とある異世界にはゴブリンと呼ばれるモンスターが存在した。この世で最も数が多く、小さな体と醜い顔、そして子供よりは立派で、大人よりは悪い知性を備えた下劣だと人々から唾棄されるモンスターである
 
そんなゴブリンの中に、ある日異質な存在が生まれた
 
人を含めて肉ならなんでも食らうはずなのに人だけは頑なに食べず
 
本来読み書きをはじめとした勉学などというつまらないことをしないはずなのに本を読み、文字を書く
 
穴があれば何でも犯すはずなのに、ただの一度も生き物を犯したことがない
 
そんなゴブリンの中にあって異質で異常な存在……その正体は異世界に転生してしまった哀れな元人間であり、主人公たる【彼】の物語である
 
この物語は、ゴブリンとして第二の生を歩み始めた彼の視点で進む、異世界冒険譚である
 
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