イチカ「先生を襲うっす~」/やきそばの小説 イチカ「先生を襲うっす~」 作:やきそばVer2
原作:ブルーアーカイブ
タグ:BlueArchive 仲正イチカ 聖園ミカ 桐藤ナギサ 薬師サヤ 正義実現委員会のモブ ティーパーティーのモブ 先生(ブルーアーカイブ) 怪文書 コメディ 逆過酷もの
モブちゃん達もイチカの毒牙にかかります。
絶体絶命の先生の運命やいかに。
ごめんイチカめっちゃキャラ崩壊させちゃった。
でも君に喰われるなら本望だ!
【救護騎士団詰所】
「サヤさん、わざわざありがとうございます。」
ネズミの耳の生えた生徒、薬子サヤはそう答えた。
「いいのだ。また何かあったらいつでも言うのだ。」
救護騎士団から頼まれていた薬の配達を終え、サヤは上機嫌にそう答えた。
「さて忘れ物はない...いやちょっと待つのだ。」
「遊び半分で作った、僕様特性超強力媚薬がないのだ!」
「どこだ?どこでなくしたのだ?このままだと先生が危ないのだ!」
ご都合主義的な薬をなくしたサヤの叫びが、トリニティの空に響き渡った。
【裏路地】
「何すかこの瓶。」
黒い羽黒セーラーの少女、仲正イチカは謎の瓶を拾い上げた。
「なになに、特性栄養ドリンクって書いてあるっすね。」
「ちょうど喉が乾いてるし、いただくっす。」
イチカは特にためらうことなくその瓶の中身を飲み干した。
(なっなんすかこの感覚?体が暑いし、くすぐったいっす♡)
謎の感覚に襲われ、体の内から強い衝動が湧き上がった。
「誰でもいいから襲うっす。」
災厄の狐ならぬ災厄の堕天使と化し、イチカの暴走が始まった。
【ティーパーティーの会議室】
「以上が次の謝肉祭の企画内容の詳細です。」
「お疲れ様ナギサ。」
「ナギちゃんの話終わったことだし、お茶会の続きしよ☆」
ナギサ、ミカ、そして先生の三人での会議が一段落し、しばしの休憩を取ることになった。
ふとナギサがティーカップを手に、こうつぶやいてしまった。
「今日みたいな平和な日が続くと良いですね。」
「ナギちゃんそれフラグ。」
「ミカさんは心配しすぎで」
そこまで口にしたところで、ドアが勢いよく開く。
「ナギサ様、ミカ様大変です。イチカさんが辺りの生徒を見境なく襲っています。」
「グハッ」
「ナギちゃん!」
思わず、ナギサは手にしたティーカップを取り落とす。
ナギサのスカートと床に紅茶が広がる。
「一体どういうことですか?」
驚きつつも、ナギサが尋ねる。
「それが、原因はわからないですが、現在正規実現委員会が対処にあたっています。」
行政官が答える。
「とにかく増援を送って対処してください。」
「承知いたしました。」
ナギサの命令を受け、行政官が小走りで退出する。
「平和な時間終わっちゃったね。ナギちゃん。」
「またトラブルですか~」
ナギサの心からの叫びが虚しく響いた。
【トリニティ中心部の広場】
「はわわわわわ」
「〇〇ちゃん。前から美味しそうだな~って思っていたんっすよ」
「△△ちゃんも美味しかったっすし、〇〇ちゃんのお味はどうっすかね?」
正義実現委員会の所属の私は、憧れだったイチカ先輩に壁ドンされていた。
普段だったら喜ぶところだったが、今はそんな余裕はない。
近くには制圧された他の委員が倒れている。
それも制圧された後に性的に喰われたようで、体をビクンビクンと震わせている。
(ハスミ先輩達がいてくれたらよかったのに)
そう思ったが、先輩たちはちょうどトリニティを離れていた。
不運を嘆きつつ立ち向かったものの、この有様である。
「〇〇ちゃん頂くっす」
「はわわわわ」
食べられる(性的に)と思った矢先、イチカ先輩の表情が変わる。
「そういえば、先生は今どこにいるか知ってるっすか?」
予想外の質問に警戒しつつ答える。
「言うなといわれてま」
「ここ弱いの知ってるっす~」
「あん♡」
「早く答えるっす~」
「ティーパーティーと一緒にいます。だから先輩助けて!」
「感謝するっす~。先生の居場所がわかったことだし、心置きなく〇〇ちゃんを食べられるっす~」
「えっ♡いやー!」
こうして解き放たれた猛獣は、先生の元へと歩めを進める。
【ティーパーティーの会議室】
「最終防衛線突破されました!この部屋に到達するのも時間の問題です!」
絶望的な報告が行政官から告げられるなか、先生のスマホの通知が鳴った。
スマホを確認すると、サヤからモモトークであった。
「先生!大変なのだ!僕様がお遊びで作った媚薬を落としたのだ!」
「それも間違えて特性栄養ドリンクのラベルを貼って!」
先生はすぐに返信した。
「詳しく教えてくれる?」
「多分裏路地を通った時に落としたのだ!」
「一応聞くけど、どういう効果の薬なの?」
「周辺にいる生徒がとても魅力的に感じるようになるのだ!それも性的に食べたくなるくらいに!」
「ちなみに、気になる異性がいた場合、何が何でも襲うようになるのだ!」
「あと飲んだ生徒の神秘を大幅に強くする効果もあるのだ!」
「効果は1時間くらいで切れるから、そこまで長くないのだ!」
「サヤ教えてくれてありがとう。あとでお説教ね!」
「ひどいのだ!」
「ちなみに落としたのはいつ?」
「50分くらい前なのだ。」
そこまでトークのやり取りをしたとき、ドアの外から銃撃戦の音が聞こえてきた。
「なっここまで強いとは!」
「やっやめ、あん♡」
「こっちにこな、いやん♡」
「ティーパーティーも、なかなか美味しいっすね〜」
銃撃戦はすぐに止み、嬌声が聞こえてくる。
サヤの話は本当だったようだ。
(襲うってやっぱりそっちの意味だったか~)
「ミカさん!」
ナギサが叫ぶ、と同時にドアが破壊される。
「先生やっと見つけたっす~」
「ようやくメインディッシュの時間っすね~」
突っ込んで来るイチカの前に、白い何かが入り込む。
「あはははは☆先生を食べていいのは、お姫様の私だけじゃんね☆」
入り込んだのはミカだった。なんかミカも不穏なことを言っているような気がする。多分気のせいだろう。
多分。
「あなたじゃ私をとめr」
「邪魔っす。」
開眼したイチカの一撃でミカが倒れる。
「なっミカさグハッ」
「うるさいっす。」
ついでに、近くにいたナギサを一撃で葬り、イチカがこちらを向く。
(おいおい、あのミカが一撃でやられるだと!どんだけ強い媚薬なんだよ!)
先生がそう思ったとき、既に行動は終わっていた。
「先生捕まえたっす~」
気がついたらイチカが、先生の上に馬乗りにないた。舌なめずりの音も聞こえる。
(やばい喰われる)
その時だった。イチカの目に浮かんでいたハートが消えた。
「あれ?私何してたんでしたっけ?」
どうやら、媚薬の効果が切れたようだ。
「イチカ後で説明するから、とりあえずどいて。」
(危なかった。危うく先生を辞めるはめになるところだった。)
しかし正気を取り戻したはずだが、イチカはなぜかどかなかった。
「なんかよくわからないっすけど、これはチャンスっすね~」
「イチカ何を言っ」
「前から先生を襲おうと思ってたんすよ~でもなんとか我慢してたんっす~」
「でもいつの間にか、取り返しのつかないことをしたみたいっすか~。」
「〇〇ちゃんとか、△△ちゃんとかの後輩も、食い散らかしちゃったすから~」
「他にもたくさんの生徒を食べちゃったすから〜」
「だから先生一緒に地獄堕ち、いや天国に昇るっす~」
「イチカやめ」
「やめないっす♡」
その日、キヴォトス中に先生の絶叫が響き渡った。
後日、先生は責任を取ってイチカと結ばれたという。
なお不本意とはいえ、生徒に手を出した先生はクビになることを覚悟していた。
しかし、事態を見ていたナギサ達が連邦生徒会に直訴した。
「クビにするなら全面戦争を起こす」と脅し、かろうじてクビは免れたという。
おしまい。