山海経製の媚薬を飲んだイチカが、邪魔する生徒を片っ端から食い散らかして(性的に)先生の元へ向かうSSです。
モブちゃん達もイチカの毒牙にかかります。
絶体絶命の先生の運命やいかに。


ごめんイチカめっちゃキャラ崩壊させちゃった。
でも君に喰われるなら本望だ!

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第1話

【救護騎士団詰所】

「サヤさん、わざわざありがとうございます。」

ネズミの耳の生えた生徒、薬子サヤはそう答えた。

「いいのだ。また何かあったらいつでも言うのだ。」

救護騎士団から頼まれていた薬の配達を終え、サヤは上機嫌にそう答えた。

「さて忘れ物はない...いやちょっと待つのだ。」

「遊び半分で作った、僕様特性超強力媚薬がないのだ!」

「どこだ?どこでなくしたのだ?このままだと先生が危ないのだ!」

ご都合主義的な薬をなくしたサヤの叫びが、トリニティの空に響き渡った。

 

 

【裏路地】

「何すかこの瓶。」

黒い羽黒セーラーの少女、仲正イチカは謎の瓶を拾い上げた。

「なになに、特性栄養ドリンクって書いてあるっすね。」

「ちょうど喉が乾いてるし、いただくっす。」

イチカは特にためらうことなくその瓶の中身を飲み干した。

(なっなんすかこの感覚?体が暑いし、くすぐったいっす♡)

謎の感覚に襲われ、体の内から強い衝動が湧き上がった。

「誰でもいいから襲うっす。」

災厄の狐ならぬ災厄の堕天使と化し、イチカの暴走が始まった。

 

 

【ティーパーティーの会議室】

「以上が次の謝肉祭の企画内容の詳細です。」

「お疲れ様ナギサ。」

「ナギちゃんの話終わったことだし、お茶会の続きしよ☆」

ナギサ、ミカ、そして先生の三人での会議が一段落し、しばしの休憩を取ることになった。

ふとナギサがティーカップを手に、こうつぶやいてしまった。

「今日みたいな平和な日が続くと良いですね。」

「ナギちゃんそれフラグ。」

「ミカさんは心配しすぎで」

そこまで口にしたところで、ドアが勢いよく開く。

「ナギサ様、ミカ様大変です。イチカさんが辺りの生徒を見境なく襲っています。」

「グハッ」

「ナギちゃん!」

思わず、ナギサは手にしたティーカップを取り落とす。

ナギサのスカートと床に紅茶が広がる。

「一体どういうことですか?」

驚きつつも、ナギサが尋ねる。

「それが、原因はわからないですが、現在正規実現委員会が対処にあたっています。」

行政官が答える。

「とにかく増援を送って対処してください。」

「承知いたしました。」

ナギサの命令を受け、行政官が小走りで退出する。

「平和な時間終わっちゃったね。ナギちゃん。」

「またトラブルですか~」

ナギサの心からの叫びが虚しく響いた。

 

 

【トリニティ中心部の広場】

「はわわわわわ」

「〇〇ちゃん。前から美味しそうだな~って思っていたんっすよ」

「△△ちゃんも美味しかったっすし、〇〇ちゃんのお味はどうっすかね?」

正義実現委員会の所属の私は、憧れだったイチカ先輩に壁ドンされていた。

普段だったら喜ぶところだったが、今はそんな余裕はない。

近くには制圧された他の委員が倒れている。

それも制圧された後に性的に喰われたようで、体をビクンビクンと震わせている。

(ハスミ先輩達がいてくれたらよかったのに)

そう思ったが、先輩たちはちょうどトリニティを離れていた。

不運を嘆きつつ立ち向かったものの、この有様である。

「〇〇ちゃん頂くっす」

「はわわわわ」

食べられる(性的に)と思った矢先、イチカ先輩の表情が変わる。

「そういえば、先生は今どこにいるか知ってるっすか?」

予想外の質問に警戒しつつ答える。

「言うなといわれてま」

「ここ弱いの知ってるっす~」

「あん♡」

「早く答えるっす~」

「ティーパーティーと一緒にいます。だから先輩助けて!」

「感謝するっす~。先生の居場所がわかったことだし、心置きなく〇〇ちゃんを食べられるっす~」

「えっ♡いやー!」

こうして解き放たれた猛獣は、先生の元へと歩めを進める。

 

 

【ティーパーティーの会議室】

「最終防衛線突破されました!この部屋に到達するのも時間の問題です!」

絶望的な報告が行政官から告げられるなか、先生のスマホの通知が鳴った。

スマホを確認すると、サヤからモモトークであった。

「先生!大変なのだ!僕様がお遊びで作った媚薬を落としたのだ!」

「それも間違えて特性栄養ドリンクのラベルを貼って!」

先生はすぐに返信した。

「詳しく教えてくれる?」

「多分裏路地を通った時に落としたのだ!」

「一応聞くけど、どういう効果の薬なの?」

「周辺にいる生徒がとても魅力的に感じるようになるのだ!それも性的に食べたくなるくらいに!」

「ちなみに、気になる異性がいた場合、何が何でも襲うようになるのだ!」

「あと飲んだ生徒の神秘を大幅に強くする効果もあるのだ!」

「効果は1時間くらいで切れるから、そこまで長くないのだ!」

「サヤ教えてくれてありがとう。あとでお説教ね!」

「ひどいのだ!」

「ちなみに落としたのはいつ?」

「50分くらい前なのだ。」

そこまでトークのやり取りをしたとき、ドアの外から銃撃戦の音が聞こえてきた。

「なっここまで強いとは!」

「やっやめ、あん♡」

「こっちにこな、いやん♡」

「ティーパーティーも、なかなか美味しいっすね〜」

銃撃戦はすぐに止み、嬌声が聞こえてくる。

サヤの話は本当だったようだ。

(襲うってやっぱりそっちの意味だったか~)

 

「ミカさん!」

ナギサが叫ぶ、と同時にドアが破壊される。

「先生やっと見つけたっす~」

「ようやくメインディッシュの時間っすね~」

突っ込んで来るイチカの前に、白い何かが入り込む。

「あはははは☆先生を食べていいのは、お姫様の私だけじゃんね☆」

入り込んだのはミカだった。なんかミカも不穏なことを言っているような気がする。多分気のせいだろう。

多分。

「あなたじゃ私をとめr」

「邪魔っす。」

開眼したイチカの一撃でミカが倒れる。

「なっミカさグハッ」

「うるさいっす。」

ついでに、近くにいたナギサを一撃で葬り、イチカがこちらを向く。

(おいおい、あのミカが一撃でやられるだと!どんだけ強い媚薬なんだよ!)

先生がそう思ったとき、既に行動は終わっていた。

「先生捕まえたっす~」

気がついたらイチカが、先生の上に馬乗りにないた。舌なめずりの音も聞こえる。

(やばい喰われる)

その時だった。イチカの目に浮かんでいたハートが消えた。

「あれ?私何してたんでしたっけ?」

どうやら、媚薬の効果が切れたようだ。

「イチカ後で説明するから、とりあえずどいて。」

(危なかった。危うく先生を辞めるはめになるところだった。)

しかし正気を取り戻したはずだが、イチカはなぜかどかなかった。

「なんかよくわからないっすけど、これはチャンスっすね~」

「イチカ何を言っ」

「前から先生を襲おうと思ってたんすよ~でもなんとか我慢してたんっす~」

「でもいつの間にか、取り返しのつかないことをしたみたいっすか~。」

「〇〇ちゃんとか、△△ちゃんとかの後輩も、食い散らかしちゃったすから~」

「他にもたくさんの生徒を食べちゃったすから〜」

「だから先生一緒に地獄堕ち、いや天国に昇るっす~」

「イチカやめ」

「やめないっす♡」

その日、キヴォトス中に先生の絶叫が響き渡った。

 

 

後日、先生は責任を取ってイチカと結ばれたという。

なお不本意とはいえ、生徒に手を出した先生はクビになることを覚悟していた。

しかし、事態を見ていたナギサ達が連邦生徒会に直訴した。

「クビにするなら全面戦争を起こす」と脅し、かろうじてクビは免れたという。

 

おしまい。


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