カストロは最強だ。
 私がそれを証明する。


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カストロダブル問題:最終回答

 

 

『さぁ───いよいよです‼︎ ヒソカ選手V.S.(バーサス)カストロ選手の大決戦っ‼︎』

 

 

 いよいよだ、と(カストロ)は想う。

 二年前、カストロは目の前の男──ヒソカ=モロウに敗れ、洗礼を受けた。

 それをキッカケにカストロは念能力に目覚め───()()()()()()()()()()()()()()

 

「感謝するよヒソカ。お前の洗礼がなければ、私はここまで強くはなれなかっただろう。……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「………………? 何の話かな♣︎」

 

 男は『HUNTER×HUNTER』のファンだった。

 男は噛ませ犬(カストロ)の結末を知っていた。

 

 カストロはヒソカに敗れ、殺される。

 理由は単純だ。

 カストロは能力選びを間違えたのだ。

 

 念能力には系統がある。

 放出系、強化系、変化系、操作系、具現化系、特質系。

 それぞれの系統には相性があり、相性が悪い能力は習得が困難になる。

 

 カストロは武術の達人であり、天性の資質は強化系。

 しかし、彼が選んだ念能力は()()()()()()()()()()()()()()。それも、分身を我が身のように操る操作系も含んだ複雑高等能力。

 具現化系も操作系も強化系のカストロとは相性が悪く、彼は才能のほとんど全てを苦手な能力の習得に費やしてしまった。

 

 ヒソカの言葉を借りるならば、容量(メモリ)の無駄遣い。

 『原作』のカストロは能力選びに失敗したが為に死んだ。作中ではそう語られる。

 

「悪いがヒソカ、出し惜しみはなしだ。私は全身全霊をかけて、お前という(うんめい)を乗り越える」

「イイね……それでこそだ❤︎」

 

 カストロは両手を構える。

 ヒソカもまた、油断なくカストロを見つめる。

 

 直後。

 審判は叫んだ。

 

 

「始め‼︎」

 

 

 その瞬間、ヒソカは目を見開く。

 視界の中で(カストロ)の姿がぼやける。

 ──否。否である。それは幻でも見間違いでもない。

 

 つまり。

 (カストロ)が発動した念能力とは──

 

 

「くっくっく♦︎ ()()()()()()()()()()❤︎」

()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 ──あえての分身(ダブル)

 『原作』と寸分違わぬ念能力。

 容量(メモリ)を無駄遣いする誤った能力選び。

 

(いいや、違う)

 

 しかし、(カストロ)は心の中で叫ぶ。

 

(間違いなどではない。無駄遣いなどではない。(カストロ)は間違えていなかったのだとッ、この(カストロ)が証明する‼︎)

「───虎咬真拳(ここうしんけん)!」

 

 ボンッ‼︎ と。

 背後からの一撃で、ヒソカの右腕が弾け飛ぶ。

 ダブル、だけではない。視界に映る二人と背後からの一人。

 

「トリプルか……♠︎」

()()()()()()()()()

 

 分身(ディカプル)

 それが(カストロ)が編み出した念能力。

 

『これはどういう事でしょうか⁉︎ なんとカストロ選手が十人に分裂‼︎ クローン人間か──⁉︎』

 

 実況と共に客席がざわめく。

 十人のカストロが、ヒソカを囲んで立っているのだから。

 

「私は念によって私の分身を九体作り出す。たかが十倍と思ったか? 違う。完全に通じ合った私達の力は百倍にも千倍にも跳ね上がる!」

 

 瞬間、カストロ達が殺到する。

 数が厄介なのではない。

 たかが十人、そこらの素人が集まってもヒソカは脅威に思わない。

 

 けれど、カストロが十人だ。

 掌を虎の牙や爪に模して敵を切り裂く虎咬拳(ここうけん)は、達人ならば大木を真っ二つにする事も可能。

 カストロが念やオーラを習得していない二年前の虎咬拳(ここうけん)ですら、一度はヒソカをダウンに追いやった。ましてや念を習得したカストロの拳は、ヒソカでさえ防ぐ事はできない。

 

『ヒソカ選手避ける避ける! 右腕を失ったとは思えない軽やかな足取りで、十人のカストロ選手の攻撃をもろともしません!』

(正確には避けるしかない、と言うのが正しいけど……♣︎)

 

 一撃でも攻撃を受けて足が鈍れば、十人分の拳がヒソカを喰い殺す。

 虎咬真拳(ここうしんけん)。そのままのネーミングではあるが、確かに完成した拳法と言えるだろう。

 

(武術は二年前よりも強くなった♦︎ それは認めよう❤︎ でも、念に関しては──期待ハズレだよ♠︎)

 

 具現化系・操作系、『分身(ディカプル)』。

 自分と寸分違わぬ実力を持った分身を生み出す能力。

 確かにそれは強力な能力だが……強化系が選ぶには誤った選択肢だ。

 

 カストロがもしも強化系でなければ、更に別の能力──例えば、分身と自身の位置を入れ替えるなど──を活用できた。

 しかし、カストロは苦手な具現化系と操作系の能力を習得するのに、自身の才能の大半を浪費している。

 

 そうだ。

 強化系が分身を生み出す能力を習得するなど、非効率にも程が───

 

()()()()()()()()()……♣︎)

 

 その時、ヒソカの脳裏に疑問が過ぎる。

 通常、強化系は具現化系や操作系に向いていない。

 分身を生み出そうとしても、どうしたって限界がある。

 

 ましてや、カストロはたった二年前に念能力に目覚めばかりの素人。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()……?)

 

 

 数十を超える拳の交錯の中で、ヒソカとカストロの目が合う。

 驚愕を込めた視線に、カストロは笑って返した。

 

 

()()()()()()()()

()()()()()()()()()()()()()()……‼︎」

 

 

 (カストロ)は『分身(ディカプル)』を理解していた。

 分身を生み出す念能力は強化系にとっては弱い。『原作』でよく知っている。

 しかし、それを理解した上で選んだのは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「強化系に必殺技はいらない。強化系は基礎的な能力で他の系統を上回っている。ならば、私が考えるべきは複雑な念能力ではない。()()()()()()()()()()()()()()

「つまり……❤︎」

「そう、つまり──『分身(ディカプル)』の強みとは人数が増える事ではなく、身代わりにできる事でもなく、()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 十人のカストロが鍛錬をすれば、十倍の速度で成長できる。

 つまり、二年の時を経たカストロは──()()()()()()()()()()()()()()()()()()‼︎

 

 無論、カストロは初めから九体の分身を生み出せた訳ではない。

 最初は一体だけだった。才能溢れるカストロと言えど、苦手な系統の念能力では上手くいかない。

 だが、その時点で成長速度は二倍。そして苦手な系統とは言っても、カストロ自身が成長すれば少しずつ念能力も成長する。

 

 ダブルはトリプルに。

 トリプルはクアドラプルに。

 カストロが成長すればするほど分身数は増え、分身数が増えるほど成長速度も速くなる。

 つまり、カストロの成長速度は指数関数的に速くなるのだ。

 

(『原作』の(カストロ)とこの(カストロ)の違いはたった一つ。『原作』の知識──()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 『原作』のカストロに師はおらず、彼は独学で念能力を習得した。

 手探りの状態では鍛錬も難しく、念やオーラという言葉を見つけるのすら難しかっただろう。

 故に、彼は『分身(ダブル)』に至るまでに二年かかった。

 

 けれど、この(カストロ)は違う。

 彼には『原作』の知識があった。

 彼は念やオーラを既に知っていた。

 つまり、初速において(カストロ)は優れていた。

 だからこそ、すぐに『分身(ダブル)』に手が届き、成長速度の倍加という恩恵に与る事ができた。

 

 そうだ。そうなのだ。

 カストロは能力選びを間違えたのではない。

 ただ時間が足りなかった。まだまだ続く道の途中で、完成したと思ってしまっただけのこと。

 

「我が二十年の重みに敗れろ! ヒソカ‼︎」

 

 十人の一斉攻撃。

 とうとう回避にも限界が訪れたのか、一体の分身の虎咬拳(こうこうけん)がヒソカの太腿を僅かに裂く。

 

 

 ()()()()

 ()()()()()()()()()()()()()()

 

 

「──虎咬爆拳(ここうばくけん)!」

『おおッと⁉︎ ヒソカ選手の左足が爆発! これでヒソカ選手はもう走り回れない──⁉︎』

 

 明らかな異常。

 何らかの能力を使ったとしか思えない破裂。

 けれど、その考えをヒソカは即座に否定した。

 

(能力ではないね♦︎ 彼の容量(メモリ)は『分身(ディカプル)』に喰われている❤︎ 他の念能力を習得する余裕はない♣︎)

「……ああ、そうか♠︎ ()()()()()?」

「ご明察!」

 

 水見式。

 それはオーラの系統を調べる方法。

 葉っぱの浮いた水に手を近づけ『(レン)』を行うと、水や葉っぱに系統に準拠した異変が起こる。

 

 そして、強化系の場合は()()()()()()()

 これは水だけではなく、コーヒーなどの飲料物にも起こる事が確認されている。

 つまり、純粋な水ではない液体──()()()()()()()()()()()()()()

 

 虎咬爆拳(ここうばくけん)とは、攻撃の瞬間に相手の血を増量する技。

 血液を水見式のように反応させ、内側から血管を破裂する。

 

『ヒソカ選手っ、動きを止めた──‼︎  これは決まったか──⁉︎』

 

 観客席から見て、勝敗はもう決まっていた。

 ボロボロのヒソカと無傷のカストロ。

 どちらが勝つかなんて分かりきっている。

 

 しかし、カストロは誰よりもヒソカを信じている。

 故に、最大限の警戒を込めて拳を振るう。

 

「まずはお前の四肢を奪ってからだ、ヒソカ……‼︎」

 

 虎咬真拳(ここうしんけん)

 右足だけで立つヒソカを、十の拳が襲う。

 頭や首の防御には成功するが、右腕と左足に加えて左腕までもが食い破られる。

 

 

 ────()()()

 

 

(何だ、手応えが──)

 

 

 (カストロ)の思考が止まる。

 それも当然だろう。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

()()()()()()()()❤︎」

 

 

 ()()()()

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「がっ、」

「キミが本体だろう?」

 

 それは『原作』でも語られていた弱点。

 分身は通常の自分を思念力(イメージ)で再現するものであるため汚れない。戦闘時間が経過するほど、分身と本体の違いは明らかになる。

 (カストロ)はこの弱点を克服していなかった。あるいは、強化系のカストロには克服が難しい弱点だったのか。

 

 脳が揺れる。

 (カストロ)の体は痺れたように動かない。

 そして、(カストロ)に呼応するかのように九体の分身もまた消え失せる。

 

「念によって分身を作り出すには高い集中力が必要。一撃でも攻撃を受けてはならないのは、ボクだけじゃなくキミもだった♠︎」

 

 傍目には(カストロ)が一方的に攻撃をしていたように見えたかもしれない。

 けれど、実際には(カストロ)もギリギリの戦いだったのだ。

 

 (カストロ)の『分身(ディカプル)』における最大の弱点は、少しでも集中できなくなると使えないこと。

 確かに(カストロ)は無傷だったが、それは裏を返せば、一撃でも受けると負けると分かっていたからだ。

 

 ならば、後は簡単。

 それを見抜いたヒソカは、相手の虚を突いて一撃を当てれば良いだけなのだから。

 

(そう、か。左腕は……()()()()()()()()()()()()

 

 (カストロ)は『原作』を思い出す。

 ヒソカの念能力は二つ。

 自分のオーラにガムとゴムの性質を与える『伸縮自在の愛(バンジーガム)』と、紙などにあらゆる質感を再現した見た目を写し出す『薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)』。

 

 絡繰(トリック)は単純。

 (カストロ)が食い破る以前に、ヒソカは自らの左腕を裂いていた。

 その上で傷口をハンカチで覆い、自身の念能力──『薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)』で覆い隠したのだ。

 

 理由は一つ。

 ただ、(カストロ)の動きを一瞬止めるためだけに。

 

 そして、狙い通り(カストロ)の思考が止まった瞬間、左腕を繋げていたオーラを伸縮。

 『伸縮自在の愛(バンジーガム)』を貼り付けた左腕を鞭の要領で撃ち出し、本体の顎に目掛けて飛ばした。

 

(本当は彼の体にも『伸縮自在の愛(バンジーガム)』を取り付けたかったけど、それは出来なかった♦︎ (カストロ)の目を誤魔化す事は難しそうだ❤︎)

 

 ドドドドドッ‼︎‼︎‼︎ と。

 ヒソカのトランプが(カストロ)に突き刺さる。

 左腕のオーラは先ほどの一撃でカストロの顎に付着し、左腕から飛び出したトランプを『伸縮自在の愛(バンジーガム)』で引っ張ったのだ。

 呆気ない幕切れ。(カストロ)は大量の血を流して地面に倒れる。

 

(まだ息はあるね♣︎ そうだ、次のキミに期待し──)

「だめ、だ。……ヒソカ、最後までやるぞ」

「──────ッ‼︎」

 

 しかし、(カストロ)は立ち上がる。

 『分身(ディカプル)』を失ってもなお、痺れる体に鞭を打つ。

 突き刺さるトランプは、体に纏ったオーラで凌いでいた。

 

「言った、だろう。『分身(ディカプル)』は……鍛錬のための、能力だ。たとえ今使えずとも、二十年分の鍛錬が私にはある……‼︎」

「……そうだね♦︎ キミの言う通りさ♠︎」

 

 ヒソカは笑った。

 体が痺れ、能力が封じられようと、敵は二十年間鍛錬を重ねたに等しい強化系。

 対するヒソカは能力こそ使えるものの、両腕を失って片足を負傷した状態。

 

 戦いはここからだ。

 だから、ちゃんと。

 

 

「──最後まで()ろうか❤︎」

 

 

 直後。

 男と男の、衝突があった。

 

 

 

 

 

 

「キミは素晴らしい敵だった……❤︎」

 

 血が出ていない所がないくらいの大怪我。

 両手片足が使えないヒソカは、這うようにしてリングから退場する。

 

「お疲れ。随分と苦戦したみたいだね」

「…………。ああ、マチ……♦︎」

「あんた自分で呼んだこと忘れてたでしょ」

 

 マチはヒソカがあらかじめ呼んでいた念能力者。

 少女はヒソカの千切れた腕を拾うと、糸に変化させたオーラ──『念糸(ネンシ)』で血管・骨・神経・筋肉などを繋ぎ合わせる。

 

「見事だね……❤︎」

「あんたに忘れられる程度の腕だけどね」

「それは仕方ないさ♣︎ 彼があまりにも素晴らしかったからね……❤︎」

 

 ヒソカは過去に興味がない。

 そんな彼でさえ、(カストロ)の名は忘れないだろう。

 

 それほどまでの衝撃。

 あえて不得意な系統に挑むという選択。

 (カストロ)はヒソカの常識を塗り替えたのだ。

 

「そう、何でも良いけど。お金はもらう、か……ら────」

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()‼︎

 

 

「な、に……これは──ッ」

「ははは……‼︎ キミはそこまで──」

 

 マチの手が止まる。

 ヒソカの笑みが深まる。

 

 ズズズ……‼︎ と。

 リングの中心で死んだはずの(カストロ)からオーラが湧き出る。

 

「馬鹿な……‼︎ あの男はあんたが確実に殺したはずでしょ⁉︎ 死んだ後にオーラが──」

「──()()()()()()()❤︎」

「…………っ⁉︎」

 

 念能力は、使い手が死亡した後に発動する事もある。

 そして、深い恨みや未練を持ったまま死ぬとその念はおそろしく強く残る。

 

 では、(カストロ)の未練とは?

 彼が遺すとすれば、それはどんな念なのか?

 ──そんなもの、決まっている。

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 『分身(ダブル)』。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 ダブル。あるいはドッペルゲンガー。

 一説によると、出会えば死ぬと噂される存在。

 けれど、この瞬間においては因果が逆転している。

 

 ダブルと出会って死ぬのではない。

 死んだからこそ、ダブルが生まれる。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。それこそが『分身(ダブル)』。

 

(しかも、このカストロは前よりも更に強い……‼︎)

 

 オーラを見るだけで分かる。

 ただの同一存在ではない。

 元よりも強くなって再誕したカストロだ。

 

 そもそも、カストロという男の念能力は自己愛から来るものだった。

 自分(カストロ)を愛する人間だからこそ、分身(カストロ)を生み出す具現化系の能力に目覚めた。

 分身が汚れまで再現できないのは能力としての限界ではない。(カストロ)にとって汚れた自分を自分(カストロ)と認めたくないが為のものだった。

 

 故に、(カストロ)が再現する自分というのは理想の自分(カストロ)

 現在よりも強い自分(カストロ)となって、『分身(ダブル)』は生まれ変わる。

 

「限界か、ヒソカ?」

「…………そう、見えるかな?」

「いや、いい。何も応えるな。……そうだな、これで引き分けとしよう」

 

 死にかけのヒソカを見下ろし、生まれ変わったカストロは笑う。

 

「前回は私の負けだった。しかし、今回は私の勝ちだ」

「一回死んだのに……?」

「生き返っただろう。だからノーカンだ」

「………………」

 

 屁理屈のようだがヒソカは反論しない。

 今から戦えば、敗色濃厚だと自覚していたために。

 

「これで一勝一敗。だから次だ」

「──────」

()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 それは情けの言葉ではなかった。

 カストロにとって重要なのはヒソカを殺す事ではなく、ヒソカに勝利すること。

 本当の意味での勝利を掴むため、決着を延期しようと言っているのだ。

 

 時間はカストロに有利する。

 二年でここまで登り詰めたカストロは、時間を与えると更なる強さを得るだろう。

 それを理解した上で、ヒソカは笑って答える。

 

 

「次はボクが挑戦者(チャレンジャー)だね……❤︎」

「その時はフロアマスターとしてお前を出迎えよう」

 

 

 





既存の念能力の強化フォームってオリジナル念能力か……?

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