小室視点でのEpilogueです。
本日二度目の投稿。
俺たちは、ショッピングモールから走って逃げた。
どこをどう走ったのか、今でもはっきりとは覚えていない。
ただ、後ろから追ってくる奴らから少しでも遠ざかることだけを考えていた。
息が切れる。
足が痛む。
それでも止まれなかった。
ようやく奴らを振り切った頃には、全員が疲れ果てていた。
そして、そこで問題になったのが弾薬だった。
「……まずいな」
俺はショットガンを確認する。
残弾は、もう僅かしかない。
平野のライフルも同じだった。
麗の銃も、決して余裕があるわけじゃない。
このままでは、次に奴らの群れと遭遇した時に戦えない。
「銃が必要だ」
俺はそう判断した。
そこで向かったのが、東警察署だった。
警察署なら、銃がある。
簡単に手に入るとは思っていなかったが、他に選択肢はなかった。
東警察署へ辿り着いた俺たちは、内部を警戒しながら進んだ。
幸い、建物内には大量の奴らはいなかった。
俺たちは武器を補充するため、証拠品保管庫へ向かった。
そこには、犯罪の証拠として押収された銃器が保管されていた。
使える銃と弾薬を選び、持ち出せるだけ持ち出した。
「これだけあれば、少しは戦える」
俺は手にした銃を確認する。
だが、ここで終わりじゃない。
このまま警察署を出る前に、確認しておかなければならないことがあった。
「次は、通信指令室へ行くわ」
沙耶の提案で、俺たちは警察署内を移動し、通信指令室へ向かった。
室内に入ると、非常電源で何台かのパソコンがまだ動いていた。
「よし、使えるわ!」
沙耶が声を上げる。
俺たちは画面を確認した。
そこには、各地の被害状況や自衛隊の活動情報が表示されていた。
その中に、自衛隊による救出作戦に関する情報もあった。
「……新床第三小学校」
画面に表示された地名を沙耶が読む。
新床第三小学校。
そこは、俺のお袋が教師を務めている学校だった。
表示されていたのは、新床第三小学校に集まっている生存者を対象とした、自衛隊による救出作戦の情報だった。
学校へ集まっている生存者を、まとめて救出する作戦。
「ここへ行けば、助かるかもしれない」
麗が画面を見つめながら呟いた。
「ああ。救出作戦が行われるなら、そこへ向かうのが一番いい」
俺は頷いた。
麗が画面を見つめたまま、少し考え込む。
「……でも、その前に」
麗が顔を上げた。
「お父さんの無事を確認したい」
麗の親父さんも、この警察署で勤務している警察官だ。
ここまで来たのなら、安否を確認しておきたい。
「お父さんの所属する公安係の部屋も近くにあるはず」
「そうだな」
俺は頷いた。
「次は、親父さんを確認しに行こう」
「うん」
俺たちは通信指令室を出て公安係の部屋へ向かった。
「……誰も、いない」
麗が室内を見回す。
机も椅子もあるが、そこに人の姿はなかった。
俺たちは室内を探した。
何か手がかりが残されていないか、隅々まで確認していく。
机の上。
書類棚。
引き出し。
だが、麗の親父さんがどこへ向かったのか分かるようなものは見つからない。
「……何もない」
麗が小さく呟いた。
その時だった。
「これじゃない?」
静香先生がホワイトボードへ手をかけた。
表面が壁側を向いている。
誰かが意図的に裏返したようにも見えた。
静香先生がホワイトボードをゆっくりと表向きに戻す。
そこには、太い文字で書かれていた。
『生存者は新床第三小学校へ!』
麗が息を呑む。
ホワイトボードへ近づき、文字をじっと見つめる。
しばらくして、麗の表情が変わった。
「……お父さんの字よ!」
麗はホワイトボードへ手を伸ばす。
「間違いないわ。お父さんが書いたんだわ」
声に、少しだけ安堵が混じった。
少なくとも、親父さんはこの状況で何もせずにいたわけではない。
生存者を安全な場所へ誘導しようとしていた。
そして、その行き先が――新床第三小学校だった。
「親父さんは既に向かったのかもしれないな」
「……うん」
麗はホワイトボードを見つめて頷いた。
「なら、俺たちもそこへ向かおう」
「そうね」
麗が頷く。
「お父さんを探すためにも」
俺たちは公安係の部屋を出た。
警察署を出る。
外には、相変わらず奴らが徘徊していた。
それでも、今度は銃と弾薬を確保している。
俺たちは警戒しながら、麗の家へ向かった。
その途中だった。
俺たちの前方から、何か言い争うような声が聞こえてくる。
「貴様らいい加減にせんか!」
女の怒鳴り声だった。
聞き覚えのある声に、俺と麗は顔を見合わせた。
「……今の声」
麗が呟く。
「行ってみよう」
俺が先頭に立ち、声のする方へ向かった。
しばらく進むと、道路を塞ぐように築かれたバリケードが見えてきた。
その前に、一人の女性が立っている。
手には荷物。
その周囲には、食料や水などの物資が入った袋がいくつも置かれていた。
「早くここを開けろ!」
女性がバリケードの向こうへ怒鳴っている。
「必要な物を取りに行かせて、戻ってきたら入れないってどういうことだ!」
「駄目だ! 今は開けられない!」
バリケードの内側から声が返ってくる。
「外に奴らがいるんだろ!」
「それを置いて、どこかに行け!」
「貴様ら、私を見殺しにするつもりか!?」
その声を聞いた麗が、目を見開いた。
「お母さん!?」
女性がこちらを振り向く。
「麗……?」
一瞬、二人とも動かなかった。
次の瞬間、麗が駆け出した。
「お母さん!」
「麗!」
麗の母親である貴理子さんも娘へ駆け寄る。
二人は強く抱き合った。
「無事だったのね……!」
「お母さんこそ……!」
貴理子さんは麗の身体を確かめるように、何度もその姿を見た。
「怪我は?」
「大丈夫。みんなが助けてくれたから」
麗がそう答えると、貴理子さんはようやく安堵したように息を吐いた。
「そう……よかった……」
俺も貴理子さんへ歩み寄った。
「おばさん」
「あら……孝ちゃん?」
貴理子さんが俺を見る。
「無事だったのね」
「はい。麗と一緒に逃げてきました」
俺は答える。
「みんなも一緒です」
貴理子さんは俺の後ろにいる仲間たちへ視線を向けた。
「そう……」
そして、俺へ視線を戻す。
「麗を守ってくれたのね」
「俺だけじゃありません」
俺は仲間たちを見る。
「みんなで助け合って、ここまで来ました」
「そう……ありがとうね」
貴理子さんは穏やかに微笑んだ。
「おばさん、俺たちは新床第三小学校へ向かうつもりです」
「新床第三小学校?」
「警察署で分かったんですけど、そこに生存者が集まっているんです」
俺は通信指令室で確認した情報を伝えた。
「自衛隊が、そこに集まった人たちを救出する作戦を行うそうです」
貴理子さんは少し考えた。
「……なら、私も一緒に行くわ」
そう言って、足元に置いていた荷物を拾い上げる。
「受け取ってくれないみたいだし、この物資は持っていきましょう」
「わかりました」
俺たちは物資を分担して運ぶことにした。
その時、麗が貴理子さんの姿を改めて見る。
身に着けているのは、現役時代の白バイ隊員の制服だった。
そして、その手には見慣れない長柄の武器が握られている。
「……お母さん、それ何?」
「これ?」
貴理子さんが手にした武器を見る。
「お父さんが趣味で買った十文字槍よ」
穂先が三叉に分かれた独特の形状。
俺も昔、麗の家で一度だけ見たことがある。
まさか、こんなところで実際に使われることになるとは思わなかった。
「まさか、こんなところで役に立つとは思わなかったわ」
そう言って、貴理子さんは十文字槍を握り直す。
「行きましょう」
俺たちは頷いた。
貴理子さんも加わり、俺たちは再び新床第三小学校を目指して歩き始めた。
新床第三小学校までの道のりは、決して楽なものではなかった。
道路には放置された車が何台も残っている。
その間を縫うようにして進み、奴らを避けながら前へ進む。
時には戦う必要もあったが、警察署で手に入れた銃と弾薬が俺たちを支えてくれた。
そして――。
「……あれだ!」
平野が前方を指差した。
校門の向こうに、見慣れた校舎が見える。
新床第三小学校。
その周辺には、武装した自衛隊員の姿があった。
「自衛隊だ!」
平野が声を上げる。
俺たちは必死に走った。
自衛隊員がこちらへ気づく。
「生存者を確認!」
門を越えた瞬間、俺はようやく足を止めた。
もう、走らなくていい。
逃げなくてもいい。
俺たちは――助かった。
新床第三小学校に集まっていた生存者たち、麗の親父さんや俺のお袋とともに、俺たちも自衛隊によって救出された。
安全が確保された場所へ移送され、ようやく追われる心配がなくなった。
そこで、俺は周囲を見回した。
生き残った仲間たちが傍にいる。
麗も。
冴子も。
平野も。
沙耶も。
静香先生も。
ありすちゃんも。
そして――。
佐藤さんと中岡さんだけが、いない。
分かっていた。
あの二人は、俺たちと一緒には逃げていない。
それでも、心のどこかでは二人が後から追いついてくるんじゃないかと思っていた。
でも、いくら待っても二人は現れなかった。
結局、ショッピングモールから生き残ったのは俺たちだけだった。
◇
テレビの画面が、次の臨時復興予算に関するニュースへ切り替わった。
東京の復興。
避難区域の縮小。
被災者支援。
そんな言葉が、淡々と流れていく。
画面を眺める俺の拳は、白くなるほど固く握り締められていた。
「……生存者なし、か」
ニュースの片隅に表示された文字を見つめる。
「当然だよな。あの状況だ。生きてるわけがない」
事件が終息してから、数か月が経った。
ワクチンを接種した自衛隊の掃討作戦によって、東京一帯を襲ったパンデミックは、局地的な被害として力ずくで押さえ込まれた。
世界は、何事もなかったかのように回り始めている。
地方のバラエティ番組では、いつものように笑い声が響く。
海外のニュースでは、東京の復興支援が淡々と報じられている。
まるで、あの日々が最初から存在しなかったかのように。
けれど――。
俺たちの時間だけは、あの日から止まったままだった。
夜、目を閉じれば、今でも聞こえる。
奴らの呻き声。
足を引きずる音。
肉を貪る音。
そして、誰かの悲鳴。
なぜ、俺たちだけが助かったのか。
なぜ、もっと助けられる命があったのに、俺たちは自分たちだけ生き延びたのか。
そんな罪悪感は、いつしか別のものへ変わっていった。
『強くならなきゃいけない』
そう思うようになった。
『もっと強くならなきゃ、また失う』
普通に学校へ通う。
普通に授業を受ける。
普通に友達と話す。
そんな日常が、妙に遠く感じるようになった。
ペンを握っているより、武器を握っていた方が落ち着く。
平和な場所にいるはずなのに、身体だけがまだ戦場にいる。
そんな感覚だった。
そして――。
その感覚の根底には、いつもあの人の姿があった。
藤美学園で用務員として働いていた男。
佐藤次郎。
普段は目立つ人じゃなかった。
必要な仕事を黙々とこなし、俺たち学生の前に出ることもほとんどない。
そんな人だった。
だけど、あの日。
東京で地獄が始まった瞬間、誰よりも早く戦う人間へ変わった。
手にした武器は、一本のトマホーク。
銃でもない。
日本刀でもない。
ただの手斧だった。
なのに――。
佐藤さんは、それ一本で奴らの群れへ踏み込んでいった。
無駄がなかった。
迷いもなかった。
奴らの動きを見切り、懐へ入り、頭部へ刃を叩き込む。
俺たちが恐怖に足を竦ませている間も、あの人だけは淡々と戦い続けていた。
俺は、そんな背中を何度も見た。
そして――嫉妬した。
猛烈に羨ましかった。
俺だって、みんなを守りたかった。
麗や冴子を守りたかった。
なのに、いざという時の俺は、恐怖に震えながら銃を握っているだけだった。
リーダーなんて呼ばれていても、結局はただのガキだった。
だからこそ、佐藤さんの強さが眩しかった。
あんなふうになりたかった。
迷わず前へ出られる人間に。
誰かを守るためなら、自分の命すら惜しまない人間に。
そして――。
最後の最後で、俺はその人を見捨てた。
東署管轄のショッピングモール。
生存者たちが暴走し、非常口が開け放たれ、大量の奴らが押し寄せた。
あの絶望的な状況の中で、佐藤さんは戻ろうとした。
生存者を助けに行った、中岡さんを助けるために。
俺は、佐藤さんの腕を掴んだ。
『正気かよ!? あの中に行ったら確実に死ぬぞ!』
そう叫んだ。
佐藤さんは俺を見ると、ほんの少しだけ笑った。
『……君たちは生き延びろ。お互いに生きていたら、またどこかでな』
あの目を、今でも覚えている。
俺を責めるわけでもない。
軽蔑するわけでもない。
ただ、自分が守ると決めた人間のために死地へ赴こうとしていた。
俺には、それができなかった。
俺たちは必死になってその場から逃げた。
静香先生とありすちゃんが泣いていた。
麗と沙耶は顔を背けていた。
俺と冴子と平野はただ、前だけを見て走った。
後ろを振り返ることが怖かった。
あれだけの数だ。
あの人でも助かるはずがない。
佐藤さんのトマホークだって、いつかは限界が来る。
そして、必死で自分に言い聞かせた。
これでいい。
残ると決めたのはあの人たちだ。
他の生存者を見捨てておいて、あの二人だけ特別扱いはできないと。
けれど――。
今でも思う。
俺があの二人を置き去りにすると決めたのは、俺が臆病だったからだ。
テレビ画面に映るニュースへ視線を戻す。
「生存者なし」という公式発表は変わらない。
あの日、ショッピングモールにいた佐藤さんと中岡さん。
二人の生存は確認されていない。
だから、俺たちの中では――二人は死んだことになっている。
俺は目を閉じる。
すると、あの日の背中が浮かぶ。
トマホークを握り締めて、俺たちとは逆方向へ走っていく背中。
恐怖も。
迷いも。
躊躇も。
何一つ見せなかった。
「……佐藤さん」
小さく名前を呼ぶ。
「あんたなら……」
俺は苦笑した。
「今でもどこかで、あさみさんと一緒にいるんじゃないかって……」
馬鹿みたいな考えだ。
そんなこと、あるはずがない。
それでも、時々考えてしまう。
どこか知らない場所で、二人で生きているんじゃないか。
あさみさんが笑っていて。
佐藤さんが、いつもの無愛想な顔で隣にいる。
そんな光景を。
「……そんなわけ、ないよな」
自嘲気味に笑う。
俺たちのグループも、もう元の学生には戻れない。
静香先生とありすちゃんは、比較的早く日常を取り戻した。
今では臨時の医療拠点で、医師と助手として人々を救い続けている。
『目の前で人が死ぬのはもう嫌だから、今度は私の手で全員助けるの』
そう言って笑った先生の顔を、俺は覚えている。
あの人は、あの日々を「戦い」としてではなく、「人を救うための経験」として受け止められたのだと思う。
だけど、俺たちは違う。
麗も。
冴子も。
沙耶も。
平野も。
みんな、あの戦いの日々を身体が覚えている。
そして、その経験を自衛隊や警察が見逃すはずもなかった。
戦闘経験。
感染者への対応。
極限状態での分析力・判断力。
俺たちにはもう、普通の学生にはないものが身についてしまった。
だから、いずれ俺たちはそれぞれ別の道へ進むことになるだろう。
たぶん俺も。
平穏な日常だけでは、もう満足できない。
いや――。
満足できないんじゃない。
怖いんだ。
何もできない自分に戻ることが。
また誰かを失うことが。
だから、強くなろうとしてしまう。
皮肉な話だ。
佐藤さんは、惚れた女一人を守るために、何の迷いもなく地獄へ戻っていった。
俺は仲間を守るためと言いながら、最後には二人を置き去りにした。
あの日。
俺は、あの人に負けた。
力でもない。
戦い方でもない。
覚悟の重さで。
「……あの人の背中には、最後まで敵わなかったな」
拳を開く。
あの日、俺たちの前から去っていった佐藤さんの背中だけは、きっと一生忘れない。
あの人が英雄だったのかどうか。
そんなことは、俺には分からない。
けれど。
俺にとって、あの背中は――。
「……間違いなく、本物だったよ」
そう呟いて、俺はテレビの電源を切った。
黒くなった画面に、疲れ果てた自分の顔が映る。
そこに映っているのは、もうあの頃の高校生ではなかった。
俺はしばらく、その顔を見つめていた。
そして静かに立ち上がる。
――あの日から、俺たちの戦いは終わっていない。
◇
――あの地獄から生き残って、七年が経った。
俺は結局、ペンを握る日常を捨てた。
銃を握り、泥を這い回る生き方を選んだ。
自衛隊に入り、人を殺すための――いや。
奴らを効率よく駆除するための技術を、これでもかというほど叩き込まれた。
射撃。
格闘。
市街地での戦闘。
極限状態での判断。
あの日、嫌というほど思い知らされた「弱さ」を、一つずつ潰していった。
やがて階級が上がり、部下を率いる立場になった。
それでも――。
俺の頭から、あの日見た背中が消えることはなかった。
そんなある日のことだった。
「小室一曹」
装備を確認していた俺に、部下が声を掛けてきた。
「また、その手斧を装備に混ぜてるんですか?」
視線を落とす。
腰に収めたトマホーク。
軍用装備として支給されたものじゃない。
自分で持ち続けている、ただの手斧だ。
「現代戦じゃ、銃の方が圧倒的に効率がいいでしょうに」
「……そうだな」
俺はトマホークの柄へ手を伸ばした。
掌に馴染んだ感触。
「これは俺の個人的なお守りみたいなもんだ」
「お守り、ですか?」
「ああ」
柄をゆっくりと撫でる。
「これを見るたびに思い出せる」
あの日のことを。
逃げた自分。
仲間を置いていった自分。
そして――。
「俺が、どれだけ未熟で……冷酷な腰抜けだったかをな」
部下が言葉を失う。
俺はトマホークから手を離した。
これは自衛隊の最新の戦闘技術を象徴する武器じゃない。
かつて学校の用務員だった佐藤さんが、トマホーク一本で戦場を支配していた。
その姿への、歪んだ憧れ。
そして、自分自身への戒め。
俺にとって、このトマホークはその二つを刻み込んだものだった。
「……まあ、邪魔にならない範囲で好きにしてください」
部下が苦笑する。
「ああ」
俺も小さく笑った。
そして、もう一度だけトマホークの柄に触れた。
――あの背中を、忘れないために。
自衛隊に入隊して鍛えまくった小室のイメージ
【挿絵表示】
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
小室たちはそれぞれの道に進み、かつて自分たちを守った佐藤の背中を追うように、戦うための力を身につけていきます。
そして佐藤と中岡の二人は、果たしてどうなったのか。
次回からは、再び時間を戻し、別の場所で生き延びていた二人の物語を描いていきます。
次回、Chapter5『G線上のアリア』
君は生き延びることができるか?