なんか、今までのターンがカルピスの原液で原作は超希釈されてるという感想を頂きましたが、原作のターンも濃くなる様に頑張ります。
原作キャラクターのエミュが難しくて納得がなかなか行かなくて禿げそうでした…
そして、推薦入試試験の日を迎えた僕とリトル・エイダとミナである。
アカシック・レコードでは、まずは筆記試験、実技は個性有りきで走り抜ける障害物マラソン、最後に面接だった筈、実技は空中での妨害があったとしてもシャンタクで行けるな…ホークスよりも速度出るし大気圏突破も突入も可能だし。
確か、推薦入試合格組はA組だと「轟焦凍」君、「八百万百」さん、B組だと「取蔭切奈」さん、「骨抜柔造」君………後は轟君と一悶着あって合格だったにも関わらず士傑高校を受け直した「夜嵐イナサ」君だった筈だ。
おそらく実技は6人ずつだからもしかしたら一緒になるかもしれない、そんなワクワクする予感がした………その時までは。
…………僕は超・機神大戰の破嵐創造とか碇ゲンドウとかヘッドとかのくっだらねー理由で世界を滅ぼす系のぶっ飛んだ毒親に慣れすぎていて、もっと世間から見たらショボいが家族から見たら立派な害悪という等身大の毒親………エンデヴァーが「ナンバーツーはおろかスリーに転落した時に誰をストレス解消のサンドバッグにするか」を考えていなかったのである。
「相変わらず雄英の門は大きいねぇ、アーム・スレイブくらいなら通れそうじゃない?」
「冗談を言えるくらいリラックス出来てて何よりだ、主」
「ここが雄英なんだね!お父さん!!」
リトル・エイダとミナがそう言った瞬間、周囲にちらほらいた受験生からギョッとした気配が漏れた………いや、試験前に平常心を失って大丈夫?
僕は一旦リトル・エイダとミナと別れ、案内されるままに筆記試験会場に入り、お守り代わりのオールマイトペンを片手にいざ!筆記試験に臨むのである。
うん…最後は必ず暴力で解決するシュリュズベリィ教授の陰秘学科の講義やシュウ・シラカワ博士の「コレが理解出来なかったら貴方の知性はゼゼーナン以下です物理学講座」、後は解説大好き真田志郎さんの量子力学講座、イネス先生となぜなにナデシコ〜受験生の皆頑張って!!編〜、をあの戦争の間も真面目に受けてて良かったよ。
なんかこうしている間にも脳内BGMがトロワさんのテーマことなぜなにナデシコになってるし、なんか問題解くのが楽しくなって来た!(気力+10)
そして、名前を書いたかどうか、マークシートはズレてないか、解答の見直しをキチンとしてチャイムが鳴ったので席を立つ、ベストを尽くせたので良し。
次は実技試験なので別室に待機していたリトル・エイダとミナと合流して控え室に入る、マギウス・スタイルの展開は直前で良いだろう。
………しかし、控え室の空気は控えめに言っても最悪であった、原因は紅白のヘアカラーを持つ少年、轟焦凍君である。
彼の発する冷気とか生やさしいモノじゃないむしろ暗黒闘気(プレッシャー)が控え室を侵食して他の受験生を圧迫しているのだ。
まぁ、ゲッター聖ドラゴンやマジンガーZEROと相対した僕からしたら微風だけど………だが、アカシック・レコードの轟君っていくら体育祭前でもここまで拗らせが酷くなかった気がする、お節介になるけれど後で話し掛けてみようか………
そして、僕らの番が来たのでプレゼントマイクの「3キロの障害物マラソンだ!個性を駆使してゴールしろ!!」という説明を聞いて、マギウス・スタイルを展開して並んで(ここで周囲の受験生からどよめきが起こった)、いざ!ヨーイドン!!
術者によって姿が変わるシャンタクを白いマント型に展開、両肩に妖精さんモードのリトル・エイダとミナを乗せて、OFAの「浮遊」の恩恵も受けつつ空中に飛び上がり、最短ルートを駆け抜けて行った。
空中にはおそらく飛行する受験生を邪魔するのであろうドローンも浮遊していたが、瞬時にロイガー&ツァールを展開し連結・投擲、進路上の障害物を破壊しクリアして行く。
そして、数秒でツツがなくゴール。振り返ると他の受験生はまだ始めの方であった。
『15番!最初にゴール!!他の受験生も続け〜!!!』
プレゼントマイクの声が響き渡る中、他の受験生を思わず観察するが………まさしく個性的だ、ただ相変わらず轟君はプレッシャー…いやこれは深い憎悪、しかも何故かそれは僕に強く向けられていて隣を走る(飛行する)の夜嵐君を氷で圧倒している。
そして、僅差で轟君と夜嵐君がゴール、夜嵐君はいきなり大声で「うわー!!流石はナンバーワンヒーロー!!!速いし凄いな!!!」とキラキラした顔で僕に駆け寄って来た。
「あんたナンバーワンヒーロー・デクっスよね!素朴な疑問で悪いんですがもうナンバーワンで免許もあるのに雄英に通うんスか!?」
「うん、いきなり免許だけ貰ってもやっぱり駄目だよ、ちゃんと勉強して実績を積まないとね!そのつもりで受験したんだ」
「謙虚な姿勢っス!痺れるっス!!まさしくナンバーワンの心構えっスね!!!」
「………ふざけるな」
まさしく熱血漢!な夜嵐君と話していると、地獄の底を這う様な憎しみを纏った声がしたのでそちらの方を見ると轟君がこちらを睨みつけている。
「お前のせいで姉さんも俺もアイツの憂さ晴らしと功名心を満たすための道具にされてるんだ…!!」
「なんすかあんた、感じ悪いっスよ!」
「良いよ、夜嵐君。轟君は僕が向き合わなくちゃいけないんだ」
僕は真っ直ぐに轟君に向き直り、「まずはこの後、僕を憎む理由を君の口から詳しく話を聞かせて欲しい。僕はナンバーワンヒーローとして逃げも隠れもしない!!」と彼の憎しみで曇ってしまっている瞳を見つめて宣言する。
実際の所、話してみないと分からない………ちゃんと話し合えば解決する筈だったのに拗れた事案なんてあの超・機神大戰にはそれこそ沢山あったし、アンドレイさんの様に実の親を殺してしまった者、総士君の様に親友を脱走に追い込んでしまった者、リディさんやラウダさんみたいに危うく過ちを犯すところだった者など具体例はスラスラ浮かぶ。
個性を使うのもそうだけど、荒んだ心でモビルスーツやファフナーに搭乗する事はこれ以上なく危険なんだよ!!
クアンタムバーストが無い以上、僕に出来る事は話をちゃんと聞いてあげる、その上で言葉を尽くす、これに限る。
(ただし、インベーダー筆頭に侵略者はレムリア・インパクトだ…)
これには轟君も怯んで、さっと目を逸らして「言質取ったからな…」と言い残して次にある面接試験に挑むために更衣室で着替えに行く様だ。
僕らも更衣室に向かう、夜嵐君は「あいつ…同じっス…!」と何やら呟いていたが。
そして、面接試験もしっかりこなして試験は全て終了!!
「ふぅ、結構緊張したな。でもネバンリンナが地球滅亡の寸前にアーケイディアを25体出して来た時よりはマシだったね」
「主、比較対象がおかしいと思う」
「お父さん感覚狂ってない?」
そうして、雄英の門の前で迎えに来たウェスパシアヌスさんが車を待たせてくれておいたため、僕は轟君を待ってから出て来た彼に「乗りなよ」と声を掛けた。
「僕に積もる話や個人的な事情があるんだろう?クタニド…宇宙戦艦でみっちり聞くよ、美味しいお茶もあるんだ」
「…………」
轟君は警戒していた様だったが、後部座席に座ってくれたのでウェスパシアヌスさんはドアを閉めて車を発進させた。
「大導師出久よ!我はひとたびハンドルを握るとノイマンマニューバをやってみたくなる!」
「ウェスパシアヌスさんはクリッターがあるんだからそっちでやってください、ノイマンマニューバは自動車でやるもんじゃないですよ」
僕らは新たなるお客さんを載せて帰路に着くのであった、轟兄弟の奇妙な再会まであと数時間。
碇ゲンドウ「エンデヴァーとやらが毒親界にエントリーする様だな…」
破嵐創造「奴は世界に貢献するタイプの毒親…毒親力たったの5!ゴミめ…」
ヘッド「浮気も世界滅亡もしない毒親界の面汚しだな!馬鹿馬鹿しい」
シンジ「毒親界の面汚しなら真人間だよ…」
万丈「愛情とやり直そうという気があるなら充分じゃないか!」
タクト「奥さんにずっと一途で浮気しない時点でマトモだよ!」
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