ご都合主義展開!!
轟家救済で良いんでしょうか…
なんか、出久が出歩くとネームドに出会うのはスパロボ補正という事で。
地理関係は考えないでください。
「ごめんねぇ、出久に荷物を持って貰っちゃって」
「いやいや、母さん。2年も僕は母さんを悲しませたんだ、少しでも親孝行しないと旧神の罰が当たるよ」
「まぁ、旧神は仕方ないとはいえ育児放棄してるが」
トレーニングと勉強の合間に僕とリトル・エイダは母さんと一緒に買い物に出掛けていた、マチュさんやハサウェイさんは悪い見本!!
そんな中、通りすがりのベンチに具合の悪そうに俯いている男の人が居たので一応警戒しつつもリトル・エイダに母さんを任せて近寄って声をかける、ヒーローというか人間として当たり前だよね。
(僕の理想の世界はライジングお婆さんみたいに皆がなれる世界というか、誰もが困っている人に手を差し伸べられる世界だ)
声をかけたらこのお兄さんすごい火傷だ…!もしかしたらヴィラン犯罪に巻き込まれた人かもしれない!!
これは病院…いやクタニド行きだな、僕は火傷の人に「もう僕が来たから大丈夫です、ちゃんと治る安全な場所に連れて行きますから」と言ってリトル・エイダに迎えを呼んで貰おうとした。
しかし、お兄さんはいきなり個性なのか青い炎を出して来た…ので反射的に旧神の印で防ぎお兄さんの意識を刈り取り鎮圧、習ってて良かったミストさん流暴徒鎮圧術。
するとリトル・エイダが「主、この者はアカシック・レコードに出ていた荼毘ではないか?」と声を上げる、言われてみたら確かに!!
とりあえず、迎えの車を用意してくれたブラックロッジのメンバーに母さんと荷物を家まで送ってもらい、僕は荼毘を抱えてシャンタクを展開してクタニドまで戻るのであった。
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「ナハブさん!急患です!!」
「よし、医療ポッドに入れるのじゃ、ブラウン・ジェンキン!スタンバイ!!」
「グランドマスターのナチュラルボーンヒーローは筋金入りだな、つまりハードボイルドってことだよ」
宇宙戦艦クタニドの船医こと稀代の大魔女ソロール・ナハブさんと使い魔のブラウン・ジェンキンは手慣れた様子で医療ポッド………具体的に言うとガンダム 00のアレを想像してもらいたい………に僕から荼毘を受け取り素早くポッドに移しメディカルチェックをしてから再生医療に入った。
いやね、宇宙空間で下半身が吹っ飛んだサーシェスが完治するくらいだ、このくらいなら数日で治る、とナハブさんは直ぐに診断を下した。
「それにしてもグランドマスターは相変わらずお人好しでお節介じゃ…全ての人間がお主の救いを求めている訳じゃあないくらいとっくに知っているだろうに」
「それでも手を伸ばすが故に出久は新生ブラックロッジのグランドマスターたり得るのだ、ナハブよ。お前もそういうところが気に入ってついて来たんだろう?」
「使い魔の癖に生意気じゃぞ!」
「なにぶんハードボイルドなものでね」
主人と使い魔の何時もの漫才めいたやりとりを眺めつつ、僕は荼毘を保護した事をちゃんと関係者にホウレンソウするのであった。
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そして、数日後。
焼け爛れた皮膚は正常に戻った荼毘…いや、まだヴィラン堕ちはしていない筈だから轟燈矢さんと僕は面会が出来たのだった。
「何で俺を助けた?」
「困っている人を助けるのに理由は要らないと思ったからです」
「………」
黙り込んでしまう燈矢さん、僕は「何があったか話していただけませんか?力になれると思います」と根気強く声をかける。
すると、燈矢さんはポツポツと身の上を話してくれた………
(大体アカシック・レコードで知っているけれど)
自分は実は数年前に焼死したことになってるエンデヴァーの実の息子であるという事。
だが、父親は個性婚で成功作の焦凍を産ませて自分を無かったことにした事。
母親は金目当てで最初から愛情なんかない事。
それでも父親に見てもらいたかったから個性を暴走させて山火事を起こしてしまった事。
昏睡から目覚めて謎の施設を脱走し自宅に帰ったが既にあった自分の位牌と虐待される末っ子を見てもう全てがどうでも良くなってしまった事。
「俺は所詮何者にもなれない失敗作だったんだよ」
「………そんな燈矢さんに見てもらいたいものがあります、デスティニープランっていう失敗した社会政策なんですけどね」
そして、僕は研修中だったトガさんも呼んで「デスティニープランにまつわる戦い(種運命)」の総集編を見せるのであった。
「遺伝子でその人の適職を決める…一見良い政策に見えますが、落とし穴があるんです」
次に僕は「ファウンデーション王国の自作自演で核の炎によって焼かれる人々」「超文明ガーディムの末路」を映した、トガさんも燈矢さんも頭コズミック・イラな鬼畜の所業や傲慢さにドン引きしている。
「遺伝子で全てが決まるという事は『生きている価値』『なりたいもの』すら他人に支配されてしまう恐ろしいディストピアなんです」
「これが俺にどういう風に関わる…?」
「トガさんと燈矢さん、2人は何か好きなものありますか?」
「えーと、好きな人の血とボン太くん?」
「…………蕎麦」
「じゃあ、ボン太くんグッズに関わる仕事やお蕎麦屋さんになっちゃえばいいじゃないですか!遺伝子………個性なんかに縛られる必要なんてありませんよ!!」
「「!?」」
無個性だった僕は強い個性を持つヒーローに憧れていた、しかし、あの超・機神大戰を経て「いくらヒーロー向けの力を持っていたとしても無理矢理ヒーローになる必要はない、それをやったら僕達はデスティニープランを肯定する事になってしまう」という考えに至ったのだ。
実際の所、才能が向いているからといって適職を押し付けると考えると「のび太くんを兵士無理矢理、徴兵する」「無個性の人々を生きている価値無しとして虐殺する」みたいな事が罷り通るということになってしまう。
僕はファウンデーション王国や超文明ガーディムにはなりたくはない!!!
「トガさんだってカァイイボン太くんグッズを沢山作る仕事に就いて世界を自分の好きなカァイイで満たして良いんです」
「それは…素敵です!」
「燈矢さんだって何もヒーローにならなくたって美味しいお蕎麦屋さんになってエンデヴァーを見返してやれば良いじゃあないですか、そうすれば家族皆んながあなたの美味しいお蕎麦を通じてあなたを見てくれます!」
「………考えた事も無かった………見てもらいたいたくてもヒーローにならなくたって良いのか………」
そこで、ナハブさんにドクターストップ……… 燈矢さんはまだ病み上がり、なので僕らは退室する。
後日、退院した燈矢さんは………
「サイドキックと従業員を募集してるんだろ?ナンバーワンヒーロー!」
本人曰く「助けられた恩は返す」……僕のサイドキック候補が更に増えたのであった。
(燈矢さん曰く、恩返しが第一だが万年ナンバーツーの息子がナンバーワンヒーローのサイドキックに就いている、という状況でエンデヴァーを見返して煽りたいらしい、本当に良い性格してるよ)
出久は無個性だったためデスティニープラン云々には思うところがありまくる模様。
「のび太君の適職が兵士」って言うのはデスティニープランを否定する分かりやすい例ですよね。
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