フィンはアーディの話から相手の行動を予想しその人物を捕える為指示を出す。
『単純なお使いが面倒事になったな』
「だから私達に話を持ってきたんでしょ」
ケレブリンボールの皮肉にアーディは素っ気なくそう返し【ロキ・ファミリア】共々アーディを殺した相手を見つける為広場に向かった。