セリフ言わせる【[]】だけで4文字行くんだけど!
アンディカの街を歩く覇鎌達
兎人族のキアラからアンディカの様子を歌にした話を聞いていた
【[自由都市ね……碌に統治する者が居ないのもやはり問題だよな]】
「凄いとこだね」
【[ん?ナイズ危ねぇぞ]】
「うわぁ!」
飲食店から叩き出された人物と衝突しかけたナイズの肩を引き寄せて避けさせる。
叩き出された人物は店の店主と思わしき人物にフライパンで尻を叩かれていた
【[無銭飲食かね…店主自ら暴力で解説とは…]】
「弱肉強食って感じだね♪」
「だな。まあ、俺は嫌いじゃ無い」
覇鎌は街行く人達の顔を見る
皆んなが笑顔でいる。子供も大人も。
三人はこの街の様子を見て悪く無いと答える。だが、国を仮にも統治する覇鎌はこの無法状態に目眩がしてしまう気持ちに駆られた
力無き者は自由が無いからだ。子供も痩せこけた大人も自分より力のある大人を前には自由は無い
それも生まれ持って富豪の連中相手じゃ正しく。
法が無いから、自由になれるのは力のある者だけ。
法が無いように見えてその実態は富豪共を軸にした生活と言うだけ
そんな状況に鎧ごしで街を見ていた覇鎌本体は苦い顔をした
【[子供が笑顔ね…]】
「ねぇ」
【[ん?]】
声をかけて来たミレディがくるりと体を回して此方を見る
覇鎌は嫌な予感がする中でミレディの次の言葉を待った
「三人とも!アンディカに来たなら行くしか無い所があるでしょ♪」
「「?」」
【[…]】
四人がやって来たのは煌びやかな光を放つこの街最大の
「カジノか…ミレディも思い切った事するね」
「それでも付き合ってあげるお前もお前だけだな。アカム様みたいに来なくても良かったんだぜ」
「ぐっ…」
「オーくん!ナっちゃん!お待たせ!」
「「!!」」
現れたミレディはまさに何処からの国のお姫様を思わせるような雰囲気を醸し出していた。ミレディ自身黙っていれば美人なのだから当然と言えば当然なのだ
勿論女性に免疫がない二人はおどおどする
「ふふふ!わかる!わかるよ!ミレディちゃんの美少女っぷりにドキドキしちゃったんでしょ!んん?ふふ!じゃあ!行こ!」
一人勝ちしようとするミレディになんとか仕返しがしたいオスカーは覇鎌がいつもしているような対応をしてみた
「ミレディ」
「んん?」
「先ほどの君は文句なしの淑女だった。ドレスも良く似合ってるよ。お姫様かと思った程だ」
「え!?/////そ、そっか…ありがと」
「やったな!オスカー」
「アカムさんの真似をしてみた」
「な!もう、行くよ!二人とも!」
覇鎌は【[俺は鎧で中に入るつもり無いから他行っとく。だが、遅かったら迎えに行ってやる]】と言って軍資金を手渡ししてくれた
それとナイズとミレディはこの手の事は恐らく弱いからとオスカーだけ多く渡している
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他の三人と別行動をする覇鎌は目的の聖女の情報を集めていた。
すると覇鎌の本体の方にアインスから連絡が入った
【[ん?アインスどういたんだい?]】
「アカム様…何者かがシュレイド王国に侵入しました」
【[わざわざ俺に報告しに来たってことは…]】
「はい。私と同じく使徒です」
【[そうか、わかった。場所は?]】
「大規模農園のある北側の地点です」
【[国力を削ぐのが目的か…?わかった。首都シュレイドの鎧を動かす。街に被害が出ないように気をつけるが念の為結界をヘスティアと協力して張っていてくれ]】
「了解しました」
首都シュレイドの祭壇に置かれた真紅の鎧に意識を移す
目の部分にうっすらと光がともると、鎧が動き出した
カシャン…カシャン…
【[行くか!]】
覇鎌がポツリと呟くとその姿がフッと消えた
覇鎌の視界が変化し、情報にあった地点へ一気に移動した
するとすぐにこの国の者では無い気配を感じ取った
そこに居たのは神の使徒と魔人族数名
【[……殺されに来たのか?]】
「我が神は貴方に心底お怒りです」
【[ふん!俺の前に現れず、ずっと怯えて隠れてる奴の発言とは思えないな]】
「……私達は国力を削ぐ事を第一の目的として言い渡さらました。そして裏切り者の始末」
【[それと俺の戦闘データか?]】
「!!」
【[何も見せねぇよ!]】
使徒が気がついた時には既に目の前に迫っていた覇鎌。連れて来た者達は誰も反応出来ていない
「くっ!退避を…っ」
【[さて、こいつから伸びる繋がりはエヒトのかな?これを辿れば奴の居場所がわかると]】
「あ……え?……」
使徒が逃げようとした時には既に首と体がおさらばしていた。使徒は自身の体が見える事を理解できなかった。最後に見たのは覇鎌が私から伸びるエヒト様との繋がりを見ている所だった
【[それで…お前らはどうするんだ?]】
「!!」
【[構えを取って…本当にそれで良いのか?ん?お前ら…魔人族じゃ無いな。何者だ?]】
連れて来られた者達が魔人族では無いと気付いた覇鎌はその者達に問う。目を見合わせて抵抗する事を諦めたのか代表と思わしき人物が話始めた
「我々はこの世の最強と謳われた誇り高き竜人族。私はその長であるアドゥル・クラルスだ」
【[ほう。最強の種族ね…それで?何故この国を攻め(攻めたのかな?)…ようとした?]】
「我々は他の種族を守護する存在としてエヒト様に従っている。それで弱き存在を脅やかす存在を国…シュレイド王国を攻めるようにと告げられたのだ」
【[お前らはそのお告げを疑わずに鵜呑みにしてここに来たのか?]】
「我々からすればエヒト様を疑う選択肢は無かった」
【[そうな風に真っ直ぐ言われると弱ったな。はあ…もう、面倒だからさっさと帰ってくれ。俺はお前らにあんま興味ないんだ])
「我々の首を取らないと?】
【[気分だ気分。ちょっと忙しいからさっさと帰ってくれ。じゃあな!]】
ミレディ達の事もあるので早く戻りたくて途中で面倒臭くなり投げやりな返答をして竜人族達を帰した。
後に真剣に話しとけば良かったと覇鎌はミレディ達の元に戻ってから後悔した
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アンディカの鎧に意識を戻した覇鎌は三人がまだ集合場所に戻って来ない事を知るとカジノへと歩みを進めた
するとカジノの中が騒がしくなっており覇鎌は外に居た人物に声をかけた
【[ん?カジノが騒がしいな。すまない]】
「うお!ハンター?な、なんだい?」
【[何をそんなに騒いんでいるんだ?]】
「あ!そのことか…ほら、あそこで大負けしているお嬢さんとそのお嬢さんに泣きつかれている連れだよ」
【[あ?なんだよ誰か大負けしたのかよ……って!ミレディ達じゃねぇか!]】
「!あんたの連れか?」
【[ああ、そうなんだよ。すまんな、通らせてくれ]】
大泣きしてオスカーにある事ない事言っているミレディに近付きゲンコツを喰らわせる
「あ"!……」
「あ!アカ【[しっ!俺の名は口にだすな]】っ!」
「何ですか?貴方もこのお嬢さんの連れですか?ならキッチリ借金耳を揃えて返して下さいよ」
【[ん?いくらなの?]】
「こちらです……」
【[oh……………まじかこいつ。まあ、払えるけど]】
「なら【[ただ、折角来たんだ。俺も賭け事をしよう。それでこの金額分稼ぐ]】本気か?てめぇ」
【[良いからさっさと相手紹介してくれよ]】
「なら私が相手しよう」
覇鎌を相手にすると言ったのは丸々と太った豚…では無く人。薄気味悪い笑みを浮かべたそいつを見た瞬間覇鎌は魔法によるイカサマを見抜いた。だが、そいつの挑発を受けてドカリと席に着いた
【[始まる前に一つ]】
「ん?」
【[イカサマを見つけた瞬間…お前の指を折る]】
「!!」
【[じゃあ、始めよう]】
「…」
やるゲームはポーカー
覇鎌はミレディが背負った借金を返す為にする
相手がカードを配って行く
鮮やかな手捌き、相手に俺に相手に俺に相t
ボキッ!!
「ぎゃァァァァ!!!」
「なんだ!何で指を折った!」
オスカーが突如相手の指をへし折った事に驚き問い詰める。だが、相手の手元は既にイカサマをしようとしていたのだ
【[良く見ろよ。そいつが今相手に配ろうとしたカードは上から二番目…本来相手に行くカードは一番上のはず。つまりこのカードは俺のカードのはずだ]】
「ぐっ!!」
【[セカンドディールとは中々やり手だな]】
「このガキ!」
【[残念だが、俺の方があんたより長く生きてる。それとすまない誰かカードを代わりに配ってくれ。じゃなきゃフェアじゃないからな]】
先程、外で話していた人が名乗りを挙げて配ってくれた。
配られたカードの内容を見る
【(ジャックとキングのツーペア強いのは間違いない。だが、スリーカード以上の物が相手が持っていれば勝てない…)】
「……」
相手は指を折られ脂汗を流しているが余裕の笑みを浮かべている。
そして奴の指からは魔力を感じる
【(既にイカサマをしている。配ってくれる人と繋がってるとは考え辛いが…カードへのマーキングと言ったところか…強いカードを狙ってチェンジ。ミレディを泣かせたと言う訳か)】
【[チェンジしてくれ、3枚だ]】
「ああ」
チェンジしたカードは何も揃ってないカード1枚とジャック2枚
新たにやって来たカードはキング1枚と3が1枚4が一枚だった
【(フルハウスにはならなかったか…ただ…キングのスリーカード。さあ、相手はどうする?)】
「3枚プラスで賭ける」
【[コール]】
「ふふ!勝負だ!」
6♠️|6❤️|6♦️|6♣️|5♠️
13❤️|13♦️|13♣️|3♣️|4♠️
【[6のフォーカードか……中々良い手札だな。余程運が良いみたいだな…]】
「ふふふ!なに、貴方の運も中々ですよ」
「ちょっと負けてるじゃん!勝てるの?!」
【[ボロ負けしたミレディは静かにしてろ]】
「っ……」
【[さあ!次だ]】
再び配られるカード
相手は配られた内容を見てニヤニヤとしている
覇鎌も一目内容を見てそのままカードを伏せた
「一枚チェンジだ」
「…」
「ん?どうしたんだい?あまりにカードが弱くて諦めたのか?」
【[俺はこれで勝負する]】
覇鎌は伏せてからチェンジを一切する事なく
背もたれに体を預ける
「!?(馬鹿が!俺の魔力でマーキングした強いカードはお前の手元には無いのはわかってい…!魔力が消えている!見えない!どれが強いカードなのかわからない!これでは奴のカードが強いのかすらわからん。だが、俺のカードはストレートフラッシュ!これに勝てるカードは一つだけ!そんな物揃う筈がない!!勝てる!負けるなどあり得ない!)」
【[あ!オスカーそろそろ終わるからナイズを連れ戻して来てくれ]】
「え!?…はい」
「そろそろ終わるだと?やはり諦めた…!?」
【[ふんふんふ〜ん♪]】
視線を覇鎌に戻すと1メートルを超える武器を持っていた
「ぶ、武器だと!!お前何処から持ち込んだ!」
【[武器?ちげぇよ、ただの竹光だよ。切れ味なんてないよ]】
「は!?(いつのまにかあんな大きな物を手元に!そうか、声掛けたのはここの全員の視線を逸らすため!いや…まて、あれだけ短い時間であれを持ってこれるならカードのすり替えも…)」
ダン!
【[俺は今あるコインを全て賭ける。つまりミレディが借金した分と同じ金額だ!]】
「なぁに!!」
ざわざわ…
「あ…ぁあ…」
【[さあ、どうする?賭けるか?賭けないのか?]】
「はあ…はぁ…」
【[あ!そうだ]】
「あぁ…?」
【[連れがイカサマで世話になったからな。借金分を回収出来たらイカサマをした罰として折れるのは指だけでは済まないぞ]】
「はぁ、あ…あぁお!お前!そんな事して許されると!」
【[ここは自由の都市アンディカなんだろ?ならイカサマするのも自由だがバレた以上。そのしっぺ返しを受けるのもお前が悪いんだろ?]】
「ひっ!……あぁ……ぁ…ごほぉ!うぅ…」
ドクン!ドクン!ドクン!
「う…うあぁぁぁぁぁ!!」
【[……逃げたか。ゲームの放棄と言う事は俺の勝ちだな]】
うおぉぉぉぉぉ!!!!
【[!!]】
「やった!やった!!」
「流石です!」
「…心臓がヤバいよ。めっちゃバクバクしてる」
ミレディの借金は無事帳消しにし、有り金を溶かしカジノの女性に群がられていたナイズも救出した
この日を堺にイカサマで有名だった富豪の男は二度とカジノに顔を出す事は無かった。
気付いた人は気付くと思うけどポーカーのシーンはジョジョのダニエルJダービー戦を元に書いてます
こんな賭け描写始めて書いたぞ。書いてたら楽しくなって来ちゃって、4800文字超えちゃったよ。ああ、楽しかった
アカムの鎧強い方
・通常時で使う鎧よりも高い身体機能
・溶岩の操作(大規模、国をまるまる沈められる)
・ナイズの真似事(国内の範囲なら制約なしで自由に転移が可能)
・決められた地点で座禅を組むと結界を張る(動かすと効果がなくなる)
・ソニックブラストを使える(本体が放つ物よりは低威力)
・魔法に対する絶対耐性
まあ、こんなもんかな。
純粋な戦闘力は本体の方が上だけどやれること多いのは鎧の方
まあ、国から滅多に出せないって言う縛りがあるからこんなふざけた性能にした