小説は難しい
今回は元がハンターハンターなので頭の中で漫画を形成してからコマ割りの間を言葉に変換して抽出しました
イメージは懺悔コアラ
今回の話はHUNTER×HUNTER無料の少し前に思いついて一旦読み切ってから書こうと思ってた
しかしながら340以降は断片的にしか読んでなくて、細かいところに違いがあるかも
十二支ん入りと暗黒大陸行きを受諾し、組の引き継ぎ作業の最中に掛けられた電話は、クラピカの心情を揺るがしていた。
「気になる人間?乗船する人間でれば、私自らマークする。無駄な気遣いは不要────」
『いや...........【緋の眼】関連だ』
最初に気付いたのは、部屋の壁越しに鼓動の変化を逃さなかったセンリツだった。次に、ハンター兼組員。クラピカのあの異質なオーラを一度でも感じたことがあるのなら、もう忘れ難い。
そしてただの組員達。側から見てわかるほどに、あまりにも動揺を隠せない
クラピカが動揺する事は滅多にない。そんな時は、何か
確かに
確かに保持者を探し、聞いた。
それもハンター協会からの情報でさらに十二支んの1人、嘘はないと見て良い。
これで、漸く終わると思っていた
しかし────
「..........齟齬が無いように、もう一度確認する。そして、
─────それは緋の眼を所持している人間がもう1人いるという事、違いないか?」
しかし、念には念を
♦︎
「───────ここで待っていろ。大変申し訳ないが変な動きを俺が視認した瞬間、最低でも足は半分の長さで地に着くと思え。そういう命令でな、安全の保証をしてやれるのは頭と胴体で、動かせるのは口と鼻と眼球だけだ」
「.............................」
ノストラード組が秘密裏に所有する廃ビルの地下駐車場、その真奥。
ここは普段誰も入らないし近づかない。何かがある訳でもなければ、何かが残ることもない。そして出てくる人間がいるとするのなら、それは謎に近づき難く必ずスーツを着ている。例外は有り得ない
「今は何時なんだ?」
「......そろそろ、日を跨ぐ頃合いだ」
「おお、驚いた。かなり寛容なんだな」
「言っただろう、動かせるのは凡そ首から上だと。それ以外は別に咎めたりしないし、したくもない」
なるほど、と頷かんばかりの納得をする白衣と、ノストラード組員でありハンターに属する者だけがここにいる。無論、ここから出るのはスーツを着ている人間だけだろう。
♢
流れるネオンを横目に、ノストラード組員兼ハンター達は到着を近くに控えている。
「......ねぇ貴方、本当に───」
「いいや、分かっている。センリツ、バショウ。今回は我儘に付き合ってもらい感謝する」
「────だといいのだけれど、この事に気を使うことは無いわ」
「いいことよ 気にするなよ 本当に」
その口調に嘘は無い、が
「その口ぶりからするに、そちらにもあの男からの依頼か」
「おいおい、俺たちにも良心はお前の頭ほどはあるんだぜ」
「本心だとは分かっている。しかし集まる面子が気になってな」
今から向かう先────実質、クラピカが所有する廃ビルに集まるのは無論、ノストラード組員だ。しかし、その一人もがハンターライセンスを持っている。
「聞いた限りではあるが、相手がな それなりに特殊 用心と」
「それにこれは彼なりの謝罪よ。待機してる人を含めて4人とも、彼から個別で前金を受け取ってるの。一応建前の依頼はこなすつもりよ。事情聴取も、そしてその人のハントを
「......処遇は私達に任せるということか」
数刻前
『先に謝罪だ、大変申し訳なかった。あの場でまとめて話すのがベストだったかもしれない。しかし確定していない情報の共有は、有事の際を除き極力しないという私のポリシーだ。分かってもらえると助かる』
「............理解は示そう。だがそんな些事よりも、私の質問に答えろ。ミザイストム。仮にも私の為と思うのならな」
組員は皆、見慣れた光景だった。見える者は釣り下げられたチェーンを。見えない者は、その眼を。
クラピカがこのノストラードで活動を開始した時から、およそ三年前後。未だ青年期とは思わせない手腕で組を立て直し、十代とは考えられない風貌で緋の眼を集めてきた。
そして、決して相手は傷一つ見当たることもなく、眼を
そして今
「誰か来たな。貴方の仲間かな?」
「上だ」
「......なるほど。貴方も苦労を───いや、同類か」
見ても分からない。しかし見たらわかる。そんな気配を漸く白衣も感じ取れた。それが長時間、見ても分からないモノを纏う目の前の男と居たからか、今来た数人の影響かは定かでは無い。
「すまないが、水を持ってないか?ここに来てからそろそろ長くてな」
そんな些事を尻目に、先頭の金髪の青年が一言呈する
「お前が一番求めてる答えを言ってやろう。
「......初めまして。お初にお目に掛かる」
脳裏によぎるのは、あの頃のパイロ、そして同胞
全ては同胞のために。全ては仲間のために。
月並みな信念ではあるが、その覚悟は決して俗物だとは、誰も
今までもそうだ。今回も、そうだろう
♠︎
「話に入る前に、私の安全を保証してもらいたい」
クラピカが白衣の前に座ると早々と相手が口を出した
当たり前と言えば当たり前、しかも相手は目に見えてわかるマフィアだ
特に不自然さは感じられない。
僅かな鼓動を除いて
「私の持ち物は全てそこの方に渡してあるし、貴方達のような特殊能力も見えることはあっても持ち得ない。よって、私から貴方達に危害を加えることはない、口だけを動かすとここで誓おう。代わりに────」
安い誓いだと思った、しかしここでは誓いは誓いだ
念には念を、隣にセンリツを添えて、クラピカは
「一部は了承しよう。お前が誠実である限り、私達は安全を保障し耳を傾けてやろう。しかし何か悪意を感じることがあれば、その時点で強硬手段に出ることを辞さない。そして、質問には応えるがお前に出せる情報は少ない。これでお互い
「......いいや、これで
────一個人が一マフィアと対等に、だ。これ以上は望んでも望めない。
「では先ず、二択だ。サイトに出した眼。あれば本物か?」
右手を差し出し、ネットのオークションに映ったモノと同じ色を向けて問う
一番の疑問、一番の疑念、そして一番の問い
「......いいや」
「───っ」
「私が造った、贋作だ
贋作を持っているらしい。それと、製造方法をな』
♤
『ゼフィ=ルスト、出身不詳、年齢不詳、所属不詳、ここ数年の活動履歴不詳、研究者とはあるが真偽は不詳、流星街出身の可能性アリ。残念ながらそう珍しくもない。美術品の損害などの余罪の疑いアリ。ここまではハンターのサイトからであればよく見る個人情報だ。しかし────
緋の眼所持の疑惑アリ』
『発見経緯は有名なオークションサイト。ここは一般人も普通に利用するサイトで、審査を通らなければ出品はできない。その審査は公開されており信憑性があるもので、利用者からはかなり信用されている。まず、贋作は贋作だと判断されてからオークションに出される』
『問題となったのは、緋の眼の出品だ。先程言った通り贋作であれば贋作のレッテルを持って出品される。
しかし一つだけ、贋作のレッテルがない緋の眼があった』
勿論、鎖は揺れていない。しかしクラピカは────
『問題はここからだ。どのようなものであれ一定の価値を超えたモノはハンター協会にも直々に調査して評価をつける。緋の眼となれば無論な。そして不審な点もいくつか多かったが故に、それも含めて調査に乗り出した。結果、オークションサイトの画像からメールアドレスが見つかった。かなり精巧なモノで、並の機関では発見できないモノだ。後に直接聞いた話だが、一部我々協会の情報をその容疑者にオープンに教えた者がいるらしい。また改訂しなくては......』
『つまり、恐らく狙い撃ちされたんだろう。我々がな。全く、笑えない話だ』
♣︎
「────膠の保護膜がかなり上質なモノで、功を奏したのだろう。何製かは調べていないが、ほとんどホルマリン漬けと変わらない。そこからは金の問題だ。コツコツ頑張った。緋の眼の元となるDNAを抽出、タンパク質構造を確認し、誰も見向きをしないような他人の研究から活路を見出した。金も、一からの形成もな。そして誰もやらない理由が分かったよ。あまりにも道筋が分からないし、構造は似通ったモノを知っているが依然よく分からない。何故か培養だけ成功してな。私の場合、負けたとも、奇跡と言って良い」
「何故こんなことを?成功した時を見てみたいから、自分に従った。言ってしまえば達成感とか、そのあたりだろう。別に根っこからの研究者じゃない。ただ私は、根っこからの奴隷精神なだけだろう。好奇心のな」
声に虚偽はなく、鎖もまた揺れない。
依然、クラピカを除いては
「ではあの美術品損害は、我々の眼を抽出する為だと?」
「厳密にはクロマトグラフィーの後に抽出だが、その通りだ。確かに私の物でもなかったが、通報した者のでもなかった。つまり、あの時は時効もあって誰のものでもなかった。何故あんなことが罷り通るのか全く意味不明だ。」
白衣──ゼフィは、少しリラックスする体勢で、水を要求するジェスチャーをする
「採取するには多少躊躇したさ。そういったモノは多数存在するが、世界に二品とない絵画だ。クラピカ、貴方からすればゴミ同然とも思っていそうだが、あれは確かに凄い絵画だった。使ったモノに問題があるのはその通りだが......ああ、ありがとう」
感謝を述べると水を静かに勢い良く飲み干す。
つまり────ゼフィ=ルストは、行方不明だった
何故?
────好奇心
「実物も持ってきてある。私の荷物の一番下だ。カバンはゆっくり開いてくれ」
「.........何故?」
「必要だと思ってな。もしかして余計な気遣いだったか?」
「いや、見せてもらおう。その贋作とやらをな。貴様の腹の底もよく写ってそうだ」
「..............」
苦笑いとも取れない顔で、何かを理解する顔だ
それは、クラピカを知る人間であれば誰もが気になるあの癖
「それにしてもあなた、この状況でも落ち着いていられるのね。ああ、脅しではないわ。率直な感想よ」
「副業柄で、このような状況に遭うことがそれなりに多くてな。慣れてしまった」
「どんな副業でこんな状況に遭うってんだ?」
「......傭兵業」
────声に、鼓動に嘘はない。しかし、仮にとは言えど研究者が傭兵業?
「自衛が昇華して、金目的でそちらに移る者もよくあるらしいぞ」
「よくあって たまるかってんだ そんなこと」
バショウが肩をすくめて、この話は終わった
♧
「────この差は何だ」
液体漬けの瓶をゼフィの目の前に置く。何故なら、あまりにも不自然な差があるからだ。
それは形でもない、色でもない、跡でもない、精巧さでもない
────大きさ
二つの眼球は、大きさが異なっていた
「別に、一人から造った何て言っていないだろう」
「っだとしてもだ、何故片方がこんなにも
差、それは約6ミリ。
人の眼は、16歳で成長を果たし約6ミリ大きくなる。つまり、大人の目より6ミリ小さいということは────
「......そういうことだ」
「────────」
クラピカは、人体の収集や売買について否定はしていない。今まではただそういうものとしてこなして来た
クラピカ自身もやると決めていることなのも起因するかもしれない。しかしそれは弔いが故に。
否定はしてないが、収集、売買をする人間には露骨に嫌悪を示す。
そして、これらが行われる理由も理解はしたくないが、理解しきっていた。
遺伝子、レアリティ、ブランド.......
そういったものがエゴで価値を付与する、そんな世界だと
本をもらったてから読み進めたある日、これは確かにハントだとは思ったが、人の業でもあると思っていた。
そして理解させられたのは、世界一気高い職業である理由の一つに、ハンターは秩序を守る。それは表でも裏でも同じことだということ
ハンターは、人の悪意を否定しない
あの時のクラピカはこんな状況を、思いもしなかっただろう
そして今のクラピカもこの状況に対面して何を思うかは、何も想像できなかった
❤︎
『初めまして。私は出品者です。』
ミザイのメールアドレスに直接届いたメールだ
『何を取り引きに出している?』
メールのやり取りは画像で、クラピカに直接送られている
『緋の眼の製造方法を』
♡
「話は少し長くなるが、話せば分かってもらえるかもしれない。だからその
ゼフィ=ルスト
まーじでハンター向いてる。ちょっとオーラが見えるし、それなりに強いし、意外と知らない間にハンターと仕事してたりする
クラピカ
パイロとか同胞眼じゃなくて安心したけどそんな自分に嫌気さしてそう
だってまだ見つかってないってことだからね
ミザイストム=ナナ
ここはHUNTER×HUNTER。常識人から苦労していくのさ!
次はまとめ、回想、結論で終わり
気が向いて書けたら出しますぜ
今HUNTER×HUNTERで一番気になってる子はサンビカ=ノートン