エンデヴァーが原作よりも毒親気味になっている描写があります、エンデヴァーファンの方は自衛をお願いします。
低評価爆弾くらったけれど、めげない・しょげない・泣かない!!!
作者は書きたいものしか書けません、ご了承の程をお願い致します。
宇宙戦艦クタニド、その中で、白を基調とする宇宙戦艦内部でありながら品の良い調度品で飾られた貴賓室のテーブルとソファーで対面する僕と轟君なのである。
既にお茶が淹れられ、お茶受けにはパリンと割れる光子力せんべいと翠色が綺麗なゲッター琥珀糖、エアリアルフレッシュトマト味がおしぼりと共にテーブルに出されているが轟君は手をつけずに複雑な顔をしている。
「宇宙戦艦の割におもてなしは地球の日本基準なんだな」
「船員は地球人がほとんどだし、君は日本人だからね。宇宙グローバル時代のおもてなしは相手の出身星と国に合わせるのがマナーなんだよ」
「そういうモノなのか、宇宙もグローバル時代なんだな」
僕の解説を素直に受け止める轟君、アカシック・レコードで見る限りは彼は俗に言う天然タイプであった。
渚カヲルさんとかELSはね…地球人に友好的で地球人側になるべく合わせようという配慮は感じられるんだけど………うん、コミュニケーションって難しいね!!!(彼らのやらかしを見ながら)
フェストゥムやバッフ・クランは………あまり思い出したくない!!でも外なる神よりは遥かにマシ!!!(比較対象)
とにかく、僕はイノベイターでもエスペラントもないし歌も上手くないし歌舞伎を昔やってた訳でもないけれど、目の前の轟君と対話…コミュニケーションするべく心と言葉を尽くすのだった。
すると、轟君もポツポツと轟家の事情を話してくれた………話し方とか燈矢さんにやっぱり似てるなぁ。
自分はエンデヴァーの息子であること。
エンデヴァーは極めて上昇思考が強く、常に自分の上を行くオールマイトが目障りで仕方なかったこと。
自分ではオールマイトを超えられないと悟ったエンデヴァーは個性婚で自分より優れた後継者を産み出そうとして、そうやってエンデヴァー曰く最高傑作として産まれたのが末っ子の自分であったこと。
幼い頃から虐待まがいの………いや、虐待そのものの個性訓練をずっと受けて来たこと。
そして、そんな歪み切った家庭で母は壊れてしまったこと。
「お前の左側が醜い、そう言って母は俺に煮え湯を浴びせた。親父はそんな母を精神病院に隔離して既に亡いモノとして扱っている」
「…………」
「お前が隕石落下を防いでナンバーワンヒーローになってから、親父の訓練という名の虐待はより苛烈になった。「お前はどうして炎を使わないんだ」「俺はスリーに下落したからお前をナンバーワンにしてやる」「あの子供に出来るならばお前にだって出来る」………親父はそう言いながら俺を殴るようになった」
「君も炎を使えるのかい?」
「これは使いたくねぇ、アイツ由来の力なんて反吐が出る」
轟君はそこまで一気に語って喉が渇いたのか、ちょうど出されたお茶を口にした、僕も一口いただく。
「とにかく、親父のあまりの暴虐に普段は失敗作の烙印を押されて訓練の時は隔離されてた冬美姉さんが止めに入ってくれたんだ。しかし、あのクソ親父は必死に縋り付いた姉さんを「邪魔だ」と一言で切り捨てて壁に叩きつけた、そのせいで姉さんは頭を強く打って入院する羽目になった………それを見た夏雄兄さんは家を出ちまって今も帰って来ない」
「………それで僕を憎む様になったのか」
「ああ、逆恨みなのは理解してる。お前のおかげで地球は救われた…だけど、俺も俺の家族も救われてねぇ、お前さえいなければってどうしても思っちまうんだ」
「………」
僕はひたすらに「自分が救ったつもりで取りこぼしてしまったもの」を直視させられている、ネロさんの言ってた「この世界は僕の帰還のせいで滅茶苦茶」とはこういう事か。
僕はアカシック・レコードで実はエンデヴァーは家族を…特に焦凍君をこよなく愛する親バカで、償いたい、また家族としてやり直したい、と思っている事を知っている。
それに奥さんの冷さんの事を深く愛しており、浮気行為は一切してない、これは某ブリタニア皇帝やカミーユさんやショウさんの家を知る僕としては素晴らしい人格者だと思う(だから比較対象!)
だが、それを表に出し始めるのは体育祭以降だという事、今の轟君達から見れば毒親でしかない………ならば僕に出来る事は!!
「ネロさんいるかい?」
「きしし、困ったら誰かの手を借りる事も必要だよ!デク君は良い子だねぇ…!!」
禁断のアカシック・レコード、脳内撃ちである………いやね?僕1人で何とか出来ないと思ったら他者の手を借りる、あの超・機神大戰で学んだことである。
必要な時しか姿を見せないネロさんも今が必要な時だと判断した様だ、ネロさん曰く「前の大導師は面白味が無かったけれどデク君は見ていて面白いからお気に入り、高評価といいねつけちゃう!」との事だ、どこまで信じていいのやら。
これはズルという意味でのチートだが、人を救えない正道よりは救える邪道ってルルーシュさんとイオリア・シュヘンベルクも言ってた!(言ってない)
いきなり脳内にアカシック・レコードを叩き込まれた轟君は頭を抱えて苦しそうにしばらくしていたが、しばらくすると「一体これは…!?」と尋ねて来たため「僕がナンバーワンにならなかったifの世界の未来の記憶だよ」と答える。
「………色々、衝撃的だし飲み込めねぇ事は沢山あるが、あのクソ親父は俺たちの事をあんなんでも愛しているってのか…?」
「そうみたいだね、今はナンバースリー云々で荒れてるだけで、そのうち落ち着くとは思う。ただ、不器用なだけなんだよ」
「その不器用さに俺たちは散々傷つけられて来たんだぞ………燈矢兄さんだってヴィランになってるし親父のスキャンダルがヒーロー社会崩壊のきっかけになる!」
「そんな轟君に会って欲しい人がいるんだ」
僕は艦内呼び出し放送で燈矢さんを呼び出す、数分後、現れた燈矢さんであったが本人も轟君も驚愕していた、こうして見ると似てるなぁ。
「焦凍…!?お前、なんでここに…!!」
「燈矢兄さん…!?ヴィランになったんじゃないのか…!」
ここで、僕は轟君に「君のお兄さんはAFOの手に堕ちる前に僕が保護して雇用していること」、燈矢さんには「轟君やエンデヴァーが今どうなっているか」、話の擦り合わせを行ったのだ(燈矢さんにはアカシック・レコードを教えてないから話さない様に轟君に頼んだ)………すると空気は一気に重くなった。
「あのクソ親父………拗らせ過ぎだろ…」
「正直なところ、燈矢兄さんが死んだって思ってるから意固地になって俺に皺寄せが来てる」
「子供に出来る限りのものを渡したいってのは良い親だけど、エンデヴァーはあくまで「自分の夢」を子供に押し付けているだけだからなぁ…目の前に居るのに相手…轟君を見ていないんだよ」
お茶のおかわりをポットから燈矢さんの分も注ぐ、すると轟君が「燈矢兄さんは家に戻らないのか?」と尋ねていたが燈矢さんは「俺はナンバーワンヒーローのサイドキックをやってるぞ!ってクソ親父を見返して煽りたいんだよ、それに今帰ってもあのクソ親父は変わんねぇよ…」とNO!を示した。
なお、僕は餅は餅屋という事で轟一家の家庭問題を世界的教育者にして偉人、根津校長に相談した………ホウレンソウは大事だし子供は大人を頼って良いんだよ!
すると、「本来ならば児童相談所案件だけどおそらくヒーロー公安委員会に握りつぶされるだけなのさ。だから、ひとまず炎司君と焦凍君の距離を離して安全地帯に逃すべき、クタニドで一旦保護してあげて欲しいのさ」と言われたため、焦凍君はしばらくクタニド預かりになった。
根津校長も雄英入学に必要な書類とかは僕と焦凍君の分をまとめてクタニド宛先にしてくれた、僕はこっそりと轟君の家にニンジャステルスで忍び込み彼の荷物を取りに行く事となる。
なお、焦凍君はカエサルさんの「毒親が出て来るロボットアニメ視聴会」を燈矢さんとやってちいかわみたいな泣き声をあげていた、やっぱりいきなりエヴァはキツいよね。
焦凍「わァ…ァ…」
カエサル「あれれ、アイサツ代わりに
Zガンダム
聖戦士ダンバイン
リーンの翼
コードギアス
無敵鋼人ダイターン3
新世紀エヴァンゲリオン
STAR DRIVER 輝きのタクト
を見せたら泣いてしまいましたね!」
燈矢「加減しろ馬鹿野郎!!!」
出久「エヴァはコミックス版の方がキツいよ?」
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